Hei!(「ヘイ」って読んで「やあ」って意味)~義務教育世界一の秘密

義務教育世界一の国の教師養成の実態を探る旅。フィンランドの魅力もリポート!その他,教育のこと気にとめた風景など徒然に。

ある日のゼミ

2013年05月31日 | 教育・研究・ひとの育ち
元は「今日のゼミ」ってタイトルだったのだが,書きかけでそのままになっており・・・タイトル変更。「ある日のゼミ」なのでアール。以下は元文。

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今日のゼミでは,ゼミ生からの発表がなかった・・・で,自分がこれまで全国を駆け回って集めてきた,トップレベルの先生の授業資料を写真スライドで見せる展開となった。卒業生・修了生には,単なる先生でなく,トップレベルの力量を持った先生に育ってほしいからね。理論を学ぶのはもちろんだが,それを自分の授業で実現できるレベルにするためには,理論を教育実践の具体的な姿で確認し,イメージを身体化する作業が欠かせないのだ。教育実践に限らず,アートでも料理でも何でも,一流を知ることなしに自分の定位はできないから。

で,今日の資料は長野県で中平千尋先生を中心に行われている,アートプロジェクトを活用した美術教育の写真。2008年~2010年にかけて長野を訪問して取材したときのもので,当時のゼミ生や他大学の学生と一緒に取材した。同行してくれた学生は期待通り,皆抜群の力量をつけた教員になっている。この日のゼミでは,これらの写真やその他の様々な実践の写真,ビデオを通して,いくつもの教材開発の発想が生まれたようだ。

以前このブログでも紹介した気はするが,検索かけて確認するほど余裕がないので,重複承知で数枚を紹介しよう。













あ,こんなんだったらやってみたい!ワクワク・ドキドキしながらそう思わないか? もちろん美術はこんな現代芸術っぽいものだけではない。しかし,心を動かす力があってこそのアート。訓練を行うだけの単純な授業は全国あちこちで通用しなくなっている。優れた教育実践の体感的理解と追究を通して,学生が自ら教員としての知識を蓄えセンスを磨くお手伝いをする。これが私の願いだ。
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