Hei!(「ヘイ」って読んで「やあ」って意味)~義務教育世界一の秘密

義務教育世界一の国の教師養成の実態を探る旅。フィンランドの魅力もリポート!その他,教育のこと気にとめた風景など徒然に。

GT-Rさんへ~10/31「北風と太陽」へのコメント感謝

2006年11月04日 | Weblog
10月31日に書いた「北風と太陽」にGT-Rさんからコメントをいただきました。ありがとうございます。

GT-Rさんは,太陽タイプの教師になりたいとのこと,うれしい限りです。教職に対する熱意と誇りを持ってらっしゃるのだと拝察します。だからこそ,生徒の質問に答えていたときに説明に終始していたことを振り返っていらっしゃる。北風タイプになっていたと。私はその場にいたわけではないので,詳しい状況はわかりません。だからもしかしたら少しずれたことを書いてしまうかもしれませんが,その際はご容赦を。

一般論として言えば,説明に終始するということが北風タイプの指導であるとは限らない。また逆に,太陽タイプの指導では説明をしないということでもない,ですよね。

明らかに言えるのは,質問に答えるという教師の指導は,生徒の質問行動の対応として行われるということです。生徒が授業やその他のことについて聞きたいと願っているときに,その内容を丁寧にわかりやすく答えること,それは教師にとって必要な指導です。それを的確に出来なかったとすれば,むしろそのことの方が問題です。なぜなら,生徒がよりよい説明などの指導を「求めていた」からです。

私には,指導によって生徒が質問しに来てくれたということ自体が,太陽タイプを目指すGT-Rさんの指導の成果であるように思えます。たぶんGT-Rさんは,その説明の時にも生徒の知的好奇心をさらに刺激したい,しなければとの思いを持たれて,「北風タイプになっていた」と表現されたのでしょう。見習いたいと思いました。

志の高さは教師の力量を高める大きな原動力たり得ます。GT-Rさんのような教師が我が国の教育界を背負って立たれることを心から願っています。
コメント
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