”コハクチョウ” (カミサン作マーク) (2月8日、旅の三日目後半)
旅のメインであったオオワシ撮りはもうここまで、あとは諏訪湖畔のオオワシの写真展を見て帰ろうと、湖畔のコースを。
旅の初日に撮ったコハクチョウも、晴れの日に撮るとまた良いものです。
”キンクロバジロ”
”コハクチョウ” (カミサン作マーク) (2月8日、旅の三日目後半)
旅のメインであったオオワシ撮りはもうここまで、あとは諏訪湖畔のオオワシの写真展を見て帰ろうと、湖畔のコースを。
旅の初日に撮ったコハクチョウも、晴れの日に撮るとまた良いものです。
”キンクロバジロ”
下諏訪付近でもオオワシは見えなかった。 諏訪市に入ると、道路から諏訪湖が見えにくくなる。 展覧会場の二階から諏訪湖が見え、オオワシが見えた。
展覧会場に入ったら、 14年前オオワシが保護された当時の写真も飾ってある。 同級生のHさんが、着ていた上着をオオワシにかぶせようとしている瞬間だ。
ワシも、H君も緊迫の一瞬の写真だ。 頭を服で覆った後すぐにするのは、オオワシの足を押さえることだという。
そうか、あの足の爪で、手や腕をつかまれたら、わしづかみで貫通しちゃうものな。
”カラスがうるさくて、場所替え”
展覧会場で見覚えのある人に行き会った、一人は若い女性で、もう一人は野鳥の会の役員の人か、名前は忘れたが、「埼玉から来ている人」と、覚えていてくれた。
その女史の言う事には、「この展覧会をやっている時には、グルがこの会場の上を飛ぶというジンクスがあるんですよ」。 良いことを聞いた。
ジンクスにすっかり気を良くした私たちは、グルのねぐらに帰るのを待つことにした。
この鳥は、ねぐらに帰るのが比較的早いと聞く。 2時40分。 のんびり買い物をしているカミサンをせかせて湖畔に立った。
「あと15分以内」、「あと15分だ」。どんなに遅くても5時までには必ず帰る。 カミサン寒くて足踏みしながら「早く帰って」。
「飛んだ!」 、16時55分。
今度こそ、ねぐらに帰るぞ。 二人して必至にカメラで追う。 「今タンクの上」。 「アッ見失った」。「茶色のビルの上」。「あ、分かった」。
かなり右手の山の方向に飛んでいた。 鳥の姿が空に抜けた時、こちらに向かって来ることが分かった。
私たちの前方約600mに常連さんたち数名が待機している。
私たちの後方約200mに4名ほどが待機している。
前が有利か、後ろが有利か。 どちらにしても私たちが一番不利と言うことはないはず。
「こっちに向かって来るよ!」。 いいぞいいぞと思って見ていたが、やがて驚きと緊張に変わった。
わっ、来ちゃった。
でもこれより左へ行くと太陽にカメラが向いちゃうんです。
この時、思いもよらぬことが起きました。
岸すれすれに私たちの前を通過したオオワシが、沖に向かってコースを変えたのです。
そして、時計回りに私たちの上を旋回。 一度ならずも二度も旋回したのです。
まるで舞台から去る役者が、花道で見得を切るみたいに。私たちの為に。
ここからはカミサンが撮ったもの。
もう99%、今回のオオワシ撮りはここまでと覚悟していたのに、日没5分前に大奇跡が起きました。
” 最後の晩照”
「やったやった」。カミサン大興奮。
遊歩道に上がったら、展覧会で行き合った女史がまだ双眼鏡で山を追っていた。
カミサン興奮してその女史と手を取り合って小躍り。
ついさっきまで、「私はいいから、足湯に浸かっていていい?」と、
戦意喪失していたカミサンが一番はしゃいでいる。
昼には帰ろう、と言っていたのに日没だ。
「祝杯」、という訳に行かないから、「祝温泉」。
寒さに耐えに耐えた体を
すぐ近くにある、片倉館の熱い、深い湯にたっぷり浸かった。
帰りの車は温泉のぬくもりで、天国。
このぬくもりから冷めたくないから夕飯はずっとあとでもいいね。
” ♪ 小指の思い出なぬ、親指の思い出”
旅行から帰った三日後の写真です。
行く前から多少傷ついていましたが。
旅行中に寒さですっかり割れてしまいました。
痛くて親指の先に力が入れられませんでしたが。
今日15日はどうにか少しは力が入れられる様になりました。
オオワシ、近くで撮れましたが、真下以外で、もっと目をしっかり、青空背景に・・
新たな欲求が生まれます。 オオワシ、グル。 来年も元気で渡ってきて。
”朝の湖畔”
(2月9日) 旅の三日目最終日、その前半です。
6時50分、朝食前に湖畔に立った。
昨日は私の朝食中にオオワシに飛ばれてしまった。 だから今日は朝食を一時間ズラし、8時まで湖畔にいることにした。
北アルプスに日がさしてきた。 諏訪盆地にはまだ日が入っていない。
盆地に日がさしてきた。対岸は岡谷JC。右手が松本方面。
八時までに、湖上は異常なし。 今日は朝風呂はやめ。 朝食を食べて早めにチェックアウトしました。
すでに、6~7人のカメラマンとギャラリー。 すぐには見つけられません。 「鉄塔の右上の、山頂に近い針葉樹が二本ある右上の木」。 いた、いた。
9時12分。 昨日山に消えた近くだ。 この時間まだ狩をしてないとすれば、必ず近いうちに飛び立つはずだ。 ここはしばらく待とう。
下はデシスコで大トリミング。
「飛んだ!」 。 9時50分。
最短で湖水に出るには、私たちの真上近くを飛ぶはずだ。 みんなはそこを読んでここに待機している。
でもオオワシは、私たちの方へは来ず、左方向に飛んで湖水に出て行った。
「遠かったな」。 常連さんたちがつぶやいた。
”湖水に下りたオオワシ”
本当に遠かった。遠すぎてかげろうゆらゆらだ。 氷に映った赤い旗のそばがオオワシです。
ここから先は、何時になったら動くか分からない。7時間以上動かないことも経験しています。
飛び出しに出会えただけでも良しとしよう。 もしかしたら対岸なら、オオワシに近いかもしれない。
対岸を回りながら、 別の場所、塩嶺の御野立ち公園へ行くことにしました。
対岸に見えるの建物の場所に行ってみました。 そこからのオオワシはもっと遠くでした。
”氷上ワカサギ釣り”
遠くから見たらこの人影が、鳥の群れかと思って双眼鏡をのぞいてしまった。 まさか氷上で釣りしているとは思いませんでした。
湖畔に赤い旗が立っている時は、氷に乗ってはいけませんの合図です。
天竜川のはじまり。釜口水門から対岸諏訪市、八ヶ岳を見る。