JR大船渡線、陸前高田駅の跡です。
海岸線をうねって走るこの路線は、
竜がうねって天に昇る形にたとえて、
ドラゴンレールと言われています。
街に入る気仙川の鉄橋が流され、
市内の線路は全て取り外されています。
海側のホームに立って内陸側を、
ホームの左側から右へと撮りました。
”気仙川河口 夜明け”(11月28日)
あの大震災を自分の目で撮りたいという気持ちはずっとありましたが、
あの地にカメラを向けることへの躊躇もありました。
知人の一言に背中を押され、
震災から262日目の陸前高田へ行ってきました。
「やっていますけど、食事はお弁当になりますけど」。
やっと探した旅館の予約で、さっそく復興の現実を知らされました。
あの津波に残った一本松の立つ気仙川の河口に、未明に着きました。
この橋は河口近くにある橋。
ライフラインともいうべき橋で、
すぐ横に仮橋が作られている。
その橋から撮っています。
このひとつ上流の橋も流された。
その橋は架け替え工事が終わり、
三月に竣工式の予定だったという。
それにしても、
橋をむしり取る津波の力って。