詩人PIKKIのひとこと日記&詩

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突破されてゆく菅義偉の防衛ライン - 全国終日休業へ、定額給付金へ、五輪中止へ 世に倦む日日より

2021年01月09日 | 気狂い国家

突破されてゆく菅義偉の防衛ライン - 全国終日休業へ、定額給付金へ、五輪中止へ

 
突破されてゆく菅義偉の防衛ライン - 全国終日休業へ、定額給付金へ、五輪中止へ_c0315619_12431422.pngようやく緊急事態宣言が発出される段となった。だが、明らかに時すでに遅しだし、飲食だけにフォーカスした、夜間だけに限定した抑制策では効果が出ないのは明白だ。私は11月中旬の時点から4月と同じ緊急事態宣言(=日本型ロックダウン)の措置をせよと言ってきたが、実際の進行はそこからGoTo是非の道草論議に入り、延々と1か月以上、菅義偉とネオリベ右翼に粘らせる無駄な政局を続けてきた。飲食がコロナ感染の元兇となっていたのは11月以前の疫学的事実であり、12月に入ってからは飲食以外の場所や機会でも市中感染が広がっている。現在の感染爆発の段階では、飲食の空間だけを封鎖しても対策の意味はない。また、1都3県の首都圏だけを対策しても感染は収まらない。春と同様、すべての人流を半強制的に止める必要があり、いずれその方向へ対象拡大するに違いない。茨城・栃木・群馬も範囲に含めざるを得ないし、愛知・大阪・兵庫等にも地域が広がり、全国が適用対象になるだろう。空間だけでなく時間も同様で、午後8時以降だけを規制すれば済む話ではない。限定戦略は即頓挫する。


突破されてゆく菅義偉の防衛ライン - 全国終日休業へ、定額給付金へ、五輪中止へ_c0315619_12490275.png6日の東京都の新規感染者数は2447人となった。全国の感染者数は7000人を超えるだろう。この数は、欧州諸国の1日の感染者数と並ぶレベルである。来週には、日本の1日の感染者数は1万人を突破することが確実で、ニュースとなって世界から注目を浴びるだろう。日本の対策は無能で不真面目で話にならない。まず指摘し糾弾しなければならないのは、忖度技官の尾身茂の無様と失態である。尾身茂は12月9日の時点で何と言っていたか。国会での答弁で「国として緊急事態宣言を出すステージかというと、まだそういうところに至っていない」と述べている。その後も、何度も会見の度に記者から緊急事態宣言について質問を受けたが、必要性を否定するコメントを発し続けてきた。12月25日、今から2週間前のクリスマスの会見では、「緊急事態宣言を出すとか出さないとか(の前に)、やるべきこと(がある)」と言い、小池百合子に午後8時の時短要請を出すよう求める発言をしていた。菅義偉に寄り添い、小池百合子に責任を押し被せる菅義偉の姑息で卑劣な政治手法に援護射撃していた。政治家の道具になって役割を果たしていた。

突破されてゆく菅義偉の防衛ライン - 全国終日休業へ、定額給付金へ、五輪中止へ_c0315619_13180264.pngこのとき、巷ではすでに死屍累々の惨事が起きていたのである。病院に収容されないまま自宅や路上で122人がコロナで死亡し、うち56人が12月に命を落としていた。この警察発表は昨日1月6日になって初めて報道され、われわれを震撼させたが、この事実が政府分科会に情報として入ってなかったはずがない。要するに、発熱して受診しPCR検査で陽性になっても、入院調整がつかず自宅にとどめられたまま、そこで重症化して患者が次々と絶命していたのだ。同じく初めて大きく伝えられた情報だが、東京都では5日時点で入院調整中の感染者数が3083人に上り、自宅療養中の感染者数が4480人もいて、約7000人が病院で治療を受けられないまま自宅で待機させられていた。この数は、5日時点の入院患者数3025人の2倍以上である。毎日1000人を超える新規陽性者が増えているが、彼らは病院に入れず自宅に止まるしかない。そして、重症化して呼吸困難になっても救急搬送されないまま死を迎えさせられてしまう。そうやって56人が12月に死んだ。その状況を知りながら、尾身茂は、まだ緊急事態宣言を出す段階ではないと言っていたのだ。

今になって急に、緊急事態宣言を発しても1か月で下火にできるとは保証できないなどと言い、解除は3月4月になるなどと言っている。呆れ果てる。これでも専門家か。日本の感染症対策のトップか。なぜこれほど最悪の事態になる前に、早く手を打とうとしなかったのか。指標は明確に緊急事態宣言を出すべきステージに達していたのに、尾身茂はそれを無視して楽観的かつ消極的態度に徹し、菅義偉の判断と主張にお墨付きを与えていた。

突破されてゆく菅義偉の防衛ライン - 全国終日休業へ、定額給付金へ、五輪中止へ_c0315619_12485153.pngふざけているとしか言いようがない。12月、日本医師会長の中川俊男は悲鳴を上げていた。東京都医師会長の尾﨑治夫や日本病院会会長の相澤孝夫は、ずっと緊急事態宣言(=より厳しい措置:ロックダウン)を求めていた。年明けの後、急に分科会の中で変化が生じ、ステージ3になるまで緊急事態宣言を続けるべきだとか、飲食店の規制だけでなく県境をまたぐ移動の自粛が必要だと言い始めた。感染者数の波が高くなったら、それを抑えて沈静化するのに時間がかかるということは、感染症の専門家が最もよく理解していることではないか。12月初に緊急事態宣言を発して人流を止めていれば、東京アラートを出して自粛運動を高揚させていれば、クリスマスや忘年会の外出と宴会もなかっただろうし、初詣での密集密着もなかっただろう。3週間ほどで収束に向かわせ、年明けにはステージ2のレベルに落ち着いていただろう。経済活動を平常に再開させる条件を得ていただろう。12月初の段階では東京都の1日の感染者数は500人で、現在の4分の1の山の高さである。だが、この頃のテレビは、ホテルや飲食店の声を前面に出して、GoTo政策の正当化ばかりやっていた。

突破されてゆく菅義偉の防衛ライン - 全国終日休業へ、定額給付金へ、五輪中止へ_c0315619_12593548.png飲食店については、現段階では時短ではなく休業が必要だ。そのための補償をどうするかはテクニカルな問題であり、小林慶一郎や野党の政策担当者が算盤をはじいて具体的に提案すればいい。ブログで言えることは、時短では感染者抑制の効き目がなく、いずれ全面休業要請になるだろうという予測と確信である。コロナは時間を選ばないのだから。飲食店だけでなく、イベントは当然のこと、飲食以外の小売店も休業を余儀なくされ、ロンドンのロックダウンと同じ状況になるだろう。順番にそうした進行になり、否応なく経済活動を縮小させて行くだろう。今回の緊急事態宣言は、泥縄的で、後ろ向きで、不承不承、嫌々ながら消極的に踏み出すもので、政府側に事態の重大さが何も分かっておらず、当初策定の対策内容ではとても現状の厳しい禍難に対処できないものだ。本当は、果断に強力に厳重に都市封鎖した方が効果があるのであり、短期に目標を達成できるのであって、中国方式こそが感染症対策の基本なのだが、今の日本にはそれができない。「ウィズコロナ」の誤った路線と方針があり、資本の論理が先行するため、後手後手の、無責任でドタバタの、無駄に時間と財政資金をかける愚策になる。

突破されてゆく菅義偉の防衛ライン - 全国終日休業へ、定額給付金へ、五輪中止へ_c0315619_13025413.png先月の記事で、GoToの政局の後は緊急事態宣言の政局になるだろうと見通しを述べた。GoToでも菅義偉は押し切られて負けるだろうし、緊急事態宣言でも抵抗しきれずに寄り切られるだろうと予想した。相手はコロナだから勝てないのだと断言した。頭の悪い菅義偉は、まだコロナの脅威と勢いを理解できず、独り相撲の茶番劇を演じている。医療体制を崩壊させ、国民に犠牲を押しつけている。今後の展開を考えよう。ひとまず、緊急事態宣言の政局は菅義偉の完敗で決着した。次は、限定戦略の破綻であり、宣言措置の空間的時間的拡大である。1都3県から全国へ、飲食店だけでなく小売店とイベントの全面規制へ。午後8時まででなく終日規制へ。このとき、菅義偉と自民党は、五輪中止に繋がるスポーツ試合の無観客化に抵抗するだろう。が、大相撲初場所で感染者が出る等のアクシデントが発生して、またしても無駄な悪あがきの再現になるだろう。措置の時間的空間的拡大は、必然的に補償金額の追加増大となり、行き着くところ、定額給付金の再拠出という問題が浮上する。ここでまた一悶着の政局が起きるだろう。麻生太郎と菅義偉にとって定額給付金阻止は「絶対国防圏」の防衛ラインである。公明党が再び動くかどうかは不明だが、ここもまた攻防の末に突破されるだろうと予想する。

突破されてゆく菅義偉の防衛ライン - 全国終日休業へ、定額給付金へ、五輪中止へ_c0315619_16205403.pngその次か同時に起きるのは学校休業の問題で、2月頃になるだろうが、ここも突破されるに違いない。コロナは学校にも忖度しない。学校でクラスターが頻発すると思われる。これらの事態と悶着の進行に付随して、菅内閣の支持率はどんどん下がる。1月は12月から5-10ポイント下がり、不支持率が大幅に上がり、菅義偉を擁護するマスコミの声は小さくなるだろう。2月の支持率は30%を切る線に落ちるかもしれない。ドタバタしつつ各問題の攻防を経て、3月に入ると、いよいよ東京五輪の開催可否が正念場になる。ここが菅政権にとっての「本土決戦」と「国体護持」の局面だが、やはりコロナに突破されるだろう。IOCと菅政権は開催を断固死守する構えだけれど、世界と日本の3月4月の感染状況は依然として修羅の地獄で、したがって昨年同様、各国の選手と個々の競技種目団体が異議を唱え始め、それが次第に燎原の炎となって各国五輪委の総意となり、IOCを衝き動かす次第になるだろう。普通に考えて開催は無理だ。やりたくてもできる環境ではない。五輪中止の決断に追い込まれた時点で、菅政権は方向性と推進力を失って自滅自壊の道を辿る。コロナは無能な政権に忖度しない。「平和の祭典」と欺瞞された聖なる資本の祭典にも忖度しない。ただ自然科学的な法則性に則って、ヒトの空間に自己を増殖させて行くだけだ。
 

安倍外交が屈辱的完敗<本澤二郎の「日本の風景」(3959)

2021年01月09日 | 気狂い国家
 

 

<敗れたり!長州・国家国粋主義・神社本庁・日本会議・財閥の野望>
 安倍の改憲軍拡論は、極め付きの長州・国家国粋主義といえる。戦前の教育勅語や国家神道を基軸にした、国粋主義・皇国史観という戦後否定された、唾棄すべきイデオロギーであろう。侵略・植民地支配の極右歴史観の正当化を、経済力で屈服させる目論見が、ものの見事に完敗したことを、2021年1月8日の韓国の司法によって証明された。

<寝た子を起こした歴史認識強要に徴用工・従軍慰安婦問題で逆襲> 安倍外交はことごとく失敗した。ロシア北方領土問題で、譲歩の限りを尽くしたが、一歩も前進しなかった。逆に、ロシアの軍事基地が出来た。

 拉致問題は、解決するという目標をそらして、自己の野望である改憲軍拡に悪用し続けた。そのために、被害者の会をさんざん振り回した。あろうことか、みじめったらしく、外国の首脳に頭を下げ回った。結局のところ、東アジアに不信の根をまき散らしただけだった。各国へのバラマキ援助60兆円の行方が気になる。安倍の懐に転がり込む不浄な金について、である。

 そして戦前派の神社本庁・財閥・日本会議の、歴史を反省しない右翼勢力の意向を受けて、寝た子を起こしての韓国民を冒涜する安倍外交に、加担させられた当時外相の岸田文雄も哀れを誘う。さらに言うと、外務省の劣化に言葉も出ない。

 政治の暴走を止められなかった、外交官のぶざまな姿である。永田町では、御殿女中と呼んでいるようだが、納得するほかない。結局のところ、韓国の司法が断罪した。

<植民地支配の正当化は国際社会で通用しない> 侵略と植民地支配を正当化することなど、いかなる事情があろうとも、ありえないことである。

 どのような理屈をつけても無駄なことだ。加害者は、ひたすら謝罪を繰り返すしかない。条約や法律を振り回しても、36年間の屈辱の感情は癒せず、如何ともしがたい。50年はおろか、100年かそれ以上の時間を必要とする。

 人びとの文化を略奪した罪は、消えることがない。右翼・国家主義の信仰者は、そのことを軽視している。

 7年8か月の安倍・右翼外交は、彼らに塩を贈り続けたことになる。結果的には、よかったといえるかもしれない。日本と日本人は、猛省すべきで、それ以外の道はない。醜態をさらす菅・加藤のみらず、与野党がそろって反発しているという。日本全体が狂ってしまったいる。

<韓国は民主主義の先輩国・三権分立の国> 成熟した韓国と国民の勝利である。安倍ら戦前派の目論見は、完敗したことになる。潔く司法の結論に従うほかない。

 韓国は、成熟した民主主義の国である。人々が自立している。覚醒した国家と国民である。国粋主義者も財閥も気付かなかったのか。

 一連の日韓外交を通して、日本人は韓国の政治制度・三権分立の健全さをしっかりと学ぶことが出来た。自立した韓国と国民に敬意を表したい。

<無駄な抵抗は止めるしかない!醜態をさらすな> 与野党は頭を垂れ、謝罪、韓国の司法判断を受け入れるべきである。むろん、アベノミクスで400兆円もの金をため込んだ財閥は、裁判に服すべきだ。

これ以上、無駄な抵抗を止めて、醜態をさらすなかれ、である。

2021年1月9日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)

 

ソウル中央地裁は8日、慰安婦被害者12人が日本政府に損害賠償を求めた訴訟で、原告1人当たり1億ウォン(約950万円)の賠償を命じた。被害者が日本政府に損害賠償を求めて韓国の裁判所に起こした訴訟は数件あるが、判決が出たのは今回が初めて。同地裁は「証拠や各種資料、弁論の趣旨を総合すると被告の不法行為が認められる。原告は想像を絶する精神的・肉体的苦痛を強いられたとみられ、賠償を受けることもできなかった」とした上で、「慰謝料の金額は原告が請求した1人当たり1億ウォン以上とみるのが妥当だと判断し、請求を全て受け入れる」と説明した。(聯合ニュース)

[東京 8日 ロイター] 加藤勝信官房長官は8日の閣議後会見で、韓国の地裁が元従軍慰安婦訴訟で日本政府に賠償を命じたことについて、「極めて遺憾、断じて受け入れられない」とした上で、「本件訴訟は却下されるべき」だと述べた。 菅義偉首相は8日夕、韓国の元慰安婦らが日本政府を相手取り損害賠償を求めた訴訟で、ソウル中央地裁が日本政府に賠償支払いを命じた判決について「この訴訟は却下されるべきだ。判決を断じて受け入れることはできない」と述べた。


世に倦む日日 @yoniumuhibiより

2021年01月09日 | 四要素論

トランプの滑稽な悪あがき。まるで野間易通や菅野完を見ているようだ。ルールを守らない者は排除される。オレ様ルールは公共社会で通用しない。追放されて終わり。https://www.asahi.com/articles/ASP193WJ3P19UHBI00Y.html …

ミシェル・オバマ、いいぞ。法律家の正論の主張だ。もっと早くこう言ってもらいたかったし、大統領選に出て来てもらいたかった。理性でSNSを規制しないといけない。無制限の言論の自由などない。SNSを暴力のツールにする無法者は排除しないといけない。https://jp.techcrunch.com/2021/01/08/2021-01-07-michelle-obama-calls-on-silicon-valley-to-permanently-ban-trump-and-prevent-platform-abuse-by-future-leaders/ …

トランプだけでなく、フリンも、パウエルも、リンウッドも、トランプ軍団が一斉凍結されているようだ。Good Job ! 去年のしばき隊一斉凍結を想起させる。トランプ側に反撃能力がないことを見極めて、連邦政府・連邦警察がじわじわと手を打っている。米国史上始まって以来の大捕物。国家権力の闘い。

ツイッターは言論機関大手で社会の公器だからね。これを暴力や不正や犯罪に利用してはいけないのは当然のこと。テロの道具にするなど論外。公共のルールを守らない者は排除される。ルールを守らず公器を悪用する者は追放される。トランプもしばき隊幹部も同じだ。https://news.yahoo.co.jp/pickup/6381703

側近のフリンとか、ジュリアーニとか、パウエルとか、長男のジュニアとかも逮捕されるだろう。https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN090JG0Z00C21A1000000 …
  
昨日(8日)ぐらいから救急車のサイレンの頻数が少なくなった。病床が満杯になり、受け入れられなくなって、救急車の出動が止まったんだろう。自宅に押し込められたままの人間が大勢いる。

一方の米国はこんな感じで、ワクチン接種計画が遅れている。昨年中に2000万人接種の予定が、遅々として進まず、実際は280万人に止まっている。いろいろ理由はあるらしいが、医療従事者の25%が接種を拒否しているという情報もある。安全性についての信頼の問題か。https://www.tokyo-np.co.jp/article/77862

中国、早いな。動きが早い。春節までに国内5000万人にワクチン接種する。5000万人。菅義偉が北海道に入れようと目論んでいるビジネス名目の観光客、これを打って危険な日本に遊びに来るんだろう。安心して。なるほどと。そういうことか。https://jp.reuters.com/article/health-coronavirus-china-vaccine-idJPKBN28S0HV …
  
全国に対象地域を拡大せざるを得ない。来週中にもそうなるだろう。大阪・兵庫・京都、、愛知、、茨城・群馬・栃木、、。岐阜も愛知と一緒に入れてくれと手を上げるだろう。奈良も手を上げるだろう。静岡も。結局、全国になる。1都3県限定路線は一週間経たずに破綻となった。https://news.yahoo.co.jp/articles/763a31c3fd38fa7430f3121f32d913d6e9de02cd …