お良しの実父でございます! ローマ法王 ヨハネ・パウロ二世ではありません、似てるけど。
去る5月22日(金)、午前中から一人でいつもの買い物へ出かけていったのですが、10分もしないうちに戻ってきました。お勝手口のドアをドンドンッと叩く音がしたので、「だれが来たんだろうか?」と近づくと、「俺だよ!」の声。開けてみると、そこにはなんと
キューピーちゃんのように頭のてっぺんがとんがり気味に盛り上がり、そこからイナズマ型に真っ赤な血の滝が流れて、着ている上着がおびただしい血糊で染まった父が、怒りの形相で立っていたのでした
一瞬の呆然の後、 お良しの心の中で → ついにあの階段から落っこったんだ!あぁ、この穏やかな生活がとうとう終わってしまった・・!と瞬時に悟り・・・
「おとーさん!どうしたの」
父 → 「お前が早く行った方がいいよって言うからよ!」
私 → 「はぁっ なにそれ? そんなこと言うわけないじゃん!言ってないよ!!
!」
・・・つまりは、私が急がせたせいで転んじゃったんだと言っているわけです(´*ω*`) いいかがりデス!
それから自分でお風呂場へ行って頭と顔を洗い、私は上着を即お洗濯。タクシーで外科へ行かなくちゃ!と説得する私に 父は「いいよ!平気だよ!いいよ!絆創膏を貼って!」の一点張りの強情っぱり。
私 → 「膿んじゃったらどーすんの!死にたいのか!」鬼の形相の実の娘 ( 我ながら怖っ
)
居間で休んでいた後お昼ごはん。その時はもう頭の絆創膏が真っ赤に染まっていて、出血が止まっていないことがわかりました。左目の上と左ほほの擦り傷も腫れあがってきて、父はとうとう観念してタクシーで外科へ行ってくれたのでした
話が長くなりましたが、最初の写真は9針も縫った 骨まで見えていたという傷口をべしっと覆った、お医者さんの絆創膏姿の父93歳です
「お金がかかるなぁ・・」と言いながら貯金を下ろす手配をしているところです(笑)。でも、偉いなぁ!(偉いか???)
で、翌日も外科へ消毒へ。一日おいてまた消毒へ。そして、明日の一週間目で抜糸という流れとなりました・・・。一時は 目の上とほほ骨が腫れで突き出て「北京原人」のような顔になっちゃった父ですが、炎症止め・化膿止めの飲み薬の恩恵を受け、順調に回復してくれました
しかし、頭を打っているので、しばらくは様子に急変がないか見守っていく必要があるそうです。
お良し、お医者さんとスタッフさんに深々と一言 → 「こんな大変なときにケガをさせてしまって申し訳ございませんでした」
私は現場検証に行ってみたのですが、バス停への道中 石段の最後のところで あろうことか置いてあった「一升瓶ケース」に手をかけて降りようとしたのでした。不安定なものに体重をかけたので、自分もろとも転倒したらしく、でも どうして頭のてっぺんを「まるで 舌の大きさと形のように」ベロっと裂けっちゃったのかは謎のままです
あーあ・・・
しかし、ま、コロナ禍で仕事も何もかも休止中の私が在宅中で良かったです ついに恐れていた介護生活が始まるのか❗という悪い予感はハズレてくれたようです。
( 血糊だと思った上着の茶色い汚れは 父の血ではなく、父が証言するとおり こぼれていたペンキの粉でした )
私って、本当に堪え性がないというか何というか、何事にも泰然自若❗と構えていられない性格で、いちいち動揺してしまいます。イヤな性格です(´*ω*`) おとーさん、ガミガミ言ってごめんね。
転んだ翌々日の朝5時過ぎ、毎週日曜日に決めてやっているお風呂掃除をする父。やっぱり戦争へ行っている人は強いのかな?
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