P印良品

気の向いた時にその日聴いてたCDやら最近観た映画やらを取り上げてソレについてアレやコレやと…

【CD紹介#61】Cherryboy Function"Something~"

2008-02-02 15:26:57 | Music_Domestic
前々回 の記事にも書きましたが、先週の金曜日(1/25)にフロッグマン
レコーズの冬眠パーティーに行きました。が、実は その日、もう1つ
大分 惹かれるイベントがありました。
90年代に 日本のテクノレーベルとして フロッグマンと肩を並べていた Transonic を
主宰していた 永田一直が新たに始めたExT Recordings(※)に所属するヒトら 及びその周辺に
いるヒトら出演の ExT Recordings presents ELECTRO DYNAMIC 2008 NEW YEAR SPECIAL。
11月に 秋のが開かれた時に行こうと思って、でも 結局行けなかったのに続き、今回も。
むー 残念。

今回は、そのイベに セッション・ユニット Ex Boysとして、De De Mouse、やけのはら、
永田一直と共に 出演したCherryboy Functionの 1st. Album

Cherryboy Function"Something Electronic"(2007年)

の話を。

ExT RecordingsがDe De Mouseに続いて世に送り出したのは、
Raw Life仕込の確かな実力を備えたニュー・カマー、Cherryboy Function。
とにかく もー構成力がハンパないです。彼。ハードコアにアシッド、クリック、テックハウス
etc...と、新旧問わずさまざまな(ダンス・ミュージックの)スタイルを採り入れて曲が作られて
いるんですが、Albumに収録された13曲全てで、彼の優れた 構成力が発揮されてて。
そのコトはホント スゴい!!と思います。
っつーのは、
反復、というモノがテクノの気持ちよさの源泉となっているため、その(反復される音の)気持ち
よさを損なわずに、展開のある曲を作んのって、ホントに難しい(この手の音楽で 延々繰り返し
続けて最後フェードアウト。な曲がどんだけあんのか、を考えたら 分かるでしょ?)。というのが
ある中、押さえるべき所を押さえて、その上であるフレーズに別のフレーズを重ねたり、(その後で)
切り替えたりさせ(る タイミングが絶妙!!なんだと思います)ながら、1曲の中で展開をさせていくという
簡単ではないコトをヤってのけてんです。やー彼の構成力には只々 感心させられます。わ。
「00年代屈指のテクノトラックメーカー」と 呼ばれるのにも肯かざるを得ない。ってのが 俺の感想。
です。未聴の方は 是非!!な1枚。

※:なお 先日、ExT Recordingsの設立1周年を記念して DJ やけのはらによるmix CD"ExT Recordings
1st ANNIVERSARY MASTER MIX"が発売されました。

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