”アカエリカイツブリ(夏羽)”
長々と8回も引っ張ってしまった、銚子への旅。
今日で終わりにしたいと思います。
鳥以外の写真をメインに出かけたのですが、
4種もの初鳥に会うと言う、鳥では収穫の多い旅でした。
今日は3種目のアカエリカイツブリです。
4種の私にとっての初鳥は。 キョウジョシギ。 クロサギ。 アカエリカイツブリ。 残る1種はこのシリーズを終えた明日にでも。
”九十九里浜の砂丘”
実を言いますと、来週の土日に、
写真クラブで撮影旅行に銚子へ来るのです。
皆を出し抜こうなんて、来たのではありませんから。
撮影会では撮れない時間帯を撮りたくて来たのです。
撮影会では九十九里浜に宿泊です。
帰路、どんな所か回ってみたのですが、広い。長い。
車で近づける場所を見つけて海をちょっとのぞく。
風と砂粒手に追い払われるように早々に海を離れました。
シリーズを終わります。 せっかく三日の自由時間をもらったのに、この時間の使い方はもったいなかった気もしますが。
撮りたくてやったことですから後悔はありません。 疲れを取ったらまた作戦を立てよう。
”クロサギ”(5月8日)
銚子へのカメラ旅。 二泊三日のつもりが、一日で力を使い果たしてしまった。
細く長く生きるはずの小心者の私が、太く短くやってしまった。 後悔はないけれど。
このまま、ここの地にいても疲労回復しそうもない。
一泊して翌日もこの街にいても期待感がわかない。 帰宅の方向だな。
こんなこと考えながら、海辺でぼおっとする。 これもまた悪くない。
何だあの鳥。 鵜でもないし、色がおかしい。
初鳥、クロサギ(留鳥)でした。 疲れを忘れてしばしたわむる。
図鑑で調べたら、クロサギ(黒鷺)に白色型がいるらしい。
真っ白でも黒鷺。 「白を黒と言いくるめる」。という言葉はここから出たのかな。
止まるかと思ったら、すぐ飛び立ってしまった。
画像処理でこの鳥の色は不思議だった。 顔がはっきり見えないので、明るさやコントラストを調節したのだが、
ハイライト側からせめても、シャドウ側から攻めても、この鳥のトーンはびくとも動かない。 中間の明度なのかな。
”銚子漁港 第三魚市場”
7時には競りが始まると聞いていた。
出来たら撮りたいなと思っていたが、もう11時を過ぎている。 でもやっていました。
魚、ギョ!
これを見たらアンコウが哀れに思えた。
押し葉(魚)。 紙のように薄い。 見事に押し魚になっている。
おびただしい魚と、重量級のトラックの行きかう市場で、 この押し魚が出来る確率と、化石が生まれる確率をの違いを考えた。
”外川漁港の夜明け”(5月8日)
二泊三日で自由な一人旅に出た。
しかし初日に徹夜に近いことをしてしまった。
夜のつもりが、気が付いたら明けてきていた。
↓ 西を見ると、まだ夜が残っています。
↓ また東を見て。
↓ 又西を見て。
振り返るたびに明けが進んで来ます。
日の出と波を撮って、再び外川漁港へ帰ってきました。
もう一晩私はこの町と付き合うんだ。
ここでやっと気が付きました。
最初から、二泊三日をどう使おうかという考えがなかった。
マラソンなら42.195kmをどう走るかペース配分があるのに。
私は最初の10kmを全力疾走してしまったのだ。
強い日差しの中を、もう一日この町をスナップして歩く力が残っていない。
ウルトラマンなら、日光に3分間もさらされれば充電されるかもしれないが。
私は寝不足で日光にさらされたら銚子の干物になってしまう。
”犬吠埼灯台から南の海”(3月7日)
写真撮りの二泊三日の一人旅、初日の夜。
夕日を撮ってそのまま宿は取らず夜を待った。
夜の海が撮りたい。
新月に近いから月明かりはあてにできない。
犬吠埼の灯台しか海を見下ろせる場所が思いつかないので来ました。
灯台の近くまで行ったら、三脚担いで、オットットと風下へ戻る様な風だ。
仕方なし、トイレの建物の陰に退避。それでも三脚が風に揺れます。
20時15分。肉眼では水平線と空とが見分けられなかった。
ISO 5000、F5、30秒。
長崎鼻の灯台が岩礁を照らしているのが分かります。
”出航していく船、 23時49分”
灯台には40分ほど居た。
とにかく風をよけないと撮っていられない。
9時に外川漁港の駐車場に戻る。
漁船の出航まで、11時にアラームをかけ一時間ちょっと仮眠した。
11時30分には船は出航し始めた。
ところが予想に反して、すごく静かに、波も立たずに、しかもスムーズに船は出航していく。
黒い煙を吐いて、ドドドドとエンジン音を響かせ、漁師の無線が港にこだます。 こんなイメージでいたのですが、
光跡が波に揺れもせず。 まるでハイブリッドカーみたいだった。
船が出て行ってから、漁港を撮り始めました。
月はないので、漁港を照明する水銀灯や、
ナトリュウムランプの街灯などの明りが光源です。
これはナトリュウムランプの街灯の下に立って撮ったものです。 水銀灯の下では ↓
港の照明に幻惑されますが、
ちょっと照明を離れて空を見るとすごい星空です。
天の川も見えます。
流星群を見る時、街の灯りの影響のない場所を探すのに苦労しますが、
ここは完璧な良い場所だ。 長時間露光やっちゃおう。
こんなことしていたら午前三時を回ってしまった。
空と海との境が見分けられる様になる時間が今くらいからだ。
車に帰って、仮眠しようか、日の出をどこで迎えようかと、ぼけっと考えていて、
ひょっと東を見たら、 ひゃ、もう明けてきてるよ。
(5月7日)
銚子は、カモメウォッチャーには多種類のカモメ見られる有名な場所です。
カモメ識別は自信がありませんので、ここはざっくりカモメと言うことで。
漁港の競り場。こぼれた魚(メバル?)にカモメが寄ってきます。目の前だ。