”塩嶺 御野立公園”
野鳥目当てに来たが、塩嶺閣は今日はHさんが非番でしまっていました。
特に目新しい鳥には会えませんでしたが、カミサンはずっと鳥を探している。
私はすっかり頭切り替え。 25cmほど積もっている雪の顔を撮ることに専念した。
”塩嶺 御野立公園”
野鳥目当てに来たが、塩嶺閣は今日はHさんが非番でしまっていました。
特に目新しい鳥には会えませんでしたが、カミサンはずっと鳥を探している。
私はすっかり頭切り替え。 25cmほど積もっている雪の顔を撮ることに専念した。
”コハクチョウ”
塩嶺から、岡谷ICに乗って帰ることも出来た。
でも、間欠泉の道向かいのタケヤ味噌の会館で、
オオワシの写真展をやっていると聞いたので、それを見て帰ろうとなった。
再び、湖畔に下りて、初日に撮ったコハクチョウをまた撮った。
この位置からはオオワシは全く確認できなかった。
でもこの展覧会を見たことが、思わぬラッキーな展開に。
それは明日のこころだ!
(2月8日) 旅の二日目後半です。 朝から風が強く寒い日。風は向かい風。 三脚も倒れるような風。
もう昼近い。 地元の自営業の人は「ちょっと帰って仕事してくる。夕方また来る」と言って帰って行きます。 私たちはここにいるしか目的がない。
じっと見つめているしかないのです。この鳥は飛び立って山が背景に入ると、一瞬目を離したすきに見失うことがよくあります。
二人だけでも心細く、数人いた方が見失う恐れがなくて安心なのです。
デジスコで大トリミング。
朝は、モーニングコーヒーまで飲んで万全の態勢で出てきましたが。お昼の事を考えてなかった。
二人して目を離すわけにはいかない。 カミサンにコンビニまで昼を買いに行ってもらって、車中で沖を見ながら昼飯に。 集中の連続です。
(どうしてそんなことを) じっと動かないオオワシにこちらの岸の方が近いだろうと初島から間欠泉方向に岸辺を移動した。 少しは近い。
突然バリッと驚くほど大きな音を立てて氷を割る音がした。 ボートが氷に突っ込んで氷を割ろうとしているのです。 ボートの先頭の人は小さなデジカメを手にしたいる。 前方にはオオワシがいる。
ここは漁協の人たちが、カワアイサによるワカサギの被害を防ぐために、鳥おどしの破裂音を出したりして、カワアイサを追い立てることをしているのです。
これも野鳥愛好家との間で様々な軋轢を生んでいるのです。オオワシが渡って来なくなるかもしれない。本当にカワアイサはワカサギの食べる量が減っているのだろうか?。
しかしここは一面の氷でカワアイサは一羽もいない。 なんの目的だろうといぶかっていると、どうやらオオワシに近づこうとしているようです。
船は何度か前に進もうとしましたが思うに任せず、ついにオオワシはさらに遠くに飛んでしまいました。
カワアイサを追い払うことは漁協(漁協の人でなかったらごめんなさい)の権利かも知れません。
しかし対象ではない天然記念物を追い払う権利はありません。(カミサン作マーク 2枚)
岸には朝からオオワシを見つめるカメラマンたちが。 鳥撮り同士だったら大変な問題です。 地元の人でありながら、畑が違うとこういう神経であることが悲しい。
「飛んだ!」。 はるか遠くのかげろうに揺れる点を見ていた人たちが叫んだ。 次の瞬間皆が見失った。 飛び立ったオオワシは氷が背景の時は見えるが、
盆地の日陰の山が背景に入ると、ほとんど見えなくなってしまうのです。 「そこに来ている!」。 山の中腹を旋回するオオワシを見つけたのは私でした。
普段は尾根近くまで高度を上げて行くのに、低めの谷間に消えてしまいました。 16時39分。 この日のオオワシ撮りが終わりました。
もう日が沈みそうだ。 グルが山に消えて、さあこれから昼間はじっと押さえていた、他の写真も撮ろう。
日が沈んでしまった。 明日は帰る日だ。 午後早くに帰路に就きたいと思っている。 今回のオオワシはここまでかとほぼ覚悟を決めました。
(2月8日) 諏訪湖へオオワシ撮りの2日目。 前夜、2日目の過ごし方を考えた。
昨日はオオワシの出現に遅れをとったので、今日は早く湖畔に出よう。
でも日の出前は、オオワシも出ないだろうからその間は、日の出前の諏訪湖を撮ることにしました。 朝6時。
気温が最も下がる時間帯。 風もある。
諏訪湖にそそぐ上川の、上川大橋から。
日が出そうになったら、体感温度はさらに下がった。 指先の感覚がない。カメラのボタンを押しても指先に触ったという感覚が伝わってこない。
手袋をしていてもです。 一生懸命自分の指先を見ながらボタンを押さなくてはなりません。
ホテルには7時までに戻り、 温泉に浸かった。 これがあるから寒さの中を出たんだ。 指先の傷みが温泉に浸かってもなかなかとれない。
ここのオオワシは地元では「グル」の愛称で呼ばれている。
湖畔に出たら、昨日一緒だった人が通りかかり、「グル、もう出てるよ」。
「さっき狩をしてもう食べちゃった」。「エッ、どこ?」
初島の陰で昨日の場所からは見えない場所だった。 その後少し移動してこの氷の盛り上がった場所にとまった。
昨日は10時頃だったから、今日はそれより早く出て来たのに。 聞けば私がホテルで朝食を食べていた頃の時間だ。 「グルも朝飯だったんだよ」。 言われてしまった。
この日の風の強さは、半端ではなかった。 寒さと風の強さで、 カメラマンは三脚だけを残して、車に入ってしまった。
すると残された三脚が、風で倒れてしまったのです。 今年初めてのグルの姿を、デジスコ(1400mm)で。
今日は1日オオワシに張り付いてやる。 でも相手は全然動きません。
(トビとカラス) 湖畔はものすごい向かい風。 オオワシは動かない。 岸近くにトビが魚を食べている。カラスが寄ってきた。
カラスはトビの尾羽を引っ張って魚にありつこうとしている。
「うるさいな!」。 怒って羽を広げたらすごい風の中、羽に風をはらんでトビはバランスを崩した。
そのまんま、風に流されて、氷の上をスーと滑って行く。
「よせ、俺のだ!」。 氷上のオオワシに異常なし。 2日目前半を終わります。