すでに1週間以上も前のことですが、3月4日(木)のことです。
月1回ある町内の年配者の方が集まるふれあい・いきがい活動の場に出かけ、この地方の郷土菓子である“おこしもの”を作ってきました。
おこしものは、雛祭りにあわせて作るのですが、わたしの場合子どもが小さかった時に作ったきりで、すでに何年も遠ざかっており、今回は年配者が作っているのをみて、おしゃべりして手つきの良さに感心してることが多かったです
さぁ、忘れないうちに、、ということで、おこしものづくり、の様子をUPしておきたいと思います。
用意するもの…木型、米粉、お湯、色粉
さて、おこしものをするのに必要なものは、なんといっても木型です。
新しいものから何世代も前から使用していた木型です。
昔は木型の持ち主がわかるように、裏に焼印が押してあるものもありました。
木型は、購入すると大体ひとつ2000円以上します。
わたしは、昔子ども用でミッキーの木型を作ってみましたが、かなり大変でした見せられない
それはさておき、まずはボールに(なかったので鍋)、米粉をいれ、熱いお湯を注ぎます。
お湯の量の加減は熟練の年配者の方がみながら少しずつ注いでいきます。
ここで、お湯を入れすぎるとべちゃ~としたおこしものになってしまいますので、要注意。
まずはヘラを使って、注いだお湯がまんべんなくいきわたるように混ぜます。
ここではまだぱさぱさして粉っぽさがかなり残っている感じでした。
さぁ、ある程度混ぜたら、今度は手で思いっきりこねます、そうこねるんです!!
熱いお湯を使っているので、こねるのも“あちちぃ”と言いながらこねていました。
あくまで傍観者ですいません
このときにしっかりこねると…
搗いたお餅のようななめらかな生地が出来上がります。素晴らしい
そして、こねあがった生地は、木型に成形するときに生地が乾いてしまわないように、濡れ布巾をかぶせておきます。
生地の一部をとって、色粉をまぜて色をつけておきます。(他に型からはずしたあとで色粉を水に溶いて、おこしものに直接色をつけることもあります)
いよいよ成形に入ります。
今回はあとの片付けが簡単だということで、サランラップを木型にひきました。
(もし、木型の細かい模様をだしたいなら、粉をふって生地を型につめます)
ひいたサランラップの上に色がついた生地を先におきます。まぁあまり考えすぎずに…
そのあとに綺麗に丸めた白い生地をおいて伸ばしていくようにつめていきます。
生地を丸めるのは、型からはずしたときに表面が滑らかな感じにするためです。
型からはずすと…
手前は色のついた生地です。
いよいよ蒸します。ですが、ここで、粉を型につけた場合は、一度蒸す前におこしものについた粉をを水で洗い流してしまうそうです。
今回はサランラップでやったので、そのまま蒸し器にいれて15~20分ほど、透明な感じになるまで蒸します。
蒸し終わったらざるにあげてうちわで冷まします。
出来上がり~
1個食べれば、ごはん一杯分でしょうかねぇ、なんといっても米粉をぎゅうぎゅう詰めてるので
食べ方は、砂糖醤油につけて食べます。
その場ですぐ食べないときは、1個ずつサランラップに包んで冷凍をしておくとよいです。
食べるときは解凍して焼いたり、レンジでチンしたり。。。