アフガニスタン国立博物館の収蔵品である「古代遺跡で発掘された貴重な文化財」は、戦火で甚大な被害を受け、その多くが永遠に失われてしまったとみられていました。
ところが、その貴重な文化財は、国立博物館の勇敢な職員たちにより、14年もの間、密かにに守り続けられていたのです。
本展は、この秘宝の再発見を契機に、アフガニスタンの文化遺産復興を支援するために企画された 「古代アフガニスタンの歴史と文化」を紹介する国際巡回展です。
<展覧会のみどころ>
第1章 テペ・フロール 先史時代(前2100年~前2000年頃)
第2章 アイ・ハヌム グレコ・バクトリア王国時代(前3世紀~前2世紀)
第3章 ティリヤ・テペ サカ・パルティア時代(前1世紀~1世紀)
第4章 ベグラム クシャーン朝時代(1~3世紀)
第5章 アフガニスタン流出文化財
6/9 上野の公園、東京国立博物館へ
さらに 表慶館へ
さぁ、中へ入ります。
本展のポスターを見た時は、遺跡から発掘された金ピカの品々の展覧会だろうくらいに軽く思っていたのですが・・・、
友人からその内容を教えてもらい 素晴らしいのでぜひ行くように勧められました。
行ってみると、内容の濃い充実した展示です。
さまざまな人々の交差点だったこの地域、展示されるものも オリエント・ギリシア・インドなど変化に富んでいて、歴史の面白さが感じられます。
ポスターにもなっている金の装飾品の展示は、これまで見たこともないような素晴らしいものでした。
埋葬された女性が身につけていた豪華な装飾品は、精工な細工が施され目を見張るばかりです。
古代の(身分の高い)人がどんな暮らしをしていたのか、想像がふくらみます。
人は朽ちても、金や宝玉は永遠! いえ 人が埋葬されたからこそ残っているのだから、人も永遠です。
これらの貴重な文化財を、命がけで守り通した方々、もう二度とこんなことがないようにと願います。
14時から16時半まで、じっくり 見ることができました。
日本で保管してある遺物を見に、
「東京藝術大学 アフガニスタン特別企画展」にも行く予定。
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すっかり アフガニスタンの秘宝に魅せられた後は、園内を散策。
巨木をみて歩きます。 ⇒
20160609_上野 シリーズ ~ Myブログ「散歩道の野草と風」
その先の「法隆寺 宝物館」、建物が印象的ですね。
まだ時間があるので 入ってみましょう!
中は、ほとんど人はいなくて、たくさんの仏様がひっそりと並んでいらっしゃいます。
これらも シルクロードを伝わってきたものか、と思うと 感無量。
閉館の時間まで ゆったり異空間を漂いました。
めも:2016/06/09 CX2 で撮影
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Myブログ:6/14 「素心 バーミヤン大仏天井壁画」に行く
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20160609_上野 シリーズ ~ Myブログ「散歩道の野草と風」