詩人PIKKIのひとこと日記&詩

すっかりブログを放任中だった。
詩と辛らつ日記を・・

過去の詩のアンソロジー(1) 総葬式国家日本

2010年08月20日 | 
国民の税金や
国民共有財産を掠め取ることや
アメリカに貢ぐことしか頭になかった
この国の政官財マスゴミの壮大なバベルの塔も
いよいよ完成の時を迎えつつある

奴らのやり口はいつも同じ
特別予算ではせっせと各省庁が税金を隠匿し
公的借金が多いので消費税や税的負担増が必要だという厚かましさ

大企業にいたっては
法人税減税という馬鹿のひとつ覚え
消費税での減税や輸出大企業への払戻し税数兆円で
彼らがやった事といえば
より非正規社員を増やして企業官僚の高給を数億円に増やし
世界でも類のない百兆円以上も内部留保を増やしただけ

さらに悪質なのは
社員に断りなく団体生命保険をかけて
サービス残業やストレスを与えては
過労死や過労自殺で
数千万円の臨時収入で高笑い

かなり前に読んだSF「斎藤家の核弾頭」(篠田節子)にも
そう遠くないこの国の
似たような未来の話があって
ランク付けされた国民背番号の下位の人間から
臓器移植や人体実験や食料へと
順番に抹殺されてゆく
まるで映画の「ソイレントグリーン」みたいな未来社会

そこでは 俺みたいに
学歴も社会に役立つ才能もないという烙印を押された自称詩人の類の人間が
反社会的という烙印を押されて
データー収集や管理用のマイクロチップを
体内に埋め込まれて 監視カメラだらけの
原発跡地や公害跡地・災害跡地へと追いやられる

そこで
遺伝子変異等の実験データーを十分に採取された後は
めでたく勤めを終えて
臓器移植や食料のために抹殺される
めでたし めでたし
その場所の放射能やらの安全値が確認された後に
税金ネコババに目の血走った政官財支配層の
日本低国株式会社の偉いさんたちの
豪邸がにょきにょきと建ち並ぶ」

~10年07月度のコラム一覧~(まだ途中)

2010年08月17日 | 日記
1日…禁煙40日目 「好きな言葉」は子規の悟りについてー「ここ」
2日…「夢よ叫べ」 遠藤賢司 ー「ここ」
3日…ミソサザイは何故、欧米でも日本でもアイヌ民族でも鳥の王様?ー「ここ」
4日…時代は変わる急激に変わりつつあるー「ここ」
5日…「詩 雨に打たれて」
「深夜の酒場の薄汚れた壁を見つめながら」
6日…「詩 冬の朝」
「泉谷しげるがずっと大好き」
「詩 人類の寿命はあと数十年 」
7日…「いま必要なのは、増税じゃなくて減税! 」
8日…「糞尿の利用方法 」
9日…「ほとんど唯一の愛国者の党をありがとう亀井さん」

10日…「ショッキングな登山の夢」
11日…「社民党保坂展人氏の当選を祈りつつ・・」
12日…「ゾンビ自民党が蘇り、新しいゾンビみんなの党が躍進」
13日…「10年06月度のコラム一覧」
14日…「時代の風(山本司)より」
15日…「ファシズムと国家資本主義を回避するためには」
16日…「黒田三郎という詩人」
17日…「コメントにあった詩人黒田喜夫詩集から」
18日…「詩 蝉時雨」
19日…「」

20日…「」
21日…「」
22日…「」
23日…「」
24日…「」
25日…「」
26日…「」
27日…「」
28日…「」
29日…「」
30日…「」

初めての物語(3) F氏

2010年08月16日 | 
ぼくの配属されたのは
グループ内での税金隠しと裏金作りと
リストラのための会社だった

毎年グループ内で
機械ラインや設備やらが入れ替えられて
設備投資の補助金をもらう
ある年などには数十億円かけて
工場の塗装だったりする
(エライさん連中がどれだけ懐に入れたもんやらとしばらく社員の間の話題だった)

リストラに関しては
後半は母の介護で介護休暇等で休みがちだったが
会社へ戻るたびに知り合いがいなくなり
中高社員や女子社員が
芝生に一列に並ばされてゴミ拾いという異様な光景を目にして
このF氏にそのわけを聞いたら
「これで会社を止めなかった奴は今まで皆無だ」
事務所の入り口やトイレへの扉の前にも
どこか同グループの違う会社から社員たちが

彼らを指差しながら
F氏やもっと上の上司が言う
「あいつらはアカだからな。あいつらと話したらお前もアカとみなされるぞ」

そんな煉獄みたいな会社の誰もが
「あいつは会社の犬だろう」というのが二人いて
それがずっとぼくの上司だったF氏と
手帳にあれこれと書き込みながら歩くので
すぐ会社の犬とわかるN課長だった

いつも以前の会社での
管理職というのを利用しての強姦や不倫が自慢のF氏は
会社の犬にしては微妙な立場だったのかもしれない
社長の車を点検修理するぐらいなのに
首切りの実績で最後は重役にまで駆け上った工場長とは
たぶん演技なのか・・仲の悪い振りをしていた

ただ特許を沢山持つぼくらのボスの許で
新規開発や製品メンテナンスの中心だったのがF氏だったので
社長直属の犬だったのかもしれない

疲れた日の・・金運上昇間違いなしの汚い夢

2010年08月16日 | 日記
疲れてる? ブログネタ:疲れてる? 参加中
本文はここから
二十歳前後にくらべると、毎日疲れすぎてて、眠り姫みたいにいつまでもベッドから起きたくない。

受験勉強の頃は、土曜日が待ちどおしかった。徹夜で勉強できるので。
その後入社した会社でも、夜勤残業で半日働いた後に、疲れも眠気も全然ないので・・その後海水浴場やパチンコへということも多かった。

いまはもう元気がいいのは、夢の中でだけ。
昨日の夢は、キャンプ場や別荘のある海辺の避暑地の夢。

なんでもクジラを見るのが目的らしい。(ふるさとではいくらでも見られるのに・・)
テントを張ってると(悪い方の意味じゃなく・・)
じっとそれを見つめてるとても可愛い娘。
「ここはちょっと危険かもな・・お嬢さん」

朝目覚めると、えらくやかましい聞きなれた声が聞こえる。
テントから顔を出してみると、なんと道の真ん中に官総理大臣が。
誰彼かまわずに、「よろしく!」。
(こんな所まで来て自分を売り込みたいのか、可哀想に・・)

それから木々の間のトイレへと。
しかし、いくら拭いても拭いても、ウンチがべったりだ。
おかしいな・・とトイレットペーパーを見つめると、トイレットペーパーの間から、程よい硬さのウンチがぽろぽろと落ちてくる。

相当に金運が上昇したに違いない。


初めての物語(2)ー首切り会議ー

2010年08月15日 | 日記
また再び、夢の中で目が覚めたら・・そこはぼくを首にするための会議だった。
右手には天下り法務官僚以下の会社幹部が並び、右側には一番の出世コースの組合幹部たち。

なるほど天下り法務官僚重役の手足となって、あらゆる違法行為にまい進してる法務部の若いエリートが、ぼくの職場にまでわざわざやって来て、「徹底的にやるってやる」と言った意味はこれだったのか。

最初から最後まで被告人のぼくは、豪華絢爛な組合ビル3階の大会議室の真ん中に立たされる。
最初に、ぼくの罪を暴こうというのは・・毎日毎日ストップウォッチ片手に、ぼくのトイレに行く回数やその時間をはかっていた直属上司や、ぼくが辞令もなしに転々と配属される職場へ、椅子と陰毛だらけのエロ雑誌を持ち込んで監視していた外注の業者たち。

それほど、天下り法務官僚O氏の首切り裁判は退屈だった。最初から首という結論が決まってるので・・
一度だけみんなが大笑いしたのはー
「この掃除下請け業者の爺さんは、夏でも冬でも、掃除のおばさんのすぐ隣で、陰毛まるだしのエロ雑誌を半日見てるという奴で、そんなセクハラ野郎の言うことの方を信じるのでしょうか?」と、ぼくが投げやりに答えた時だけだった。

彼らがぼくの質問に何も答えないので、まるでオーウェルの「1984」、最初から罪状は決まっている単なるファシストどものセレモニーなのだと観念する。

こんなことになるなら、段ボール箱に何箱もあった「会社の極秘書類をなんで放ったんだ!」と家族と大喧嘩をする前に、共産党かマスコミにでも寄贈すればよかった。
まあどっちもたぶん駄目だったろうけど。

共産党に電話した時にはー
共産党や反社会的社員のブラックリストには、借金・貯金や、家族の車ナンバーや、病歴や病院での発言や、趣味や性的傾向や友人関係図等が載っていて・・特に最後の項目は、とても興味あるものです。
おそらくこれらは、無料で建設してやった警察署幹部(新任時には重役が接待に)や、天下り法務官僚がやらせてるのでしょう。
首切りのための会議録もあって、ここには時々有名人が講師役になって、共産党や首切り方法へが伝授される。「最近出向拒否者が多くて困るよ」「○○の細君が共産党の大会に初出席」「部長について女のスキャンダルをバラシタ○○は病院で廃人化。もう長いことなさそう」等々・・

そして最後についうっかり口を滑らせてしまったので、共産党からの支援は一切得られなくなってしまったのだろうと思う。
「この友人関係図を見ると、スパイが一目瞭然ですが・・」
「・・・・・・・・・・」
(やばい、その明瞭なスパイに電話してしまったか、その上司なのかも・・)

初めての物語(夢に基づいてなので現実とは無関係)

2010年08月14日 | 日記
1 入社式

夢の中で目が覚めると、なにやら壮大な式が始まろうとしている。
受付に立っているのは、長い間上司だったA氏とB氏だったので、二人に尋ねる。
「これから何が始まるんですか」
「入社式だよ。でも椅子が足りなくてまだ二人が入れないでる」「お前も入れんぞ」
でっぷりとした大男のA氏の横を覗くと、小学時代から好きだった娘と、高校時代に好きだった娘とがしょんぼり立ってる。

「部長と課長、あそこに空いた椅子があるので入らせてもらいます」
「なにを寝ぼけてやがるんだ・・
「あれほんとに空いてるな」

「失礼します」と一応周囲に一礼をする。
「あんたはどこの所属だ?」とやけに座高が高くてジャコメッティ像みたいなおっさんの真っ黒い顔が言う。
「途中入社で入ったばかりなもんで・・どこだったかな・・」
「そんなら、○○工場だな。あそこで新人研修やってたから」

なかなか式が始まらない。
ふと柱横を見ると、100インチくらいもありそうな馬鹿でかいディスプレーと、黒澤明のDVDが山積みになっている。
「これ観てもいいでしょうか」と隣のジャコメッティ像みたいなおっさんに聞く。
「式が始まるまではいいじゃないかな」
「うわ!すごい・・何から観ようかな・・」






変身願望

2010年08月13日 | Weblog
陽がさし始めると
そわそわとした変身願望で
違う自分へと変わり始める女たち

カフカの「変身」のザムザは
どうしてその部屋から
逃げださないのかが不思議だったけど

それでは小説にならない
こんなにも悲惨な
ぼくらの状態が
歴史ではなく笑い話しにかならない

蝶へと変身し始めたというのに
また再び
芋虫へと還りたいというのか
この低国の奴隷家畜民たちは


日銀を「事業仕分け」すべきだ

2010年08月13日 | 政治
「事業仕分け」きちんとした人事権等の権限を持つ組織がやらなければ、単なる人気取りのパーフォーマンスになり・・その結果は、ネズミ一匹になってしまう。
官僚への人事権が官房長官や法務大臣に集中しているので、そこを官僚言いなり政治家になると手も足も出なくなってしまう。
もう一人の官房長官に、「国家戦略局」を担当させて、その各室を「第二○○省」「第二日銀」のようなチェック・査定や「事業仕分け」と命令権限を持たせるべきと思う。(言うことを聞かない官僚はここで再教育。天下りもそれなしでは不可能にする)

◆少し古いけど、森永卓郎氏の話しがわかりやすいのでその『日銀を「事業仕分け」すべきだ』はー「ここ」

新しい民主党の代表が、国有郵便会社や日銀をどうするかで、この国の亡国かどうかが決まってしまう。売国奴小泉後継者の多い自民党、みんなの党、民主党内新自由主義派が目論んでいる「郵政民営化」は、単に郵政資産350兆円を国債金融資本に貢ぐばかりではなく、我々の預貯金で日本国債を買い支えるという構造を破壊して、日本国債の大暴落と亡国へとつながる点が重大だ。

みんなの党の渡辺代表がかって大臣だった時、「米国債100兆円を買い足せ」とか、公務員制度改革も口先だけだったが・・最近白川日銀総裁を批判するのも、日銀円をじゃんじゃん刷らせてそれで米国債を交わせたりという・・「政府発行紙幣」でと同じ事を目論んでいるのではと思う。

ただ冒頭の森永氏の言うように、日銀円をじゃんじゃん刷るのはとてもよい事だと思う。それで銀行や民間の日本国債を買えば、100兆円で約1兆5千億円の利子がつく。お金不足でデフレの民間にもお金が潤沢に行き渡るようになる。

ただ法人税減税で、この国の大企業がやった事が、史上最大世界最高の内部留保や株式配当金アップであり、従業員ではむしろ非正規化による人件費削減という・・景気や雇用の破壊や更なるデフレであったことを思い返すならば(実質的に社会を支配してるのに十年以上も税金を払わないすべての大銀行の存在も)・・子供手当てや高校無償化や農業保障のように直接に、買いたい物が沢山あるのに、買うお金が無い大多数の人々に直に通帳配布でばら撒いた方がいいのではと思う。

ただ日銀円や「政府発行紙幣」には、多くの反対や、上記のみんなの党のような売国奴敵目論見も多いので、あまりにも不平等で不正な消費税(中小企業への過重負担や輸出大企業への数兆円もの払い戻し税)を廃止して「贅沢品税」へと変えるまでの間、今までの消費税百数十兆円を国民の一人一人に「減価してゆき最後は通貨価値ゼロに」なる「地域通貨」で、郵便局から記帳された通帳を配布してはどうだろうか?(通帳で減価して分には利子欄に「ボランティア時間」加算を)
紙幣として持ってる分の減価分には、宝くじ機能をつけて混乱をさけるようにする。

この仕組みの最大の長所はー
①子供から老人まですべての人々の助け合い、自然再生の共生的仕組み
②自然再生面では、人件費だけでも数兆円の自衛隊半分を国有林から森・川の再生(ニコル的に。小屋付きで宝くじ当選品に)や休耕田・耕作放棄地再生での「食料問題」や地熱発電での「エネルギー問題」解決
③高齢・障害・災害・病気等で誰かの援助が必要な人々と、時間のある人々や求職者の利害が一致する(ボランティア登録者へと連絡が入り、時給千円とボランティア時間を伝票で記帳加算する)
④防衛外交問題の未来的課題を解決する。食料自給率とエネルギーと持続可能な自然環境等の・・
⑤将来毎月すべての人々に10万円支給というベーシックインカムへの導入的試みにできる
⑥空缶・空瓶・ペットボトル一個につき地域通貨一円とすれば、子供たちの環境教育や子供・老人・路上生活者等の小遣い稼ぎにもなる

お盆の13日にはー

2010年08月13日 | 日記
中学に入ってすぐの頃だった。
その日もまたカンカン照りで、日課の海水浴へと友人たちと連れ立って出かけるところだった。

その時にぼくらの姿をみた同級生の娘が、「今日はお盆の13日だから海は危険だよ」
「そんなの迷信さ」とすかざず大声の自分。

まさかその一時間後に、君が水死して、永遠にもどらなくなるとは予想もできなかった。

先人の知恵は偉大だなと思う。
そして、そのN君を愛してた家族の皆さんには、毎年手を合わせて許しを請う日お盆の13日・・おまけに今年は金曜日とか。

やる気さえあれば何だって可能な日本

2010年08月12日 | 政治
①列島国の軍備は、空海での国境警備活動だけで十分→戦車等の使う場所のない兵器はすべて廃棄して、陸上自衛隊には以下のような自然の再生やエネルギー&食料自給率倍増をやってもらう

②まず国有地からの森の再生(小説家ニコルを見習っての)→「減価し貨幣価値ゼロになる通貨」の減価の際の混乱を避けるために宝くじ機能を付け、この別荘&畑付き国有地や、使うに使えない一万ドル米国債を景品にする。
官僚・公務員・政治家の給料もこの減価する通貨(反論の多い「政府発行紙幣」よりも郵政資産を担保にした「地域通貨」通帳に記帳)で、数割カットが可能になる。
全国民にも、今まで不平等に徴収し、大企業への払戻し税等で不当すぎた消費税を、全国民に総額をばら撒く。

③日本はエネルギー面でも食糧面でも、世界一恵まれた国→米と魚介類と少しの野菜と薪・炭があれば十分!で、地熱発電や休耕田・耕作放棄地再生のためにも陸上自衛隊を使うべき

④たぶん以上すべてにアメリカが反対してくるだろう。それまでに、ロシア・中国との友好不可侵条約の目処をつけて、日米安保条約は一度廃棄する。
日本国内の内乱鎮圧部隊をその前に削減を「おもいやり予算」等の条件にする

⑤現在まで、膨大な隠匿されてきた税金があるのを忘れてはならない。(株やヘッジファンドという博打での年金運用損を相当補填しているはずだ)

さらにもう十年以上もの間、税金を払ってきた大銀行は皆無(一行あるという説も)であり、彼らに「無利子国債」を買うか、まともな税金を納めるのかを選ばせるべきだし、同じように特別会計(埋蔵金)というへそくりや裏金で税金ネコババをやりたい放題だったすべての官庁・法人を摘発する経済警察組織を新設すべきだと思う。経済にはド素人で、法治国家ではなく放置国家の元凶の冤罪へを屁とも思わない検察・法務官僚はもう存在価値 が無い。

日本人の身変わりの素早さ

2010年08月12日 | 
ぼくにはもう
すっかり
何もかもなってしまった
家族も愛する人 電子レンジも

大好きだった
ジブリの「もののけ姫」のビデオも
どこかへと紛れ込んでしまったので

久しぶりに
ビデオレンタル店へでかけたみたら
もうビデオなんか一切扱ってないという

なんというこの国
この国民の身変わりの素早さか・・



人間の未来はいつだって暗い

2010年08月12日 | 日記
原爆とか原発とか・・
それを人類に使ったり、原発事故以後も原発だらけっていう世界が信じられるかい?

人類史の中でとりわけ、日本人が読書をしなくなったことが問題だと思う。視聴に耐えうるマスコミもますます皆無。図書館にはくだらん本の山・・

それは、日本人のほとんどを、食うにも困るという劣悪な地獄へと追い落とした小泉・竹中や彼らの世襲小泉進次郎に頼る自民党や、小泉・竹中の忠実な弟子たちの民主党の前原・野田・仙石・枝野・玄場・岡田らの新自由祝儀者たち。

これ以上、自国の歴史や文学も知らない馬鹿をどんどん製造する国や文部省・教育委員会や学校でいいのかと思う。己を知らずしてどうするのか・・欲のみに生きる動物以下の存在と嘲られてそれいいのか?

そんな何の存在価値などない、国も文部省・教育委員会も学校もすべて一度なくしてみるべきと思う。世界一無能でありながら、世界一高給・高年金の・・官僚・公務員や彼らの天下りのために教育を食い物にするなと言いたい。

少し前の日記に、「青空文庫」には反戦文学はほとんど皆無と書いたが、調べてみると結構多くの反戦文学があったので訂正したい。
正確に言うと、軍人や戦場を舞台にした文学がほとんど皆無というのが正しい。
その他にも、著作権がまだ切れていない若手の作品が多いのに驚いた。
◆変わった作品(「1984」や「オズの魔法使い」)が多いサイト『プロジェクト杉田玄白』はーhttp://www.genpaku.org/

(1)夏に薦めたい作家
①中島敦(技巧を感じさせない天才的作家)ー
http://www.aozora.gr.jp/index_pages/person119.html#sakuhin_list_1
②伊丹万作(昭和初期に活躍した映画監督。俳優の伊丹十三は実子、大江健三郎は娘婿)ー
http://www.aozora.gr.jp/index_pages/person231.html#sakuhin_list_1
③山中 貞雄(1937年、傑作『人情紙風船』公開日に召集令状を受け、中国戦線に赴き28歳で死去)ー
http://www.aozora.gr.jp/index_pages/person72.html#sakuhin_list_1
④夏目漱石(明治を知るには「三四郎」や「それから」)ー
http://www.aozora.gr.jp/index_pages/person148.html#sakuhin_list_1
⑤宮沢賢治(鳥と星の壮大な神話「銀河鉄道の夜」)ー
http://www.aozora.gr.jp/index_pages/person81.html#sakuhin_list_1
⑥南方熊楠(国家神道に反対した「神社合祀に関する意見」)ー
http://www.aozora.gr.jp/index_pages/person93.html#sakuhin_list_1
⑦正岡 子規(一番好きな物書きはやっぱり)ー
http://www.aozora.gr.jp/index_pages/person305.html#sakuhin_list_1

(2)反戦的文学
①石川啄木(ローマ字日記が面白いんだけど)ー
http://www.aozora.gr.jp/index_pages/person153.html#sakuhin_list_1
②伊藤野枝(関東大震災後大杉栄とともに甘粕憲兵大尉に虐殺)ー
http://www.aozora.gr.jp/index_pages/person416.html#sakuhin_list_1
③違星北斗(アイヌ民族を代表する歌人)ー
http://www.aozora.gr.jp/index_pages/person1210.html#sakuhin_list_1
④金子ふみ子(大逆事件のひとつの朴烈事件被告)ー
http://www.aozora.gr.jp/cards/000246/card3328.html
⑤金 史良(日本軍に徴用された朝鮮出身兵の慰問団一員として中国で脱出し、朝鮮義勇軍に参加)ー
http://www.aozora.gr.jp/index_pages/person252.html#sakuhin_list_1
⑥小林多喜二(「一九二八年三月十五日」が好きだ)ー
http://www.aozora.gr.jp/cards/000156/card49394.html
⑦葉山 嘉樹(「海に生くる人々」は多喜二に「蟹工船」を書かせた記念碑的作品)ー
http://www.aozora.gr.jp/index_pages/person31.html#sakuhin_list_1
⑧原 民喜(被爆体験の物語が多い。開高健氏とは親友だったらしくしばしば登場)ー
http://www.aozora.gr.jp/index_pages/person293.html#sakuhin_list_1
⑨本庄 陸男(故郷北海道というと彼の「石狩川」を思い出す)ー
http://www.aozora.gr.jp/index_pages/person303.html#sakuhin_list_1

(3)面白かった著作権切れ前の若手
①青木 栄瞳(饒舌過ぎるけど可愛らしい)ー
http://www.aozora.gr.jp/index_pages/person330.html#sakuhin_list_1
②秋野 平(70年代ロックについて)ー
http://www.aozora.gr.jp/index_pages/person130.html#sakuhin_list_1
③市川陽(時は1964年・・放課後のロックンロール・パーティ)ー
http://www.aozora.gr.jp/index_pages/person213.html#sakuhin_list_1
④岩本良子(20年間の学習塾での子供たちとの触れ合い)ー
http://www.aozora.gr.jp/cards/000200/card1015.html
⑤植松眞人(関西生まれてテンポよくユーモア満載)ー
http://www.aozora.gr.jp/index_pages/person32.html#sakuhin_list_1
⑥大久保 ゆう(チャペックからドイル・カフカまでの翻訳作品)ー
http://www.aozora.gr.jp/index_pages/person10.html#sakuhin_list_1
⑦菊地美範(マッキントッシュに関わってきたデザイナーの身辺を記したコラム)ー
http://www.aozora.gr.jp/cards/000099/card534.html
⑧グリーン ジェイムズ(英訳の種田山頭火句集)ー
http://www.aozora.gr.jp/cards/000146/card750.html
⑨栗林元(格闘技系青春小説)ー
http://www.aozora.gr.jp/cards/000215/card1068.html
⑩小泉英政(成田空港建設反対運動で三里塚へ、現在も成田空港第二期工事用地内で有機農業を)ー
http://www.aozora.gr.jp/cards/000108/card551.html
⑪高良とみ(タゴールの訳詩集)ー
http://www.aozora.gr.jp/cards/001075/card33221.html
⑫西川 光男(突飛もないSF)ー
http://www.aozora.gr.jp/index_pages/person62.html#sakuhin_list_1
⑬長谷川 集平(多作受賞作多数の絵本・童話作家)ー
http://www.aozora.gr.jp/index_pages/person88.html#sakuhin_list_1
⑭畑仲 哲雄(愉快なネットについての物語)ー
http://www.aozora.gr.jp/index_pages/person144.html#sakuhin_list_1
⑮林 清俊(貴重なSF、ハードボイルド、ユーモア物等の翻訳)ー
http://www.aozora.gr.jp/index_pages/person1275.html#sakuhin_list_1
16 早見 秋(レズビアンについて知りたい人は)ー
http://www.aozora.gr.jp/index_pages/person28.html#sakuhin_list_1
17 平田 剛士(故郷近くの岩内原発について。その時の知事は社会党横路なんとか)ー
http://www.aozora.gr.jp/index_pages/person56.html#sakuhin_list_1
18 hiro(名作選集に取り上げられることの多いミドルトン リチャード・バラムの翻訳)ー
http://www.aozora.gr.jp/index_pages/person1280.html#sakuhin_list_1
19 藤下 真潮(SF好きは見逃せない)ー
http://www.aozora.gr.jp/index_pages/person7.html#sakuhin_list_1
20 藤本 和子(中東料理について面白い)ー
http://www.aozora.gr.jp/index_pages/person127.html#sakuhin_list_1
21 水上 茂樹(医学史専門家の翻訳)ー
http://www.aozora.gr.jp/index_pages/person1494.html#sakuhin_list

詩人ランボォ

2010年08月10日 | 日記
ずっと憧れてた女性が
詩人ランボォを好きだと知ったのは
16歳の黄昏の頃だった

ぼくといえば
ボードレールの方がずっと好きだったけど

この国では
詩人も物書きも世界一
乞食以下に蔑まれ忌み嫌われてていて
せせら笑いと感傷で一杯の
インナートラベルズへの跳躍への真っ最中

ランボォで唯一賛同できるのは
詩作なんか止めて
砂漠へと死に出かけたこと

両足を壊疽で腐らせる太陽や蠍
死を待っているばかりの象徴
金融資本みたいなハゲワシ

死へと生きるために
人生があるのだよと
いまさら腹をたてても仕方がない

正岡子規のように
いつでも死ねるのが勇気などなのではなく
どんな悲惨な状況でも
生きてゆけるというのが
ほんとうの勇気ほんとうの人生といいたい

夏というと「逃げ水」を連想する。まともな詩が無い国は奴隷家畜国家であり続けることだろう

2010年08月10日 | 日記

    夏    金時鏡

声を立てず
立てるべき声を
底ぴからせている季節。

思うほどに眼がくらみ
しずかに瞑るしかない
奥底の季節。

誰であるかは口にもせず
ひそと胸にかい抱く
追慕の季節。

願うよりは願いを秘め
待って乾いた
旱の季節。

うすれて記憶が透かされているとき
汗みどろにむれてくる
戦火の季節。

夏は季節の皮切りだ。
いかな色合いも晒してしまう
はじけて白いハレーションの季節だ。


◆2005年11月12日 朝日新聞夕刊 風韻より◆
   『万人がもつ詩を表す責務』  金時鐘

 朝鮮半島の分断に反対して島民が蜂起した「済州島四・三事件」で官憲に追われ、日本へ密航してから56年。非母国語を操りながら、自分にとって日本語とは何かと問い続ける。半世紀近く前に発した言葉「在日を生きる」は、慣用句となった。

 9月に旧満州の北間島[プツカンド]まで尹東柱[ユンドンジュ]の墓参りに行ってきました。治安維持法違反容疑で捕まり、敗戦の半年前に27歳で獄死した非命の詩人です。抵抗詩人と呼ばれますが、失われてゆく朝鮮語の哀惜の念から、自分の言葉を守ろうとしただけです。墓の前に額[ぬか]ずき、彼の「自画像」という詩を読みました。

……井戸の中には 月が明るく 雲が流れ 空が広がり
青い空が吹いて 秋があって
追憶のように 男がいます

遺骨が硬い凍土に埋められた時、参列者が読んだ詩です。あたりには野バラが咲いていました。

 去年は尹東柱の訳詩集『空と風と星と詩』(もず工房)を出しました。総身うぶ毛で覆われているような、なよなよとした叙情感を訳出するのに、硬くごつごつとした僕の日本語はそぐわない気がしました。僕の初めての選詩集が近く韓国で出ますが、僕の日本語も朝鮮語になりにくいのです。敗戦で朝鮮人に立ち返って以来、日本語との対峙というか、流麗で美しい表現から切れることを、自分に課してきましたから。それでかたくなな日本語になりました。

小学校5年生の時、海辺の遠足でひもを首に巻きつけられた子犬を見かけました。柿の渋につけた丈夫なひもです。成長したら食い込むのではないかと帰宅してからも心配で、友人に話したら「それがお前の詩なんだ」と言われたことがあります。

 岩盤のようなこの世に生きて、誰もがひっかき傷のような生の痕跡を残したいと思う。それが詩です。詩は万人によって書かれるべきものであり、人は自らの詩を何かに託して生きています。料理人にはいい料理を作りたいという一念がある。それが詩なんです。詩人はたまさか言葉による詩をもっているにすぎない。詩人には、言葉にできないものを抱えて生きるその他大勢の人々の思いを表現する責務があります。私がつむぎ出す詩の言葉は私個人の思いですが、その他大勢の人々に支えられたものでなければなりません。

 日本の現代詩は優れて私的な内面言語をこね回し、自己と対話することに終始しています。生活実感に乏しくリアリティーがなさすぎる。社会的、政治的な詩を書けというのではありません。自分も、様々な悩みや矛盾を抱えて生きるその他大勢の一人であると認識したら、内面言語に執着してなどいられません。純粋さが詩の命ならば世俗にまみれた純粋さを見つけ出さなければ。さもなくば詩は観念の申し子にすぎない。

 時代が大きくカーブを切り、人類史的に見ても誇るべき憲法が損なわれようとしているのに、現代詩の表現に時代の陰りはほとんど見えません。不安なおののき一つ見えない。今の日本ほど詩が軽んじられている国は地球規模で見てもありません。

 虚弱児だったので、朝鮮の慣習で泉のほとりにある岩の神様に預けられた形で育てられた。だから幼名は岩[パウ]。堅固な意志は、確かに岩を思わせる。 (インタビュー・白石昭彦)

キム・シジョン 29年朝鮮・元山市生れ。78年の『猪飼野[いかいの]詩集』と83年の『光州詩片』が『金時鐘詩集選 境界の詩』(藤原書店)で復刻。

開高健というと連想するのは・・「強姦」(でもとても美しい)

2010年08月08日 | 政治
一週間たっても・・これと同じ思いだったら強姦するのだという開高健の言葉は
とても正直だし、素晴らしい決意だなと思u


刹那的に強姦したいという思いは、男なら誰でもある。
でも現在は、それを認めるような法治国家でない。

男も女もそれを哀しむべきかもしれない。
文明人として、それを喜ぶべきかも知れない。

ただ開高健はうらやましい奴だったなと思う。