磯辺勝『江戸俳画紀行』中央公論新社,2008年。
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句と絵の取り合わせの妙を楽しむのが俳画である。江戸時代には,蕪村のような一流の画人でもあった俳人も,一茶のような,お世辞にも絵が上手とはいえない俳人も,みな俳画を描いた。本書は,俳人俳人二十三人の俳画を一つずつ選び,その時代や土地柄,そして人物像を丹念に辿ってゆく試みである。ともすると芭蕉,蕪村,一茶一辺倒になりがちな俳諧鑑賞の可能性を広げ,その風流や滑稽味をより身近なものとする。
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とあるが,何より的を射ているのは,本の帯にかかれたキャッチコピーかもしれない。そう,「うまい へたより この境地」なのだ。
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句と絵の取り合わせの妙を楽しむのが俳画である。江戸時代には,蕪村のような一流の画人でもあった俳人も,一茶のような,お世辞にも絵が上手とはいえない俳人も,みな俳画を描いた。本書は,俳人俳人二十三人の俳画を一つずつ選び,その時代や土地柄,そして人物像を丹念に辿ってゆく試みである。ともすると芭蕉,蕪村,一茶一辺倒になりがちな俳諧鑑賞の可能性を広げ,その風流や滑稽味をより身近なものとする。
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とあるが,何より的を射ているのは,本の帯にかかれたキャッチコピーかもしれない。そう,「うまい へたより この境地」なのだ。