お良しなさい日記♪

三浦半島からこんにちは!

岩手の伝統行事 チャグチャグ馬コ を見に行ってきました 2016年 < いよいよチャグ馬 見物編 >

2016年06月29日 07時10分14秒 | おでかけ旅がらす

 おはようございます 盛岡二日目です。

6月11日、毎年6月第2土曜日、チャグチャグ馬コの日がやってまいりました。盛岡は、朝からいいお天気 自転車屋さんのご主人も、ホテルの人も、街ゆく人も、みーんな 「チャグチャグ馬コの日は、晴れの特異日だからねぇ」と、口をそろえて言うほど、必ず晴れるみたいです すっばらしー 岩手山も、くっきりはっきり、その雄大なお姿をばぁーんと見せてくれています。

よく目にする、岩手山を背景に、滝沢あたりの農村部を歩く馬コ一行。お良しは、今回は、盛岡市内だけで見ることにしました。

9:30に、滝沢市にある 鬼越蒼前(おにこしそうぜん)神社を出発するのを見たい人は、早朝6:40盛岡駅前出発の、無料シャトルバスが、随時11便運行されますから、それに乗っていけば良し  でも、混んでるんだろうなぁ・・・と思って、お良しは、今年はあきらめました。

チャグチャグ馬コの由来

チャグチャグ馬コの由来を書いた紙を、駅でもらったのですが、細かくたくさん書いてあるので、盛岡市の観光HPを読んでくださいますかー?

 

自分でここと決めた、チャグチャグ馬コを見物する地点へ行く前に、前日たどり着けなかった、15年前に、自転車ツーリングツアーに参加させていただいて、楽しい思いをさせてくださった、佐々宋輪店を訪ねて、歩きで お店を目指しました。前日、レンタサイクルを借りた自転車屋さんのご主人が、「去年1年、お店の建て替えでお休みしてて、今年新しい建物になって、前からの所でやってるよ。50万も60万もする自転車 売ってるよ~ 」 と、おっしゃっていたので、東京駅で買ったお土産、銀座のチーズケーキをたずさえて行ってみる。

あった あった なぁーんだ、外に自転車並べていないから、昨日は気がつかなかったんだー 中へ入ると、これまた別世界 高級自転車の王国って感じ

入ってすぐの所でご主人が、ロードレーサーの整備中だったので、「9年前の、台風のさんさ踊りの時、来てお会いしたのですが、15年前に、お世話になった者です。」と、ご挨拶。思い出してくださって、明るくお話してくださる。イケメンなご主人なんですよ 15年前に初めてお会いした時も、私の顔を見て、「有酸素運動をしている人は若い」と言ってくださいましたっけ

自転車好きのお良しにとっては、ワンダーランドのような広ーいサイクルショップ。ひととおり見て回って、来店記念に、今使っているのがボロボロになりかけているので、グローブを3000円ちょっとで買っちゃいましたシマノので、ピタッとくる、ばっちりな装着感です 更に、手のひらの滑り止めの材質や縫製の工夫も、ハンドルへの確かなグリップ感も期待できそうです!

佐々宋輪店さんに別れを告げ、お良しは、横須賀でいうところの、横須賀中央大通りみたいな、「大通り」という商店街に移動。

一行がくるまで、いつも行く、ドトールコーヒー 盛岡大通り二丁目店へ入り、大好きなお味の、アイスティーを飲みながら待機。そして、隣のコンビニで暑さ避けに梅干しのおにぎりを買い、

出てくると、郵便ポストの前にお子さん二人を連れた若いご家族が、シートを敷いて座っていたので、「あのぉ・・・こんにちは、旅の者ですが、(ここまで言ったら、すかさずハハハと笑ってくれた) ここは、パレード通るところですか?」と、声をかけたら、お人柄が良さそうなご主人が「はい、来ますよ、馬もみんな」とのこと。よっしゃーわたしも、ここで見ようっと と決め、大きそうな紙のチラシをお尻の下に敷いて、どっこいしょっと座る。よしよし。

さっき買った梅干しのおにぎりと、昨日、盛岡バスセンターの藤原売店で購入しておいた「栃密焼き あんクルミ味」をパクパク。わぁーーー!おいっしー クルミのつぶつぶがなんて香ばしいんでしょう。はちみつが入った今川焼ってところです。

11:50、予定よりちょっと遅れて、パレード一行がやってきました 先頭は、なぁーんと、この時期、盛岡さんさ踊りの皆さんが、太鼓を打ち鳴らし、その伝統の姿を見せてくださるではないですか!伝統さんさ踊りの 山岸さんさの皆さんではあーりませんか!うれっしーさんさ踊りのみなさんが見られるのは、ここのポイントだけなんです。だからお良しは、ちゃーんとチェックしておいたのです さすが、お祭り命

次は、チャグチャグ馬コの歌にのせて、踊りの皆さん。この歌がなんとも郷愁が感じられて、いい歌でした。

それにしても、あのドトールコーヒー店の2階から見ている人たち、反則技だなぁ・・・お祭りは上から見ちゃいけないって、高いところから神様を見下げちゃいけないって、高校のとき行った、香川県の金比羅さんのお祭りの晩に、地元の人に言われ、生徒全員座ってみたんだよー。ドトール2階、ぶー

さて、いよいよ 地元の人が愛情込めて呼んでいた、「お馬さん」 が来ます。警察官の人たちが、沿道の観客に向かってなんども、「馬が驚くようなことはしないように、フラッシュ撮影は禁止です。車道に足を出さないでください。」 ここからが良い。 「びっくりして暴れたら、逃げれるように、すぐ立ち上がれるようにしておいてください。」だーって。なんだか、キンチョーする観光だな。

まーず、岩手県警察のパトカーが先導。

チャグチャグ馬コ通過中はずっと、動画を撮っていたので、ちょうど同じ場所でどなたかが撮影した様子がユーチューブにUPされていたので、そちらをご覧ください。 お良し、感動の初見物。 

今年のチャグチャグ馬コの様子   

73頭ものお馬さんが暑い中、13キロも歩いてきたのですよ。農耕馬としての日頃のお仕事に感謝するお祭りっていっても、これじゃ、お馬さん 疲れちゃうよ

沿道の観客の皆さんは、「暑い暑い」と連発して、自分の顔を扇でパタパタ仰いでいました。お良しは、暑いけれど、日影側だし、風が爽やかだな・・・と、感じられ、やっぱり冬が超寒い盛岡の人とは毛穴の数が違うんだ、なんて心で思っていました

 

情緒あふれる、チャグチャグ馬コの民謡

 

行列の最後は、そうだ、こういうことも考えておかなければならないんだ、と思わせる、馬糞のお掃除隊の皆さん。ごみ収集車に、こーーーーーーーんなに ひょえ~

お馬さんが去ったあと、終着点へ向かって歩き出す。道中には、お馬さん独特のにおいが立ち込めています。途中、暑いから、熱中症予防にか、体力温存にか

ドラッグストアの店先に、こんなものもたくさん売っていまして、横で女の人が、グイッと一本飲んでいました

大変な人数の人が、市内を移動中、盛岡城跡公園(もりおかじょうあとこうえん)のお堀で、私の好きな花を発見。皆さん写真を撮っていらっしゃいましたよー。

昨日見た、中津川の河川敷には、到着したお馬さんが休憩中。

お良しは、別部隊のゴール、盛岡八幡宮へ向かいます。

それにしても、お良しが強く感じたのは、馬コを見物している人たちが、盛岡中の人を集めたような、老若男女だということです。特にお年寄りは、杖を突いて家族らしき人に支えられながら、また、車いすの方、歩けても、「もう、八幡様までいけないね、ここで終わりだね・・・」なんて話し合っているおばあちゃんのグループなどを大勢見かけました。みなさん、子供のころから見ている、馬コが好きなんでしょうね。楽しみにしているのでしょうね。お祭り命のお良しには、痛いほどわかりますよ!

前日とはうってかわって、八幡様への一本道は、たくさんの人と、かき氷やたこ焼きを売る出店。

そんなのより、お良しは、昔からありそうな、南部鉄器のお店を見つけました。そこで、若いご主人(まだお父様がいらっしゃるような若い方)にいろいろ南部鉄器のお話を聞いて、「どうぞ宣伝してください」という許可を得て、お店を撮影。お良しは記念に、鯛の形をした箸置きを一つ購入しました。400円ちょっと。この程度の値段のものは、普通の染料で色付けしているそうですが、

これっくらいのものになると、「漆」で着色するんだそうです。初めて知りました

お店の看板。読んでみてください。歴史ありますよね。鈴木徳之助さん、ですか・・・。

はい!盛岡八幡宮の鳥居と、チャグ馬でーす

近くで見ると、とっても華やかで綺麗です。飼い主のものなのか、名前が書いてあります。

見ている人の顔をおとなしくじっと見て、笑顔を向けている人に向かって、サービスなのか、何度も頭を振って鈴の音を聞かせてくれました。みんなに、「ごくろうさま」 と、顔を撫でてもらっても、平気な馬コ。

所定の場所に、たくさんの馬コが到着。観光客にじっくり姿を見てもらって、一緒に写真を撮らせてくれてます。もちろん、お良しも、周りの人にお願いして、1枚・・いや、その女性、3枚も撮ってくれてました ありがとう、ありがとう。無事到着したお馬さんたちは、ここで、バケツからお水をもらって、ガバガバ飲んでいました

乗ってきた小さな子。かき氷をもらっていました。ごくろうさまですねぇ・・・。えらいえらい。

ひときわ大きく見えた一頭。手綱を引いたご主人に伺うと、1トンはあるかな・・・だって。わたし、競馬の馬も見たことないけど、がっしりして、本当に大きなお馬さんです。

足が、本当に太いの 仔馬も、お母さん馬と一緒に行進してしたのですが、仔馬のうちから、足だけは、立派に太いんです。力仕事の馬です。

お良しの頭を狙う?馬コ。

このあと、撤収作業。お良しは動画を撮りながら、馬コが身ぐるみはがされて、軽くなり、暑さから解放される過程を見ました。

馬コが着ていた装束の一部。

馬は、大きなトラックに乗せられ・・・何度も、「ヒヒーン、ブルブル、ひひひひーん」 の、大きい いななき。

「あー、終わった終わった、疲れたなぁ・・・早くうちに帰って、ご飯食べて、寝んべ、寝んべ」 と、言っているかのように聞こえました

中津川の河川敷でも、お馬さんが、トラックで、滝沢へ帰っていくところでした。

交差点で。「お馬さん、ごくろうさま、綺麗だったよ!」

このたこ焼き屋さんの、「味は平成、価格は昭和」っていう、紙、見てください。食べたかったな。

道端の、こんなものにも感動してしまうお良しです。

バスセンターのはす向かいのNANAKで、イチゴ入りのパンと、塩レモンジュースを、東京駅で食べる夕飯用に購入。美味しかったですよ。

去年も通りかかった八百屋さんで、今年も、鈴虫を売っているのを発見 八百屋さんで鈴虫売るんだねぇ・・・と、去年も思いました。

 

なんだかんだ、盛岡の町を惜しみつつ歩いていたら、いつのまにやら、帰りの電車の時間が迫ってきてしまい、足早に駅へと向かう。今度の旅は、周囲にはあんまり言わないで来たので、旅を知っている人だけにお土産を買い、コインロッカーから荷物を出して、新幹線ホームへ。

16:50発、東京行きはやぶさ26号、新函館北斗駅から来たこの列車は、盛岡入線のとき、なぁーぜだか、頭の上の前照灯をピッカンピーーーーーッカンの、超まぶしい光をわれらに浴びせながらやってきたので、思わず気絶しそうになりました まだ、辺りは明るいし、青函トンネルはとっくの昔に出ているのに なんでぇー そんな、月に届くような光、やめてよー 

JRさん、なにか訳があるのかい?

ああ、今回の旅は、悔いなし!って感じだな、と、あまり悲しくなく、お迎えの新幹線に乗車。秋田からのこまち号連結を待って、静かに盛岡を後にしました。

遠く、見えなくなっていく岩手山に「さようなら」を言い、再訪を誓います。

19:20、東京駅に着いた、乗ってきたはやぶさ号。

こんなステッカーが貼られていました。

恐るべし、またしても 二十数分後には、再び北海道へと旅立つ、働き者!

夜、9時ちょっと前には、我が家に着きました。京浜急行線の接続がバッチリでした。よかった・・・。

 

翌朝、疲れをいやすため、近くのファミレスに 朝食バイキングを食べに行きました

そしたら、地震が来ましてビックリ  

 

はい、今回の岩手盛岡、チャグチャグ馬コ 見物の旅のお話は、これでおしまいです。ただの 私の旅日記を 長々とお読みくださり、どうもありがとうございました。

 

 実を言うと、この3月末あたりから、自律神経失調症気味で、体調がよくなく、年頭の母の転倒に始まって、身内のことやら自身のことやらの難問がいっぺんに重なって、6月に入っても、体調が絶不調で、「こんなんで、盛岡へ行けるだろうか・・・?」と、不安な気持ちでした。でも、廃止となる盛岡バスセンターの姿を最後に絶対見たかった強い思いがあったので、なんとしても行きたかったのです。行けてよかったです

 かかりつけの内科の先生に3回もお世話になり、盛岡へ出発する前日には、「気持ちの問題もあるから、点滴もやっとこうか・・・。」という医師に栄養ばっちりの点滴1本打ってもらっての旅立ちでした。

 去年のさんさ踊りの時に知り合った、盛岡在住の女性と、秋にまたお会いして、盛岡を案内していただくことになっているので、もう一度、盛岡へ行けます。もちろん、お金、貯めてます。

またその旅で私が知らない盛岡を見てくることになると思いますので、楽しみにしています。その旅では、遠野市へも足を伸ばしてみようと思っています。遠野も10年ぶりぐらいです。

今回の旅では、誰にでも、「旅の者ですが・・・」と声をかければ、すべて、万事すべからく、幸せな結末となった、心温かい盛岡の人々に恵まれました。心から感謝です。

 

※ 写真やお話は、ご主人や関係者の許可を得て、撮影、記載しています。

 

盛岡で、自分へのお土産

 

 

藤原養蜂場の栃の花のハチミツ

綺麗に結んである麻ひも。

ストレートは、かなり甘いです!トーストに塗って、美味しくいただいています

チャグチャグ馬コ見物の途中で寄った、南部鉄器の主善堂さんの、箸置き。432円 お買い得 小さくても、ずっしりくる重さがあります。