水曜日の午後、自分自身体調がよくなかったので出かけることなく家に居ると電話が鳴りました。
わたしにとって電話がなると、セールスかあまりよくないことの知らせなのでは…というイメージが強く、あまりいい気分で電話にでることができないんです。
今回はディからでした。
案の定、母の体調がよろしくないということで、熱があります、という内容でした。
あ~といっきに気分も滅入りながらも、母の帰りを待ちました。以前はすぐに迎えに来てくださいということもあったので、そのときよりは状態はいいのかもとは思いましたが。
家に帰ってきて熱を測ると38℃代ではないけれども、確かに熱が。
早速看護師さんに電話をして、その日はしっかり水分(OS1)をいれ、抗生剤も注入。
翌朝木曜日、母の呼吸がどうも何か詰まっているかのようなゼロゼロした感じがあり、鼻から吸引するとそれなりに痰が結構ひくことができたのですが、その日は訪問看護さんがみえるということもあり、しっかり母の様子をみてもらいました。
いつも血中酸素濃度をみてもらうのですが、この日は90%しかなく病院に行った方がいいか看護師さんも悩まれつつも、まずは鼻から吸引をして回復しなければすぐに病院に行きましょうということになりました。
看護師さんの適切な処置によって酸素濃度が95%以上に回復し、熱は37℃代とはいえかなり母も落ち着いた様子となっていました。
その日はやはり水分補給と鼻から吸引をいつもより回数多くひくように気をつけました。
金曜日朝、さっそく主治医のT先生に診てもらうために病院へ行きました。
すでに訪問看護師さんからT先生に連絡が入っており(こういうとき同じ病院の訪問看護ステーションからの派遣なので非常に連携がよくて助かります)、先生も母の様子をよくわかってくれており、ほんの少し説明するだけで大丈夫でした。まずは肺の音と酸素濃度を計り(97%になっていました)、とにかくレントゲンと採血をして、その結果によっては入院にするか投薬だけとするか判断しましょうということになりました。
母も元気がないといえば元気がない感じもありましたが、なんとっ買い物に行く?と聞くと閉じていた目をパッチリと開けるというゲンキンなところも精神的なタフさというか前向きな気持ちは変わらずといったところでしょうか。
検査するまでに時間がかかったものの結果は案外と早くわかり、お昼前にはT先生から話を聞くことができました。
結局入院するまでもなく、なんとか自宅で療養ということにしましょうという話しになりホッとひと安心しましたが、レントゲンの様子や血液検査からやはり炎症がひどいということ、また、意外なことにナトリウムが不足しているということを知り驚きました。
栄養が整っている経管栄養なのでまさかナトリウムが不足するということはないという思い込みがありましたが、やはり長い間使用しているとそういうこともあるとのことで、今回塩分3g/日補給することになりました。
今は平熱に戻ってはいるもののいつぶり返すかとまだ心配ではありますが、来週また診察を受けるので調子が良いようなら桜を見に連れていこうかなと思っています。
先生曰く、まだ母には治癒能力が残されていることなのでなんとかそれを維持していきたいものです。
そのためにはやはり前向きに生きていくための楽しみを持つことでしょうけどね。