Peace!!のブログ

岐阜県富加町の古い家で、小さな店をしていました。暮らしや、ご飯について、政治について思うことなど。

2年半ぶりのバーベキュー

2007-04-15 22:25:09 | インポート
従兄のお家で、バーベキュー&田楽パーティがあって、お邪魔してきました。(新築披露パーティ

私は大人になってから、土日がお休みじゃなかったせいもあって、1度しかバーベキューをしたことがありませんでした。
2年半前に働いていたレストランが休館日で、スタッフ全員でやって以来。

今日は暑いくらいのお天気で、ビールと焼いたお肉がやたらと美味しくて、総勢15人のパーティは大盛り上がりでした。私たちの親世代と、私たちと、従兄の子供たち。
面白いくらい沢山食べました。
従兄達は、冗談もまじえながら、私のことを力強く応援してくれて、本当に心にしみました。

お土産のライ麦パンを、無心でほおばる従兄の娘もうすぐ1歳。


帰ってきてから、シフォンケーキを焼いたらありえない失敗
混ぜ物をするときはいつも気をつけているのに・・・泣きそうになりながら、さっきオレンジのバターケーキを焼きました。
でも、イマイチ綺麗に焼けない。
明日、友達が家に晩御飯を食べに来るのですが、彼女には明日から少なくとも1年間は私のケーキを食べてもらえないので、「どうしても美味しいのを焼かなくちゃ!」と思ったのに。
きっとその邪心がいけないのだ。

さとりが開けるようになるには、まだまだ年月が足りない。(そして、さとりが開けていないので、失敗作はここに載せる事ができません











甘夏ケーキとぐりとぐら

2007-04-14 22:09:44 | インポート
朝、外に出ると、みるみる雲が消えていって、びっくりするくらいの青空がのぞきました。
家の裏にある樫の木も、とても明るい緑の葉を誇らしげに広げています。

都会に住んでいると、田舎をのんきなところだと勘違いしてしまいがちです。実際は、TVで時々出てくるような、底抜けに明るくて天然ボケが冴えた老夫婦みたいなのは殆どいないし、生活ぶりも「ロハス」とは程遠い。
若い人がいない農家は、日々の仕事で手一杯です。畑はたいていがめちゃくちゃだし、誰かが倒れたりすると、もう収穫もままならない。みんな都会の人と同様、必死です。
私も長い東京暮らしで、故郷の記憶を、すっかりおとぎ話の世界のように改ざんしてしまってた節があります。ときどき、びっくりするくらいカルチャーショックを味わったりする。(生まれた場所なのに!)

でも、ここでしか感じられない美しい一瞬一瞬をからだでとらえる事ができると、ああ帰ってきてよかった。と思う。
私がこのタイミングで帰ってこれて、お店ができる事、この土地をいとおしいと感じられる事を、奇跡的にハッピーだと思う。まあ、「あーもー、うっとおしいー」という日もあるけれど。

昨日、甘夏を入れたスポンジケーキを焼いていて、「ぐりとぐら」(中川李枝子作、大村百合子画)を思い出したので物置から引っ張り出してきました。
もちろん物語が優れているせいでしょうが、こんな大人になっても、可笑しいくらい正確に内容を覚えているものです。我ながらびっくりしてしまう。子供の記憶はあなどれない。

ちいさな頃から食いしん坊で、この絵本を読むたびに「ぐりとぐらのカステラが食べたい!!」と願ったものでした。あったかそうで、きいろくて、とても柔らかそうで

        そうとも、かすてらづくりの  ぐりと ぐら
        けちじゃないよ  ぐりと ぐら
        ごちそうするから  まっていて 

どういうわけか、ここを読んでいるときにちょっと泣いてしまった。
ケーキの脇においてあるナイフとフォークは、7日に行ってきた「花市」で見つけたものです。
atelier drop around という雑貨屋さん?が出していたお店で一目ぼれした、古い機内食用のナイフ&フォーク。持ち手のところに"JAPAN AIR SYSTEM" って字が入っています。


びゅうびゅう

2007-04-13 22:59:29 | インポート

イギリスパンを焼きました。オーブンが直してもらえたので、早速。
見たところ、そんなに悪くないようですが、きっと明日の朝食べたら「イマイチ」なんじゃないかなあ。捏ねあがったとき、そんな予感がしました。

今、急に聞きたくなって「ホテル・カリフォル二ア」をかけながらこれを書いています。
きっと春の嵐がやってきているからなのでしょう。
夕方からどんどん雲行きが妖しくなって、風がびゅうびゅうと吹き始めました。私はこの時期の嵐がとても好きです。
からだを包む生暖かい風も、折り重なるようにして厚くなっていく灰色の雲も、激しくなっていけばいくほど気分が高揚していきます。車に乗っては、窓を開け放して髪をぐしゃぐしゃにし、家では何度も外に出て空を眺めてしまう。
勿論カラッと晴れたお天気も大好きですが、この、初夏がやってくる予兆は、本当にわくわくする。

この写真はPeace!!予定地で撮りました。ちゃくちゃくと準備も進んでいるし、もうよほどの事がない限り開店できると思います。
  岐阜県加茂郡富加町大平賀、で喫茶Peace!!の開店準備をしています。
あと3ヶ月とちょっとでオープンです。

今、全部を読み直したら、画面が微妙に不吉ですけれど、あんまり気にしないでください。私はこの写真気に入っているので。








コーヒー中毒

2007-04-12 22:30:52 | インポート
さっき母が、「私最近、コーヒー中毒になったみたいやわあ」と心配そうにつぶやいたけれど、それはあなた、昔っからです。

子供の頃、お友達でコーヒーを飲む子はあまりいませんでしたが、保育園に入る頃には温めたミルクを入れたコーヒーを飲んでいた気がする。
だいたい、普段はお酒を飲まない家なので、父と母にとっては夜ご飯の後、コーヒーを飲むのが「くつろぎタイム」だったのでしょう。ジュース(特に炭酸飲料)を堅く禁じられていたので、子供もお茶の時間にはコーヒーにありつけたのかな。
初めは、殆どミルクって感じのを飲んでいたと思いますが、少しずつコーヒーの割合が多くなって、中学にあがるときにはすっかりブラック派
父がコーヒーを淹れる係だったので、私は父にペーパードリップを習いました。
喫茶店を始めるにあたって、色んなコーヒー豆を試したり(美味しいお店を見つけました)本を読んで淹れ方を練習したりするので、現在は私がコーヒー担当。
うちのコーヒースケジュール
朝ごはんの時、それがご飯であれパンであれ、薄めのを2杯くらい飲む。
3時か4時に、お茶の時間があって、この時私がコーヒーの気分だと、ここで1杯。
夜、ご飯を食べて片付けてから、たっぷりと淹れて、好きなだけ飲む。
飲みすぎると、肌が黒くなる気がして心配だから、この頃ハーブティも飲んでいますが。

母は、最近周りに「眠れなくなるから夜はコーヒーを飲まない」と言う人が大勢いるらしくて、それなのに夜だけで3杯も飲んだ!!自分が心配になったのだと思われます

私は、寝る前にコーヒーがなかったら、きっと眠れない



お店の入り口に、(つまりは玄関なんだけれど)木を植えようと「花木センター」というところに行ってきました。もの凄く広いところに、ひしめき合うようにして木が植えられていました。
冬にマルハダカにならなくて、そこまで大木にはならなくて(場所がそんなに広くないから)、ちょっと珍しい木を探しました。
ついつい、今花が咲いている木に惹かれてしまい、かなり悩みましたが「サンゴカクモミジ」という子に決めました。写真の一番奥に写っています。枝が、本当に赤くってサンゴという名前がぴったり。
カクという言葉が何を意味しているのかは、解りませんが。
この木が長生きしてくれて、私のお店も一緒に成長していけるといいな、と思っています





デパ地下はおそろしい

2007-04-11 23:50:30 | インポート
今日は名古屋へ行ってきました。
用事を済ませてから、「ちょっと東急ハンズでもみようかな」と高島屋に入ったのが運のつき。お昼を食べる事も、お茶を飲むことも忘れてお買い物。私はそもそも、細かいものをちょこちょこ買うのが好きですがJR名古屋高島屋は、特に買い物欲を刺激するつくりになっていると思う。あのデパートで、何も買わずに帰ったことないもん。
CAMPERでは靴を我慢できたのに(素敵だった!!)地下2階の食品フロアーを見ていたら、完全にお財布の口が緩んでしまい、母に電話。「今日、ご飯炊かないで!おかずも買うから!!」母は大喜びです。

前から気になっていた、高山市清見町「キュルノンチュエ」のハム、チーズ売り場で珍しいチーズの盛り合わせ、上に上がって美味しそうな柿の葉寿司。締めくくりは(試食と言い訳して)人参ケーキちょこちょこ買っているようで、これが結構いってるものなんですよね。ブラウス一枚くらい買えそう

電車に乗りながら、「やってしまった」と反省しましたが、夕食のとき、ビールを飲みながら食べたらどれも美味しかったし、両親も喜んでいたから、いっか

買い物内訳 チャイルドウーマンのキャミソール、靴下2足、エッセンシャルオイル、ネイルカラー(脚用、手には塗らないので)、生ハム、ボンレスハム(うまみが凄くて、美味しかったのでお勧めです)、チーズ盛り合わせ、柿の葉寿司、巻き寿司、べーグル2個、人参ケーキ(イマイチだと思った)

購入した靴下。子供っぽ過ぎるかもしれないけれど、こうゆうの愛してやまないのです。私。


さっきまで、3人で「火火」(04年 高橋判明監督、田中裕子主演)をTVで観てました。
私と母は、もう大泣き。
「形あるものは壊れるんや、また作ったらええ。でもな、心が壊れたら、もう作れへんねんで。」
  というような、田中裕子の台詞があって、その辺から私の目は洪水状態でした。