昨晩、急に娘が“ソイレント・グリーン”という映画を知っているか?と尋ねてきました。
そして、その原作でもあるハリーハリスン著の“人間がいっぱい”を知っているか?とも。
実は、わたしはどちらも知らなかったので、なにそれ?と娘に聞き返しました。
映画「ソイレント・グリーン」は、1973年に公開されたもので、超簡単に内容をいうと人口増加による食糧難で起こる事件を描いたものなのですが、最後ハッピーエンドではなく非常に深刻な感じで終わるようです。
ちょっと怖そうなのでわたしはみることができませんが、その映画の原作である「人間がいっぱい」は読んでみたいと思いました。しかし、絶版しかも40年以上前の作品ということもあり市内の図書館には置いてありませんでした。
仕方ないので中古本を購入することに。
読書の秋?はもう過ぎてしまいますが、SF本を読むにはちょうどよい季節かもしれません。(無理やりこじつけ)
どうしてそこまでそんなに気になっているのか?と言われれば、“人口増加”というのがわたしにはキーワードになってどうもひっかかっているのです。
日本の人口は減少して少子高齢化!とテレビではよく言われていますが、地球規模でみれば先月人口が70億人にとうとうなってしまったということで、正直この増加は大丈夫なの?と思ってしまいます。
自然災害に食糧難、そして広がる格差社会に金融…他にもさまざまな問題が。
地球にとって人間が善玉菌なのか、はたまた悪玉菌なのかわかりませんが、とにかくひとの意思とは関係ない困難がもしかしたら人口増加によって起こるのかもしれません。
「人間がいっぱい」という本が人口増加により将来のどんな社会を描いて書かれたのか気になるSF小説ですが、「ソイレント・グリーン」は原作と違ってかなり悲惨な状態で希望なく終わってしまうようなので、そんな社会は来ないでほしいですし、今ならまだなんとか間に合うのでしょうから、何年か先を見通す目や、地球規模で物事をみていく力のあるひとが上に立って導いていってほしいものですね。