P印良品

気の向いた時にその日聴いてたCDやら最近観た映画やらを取り上げてソレについてアレやコレやと…

【CD紹介#46】電気グルーヴ"Recycled A"

2007-09-05 22:38:20 | Music_Domestic:電気グルーヴ
前々回 、1997年に発表されたCDを もう1枚紹介する、
と書いた件ですが、

メタモに行ったりしてる内に、記事の内容に関わってくる部分で
アレやコレやと思う所が出てきてしまい
METAMORPHOSE 2007

考えた 結果、紹介するCDを翌年 1998年発表のに変更するコトにしました。
えー その方がチっとは分かり易い文章が書けるんでねぇの?と思ったんで。
8月の終盤にアレコレ考えてたコトに関して。
と、そんなワケで 今回取り上げるCD。ですが、

電気グルーヴ"Recycled A(エース)"(1998年)

電気グルーヴが97年に発表したAlbum"A(エース)"のリミックス盤。です。

元々 I:Cubeの1st.について書きながら、この年に出たのの中に、これまでアレコレ聴いてきた中で
特に思い入れが強いモノが カナリ多いコトに気づいて、この機会にその内の何枚かについて書きたいな、
と思っていて、さしあたり その最たるものである、"A(エース)"を…となったのですが、
そうなった直後 位~モヤモヤと考え事をしだしちゃって、そっちに掛かりっきりになってしまった次第。

何をモヤモヤ考え事してたのか、てぇと、ついこの間までは、10年来 テクノ を聴き続けていて、
テクノが好きと言うコトがすんなり出来たのですが、自分が現行のシーン 2007年現在の テクノにあまりに疎いな、
というコトを意識する程に、もしかしたらそう言うコトは 出来ないんじゃ…と。思ってしまったワケで。

なんか、このところ テクノを楽しむコトが出来てないなぁ-と。
自分を直接的に楽しませてくれるモノではなくなってしまった(自分の中で) という感じがしてました。
IMAJUKU*solanine が楽しかったりすると、やっぱりあの頃のは、みたいな気持ちになり
現行のモノは…あまり自分が求めてるモノじゃないやとか思ってみたり。
今現場で鳴っている音に興味が湧かない、のはなー。

と、いうような状況下 どぅしてくかなーというコトを考えていたワケで。
まぁ 静観しとこう ムリに答えを探さず、という トコで一応落ち着きましたが。
ソレって グレーはグレーだけど、でも俺にしちゃ前向きな気持ち。だったりします。

コレ書くと、少しは分かり易くなるかな。
10代の頃、Rainbow2000とか 野外フェスに テクノを聴きに行ってたのが、今では METAMORPHOSEで
ジャムロックなりを聴いてる。と。
テクノ勢のライブなり DJそっちのけで。
でも 今は一先ず ソレでイイじゃない。という。
多分 テクノを聴く、というコトがなかったら野外で音楽を聴く楽しみも知らなかったかも だし。

話をCD紹介に戻します。
まず "A(エース)"については途中まで文章 書いてて、ソレの1部を載せます。

(97年は)吹石一恵、嘉門洋子、藤崎奈々子、柳明日香 というこの年のビジュアルクイーン・オブ ザ イヤーの
メンツやら、から大分 前だ、って実感は沸くんだけど、この作品については色褪せてないんだよな。
いまだに チっとも。10年前のモノとは思えない。
ポップスとテクノの両立という離れ業を、セールス面での成果も伴ってやってのけた 彼らのそれまでの活動の
集大成。コレは 是非聴いて貰いたい、と思う1枚。

で、そのリミックス盤が、件の"Recycled A(エース)"。参加リミキサーはThomas Schumacher、Mijk Van Dijkの
ドイツ勢やDJ Misjah、変わったところだと Ninja Tube所属のLondon Funk Allstars、Jimi Tenor、
Doctor RockitことHerbert、等等。
このメンツで テクノとしてまかり通るのが90年代。
僕の テクノのお師匠さん(と 勝手に呼ばせていただいてます)びびんぱさんが 電気の卓球と、
Tokyo no.1 Soul Setの川辺ヒロシのユニット、Inkの新譜"InK PunK PhunK"を取り上げた記事の中で、

90年代のテクノシーンとは、言わば "テクノ" の名の下に自然発生的に集まった共同体のようなもの
だったわけで、ルーツも現在の立ち位置も目的地もそれぞれ違う者たちが、同一のタームのもと不思議と
まとまっているように思えた。
acid over the rainbow

と、書いていますが あの頃の 「不思議とまとまっている」感覚がココからも感じ取れると思います。
この感覚が 自分としてはスゲぇ好き。
で、今の細分化を経て それぞれの (ジャンルの)壁が高くなってしまった状況にはなんか違和感がある。
プッツリ テクノ離れさせるだけの じゃないけんど。

あと、このアルバムにremix提供したヒト 自身の作品を探して聴いてみたり、と色々 勉強もさせて貰いました。
そーやって 繋がったり、広がったりする感じも好き。なんです。

に、しても 初めて"Shangri-La"のJimi Tenor remix聴いた時は笑ったわー。
ナイス人選っ!!

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