YIDFFニュース <2021年2月15日> ------------------------------------------------------- [HEADLINE] 1 事務局より + 臨時職員募集(山形事務局) + YIDFF 2021 作品募集 + やまがた文化の回廊フェスティバル 特別出張上映&ワークショップ + 第11回 子どもの映画教室「つくってみよう うつしてみよう うごかしてみよう 2 山形ドキュメンタリーフィルムライブラリー金曜上映会 3 その他上映会情報 4 編集後記 ------------------------------------------------------- 1 事務局より □*■* 臨時職員募集(山形事務局) □*■* 「山形国際ドキュメンタリー映画祭2021」の開催運営にあたり、下記の要項で臨時職員を 募集します。意欲ある方々のご応募をお待ちしています。 《募集要項》 [職種]一般事務 [仕事の内容] 「山形国際ドキュメンタリー映画祭 2021」 開催運営にまつわる各種業務(主として作品応募受付の補助、開催会場管理業務補助、ボ ランティア募集・管理業務など) 通年での上映会企画・運営の補助 日々の事務局運営、庶務業務の補助(主として各種データ入力、備品・事務用品の管理、 電話対応、各種配布資料の整理など) パソコンは基本Macを使用し、ワード・エクセル他、専用ソフトを使用します。 [雇用形態]正社員以外(臨時職員) [雇用期間]令和3年4月1日~令和4年3月31日(12カ月) [学歴]四年制大学卒業程度 [必要な経験等] パソコン操作(ワード・エクセル等オフィスソフト他を使ってフォームの作成、入力がで きること) [必要な資格]普通自動車免許(AT限定可) [年齢]不問 [賃金]当法人臨時職員給与規定に基づく(月給136,000円以上:年齢による) [就業時間] 09:00-18:00 映画祭開催年のため、9月、10月は残業が増える場合があります。 休憩時間60分 イベント等開催時は休日勤務となる場合があります。 [休日等] 土日祝 年末年始休暇(12月29日~1月3日) 年次有給休暇10日 夏季休暇は有給休暇とは別に3日間を計画的に付与します。 [諸手当]通勤手当、時間外手当(休日出勤含む) [社会保険]雇用保険、健康保険、厚生年金 《応募について》 [応募方法] 「履歴書」「職務経歴書」を以下、映画祭事務局宛に郵送してください。 [応募締切日] 2021年3月1日[月]必着 [選考方法] 書類選考(書類到着後1週間程度)の後、面接にお越しいただきます。日程につきまして は、書類選考を合格された方のみ、メール等にてご連絡させ ていただきます。 〈選考プロセス〉書類選考 → 面接 → 内定 [選考当日持参物]筆記用具 [応募書類] 履歴書、職務経歴書 ※ご提出いただく履歴書に記載された個人情報は、求人業務に必要な範囲でのみ利用し、 それ以外の目的では使用いたしません。また、ご提出いただいた書類は返却いたしかねま すのでご了承ください。 [応募書類送付先] 〒990-0044 山形市木の実町9-52 木の実マンション201 認定NPO法人 山形国際ドキュメンタリー映画祭事務局 [問い合わせ先] phone: 023-666-4480 e-mail: info@yidff.jp ------------------------------------------------------- *□*■* YIDFF 2021 作品募集 □*■* * YIDFF 2021の作品募集が始まっています。 世界の最新長編ドキュメンタリーを対象とする「インターナショナル・コンペティション 」、フォーマットや上映時間の制約を超えアジアの新進作家の作品を紹介する「アジア千 波万波」、2部門の募集です。 皆様からの多数のご応募をお待ちしております! ◆インターナショナル・コンペティション 締め切り:2021年4月15日 ◆アジア千波万波 締め切り:2021年5月15日 応募方法はこちら: http://www.yidff.jp/2021/entry/21entry.html 山形国際ドキュメンタリー映画祭2021 2021年10月7日[木]~14日[木] ------------------------------------------------------- *□*■* やまがた文化の回廊フェスティバル □*■* 特別出張上映&ワークショップ* 歴史と文化が薫る山形の街なかをめぐって、ここにしかない多彩な魅力を“あるいて か んじて かたりあう”フェスティバル! 春風を感じながら、山形の芸術文化が彩る“文 化の回廊”に出かけてみませんか? 「山形国際ドキュメンタリー映画祭」特別出張上映&ワークショップ https://yamagata-bunka.jp/event/2021/03/24038503.html ●3月24日[水] _10:00_ [会場]スタジオ2 『いしゃ先生』監督:永江二朗/2015/106分 +トーク:あべ美佳(『いしゃ先生』原作・脚本) _14:00_ [会場]スタジオ1 映画シナリオワークショップ 文字で映画を観てみよう!(要申込/定員30名)講師:あ べ美佳 _15:00_ [会場]スタジオ2 …〈宮澤賢治の世界1〉 『銀河鉄道の夜』監督:杉井ギサブロー/1985/113分 ●3月25日[木] _10:00_ [会場]スタジオ2 …〈宮澤賢治の世界2〉 『ほんとうのうた~朗読劇『銀河鉄道の夜』を追って~』監督:河合宏樹/2014/102分 _10:00_ [会場]スタジオ1 ワークショップ 子どもの映画工房(要申込/小学生対象/定員10名) _14:00_ [会場]スタジオ2 …〈ドキュ山ユース・セレクション〉 『東京干潟』監督:村上浩康/2019/83 分/YIDFF 2019 日本プログラム http://www.yidff.jp/2019/cat065/19c067-2.html +トークセッション:村上浩康監督(聴き手:ドキュ山ユース) ●3月26日[金] _10:00_ [会場]スタジオ1 …〈柳下美恵のピアノdeシネマ 『キートンのセブン・チャンス』監督:バスター・キートン/アメリカ/1925/57分 +作品解説:柳下美恵×大久保清朗(山形大学准教授) _13:30_ [会場]スタジオ1 …〈柳下美恵のピアノdeシネマ2〉 『第七天国』監督:フランク・ボゼーギ/アメリカ/1927/117分 _17:00_ [会場]スタジオ2 …〈名作サイレント映画・活弁ライブ上映会1〉 佐々木亜希子(弁士)+永田雅代(ピアノ演奏) 『モダン怪談100,000,000円』監督:斎藤寅次郎/1929/16分 『番場の忠太郎 瞼の母』監督:稲垣浩/1931/72分 ●3月27日[土] _10:00_ [会場]スタジオ2 …〈名作サイレント映画・活弁ライブ上映会2〉 『大学は出たけれど』監督:小津安二郎/1929/16分 『瀧の白糸』監督:溝口健二/1933/98分 _14:00_ [会場]スタジオ2 …〈民話の世界を旅しよう!(人形アニメとおはなし)〉 『あれはだれ?』監督:岡本忠成/1976/21分 『さるかに』監督:岡本忠成/1972/19分 『鬼がくれ山のソバの花』監督:岡本忠成/1979/23分 ※「YIDFFニュース 1月19日号」および情報紙『ドキュやま!』2月・3月号に掲載されて いる「佐藤正宏の紙芝居」は中止となりました。 [会場]やまぎん県民ホール スタジオ1、2 (JR山形駅西口) [チケット取扱い]やまぎん県民ホールチケットデスク、フォーラム山形(一部プログラ ムを除く) [主催]文化庁、公益社団法人 日本芸能実演家団体協議会、山形県総合文化芸術館指定 管理者みんぐるやまがた [後援]山形県、山形市 [協力]認定NPO法人 山形国際ドキュメンタリー映画祭 [問い合わせ]phone: 023-664-2204(やまぎん県民ホールチケットデスク) ------------------------------------------------------- 2 山形ドキュメンタリーフィルムライブラリー金曜上映会 *□*■* 2月・3月の上映スケジュール □*■* ●2月19日[金]…〈山形ドキュメンタリー道場3〉 14:00(1回上映) 『絶唱浪曲ストーリー(ラフカット版)』監督:川上アチカ/120分(予定) +川上アチカ監督トーク ※大蔵村肘折温泉でアーティスト・イン・レジデンス「山形ドキュメンタリー道場3」に 参加中の映画作家を招き、製作途中の作品を特別に上映します。 ●3月19日[金]…〈YIDFF 2019 アンコール 9:あの雲が晴れなくても、夏が語ること〉 14:00、19:00(2作品2回上映) 『夏が語ること』監督:パヤル・カパーリヤー/インド/2018/23分 YIDFF 2019 アジア千波万波 http://www.yidff.jp/2019/cat037/19c042.html (日本語字幕付き) 『あの雲が晴れなくても』監督:ヤシャスウィニー・ラグナンダン/インド/2019/65分 YIDFF 2019 アジア千波万波 http://www.yidff.jp/2019/cat037/19c044.html (日本語字幕付き) 【新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大防止に伴う対応について】 ・定員に達した場合は、ご入場をお断りすることがございます。 ・当日、受付でお名前、ご連絡先をご記入いただきます。施設から感染者が確認された場 合、保健所へ情報提供をする場合があります。この個人情 報はこの目的以外には使用せ ず、30日間厳重に保管し、期間終了後は適切に廃棄します。 ・マスクの着用、咳エチケットへのご協力をお願いします。 発熱など体調不良のある方 はご来場をお控えください。 ・ご入場前、ご退出後に会場の消毒、換気を行います。 ※感染拡大状況によっては中止とする場合があります。遠方の方はご来場前に映画祭HPを ご確認ください。 [会場]:山形ドキュメンタリーフィルムライブラリー(ビッグウイング3F) [料金]:無料(会員制) [問い合わせ] : 023-666-4480(映画祭事務局) 023-635-3015(フィルムライブラリー) ------------------------------------------------------- 3 その他上映会情報 □*■* 中東ドキュメンタリー特集 □*■* ~山形国際ドキュメンタリー映画祭 アジア千波万波 優秀作品上映会~ ●2月17日[水]14:00、18:00 『たむろする男たち』監督/マーヤ・アブドゥル=マラク/フランス、レバノン/2015/ Blu-ray/55分 YIDFF 2015 アジア千波万波小川紳介賞 https://www.yidff.jp/2015/cat041/15c048.html (日英字幕付き) ●2月18日[木]14:00、18:00 『このささいな父の存在』監督:サリーム・ムラード/レバノン/2016/Blu-ray/103分 YIDFF 2017 アジア千波万波 https://www.yidff.jp/2017/cat041/17c055.html (日英字幕付き) ●2月19日[金]14:00、18:00 『そこにとどまる人々』監督:エリアーン・ラヘブ/レバノン、アラブ首長国連邦/2016 /Blu-ray/95分 YIDFF 2017 アジア千波万波 https://www.yidff.jp/2017/cat041/17c057.html (日英字幕付き) ●2月20日[土]14:00、18:00 『消された存在、 __立ち上る不在』監督:ガッサーン・ハルワーニ/レバノン/2018 /Blu-ray/76分 YIDFF 2019 アジア千波万波小川紳介賞 https://www.yidff.jp/2019/cat037/19c051.html (日英字幕付き) ●2月21日[日]10:30、14:00 『気高く、我が道を』 監督:アラシュ・エスハギ/イラン/2019/Blu-ray/64分 YIDFF 2019 アジア千波万波 日本映画監督協会賞 https://www.yidff.jp/2019/cat037/19c047.html (日英字幕付き) ●2月23日[火・祝]10:30、14:00 『アナトリア・トリップ』 監督:デニズ・トルトゥム、ジャン・エスキナジ/トルコ/2 018/Blu-ray/114分 YIDFF 2019 アジア千波万波 https://www.yidff.jp/2019/cat037/19c059.html (日英字幕付き) ●2月25日[木]14:00、18:00 『愛を超えて、思いを胸に』監督:マリー・ジルマーノス・サーバ/レバノン/2017/Bl u-ray/93分 YIDFF 2019 アジア千波万波 https://www.yidff.jp/2019/cat037/19c052.html (日英字幕付き) [会場]広島市映像文化ライブラリー(広島市中区) [料金] 一般380円/シニア(65歳以上)・高校生180円/小中学生無料 ※上映開始30分後からの入場はお断りします。 [主催]広島市映像文化ライブラリー [問い合わせ]phone: 082-223-3525(広島市映像文化ライブラリー) http://www.cf.city.hiroshima.jp/eizou/calendarThis.html?id=gaikoku □*■* ドキュメンタリー・スタディーズ □*■* 現在のドキュメンタリー表現を行う監督をお呼びし、皆さんと一緒にいくつかの映画を鑑 賞し、話し合う試みです。作品がどのように生まれる の か、あるいは“どうしてそのよ うな形になるのか”ドキュメンタリーという表現について、一緒に考える場所にできれば 幸いです。 ●3月14日[日]14:00-17:00 『BETWEEN YESTERDAY & TOMORROW Omnibus』(日本/2017/YIDFF 2017 日本プログラム )より池田泰教監督作品『BYT#01 "A QUIET DAY"』『BYT#02 "Hunging in mid-air"』『B YT#03 "About the Things May Come to Pass"』 『S21 クメール・ ルージュの虐殺者たち』監督:リティー・パン/フランス/2002/ビ デオ/101分 YIDFF 2003 インターナショナル・コンペティション優秀賞 ファシリテーター:池田泰教 [会場]浜松市鴨江アートセンター2F 201(静岡県浜松市中区鴨江町1番地) [参加費]500円 要申込(3月14日締切) [主催・申し込み・問い合わせ]浜松市鴨江アートセンター https://kamoeartcenter.org/events/2021-documentary-film-studies/ ------------------------------------------------------- 4 編集後記 アーティスト・イン・レジデンス「山形ドキュメンタリー道場3」が始まりました。今年 の舞台は歴史ある名湯と3mを越す豪雪で有名な大蔵 村、 肘折 温泉。コロナ禍の影響で実際に滞在できるのは国内在住の作家1名のみとなりましたが、 インドネシア、タイの作家とオンラインで交流を深め ていま す。先週末は国内の作家3名を加えて4日間の集中ワークショップが行われました。参加者 同士、そして講師陣たちともフラットな関係 で忌 憚なく意見を交わし、濃密なディスカ ッションを繰り広げました。今回のフィードバックを糧に作品に磨きをかけ、今年ないし は2023年の映画 祭に応募されるのが今から楽しみです。 (ET) ------------------------------------------------------- ○過去の配信記事はこちらに掲載しています: http://www.yidff.jp/news/news.html
●投稿者 : tachy(橘)
秀作揃いで感動〜座・高円寺ドキュメンタリーフェスティバル
レイバーネットのイベントカレンダーで思い出して、2月10日から始まったドキュメン タリーフェスティバルのふつかめ、「娘は戦場で生まれた」(写真)から駆けつけた。覚悟はして いたが、死体の映像、血まみれの子どもの絶叫、瓦礫の山と化したアレッポの街。そこに 生後間もない娘を抱えて敢えて踏みとどまる若い医師の父親と、その連れ合いのジャーナ リストの母親、その仲間達を母親自身が魅力的に描いた重い作品だった。アフタートークはオ ンラインではあったが、安田菜津樹さんのあの落ち着いた語り口は、彼女が、こうした陰 惨な状況を心に焼き付け、広く伝えようとする姿勢なのだろうな、と感嘆。
江古田映画祭の実行委員として、映画祭のチラシをかついで、右往左往の日々の中で、仕 事とリハビリと運動の合間に自分の行きたい映画の空間を思う存分まわり歩いている。「座・高円寺」の鳥肌 の立つほどの感動の余韻のさなか、激しい地震が起きた。
私は3.11の時は福島県二本松の実家に帰省したとたんに遭遇し、茶器や陶器の壺なども扱う茶舗を営む実家で、店の中で高い棚から落 ちそうな棚押さえる弟の連れ合いを「物より命(が大事)だべ!」と叫びながら店外に引き ずり出して、(阪神大震災の後で争議団連絡会議の派遣として望月衣塑子さんの亡父廣さ ん達と神戸通いで教わった地震に際しての大原則です)、直後に店は、二メートル四方のシ ョーウィンドウが割れ散って、足の踏み場どころか、血まみれになりそうな状況だった。
実家に連絡したところ、今回の揺れは前の時よりひどく、被害も大きいということ。当日は、私 ユーロスペースの「死刑映画週間」で「8番目 の男」を見た。韓国の新しい映画で「パラサイト」に匹敵する展開と社会の問題を鋭く捉える秀作。 本当に太田昌国さん達が選ぶ映画は凄い❗ それでなくとも眠れないほどの映画の感動の 余韻に、地震、余震、余計眠れない❗ 寝不足で朝から、高円寺でドキュメンタリーフェステ ィバルのコンペティション入賞作4作品を、全部見て寝不足で見てもバテないほどの秀作 揃い、そのあとの大賞発表のかなり冗長なセレモニーまで、ぶっ通し。
だけど、それほどみな 素晴らしく、とりわけ大賞の「ダンシングホームレス」は、心ひかれる作品。山谷や寿 の寄せ場でイベントでお付き合いした程度の自身の野宿者に対する捉え方を根底からくつ がえす一人一人への深いまなざし、監督の素敵な姿勢と登場人物の魅力、コロナ、震災、 何があっても自分を見つめて生きぬいていきゃいいんだ、と諭してくれるような心地よ い音楽と美しい映像に脱帽! レイバーネットのイベントでぜひとりあげて欲しいと心から 思う作品に出会えました。
江古田映画祭では、レイバーネットを通じて知ったビデオアクトの上映会で出会った「発酵する民」という秀作ドキュメンタリーを、私の発案で上映させていただきます。この作品も「ダンシ ングホームレス」と同様、若い監督が人間のあり様についてみずみずしい感性で素敵に描 いていて、心暖まる作品です。2月27日から始まる江古田映画祭は、コロナ禍に立ち向かう人と人のつながりのリアルにこだわる私達の壮絶な決意のこもった秀作が揃いました❗
「川淵後継人事を潰したのはIOCバッハの介入 - 週刊朝日の真相スクープ」をアップしました。https://critic20.exblog.jp/31996597/
コロナ禍の第一線で奮闘し、感染抑制に尽力しているのは女性たちだ。病棟の看護師、保健所の保健士。彼女たちの激務で支えてきた。その指導的トップに野尻孝子がいて、専門解説者の岡田晴恵がいる。しかし、政府のイヌのマスコミは彼女たちを前に出さない。どうでもいい話を流す男ばかり揃えて。
モーニングショー。コロナ問題でもそうだよ。何で女性の岡田晴恵をもっと出演させないんだ。モーニングショーの視聴率が上がったのは、岡田晴恵のおかげじゃないか。番組の功労者じゃないか。政府の圧力で、岡田晴恵を排除して、どうでもいいコメントを流す男ばかり(寺嶋・松本)を出している。
斉藤ちはるももう少し言いたいことがあっただろう。今日の放送の録画を、翻訳字幕付きで欧米のメディアや市民に見せたらどう言うだろう。若い女性がそこに立っているのに、どうしてコメントする場面が少ないんだろうと不審に感じ、これが日本なんだと不愉快に思うだろう(お茶くみアシスタント)。
今日のモーニングショーで本当に腹が立ったのは、会長後任問題で斉藤ちはるに意見を多く発言させなかったこと。時間と機会を十分与えなかったこと。この問題でさえ、相変わらず、黙ったままの立ちん坊のお人形さんにしている。「若い、女性で」とか言いながら、若い女性がいるのに発言させない。
江戸時代はいい。日本人が日本人の世界を作り、生き方を確立させ完成させている。その生き方とはサムライの生き方。武士だけでなく、農民も町人も。男だけでなく女も。武家の娘も町娘も。いい感じだ。滅びの現在完了進行形の中で、足搔いても滅びしかない中で、ひたすら江戸時代が恋しく思われる。
日の本が終わる。20年前ならそういう危機感がまだあってメイクセンスだった。今の日本はもう終わった後の世界だ。現在完了進行形。どんどん自ら植民地化を深め、植民地たることを純化させ、理想の植民地と植民地人へと邁進している。日米同盟の強化。そういう民族の歴史って過去にあっただろうか。
昔の農村では、農家が納屋の二階とかで棚を設えて養蚕をやっていて、桑の葉で蚕を飼っていた。小学校に上がる頃、東京五輪の頃、同級生の家へ行って見せてもらったことがある。農家の副業で現金収入の足しにしていた。桑畑がたくさんあった。懐かしい。
青天を衝け』第1回、面白かった。『西郷どん』以来、久しぶりに面白い大河ドラマの番が回ってきた感じ。期待できる。脚本もいい。配役もいい。映像もよく作っている。美しいブルーのポイントを印象的に配置していた。凝った映画の映像のようだ。幕末に日本に来た外国人が称賛した藍染め。
●投稿者 : tachy(橘)
秀作揃いで感動〜座・高円寺ドキュメンタリーフェスティバル
レイバーネットのイベントカレンダーで思い出して、2月10日から始まったドキュメン タリーフェスティバルのふつかめ、「娘は戦場で生まれた」(写真)から駆けつけた。覚悟はして いたが、死体の映像、血まみれの子どもの絶叫、瓦礫の山と化したアレッポの街。そこに 生後間もない娘を抱えて敢えて踏みとどまる若い医師の父親と、その連れ合いのジャーナ リストの母親、その仲間達を母親自身が魅力的に描いた重い作品だった。アフタートークはオ ンラインではあったが、安田菜津樹さんのあの落ち着いた語り口は、彼女が、こうした陰 惨な状況を心に焼き付け、広く伝えようとする姿勢なのだろうな、と感嘆。
江古田映画祭の実行委員として、映画祭のチラシをかついで、右往左往の日々の中で、仕 事とリハビリと運動の合間に自分の行きたい映画の空間を思う存分まわり歩いている。「座・高円寺」の鳥肌 の立つほどの感動の余韻のさなか、激しい地震が起きた。
私は3.11の時は福島県二本松の実家に帰省したとたんに遭遇し、茶器や陶器の壺なども扱う茶舗を営む実家で、店の中で高い棚から落 ちそうな棚押さえる弟の連れ合いを「物より命(が大事)だべ!」と叫びながら店外に引き ずり出して、(阪神大震災の後で争議団連絡会議の派遣として望月衣塑子さんの亡父廣さ ん達と神戸通いで教わった地震に際しての大原則です)、直後に店は、二メートル四方のシ ョーウィンドウが割れ散って、足の踏み場どころか、血まみれになりそうな状況だった。
実家に連絡したところ、今回の揺れは前の時よりひどく、被害も大きいということ。当日は、私 ユーロスペースの「死刑映画週間」で「8番目 の男」を見た。韓国の新しい映画で「パラサイト」に匹敵する展開と社会の問題を鋭く捉える秀作。 本当に太田昌国さん達が選ぶ映画は凄い❗ それでなくとも眠れないほどの映画の感動の 余韻に、地震、余震、余計眠れない❗ 寝不足で朝から、高円寺でドキュメンタリーフェステ ィバルのコンペティション入賞作4作品を、全部見て寝不足で見てもバテないほどの秀作 揃い、そのあとの大賞発表のかなり冗長なセレモニーまで、ぶっ通し。
だけど、それほどみな 素晴らしく、とりわけ大賞の「ダンシングホームレス」は、心ひかれる作品。山谷や寿 の寄せ場でイベントでお付き合いした程度の自身の野宿者に対する捉え方を根底からくつ がえす一人一人への深いまなざし、監督の素敵な姿勢と登場人物の魅力、コロナ、震災、 何があっても自分を見つめて生きぬいていきゃいいんだ、と諭してくれるような心地よ い音楽と美しい映像に脱帽! レイバーネットのイベントでぜひとりあげて欲しいと心から 思う作品に出会えました。
江古田映画祭では、レイバーネットを通じて知ったビデオアクトの上映会で出会った「発酵する民」という秀作ドキュメンタリーを、私の発案で上映させていただきます。この作品も「ダンシ ングホームレス」と同様、若い監督が人間のあり様についてみずみずしい感性で素敵に描 いていて、心暖まる作品です。2月27日から始まる江古田映画祭は、コロナ禍に立ち向かう人と人のつながりのリアルにこだわる私達の壮絶な決意のこもった秀作が揃いました❗