のほほん自転車日記

早く走るより、回りの景色をみながらのんびりゆっくり。
自分の人生も介護ものほほんと…

介護者同志

2013-10-01 22:19:35 | 介護

先日ですが、母と一緒に産業フェスタにでかけていきました。

まずは浄水駅まで車で行き、市駅までは電車で。

そのあと会場までは歩いて行こうかなと考えていましたが、駅のロータリーのところに無料シャトルバスが待機していたため、車イスでも大丈夫か確認して乗ることにしました。

有り難いことにバスの運転手さんや会場の案内係のひとが一生懸命車イスを固定してくれ無事会場まで移動。

車内の中吸引器をぶら下げて

 会場はとても賑やかで、車イスを押して移動するにはちょっと苦労しましたが、それでもぐるりと一周していろいろなものを見ることができました。

ピカチュ-タイプの車

見る物や食べ物もたくさんでしたが、それよりもさまざまな知り合いのひとと出会って話ができたことが一番よかったかもしれません。

偶然、介護のつどいで顔なじみのひとと会ったのは本当にびっくり!!!

つい話し込んでしまいました。

介護のつどいでは、なかなかゆっくりと自分の介護について話ができないので特にです。

 

そういえば、介護のつどいのときに、わたしが自主避難体験をしたことを話し、ほかのひとはどんな準備をしているか尋ねました。

あまり参加者の方の多くは真剣に考えてなかったようでしたが、それでも準備をやはりきちんとしてみえる方もいて参考にさせていただきました。

さらに施設職員さんの東北の大震災の経験から常に車のガソリンは満タンにしておいた方がいいですよ、何かあったらケアマネなどに相談してください、とのアドバイスもありました。

ですが、介護者のひとの話を聞いていてひとつ悲しいことがありました。

いざとなれば逃げだすことは難しいからその場で共に死ぬ覚悟をしている、と言っていたことです。同じような考えを他にも持ってみえる方がいました。

理由は、避難所に避難してもパニックになるということや、ひとりではとても連れ出すことは難しい等々。

何かあれば“生きる”ことを考えることより“死ぬ”ことを考えていることに、ちょっとショックでした。わたしの選択肢にはないことでしたし…。

でも、どうしてそう考えなければならないのか、いや、そうさせているのではないのか?とふと思ってしまいました。

社会的に隔離されているような面がある介護。もしかしたら、どこか生きることに希望を見失っているのかもしれません。

考えされられます…。

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在宅家族介護者への支援、ちょっと思っていたこと

2013-09-26 21:03:40 | 介護

胃ろうをはじめて5年目に入っています。要介護5になって5年目ということにもなりますが…。

在宅介護をしていると、当人というよりは介護者にこんな支援があったらなぁと思うことがときどきあります。

せっかくなので、各自治体によって家族介護者に対しての支援がどうも違うようなので、ネットを通じてどんなものがあるか見てみました。

・家族介護者同志の交流事業…豊田はここ数年やっとはじまった感じ

・リフレッシュのための日帰り旅行やレクリエーション

・介護・健康づくり教室

・介護者への支援金給付、または記念品贈呈…凄すぎ!!

 

まだ少ない処方箋宅配サービスや、訪問理美容サービスが一緒に受けられたらいいな、とかいろいろできてきそうですが、一番わたしにとってあったらいいだろうな思う介護者支援は以前テレビでちょっと話していたことがあった家族介護者へのポイント制です。

今介護支援ボランティアポイント制度というものがありますが、これは介護支援ではなく、高齢者が施設などでボランティアなどしたときにポイントが付与されて、換金または将来の介護保険サービスの利用料として使える制度です(自治体によって異なる)

ですが、わたしが思う介護支援ポイント制度は現在在宅介護をしている主介護者が介護時間によってポイントが付与され、将来自分が介護サービスを受けるときに、そのポイントによって受けられるサービスが使えるなどの制度があるといいなということ。

あとは、これからどんどん増えそうな気がするシングル介護者(結婚をすることなくひとりで親の面倒を看る)に対して、在宅就労支援に介護終了後の就労支援なんかがあったらいいんじゃないかなと思うわけです。

 

介護保険制度ができてずいぶん楽になりましたが、それでも昔と違い社会的環境も変わり、核家族化が進んでいることを考えれば、また別の問題が発生してくるわけで…財源のこともあるし、ほんとに難しいもんです。

せめて介護者が行き詰って悲しい事件が起こることのないよう願いたいものです。

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体験してわかったこと

2013-09-05 20:38:36 | 介護

昨日はすごい雨でした

2000年の東海豪雨を思い起こすくらいの勢いで家の前の川の水量がどんどん増していっていたのでドキドキ…

このまま雨が降り続くとちょっとやばいかも!

と思い、別に避難勧告がでているわけでもありませんでしたが、自主避難ということでいろいろと準備をしはじめました。

健常であれば様子をもうちょっと見てからの判断でもいいでしょうけど、要介護の母を避難させようと思うと早め早めの対応をしないととにかく大変。

なんといっても母は車イスを利用しているため、移乗すること、車イスを車に乗せることなど労力を使わねばなりません。

一刻を争うような避難とならないように、避難のタイミングを考えなければならないということをあらためて思いました。

そして、避難グッズも避難先によって必要なものが少し変わってくるというのがわかりました。

今回、区長さんに連絡をして町の公民館に一時避難をさせていただきました。指定避難所となると避難勧告等がでないと開設はされませんが、あくまで自主避難。やはり町内の公民館です。本当に心強いものがあります。

区長さんや副区長さんは心配して川の様子を見に行ってくださったり、また何かあったら連絡をしてください、と言っていただいたりと、いろいろ対応をしていただきました。(感謝!)

ソフト面ではとてもよかったのですが、公民館の難点はハード面。

建物の中に入るには階段を上がらなければなりません。

母が軽かったのでよかったのですが、抱えて建物の中に移動をしました。さらに避難部屋は和室なので車いすでそのまま入るわけにはいかず家からブルーシートと車イスのタイヤの泥を拭くタオルを事前に用意していきました。

さらに一緒に避難した姪は障がいがあるため洋式トイレでないと難しいのですが、洋式はあっても狭すぎるため介助者が入れなかったり、和式だったりしたため利用が非常に困難でした。(義姉があとで簡易トイレを用意した方がよさそうかもと話していました)

あと、寝るときにやはり使い捨て防水シートがあるといいなとは思いましたが、これは大きなごみ袋で代用ができるとして、やはり寝心地というか褥瘡ができないようにするためにもアウトドアで使用するエアーマットがあると体への負担が少なくなりそうだと思いました。

もちろん普段から用意してあった避難グッズについても、持ち運び、移動がしやすくする工夫が要ったなぁと反省もあり、また避難日数によって量の加減はもちろんのこと必要なものも変わってきそうだというのもわかってきました。

 

避難したその後、結果として避難するほど雨量が増えず一晩明かして朝に帰宅しましたが、やはり今回のようなことを体験したことで要介護5の母を避難させることがいかに大変か、また避難グッズにも工夫が必要だというのを身を持って知ることができました。

災害の規模、種類によって避難も自宅でいいのか、それとも避難所に行く方がいいのかなど変わってきますが、とにかくいろいろなことを想定して考えておくことはパニックにならないで対応できるので心の準備はしておきたいものです。

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車イスのヘッドレスト

2013-07-12 22:52:31 | 介護

だんだんと病気も進行しているせいか、後屈が以前よりひどくなっているため、ヘッドレストをつけてもらうことにしました。もちろんレンタルです。

今まではクッションをのせてましたが

さすがに外出するときにこれでは困ります。ということで…

車イスに取り付けるだけのヘッドレストをレンタル

つけたまま車イスを折り畳むこともできるとのこと。明日出かける予定なので、ちょっと試してみたいと思います。

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7月2日(火)

2013-07-05 22:29:41 | 介護

30日(日)から今週はとにかく充実したというのか、教えられることが多い日々を送っています。

そういうときは、逆に言えば昼間は娘に母を看てもらっていることになるので負担をかけているということにもなりますが。

自転車で走ると肉体的には疲れますが精神的な疲れはない分いい意味でリフレッシュできるんですが、今週はどちらかというと精神的な疲れが少し多くあとまで引きずっている感じがちょっとします。

 

それはさておき、2日(火)午後から“介護のつどい”があるということで交流館まで出かけて行きました。

わたしにとっては2回目の参加です。

前回来ていたひとはだれもいなくて、新しいひとばかり。といっても、知り合いがいましたが…

最初の1時間は座談会。後半1時間は接骨院の先生による疲れ解消法について教えてもらいました。

人数としては8名。

話の進め方として半分くらいにした方がひとりひとりの話を聞けるというか、話したいことを話せる時間が増えると思ったんですが、8名なのでどうしても片寄りがでてしまう感じがしないでもないような。

こういうときは、できる限りファシリテーター的な立場のひとがひとりいた方がいいと思うんですけどね。

ところで、今回男性の方の参加があったので、わたしとしては介護状況が気になって聞いてしまったのと、介護に対してかなり疲れてみえる雰囲気の方が参加されていたのですが、その方の話を聞いて自分が過去に体験した介護時の辛いさを思い起こさせる感じで、かなり共感してしまいました。

介護はある程度手抜きをしたり、まぁいいか、という気持ちがないとどんどん自分自身苦しくなるばかりになってしまいます。

相手のことも自分のことも許せなくなるというのか。

前回のブログで胃ろうをしたことがキッカケのひとつで受け入れられることができ落ち着いてきたと書きましたが、もうひとつはたぶん子どもたちのユーモアに助けられたんだと思います。

“笑”は介護をする上でとても大事なことを気づかさせてくれたといってもいいでしょうね。

 

介護のつどいは次回9月26日(木)ですが、今回出会った方のように非常に辛い思いをしながら介護をされている方にとっては、かなり重要な「場」ではあるので、1ヶ月に1度くらいの頻度でできるようにするか、気軽に行ける「場」が常にどこかにあるといいのかもしれません。

将来自分が経験してきたことを活かせる場がつくれるようになると本当にいいんですけどね。

まぁ、ひとつの夢ということで。

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母を看ていて思うこと

2013-06-28 18:31:57 | 介護

昨日は訪問看護師さんがみえて、体調の気になる変化について話して心配していたら、あらあら熱がでちゃいましたよ

最近の排泄と、後屈度と痰の量が多いことが気になっていたんですが、今朝というか夜中に起きて口の中をみたら痰がかなりたまっていて、ガッツリ吸引しました。

そして今朝(5時)になってまた口の中をみたら…熱もしっかり上がっていました。

とりあえずいつも通りにラコールと水を入れ、首と脇の下を冷やし、看護師さんに電話をして指導してもらいながら、診察のときにいただいていた抗生剤を入れました。

おかげでお昼過ぎにはすっかり平熱に。

ですが、母はお疲れモードでスヤスヤ一日ベッドの上で寝ています表情や息づかいを見ていたら、落ち着いているのでわたしも安心なんですけどね。

 

ところで、我が家の居間には聖書のことばを書いた紙に母がまだ元気なときに押し花をしたものを額に入れて飾ってあります。

 

 もう何年か前のものなので、押し花も色あせてますが… 

これを読んでいて、以前はあれこれと外見のことばかり気に病んでも仕方ない、くらいにしか思ってなかったんですが、最近は母を重ね合わせて見ていると、ありのままのすべてを受け入れることができて、はじめてしあわせを感じることができてくる、満ち足りた気持ちになるんじゃないかって思うようになってきました。

自戒の念を込めてですが、体が不自由であったり、胃ろうをして何も口から食べられないということを自分の価値観で不幸だと決めつけてしまうことがあると思いますが、でも必ずしもそうとは限らないということです。

母の病気が発症したころは母自身受けれることができず、常に自分は不幸であると嘆き、また表情も苦痛のためかとても恐ろしい形相になることがありました。それは、介護するわたし自身も母の病気を受け入れられることができず、今まで出来ていたことができないことに苛立ちを感じていたせいもあるのでしょう。

受け入れられることができなかった日々…本当に苦痛で仕方がありませんでした。こころが元気じゃなかった、不健康だったんです。

ですが、胃ろうをはじめたことがキッカケで(あくまでひとつのキッカケに過ぎませんが)、わたしが母の病のこと、母自身も自分のことを受け入れることができ、それからだんだん落ち着いた生活になってきました。

 いま母を看て、か細くとも毎日を一生懸命生きている姿に、与えられた時間の中でささやかなしあわせがあることに感謝でいます。

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雨の日のおでかけ

2013-06-27 20:25:59 | 介護

母がディに出かけるとき、車イス利用者なのでリフト付きの送迎車に乗せてもらいます。

天気ならいいのですが、困るのは雨の日。

さすがに屋根つきの車寄せスペースがあるわけではないので、送迎車までなるべく雨に濡れないように移動しなければなりません。

ひとりでは車イスを押しながら傘をさすのはさすがに無理があるので、母にはポンチョをかぶせて足には大きなタオルケットをのせて。

送迎車のハッチバックが開き、リフトが動き出すのを見計らってササッと移動するのですが、義姉が雨の日は大変だということがわかっていてくれるため、いつもサイズの大きな傘をさしながら助けてくれます

待機中

雨の日は、それなりに大変です

とはいえ、まだディのリフト付き送迎車に乗せるのはいいんです。

もっと大変だなと思うのは、雨の日にわたしの車に母を乗せて移動しなければならないときです。

普通の軽乗用車に乗っているため、ドアの横まで車イスを押していき母を抱えてシートに座らせ、そのあと車イスをたたんで後ろに詰め込まなければなりません。

それを考えると、よっぽどのことがない限りはおでかけはせずに家で過ごします。母にとっては雨であろうがなかろうが出かけたいでしょうけどね

 

実は今週は診察もあり天気が心配でしたが、雨も降らなかったのでラッキーでした。

今回は先生にお願い事があったので、いい忘れないように、またやり忘れないようにメモしていきました。

母のPEG交換。(大体毎年7月が交換時期)

最近気になる体調のこと。

リハビリ指示書。

特定疾患の診断書。

あとは、会計窓口で訪問看護代金の支払い(これがよく忘れるんです)。

さらには栄養セット、シリンジ大小、吸引カテーテル、マウスウオッシュの購入。(病院内の購買でしかすぐに買えないので)

こうやって書いてしまえば簡単なことなんですけど、あっ!といって忘れることってあるんですね

母の診察が終わって会計受付にいくと、かなりの列が。

こんな時期なので体調が悪い人も多いのかもしれません。

会計受付を終わって精算してもらい番号を書いた紙を渡され、その番号が掲示板にでるまでの間、その隣の文書受付へ。

こちらもやっぱり並んでいました。

なんといっても特定疾患の診断書を書いてもらう時期ですからね、当然といえば当然。

いつもならすんなりいく文書受付なんですが、今回はちょっと時間がかかってしまいました。

申込みが多いので、診断書が出来上がるまで1ヶ月程度かかるとのこと。

市役所窓口で診断書を持って特定疾患医療給付事業継続申請手続きをせねばなりませんが、とりあえず7月中にしないといけないんですよね。毎度のことながらちょっと焦ります

文書受付を済ませると、今度は会計で訪問看護料の支払いです。

ここまでやっと、と思いきや、最後の最後精算番号が書かれた紙を持って精算機へ。こちらは機械なのであっという間。

最後に薬受取りを近所の薬局にしているので、そこに処方箋をFAXしてもらいこれですべて終了です。

時間がいつもよりはかかったかなとは思いつつ、以前夜遅くに救急診療に出かけたことを思えばなんのその。

今年こそは救急診療にはお世話になりたくないものですが、どうなることやら…

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最近の母

2013-06-21 20:53:11 | 介護

相変わらず…と言いたいところですが、やはり進行性ということもありだんだん首が後屈するようになってきました。

車イスに座っていると首が後屈してしまうので、最近は大きなクッションで反り返りがないように首にあてています。

今使用している車イスがサイズとしてもちょうど良いので、できればそれにつけることができる押し手につけるタイプのヘッドレストを検討してみようかなとちょっと思っています。

 

ところで、話はガラッと変わりますが、23日は月が地球にもっとも近づくというスーパームーンが見られる日です。

台風4号は温帯低気圧に変わったみたいなので(そっちの方も怖いときがあるけど)、もしかしたらきれいなスーパームーンを見ることができるかもしれませんね。

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この時期

2013-06-13 20:33:00 | 介護

昼間は暑く夜は気温が下がり肌寒さも感じるくらい気温の変化に戸惑っていた日々から、台風の影響もあり梅雨独特の蒸し暑さに悩まされているここ数日。

朝に母の体を移動させようとしたら、腰のあたりと足首が嫌な感じに。

そうそう、昨日毛虫取りに夢中になっていてたった1段だったけど、階段から足を滑らせてすってんころりん。足を多少なりともひねってしまったっけ。

その影響もあるのかなと思いながら、負担がかからないように気をつけて介護をしていました。

それにしてもこの時期…

隠れ熱中症に気をつけてとよく言われているけれども、母の体温調整も難しく、きょうは経管栄養が終わったあとやけに母の体が熱い感じがしたので計ってみたら熱がでていました。

ちょうど訪問看護師さんがみえる日だったので、肺の音や血圧、酸素量など調べてもらいましたが特に問題もないということだったのでひと安心。

蒸し暑い湿度の高い日はかえって体内の水分が蒸発しやすいとのこと。(今朝から母の部屋はエアコンで除湿をしています)

看護師さんの指導の下、水分量を多くしましょうということで、いつもより200cc水分を多めにしてということだったのでOS1を入れることにしました。

その甲斐もあってか、今は熱もとりあえず下がりスヤスヤと寝ています。

ただ、ちょっと下痢気味になっているのが気がかり。明日の朝、看護師さんに連絡して聞いてみようと思います。

 

ところで、母はクリスチャンなんですが、9日は“花の日”ということで教会から子どもたちが花と聖句を書いたカードを持って我が家を訪れてきてくれました。

この日、実はわたしは出かけていなかったのですが、娘の話ではいつも目が閉じてしまう母がしっかりと目を開けて子どもたちと握手をしていたそうです。

こうやって訪れてきてくれること、そして気持ちに感謝したいです。

 

歩けたのに歩けなくなって

食べられていたのに食べられなくなって

しゃべられたのにしゃべられなくなって

母にとっての試練は

変わっていくことを

あきらめではなく

受け入れていくことなんだろうなと思いながら

そんな変わっていく母と

変わりなくお付き合いしていってくれるひとたちがいることが

有り難く思ってしまう

 

ときどき寂しく思うのは

おしゃべりができないからということで

何も理解できないのではないかと勘違いされたり

遠慮からか

母に話かけるのをやめられてしまったり

遠ざかっていったり

 

わたしにも確実に訪れている

“老い”に

変わっていくことを

いかに受け入れていくか

母を看ながら

考えさせらることは多い…

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電車に乗ってGO!

2013-05-11 11:05:28 | 介護

翌日9日(木)に、今度は母と義姉とともに電車に乗って無量寿寺に行ってきました。

前日自転車で出掛けて、車でいくより電車で行った方が時間も負担も少ないということで。

我が家からだと浄水駅を利用すれば三河八橋駅まで一度の乗り換え(豊田市駅)で済み、時間も30分弱で行けてしまいます。

駅の一番近い駐車場に車を停め、改札口の駅員さんに身障手帳を見せて往復で切符を購入しました。

手帳は1種を持っているので介助者1名分も割引があるので助かります。

 

矢印の下は豊田安城自転車道(枝下緑道)が通ってます。

豊田市駅から知立線に乗り換えるとき、ホームと電車との間の隙間や段差が思ったよりあったので駅員さんがスロープを持ってきてくれ助かりました。(帰りの乗り換えは一緒に乗車していた方が声をかけて手助けをしてくださり、とても助かりました!ありがとうございます

母の車イスは自走タイプでないためちょっとタイヤのサイズが小さいので、隙間があったり段差が大きいとちょっと怖いんですよね。

大体はひとりで大丈夫なんですが、何かのときやはり複数で介助するひとがいた方が安心です。そういったこともあり、今回義姉にも一緒に来てもらったことは心強いことでもありました。

三河八橋駅に着き、まずは吸引。最近は午前中だけのお出かけでも吸引器持参しないといけなくなってきたので荷物が増える分大変ですが、安心してみて回れるので仕方ないですね。でも、吸引器用のバッグがもうちょっと使い勝手がよくならないかと思っているので、一度裁縫が上手なKさんに相談して作ってもらおうかなと思っています。

駅からテクテク歩いて10分もかからず無量寿寺へ。前日と変わらず無量寿寺はおおくのひとでにぎわっています。

 

結構暑かったので、スポーツドリンクを購入し持ってきたシリンジ(注射器みたいなもの)で、お腹に50cc水分補給。

隠れ熱中症もあるということですし、GW中大変だったので水分補給は気をつけないと。もちろんわたしや義姉も。

わたしは母と車イスが通れるコースを行き、義姉は初めての無量寿寺だったので車イスでは通れないような場所を回ってみてもらうことにしました。

そう大きくない敷地なので時間がそうかからずゆっくり見て回っていたら、なんとっ偶然ちょうど母と同じ年齢の方に声をかけられ、お話をさせていただきました。

同じ年でもとてもハツラツとしているし、何よりも表情がとても明るいっ!まだまだ現役。ここでお会いできたのも何かのご縁ということで一緒に記念撮影させていただきました。

そしてもうおひとり。帰り際に木陰で休んでいると、きょうは暑いですね、のひとことから話が続いていきました。

母よりふたつ下のお歳ということでしたが、本当にお若く見えてこれまたびっくり!!

今回無量寿寺まで車を運転してみえたとのことでしたが、金さん銀さんの娘さんにも負けないくらい行動的な方と思いました。

その方も言ってみえましたが、出かけられるうちにいろいろと行っておこうと思って…、まったくその通りです。

実はここ無量寿寺に来る前にも射穂神社の“おためし”に寄って、ちょうど母の同級生の男性の方をお会いしたんですが、そのときにだんだん同級生はいなくなっちゃうし、自分も脳梗塞をして言葉が上手くでないときもあるし…とそんな話を聞きながら、歳を重ねれば重ねていくほど不安が増す中、より一層“今”という時間を楽しんでいくこと、またどこかでひととつながっていることがいかに大切なのかとおしゃべりと通して感じてしまいました。

出掛けた先での出会いですが、でも出かけなければそういう出会いも話もできなかったわけで。やっぱり外に出かけるもんですね。

行って帰って2時間。いい刺激を受けました

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