4月に退院するにあたって、今までのような車椅子ではなくリクライニング機能のついた車椅子の方がいいのではないかということで、ケアマネさんや福祉用具の業者さんに相談してお借りすることにしました。
ですが、ところがどっこいこれが大変でして
外から家の中に入ったり、家の中を移動するにも大きすぎてあちこちぶつける始末家が壊れるぅ~
もうちょっといいものはないものかと相談していたら、なんとかいいものが見つかりました
フルフラットのリクライニングではないので(母にはフルフラットはかえって必要ないかな)少しコンパクトになりました
返す前に並べて比べてみました。めったにない機会ですから
足の部分はどちらの車椅子も跳ね上がるし、それにベッドへの移乗がしやすいように肘掛けも外れたり下がったりするようになってます。
重さもずいぶん軽くなってしばらくこちらを利用していましたが、、、母が元気になって外出できるようになってくると、やはりこれでは重量があるし、わたしの軽自動車に載せるにはかなり重いスロープで車椅子に座った母ごとそのまま乗せられるような車だったらよかったんですが、そうじゃないんで、どうしても車椅子を折りたたんでよっこいしょっと持ち上げないといけないんです。
リクライニングって、20kg以上がそれに近いものがほとんど。構造上仕方ないのかもしれませんが、これを毎回車での外出時にしなきゃいけないとなるとやっぱりきついっ!ということで、結局リクライニングなしの車椅子に変更してしまいました。
母には円背(えんぱい)があるので、ケアマネさんにアドバイスをもらって、それに合わせた車椅子に変更してしまいました。おかげであまり負担なく外出できるようになりました。
でも、こういうことができるのは、介護保険制度のおかげですね。
日々状態が変わってくるので、その都度福祉用具の購入となると金銭的な負担や無駄が多くなってしまいそうですが、そういう心配がないというのは非常にありがたいです。
あと、もうひとつ。
初めて訪問入浴を利用することになったんですが、ケアマネさんからこうやって利用できるのも、ある程度場所が確保されないとできないんですよ、といわれ、確かにな~と思いました。
さすがに母の部屋には置けないので、居間においてもらっての入浴になります。
分解組立ができるお風呂になっていて、排水は長いホースを使って我が家のお風呂に流し、お湯は訪問入浴車からこれまた長いホースを使って湯船にお湯をはっていきます。そして、次の訪問先のために我が家の屋外にある水道蛇口から給水して車のタンクに貯めるみたいです。
ちょうど福祉車両レンタルでわかりやすいのがあったので…こんな感じです。
我が家で用意するのは着替えのみで、タオルもすべて用意してもらえます。
訪問入浴は、運転士さんを含めて3名の方(看護師さんもみえる)が毎回みえるのですが、母の部屋からお風呂までは3名でそのまま湯船に入れる担架にのせてもらって移動します。
こうするに至るまでは、訪問入浴のコーディネーターの方が我が家に足を運んでくれ、何度もシュミレーションをしてくれてました。
入浴前に看護師さんによるバイタルチェックをしたり、とても丁寧な作業をしてくれます。
主治医の先生から入浴してもいい体温など身体的な注意というか、基準をあらかじめ決めてあるので、それに満たない場合は清拭に切り替えてもらえるとのことでした。
お湯の温度や入浴時間などはそのときの体の状態や外気温に合わせてくれ、さらに本人や家族の同意があれば月ごとに代わる入浴剤も入れてくれます。
母が湯船に浸かっている様子は本当に気持ちよさそう
あらためて、日本人はやっぱりお風呂だよねぇと思ってしまいました。
母も入浴後は気持ちよくスヤスヤと寝てくれるので有難いです。利用して本当によかった