先日ですが、母と一緒に産業フェスタにでかけていきました。
まずは浄水駅まで車で行き、市駅までは電車で。
そのあと会場までは歩いて行こうかなと考えていましたが、駅のロータリーのところに無料シャトルバスが待機していたため、車イスでも大丈夫か確認して乗ることにしました。
有り難いことにバスの運転手さんや会場の案内係のひとが一生懸命車イスを固定してくれ無事会場まで移動。
←車内の中吸引器をぶら下げて
会場はとても賑やかで、車イスを押して移動するにはちょっと苦労しましたが、それでもぐるりと一周していろいろなものを見ることができました。
ピカチュ-タイプの車
見る物や食べ物もたくさんでしたが、それよりもさまざまな知り合いのひとと出会って話ができたことが一番よかったかもしれません。
偶然、介護のつどいで顔なじみのひとと会ったのは本当にびっくり!!!
つい話し込んでしまいました。
介護のつどいでは、なかなかゆっくりと自分の介護について話ができないので特にです。
そういえば、介護のつどいのときに、わたしが自主避難体験をしたことを話し、ほかのひとはどんな準備をしているか尋ねました。
あまり参加者の方の多くは真剣に考えてなかったようでしたが、それでも準備をやはりきちんとしてみえる方もいて参考にさせていただきました。
さらに施設職員さんの東北の大震災の経験から常に車のガソリンは満タンにしておいた方がいいですよ、何かあったらケアマネなどに相談してください、とのアドバイスもありました。
ですが、介護者のひとの話を聞いていてひとつ悲しいことがありました。
いざとなれば逃げだすことは難しいからその場で共に死ぬ覚悟をしている、と言っていたことです。同じような考えを他にも持ってみえる方がいました。
理由は、避難所に避難してもパニックになるということや、ひとりではとても連れ出すことは難しい等々。
何かあれば“生きる”ことを考えることより“死ぬ”ことを考えていることに、ちょっとショックでした。わたしの選択肢にはないことでしたし…。
でも、どうしてそう考えなければならないのか、いや、そうさせているのではないのか?とふと思ってしまいました。
社会的に隔離されているような面がある介護。もしかしたら、どこか生きることに希望を見失っているのかもしれません。
考えされられます…。