盛岡駅西口にそびえるマリオスの展望室から下りてきて、駅への通路を歩いていると、今年の秋と来年冬の国体のPRのぼり旗がたくさん 力入ってます岩手県
北上川の河川敷にも、つつじの花で、岩手国体を発信しています。
そう、盛岡は、三浦半島より、少し遅れての、ツツジの真っ盛りできれいでした
マリオスからの通路には、JRや岩手県関係のポスターがたくさん貼られているのですが、これは、今年のさんさ踊りのポスターですな。去年は8月3・4日に見にきて、最終日はお良しも輪踊りに入れてもらって踊ったのでした お祭り大好きなお良しの至福の時間でした
毎年お良しの誕生日から始まるので、さんさ踊りは、お良しの誕生祝いだと、一方的に思っています
盛岡の駅ビルショッピングセンター、フェザン。昔は、パルモという、こじんまりしたものでしたが、いつの間にやら、駅は発展していました。
新幹線から下りてきたところのすぐの通路に、朝から、地元のとれたて野菜なども売っているコーナーもあります。電車を降りると、自動的にここへ足が向いてしまうようになっているような・・・
やーやー、安くて新鮮ですよ
駅2階のコインロッカーに300円を入れ、昼間は不要な荷物を預けたら、街へ出発
エスカレーターを目指して歩きだしたら、早くもこんなものを見つけて足止め
七夕飾り用意されている短冊に誰でも一言書いて、笹につけてくださいってんで、お良しも喜んで書きました
読めます~?
駅の外に出ると、やはり国体と、明日の チャグチャグ馬コの のぼり がわんさか。
盛岡駅前は、広くて、バスがひっきりなしに発着しているし、雪も降るから、街中へつづく各方面の道へ行くのには、地下道を通って行きます。
お良しは、小さなころから方向感覚だけはいいので、複雑に枝分かれした地下道も、あてずっぽうに感覚を研ぎ澄ませて (ん?なんか矛盾した言い方か) ちゃーんと、目的の道の地上に出ることができます
開運橋手前の歩道橋。雪がたくさん積もった時に、雪靴じゃない普通の靴で、恐る恐る渡った、おバカな体験がアリマス、何年前のことだったか・・・?
この歩道橋は、下に横断歩道もあるので、盛岡市民の中には 不要だ と思っている方もおられるそうです できたころのいきさつはどうだったのですかね?
その歩道橋の上から見た、開運橋
開運橋から見る、北上川と岩手山。お決まりの撮影ポイントです。あー、岩手山はまだ雲の帽子をかぶっていますね。この後、午後には晴れてきます
おー、そうだ、写真の順番を間違えました
開運橋の手前で、岩手といえば、あさ開 (あさびらき) 酒造~ の看板を発見。盛岡に初めて来たのは、あさ開酒造さんのトラックに乗せてもらって連れてきてもらったのが始まりだったのです。
今から31年前の昭和60年3月下旬、雪山が見られる東北に行ってみたいと、学生を卒業したばかりのお良しは、岩手県遠野市を訪れました。そこの民宿で、あさ開酒造の営業の、そうだなぁ・・・当時50代ぐらいのおとーさんと一緒になり、民宿のおかみさんが、「この子を盛岡へ連れて行ってあげて!」 と、提案してくれたおかげで、盛岡と縁ができたのです。遠野から盛岡まで、車でだいぶ山の中を走りましたが、車窓から、「こんなに家が少ない寂しいところに住んでいる人もいるんだぁ・・・」 と、しみじみ 驚きました。22歳の時のことです。
盛岡へ行くと必ず自転車をお借りする、開運橋手前の 佐々木自転車商会 で、1台借りました。「コインロッカーになんか荷物を入れなくても、うちに置いておいたのに・・・」 と、親切なご主人。次来たときはそうさせていただきます
借りたのは、このママチャリ うーん・・・我がサンシャイン号の方が軽い走りで快適なのはしょうがない。転んじゃったらいけないので、家からちゃんとヘルメットとグローブ持って行ったんですよ
でも、自転車屋さんの貸自転車だから、タイヤの空気圧とかブレーキの利きとか、ちゃんと整備されていて、安心の乗り心地です。
先に書いた、東京駅で購入した 銀座のチーズケーキを持ってご挨拶に行こうと考えていた、自転車屋さん、佐々宋輪店 (ささそうりんてん) さんを目指して、中央通りを走りますが、どうしてだか、どうしても見つからない!えーっ 確かここらへんなのにー?
右往左往しているうちに、31年前に訪ねた、石川啄木新婚の家の前を通りかかってしまった。せっかくなので、見学させていただくことにしました。見学料は無料です。
お庭には、北海道で見たような、大きなフキの葉が、太陽の光を浴びて、悠然と風に揺れていました。お家は結構お部屋がいっぱいあって広いんですよ。
佐々宋輪店の探索は諦めて、今回の旅の目的のもう一つの場所、「盛岡バスセンター」を目指します。写真は、県庁のある中央通りの緑輝く歩道を行く、お良しの盛岡サンシャイン号 からの眺め。こんな道を走ってます。
とうちゃこー、盛岡バスセンター ここ、大好き
昭和35年開業の、一日250便以上、バスが発着する、盛岡のバスターミナルです
外見はこんな感じですが、中は、昭和の香り漂う、別世界です
中へ入ってみましょう。
バスを待つ間、だけでなく、お食事ができます。
パンなども、ガラスケースの中に入っていて、「すみませーん、ご主人、ジャムパン一個くださーい」 と頼んで、とってもらう方式で買います。
岩手のブランド、藤原養蜂場の各種ハチミツ製品を、豊富に取り揃えています。お良しは、今回ここで、栃の花のはちみつを購入しました ちょうどこの日は、栃密は10%引きでした。またもや お得なお話。
お良しが一番気に入っている、藤原養蜂場の直営の喫茶どころで、昼食。
アカシアのはちみつを使った、はちみつバタートーストとレモンスカッシュ お店のおねえさんが、本当に手早く作ってくださいます。
パンは、こんな年季の入ったトースターで焼いてくれたものです。
お客さんはほとんど地元の方だから、店員の方との会話を聞いているだけで、盛岡のことがわかって、とっても楽しい
洗面所も レトロ!
トイレのドアノブも取り替えてなくて、ガムテープで補修してあるよ。でも、これが たまらなく良い! また、この鍵!懐かしー あった あった
この旅で、盛岡バスセンターに来たかったのは、実は、バスセンターは、今年9月30日をもって、閉鎖されることになっているからです。最後に、ぜーったいに、悔いの残らないように満喫して、映像に収めて、別れを告げてこなければ と、強く思ったのです。今回ここへきて聞いたのですが、さっきの藤原養蜂場系のお店は6月30日で、閉店だったそうで、6月10日に訪ねた私は、ギリギリセーフでした
盛岡へ来ると、ここが私の旅の拠点でした。
盛岡バスセンターの映像 ユーチューブから。出てくるサングラスのお方は、お良しじゃないですよ ぜーひ、ご覧になってください。昭和の遺産です。
盛岡バスセンター、今まで どうもありがとう 忘れないよ。
バスセンターに別れを告げ、大通りに出ると、盛岡の保存建造物、旧盛岡銀行(岩手銀行 中ノ橋支店)の建物が見えます。ここも盛岡の定番スポット。盛岡銀行本店として、明治44年に建てられた盛岡の明治時代を代表する洋風建築の一つ、という案内板が立っています。
バスセンターに代わって、新しい、バスを待つ人たちの拠点になりそうな、総合スーパーといった感じの、NANAK (ななっく) の角を曲がって、肴町(さかなちょう)商店街に入る。ここは、8月には、七夕飾りがどぉーんと、美しく飾られる場所。
この酒屋さんは、15年前に来たとき、ご主人のすすめで、「南部美人」という大吟醸酒を買ったところ。とっても気さくなご主人でした。お元気かなぁ~。
肴町商店街を途中で左折すると、盛岡八幡宮までの参道の長い一本道!一生懸命ママチャリを漕ぎ、なだらかな坂を上ってきました。
入口にこんな看板が・・・。また来ようかなぁ・・・今の私にぴったりだ。
お参り前にちゃーんと、両手、お口を清めて、おーっ、こんな、チャグチャグ馬コを連想させるお堂もあるでよ。南部藩は昔から良い馬の産地だったんですよねー。藩になる前の大昔からみたいだけれど。
茅の輪 があったので、方式にのっとって、くぐりました。
そして、本殿でかしこまってお参り。朝、お良しの地元、武山のお不動様の庚申塚の神様から、飲み物の自動販売機を介していただいたお餞別で、盛岡の自転車屋さんへのお土産を買った残りのお金を(微々たる額ですが)、八幡神社の神様のお賽銭箱に投入~。「八幡さま、今年も盛岡に来させてくださって、どうもありがとうございました。どうか、岩手の地が平和でありますように、お守りください。」 パンパン
本殿の前から振り向くと、参道の向こうに、岩手山がチラリ
八幡宮から戻ってくる途中で郵便局を見つけ、自分あてに、お山にひまわりの花をあしらった、かもめーる (暑中はがき) を使って、はがきを書く。
そのすぐ近くに、これまた古そうな建物を見つけたので、自転車を停めて見てみる。
昔は、奥まで飲み屋さんが並んでいたと思われる通路。道路に面した、この 「あじ彩」というお店しか今はやっていないそうで、ママさんに声をかけたら、いろいろお話を聞かせてくださって、「今はうちだけになっちゃって、一軒だけだから夜は怖いわよー」 とのこと。年配ですが、とっても美人な奥さんでした。お話ありがとうございました。
肴町商店街から出てくると、北上川の支流、中津川の河川敷に、明日のチャグチャグ馬コを休憩させるために作られていると思われる場所を発見!あーしたが、ますます楽しみになる
なぜか、鯉のぼりも、まだ泳いでいます。
中津川沿いの道から、大きな木ごしに、さきほどの岩手銀行が見える。こんな普通の町の風景が好き
市内を、でたらめに走っていると、夕顔瀬橋に出ました。デタラメといっても、方向感覚を研ぎ澄まして、とんでもないところへ出て行っちゃわないように考えていますよ。
そうしたら、こーんなに素晴らしい岩手山が、近くに見えました。
反対を見ると、旭橋と開運橋。なぁーんだ、そんなに遠くに行ってたわけじゃないと気が付く。
駅前に帰ってきて、自転車を返す前に、31年前から盛岡に来ると必ず入る、喫茶店 詩季 さんへ IN
ご夫妻で経営されているようで、とってもいい感じのお店です。
アイスティー500円.のどが渇いていたので、美味しい~ やっぱり喫茶店の飲み物は、コンビニとは一味も二味も違いますな。
このあと、自転車を返し(4時間800円でした)、また、喫茶店の前を通りかかったら、ご主人が外にいらして、私の顔を覚えてくださっていて、しばし談笑。また、秋に来ますから、顔 覚えておいてほしいなぁ。
3時を過ぎたので、駅のコインロッカーから荷物を出し、定宿、盛岡シティホテルにチェックイン!
シングル、朝食付き、6048円也。このホテルは、寝具がとっても良いのです。お良しには快適なベッドの硬さ、枕の柔らかさ。快適です。
このあと、すぐに夕方の街へ出かけます。お風呂と夕食。
続きは、またこのつぎ~ つづく
※ 自然の景色以外の登場している、写真・お話は、すべてご主人や関係者の許可をいただいて、撮影して、記事に載せています。