詩人PIKKIのひとこと日記&詩

すっかりブログを放任中だった。
詩と辛らつ日記を・・

伊藤前長崎市長の妻十四子さんの手記(2007年5月12日の日記から)

2010年08月08日 | 政治
    『遺族の気持』   伊藤十四子

 今から四十年前、東京での学生時代政治家を志していた夫いとう一長は「開港400年の歴史と文化を持つ郷里長崎をなんとかしたい、ついて来てほしい」と、目を輝かせて私に語りました。夫は、その初心を忘れず、郷里長崎のため、市民と共に考え歩き走り続け市議から県議そして市長へと皆さまにお育て頂きました。郷里長崎のため、地道にこつこつ純粋に懸命に汗を流してきたその結果が「事実上の信任投票」と表現していただいた今回の四選を目指した選挙だったと思います。

 その選挙戦のさなか、夫は突然背後からの銃弾によって命を奪われました。

 「核と人間は共存できない」と世界に訴え続けた平和都市、被爆地であるこの長崎の地でなぜこんな事件が起きねばならなかったのでしょうか。民主主義を暴力によって倒そうとする卑劣極まる事件の背景に何があったのでしょう。事件は夫の命を絶っただけでなく夫の築き上げてきた流れをも絶ってしまったように思い本当に無念でなりません。

 いとうは、命を懸けて郷里長崎のため走り続けていたのです。もっともっとどうか、この夫の死を無駄にしないためにも、すべてを明らかにしてほしいと願っています。

 最後になりましたが、三十二年間いとう一長を支えて下さって、本当に有り難うございました。夫に代わり深く御礼申しあげます。
 二〇〇七年五月九日
   故いとう一長内

◆故伊藤前長崎市長以上に、核の廃絶を表明した秋葉広島市長が暗殺されないようにと祈るばかり。
どうしようもない三枚舌の管総理は、核の傘とか、抑止力とか・・自公以下のどうしようもない売国奴に成り果ててしまった。

この世の悪魔とは・・アメリカのことではないのか!?

2010年08月07日 | 政治
原 民喜(被爆体験の物語が多い。開高健氏とは親友だったらしくしばしば登場)ー「ここ」

井伏鱒二の「黒い雨」も、井上やすしの戯曲「父とともに」(?)や・・
先日亡くなったつかこうへいの・・涙しながら原爆を落とす米軍飛行士の物語も忘れがたい。

◆また沖縄で海兵隊よる性犯罪という。米軍人の犯罪は。半年間で約数百件で・・これを本土でどのくらいの犯罪になるかというと、数千件以上、毎日約20件の米軍犯罪という。

さらには、半分以上が起訴さえされない、泣き寝入り状態だ。
にほんではほとんどが起訴へと持ち込まれるのに・・
沖縄の友人がよく、交通事故から強姦までほとんどが泣き寝入りだと苦々しく言っていた。

沖縄はこの列島先住民族として独立すべきだし、日本人は植民地・属国奴隷として縛り付ける「日米安保条約」を即廃棄すべきだと思う。まだ日露安保の方が、エネルギーや、あらゆる技術・経済・政治面での保険になると思う。

広島じゃなくて長崎の原爆忌の作品をふっと思い出したので・・

2010年08月06日 | 日記
「原爆句抄」    松尾あつゆき


八月九日 長崎の原子爆弾の日。
我家に帰り着きたるは深更なり。
 
「月の下ひっそり倒れかさなっている下か」

十日 路傍に妻とニ児を発見す。
重傷の妻より子の最後をきく(四歳と一歳)。

「わらうことをおぼえちぶさにいまわもほほえみ」

「すべなし地に置けば子にむらがる蝿」

「臨終木の枝を口にうまかとばいさとうきびばい」

長男ついに壕中に死す(中学一年)。

「炎天、子のいまわの水をさがしにゆく」

「母のそばまではうでてわろうてこときれて」

「この世の一夜を母のそばに月がさしてる顔」

「外には二つ、壕の中にも月さしてくるなきがら」

十一日 みずから木を組みて子を焼く。

「とんぼうとまらせて三つのなきがらがきょうだい」

「ほのお、兄をなかによりそうて火になる」

十二日 早暁骨を拾う。
 
「あさぎり、兄弟よりそうた形の骨で」

「あわれ七ヶ月の命の花びらのような骨かな」

十三日 妻死す(三十六歳)。

「ふところにしてトマト一つはヒロちゃんへこときれる」

十五日 妻を焼く、終戦の詔下る。

「なにもかもなくした手に四枚の爆死証明」

「夏草身をおこしては妻をやく火を継ぐ」

「降伏のみことのり、妻をやく火いまぞ熾りつ」

八月

2010年08月06日 | Weblog
八月はいつも遠い季節
労災隠しやパワハラやセクハラや
あらゆる違法行為を取り上げようとしない
労基監督署エリート課長の禿頭を見飽きた季節

首切りのあとには
また子供時代みたいにトンボばかりが舞い飛ぶ空

八月はまるで
逃げ水の道端に倒れて寝転び
蒼穹を見上げていた自分だった

八月はいつも
遅すぎる夜を連れてくる
ヒメジョンの道だった

ぼくら
差別されるものに相応しいのだというように
群星と
夜光虫とでいっぱいの
輝く夜の海だった



夏に読みたくなる作品たちー無料電子図書館よりー

2010年08月05日 | Weblog
少し前の日記に、「青空文庫」には反戦文学はほとんど皆無と書いたが、調べてみると結構多くの反戦文学があったので訂正したい。
正確に言うと、軍人や戦場を舞台にした文学がほとんど皆無というのが正しい。
その他にも、著作権がまだ切れていない若手の作品が多いのに驚いた。

◆変わった作品(「1984」や「オズの魔法使い」)が多いサイト『プロジェクト杉田玄白』はー「ここ」http://www.genpaku.org/

(1)夏に読みたくなる作品たち
①中島敦(技巧を感じさせない天才的作家)ー「ここ」
②伊丹万作(昭和初期に活躍した映画監督。俳優の伊丹十三は実子、大江健三郎は娘婿)ー「ここ」
③山中 貞雄(1937年、傑作『人情紙風船』公開日に召集令状を受け、中国戦線に赴き28歳で死去)ー「ここ」
④夏目漱石(明治を知るには「三四郎」や「それから」)ー「ここ」
⑤宮沢賢治(鳥と星の壮大な神話「銀河鉄道の夜」)ー「ここ」
⑥南方熊楠(国家神道に反対した「神社合祀に関する意見」)ー「ここ」
⑦正岡 子規(一番好きな物書きはやっぱり)ー「ここ」

(2)反戦的文学
①石川啄木(ローマ字日記が面白いんだけど)ー「ここ」
②伊藤野枝(関東大震災後大杉栄とともに甘粕憲兵大尉に虐殺)ー「ここ」
③違星北斗(アイヌ民族を代表する歌人)ー「ここ」
④金子ふみ子(大逆事件のひとつの朴烈事件被告)ー「ここ」
⑤金 史良(日本軍に徴用された朝鮮出身兵の慰問団一員として中国で脱出し、朝鮮義勇軍に参加)ー「ここ」
⑥小林多喜二(「一九二八年三月十五日」が好きだ)ー「ここ」
⑦葉山 嘉樹(「海に生くる人々」は多喜二に「蟹工船」を書かせた記念碑的作品)ー「ここ」
⑧原 民喜(被爆体験の物語が多い。開高健氏とは親友だったらしくしばしば登場)ー「ここ」
⑨本庄 陸男(故郷北海道というと彼の「石狩川」を思い出す)ー「ここ」

(3)面白かった著作権切れ前の若手
①青木 栄瞳(饒舌過ぎるけど可愛らしい)ー「ここ」
②秋野 平(70年代ロックについて)ー「ここ」
③市川陽(時は1964年・・放課後のロックンロール・パーティ)ー「ここ」
④岩本良子(20年間の学習塾での子供たちとの触れ合い)ー「ここ」
⑤植松眞人(関西生まれてテンポよくユーモア満載)ー「ここ」
⑥大久保 ゆう(チャペックからドイル・カフカまでの翻訳作品)ー「ここ」
⑦菊地美範(マッキントッシュに関わってきたデザイナーの身辺を記したコラム)ー「ここ」
⑧グリーン ジェイムズ(英訳の種田山頭火句集)ー「ここ」
⑨栗林元(格闘技系青春小説)ー「ここ」
⑩小泉英政(成田空港建設反対運動で三里塚へ、現在も成田空港第二期工事用地内で有機農業を)ー「ここ」
⑪高良とみ(タゴールの訳詩集)ー「ここ」
⑫西川 光男(突飛もないSF)ー「ここ」
⑬長谷川 集平(多作受賞作多数の絵本・童話作家)ー「ここ」
⑭畑仲 哲雄(愉快なネットについての物語)ー「ここ」
⑮林 清俊(貴重なSF、ハードボイルド、ユーモア物等の翻訳)ー「ここ」
16 早見 秋(レズビアンについて知りたい人は)ー「ここ」
17 平田 剛士(故郷近くの岩内原発について。その時の知事は社会党横路なんとか)ー「ここ」
18 hiro(名作選集に取り上げられることの多いミドルトン リチャード・バラムの翻訳)ー「ここ」
19 藤下 真潮(SF好きは見逃せない)ー「ここ」
20 藤本 和子(中東料理について面白い)ー「ここ」
21 水上 茂樹(医学史専門家の翻訳)ー「ここ」

ネットで読むことのできる反戦文学

2010年08月02日 | 日記
下記は、いずれも「日本ペンクラブ文藝館」で読むことができる。
これらに比べると、トヨタの資金援助で運営されてきた日本最大のネット図書館「青空文庫」には、戦争&反戦の文学等はほとんど皆無に思える。
◆「日本ペンクラブ文藝館」はー「ここ」
◆「青空文庫」はー「ここ」

◆わかりやすいように各小説・詩歌がどのページにあるのかと、簡単なコメントを記しておくことに。
(1)軍人・戦場の物語→『反戦・反核ページ』
①阿川 弘之「年年歳歳」...TVタックルでたけしの女房役女性の父親が、原爆投下直後の広島に復員してからの物語。しみじみとした哀感に満ちている。
②大岡 昇平「浮虜記」...とても読みやすいので薦めたい
③大岡 昇平「野火」...彼のすべての著作を読みたくなった
④開高 健「玉、砕ける」...彼の作品はすべて素晴らしい。戦後最高の作家のひとりと思う。
⑤黒島 傳治「渦巻ける烏の群れ」...詩情やブラックユーモア満載で、一番好きな戦争文学かもしれない。戦争文学の最高峰の一作品。
⑥結城 昌治「軍旗はためく下に」...舞台はあらゆる補給を絶たれて逃げ延びるだけだったフィリピンルソン島。これほど軍隊の不条理さや馬鹿らしいさを赤裸々に暴いた物語も珍しい。
⑦菊村 到「硫黄島」...最後まで読ませる謎解き。そういえば僕の恩師も硫黄島生き残り数十人の一人だと言っていたっけ。シベリア抑留からという教師も。
⑧渡辺 清「戦艦武蔵の最期」...僕の好きな戦艦武蔵についてはいつかまた。
⑨渡辺 清「少年兵における戦後史の落丁」...
⑩武田 泰淳「汝の母を!」...獣(獣に失礼だろが)以下の狂気が支配していた日本軍のおぞましい戦争犯罪。母子らしき中国人捕虜にセックスを強要という・・
⑪五味川 純平「不帰の暦」...『人間の条件』に繋がる戦争体験を短編小説化
⑫細田 民樹「多忙な初年兵」...まだまだ牧歌的だった頃の日本軍。それでもすさまじい。

(2)上記以外の反戦・平和の物語・記録→『反戦・平和ページ』
①原 民喜「夏の花」...狂気へと赴く彼を心配して外国へと行ったのは開高健だったか
②原 民喜「廃墟から」...世界中の人々に読んでほしいなと思う
③今井 清一「関東大震災」...数千人の朝鮮の人々や中国人や訛りのきつい沖縄人やドモリの人々が自警団の検問で殴り殺されたという。宮沢賢治と山之口獏と金子光晴という尊敬する詩人たちの出発点でもあった。
④隅谷 三喜男「大逆事件・明治の終焉」...方向は違うが、同じく権力が利用した権力のための犯罪という点では「オウム真理教事件」と似ているのではと思う。
⑤大内 力「ファシズムへの道 準戦時体制へ」...
⑥文部省昭和二十二年「あたらしい憲法のはなし&日本國憲法」...とてもわかりやすい憲法について。

(3)反戦・平和の詩歌→『反戦・平和ページ』
①鶴 彬「鶴彬川柳選」...鶴彬の前にも後にも、彼のような川柳作者は皆無
②山本 司「時代の風」...最近好きになった歌人
(4)その記録的作品→『評論・研究ページ』
①紀田順一郎「南方熊楠 ─学問は活物で書籍は糟粕だ─」...
②水野 廣徳「平和への直言」...どうしてだかアクセス不能になっていた。アメリカ側の圧力だろうか?
③高橋 誠一郎「司馬遼太郎の教育観ー『ひとびとの跫音』における大正時代の考察」...司馬史観をもっと真剣に考えるべきかもしれない。

~10年07月度のコラム一覧~ (途中)

2010年08月02日 | 日記
~10年07月度のコラム一覧~

1日…禁煙40日目 「好きな言葉」は子規の悟りについてー「ここ」
2日…「夢よ叫べ」 遠藤賢司 ー「ここ」
3日…ミソサザイは何故、欧米でも日本でもアイヌ民族でも鳥の王様?ー「ここ」
4日…時代は変わる急激に変わりつつあるー「ここ」
5日…「詩 雨に打たれて」
「深夜の酒場の薄汚れた壁を見つめながら」
6日…「詩 冬の朝」
「泉谷しげるがずっと大好き」
「詩 人類の寿命はあと数十年 」
7日…「いま必要なのは、増税じゃなくて減税! 」
8日…「糞尿の利用方法 」

八月はーあらゆる戦争についての物語や記録をリンクし感想をアップしたい

2010年08月02日 | 歴史
もうじき敗戦や、八十数年ぶりの関東大震災忌 。
この日本史上最低最悪の汚点の日々が続く。

敗戦では、国をはじめとするあらゆるものが死滅し、あらゆる未来の可能性があった日だと思う。わずかにNHKだけがその歴史的事実を追求している。(それだけで自民党独裁政治の終焉は良かったのかもしれない)

関東大震災忌には、何故日本民衆が自警団等で、多くの罪のない人々を撲殺したり、軍隊・警察等が僕の敬愛する大杉栄一家や労働組合家をなぶり殺しにしたのかを・・しみじみと考える日でありたいなと思う。

関東大震災については、女性史研究家でアナーキー詩人高群逸枝の自伝で読んだりだけど・・暴行されて刑務所へと連行された琉球人の知人を救いだすシーンが忘れらない。

自警団の検問・襲撃を受けたのは植民地にされたばかりの朝鮮人だけではなくて、中国人や、言葉の不自由な人々や、訛のきつい琉球等の人々も多かったという。
日本歴史最大の汚点だと思う。

憲兵・警察に虐殺された大杉栄一家や労働運動家を含めて、約六千人~一万人が虐殺されたという。

宮澤賢治には関東大震災や祖国を失って流浪する朝鮮人についての詩があるというのに・・関東大震災に遭遇した琉球の詩人山之口獏には、どうしてそのような詩がないのだろうか・・

◆関東大震災について簡潔明瞭で必読なのは「関東大震災」(今井清一)ー
http://www.japanpen.or.jp/e-bungeikan/(「評論研究」ページの中ほど)

◆まだ下記はまだまだ不完全なリストで、次回は、この歴史的な前段というべき大逆事件や小林多喜二等の虐殺や、横浜事件等のえん罪事件のリンクやすべての反戦・反核のサイトをひとつのページにまとめたいなと思う。何かアドバイスがありましたらよろしく!

以下は僕がネットを始めて以来の米国在住の友人ケンシロウさんのブログから引用を。(英文のサイトはパス)
そのブログ「米国からの便り」はー
http://kensirou2001.blog79.fc2.com/blog-entry-530.html

《真実の歴史資料関係のリンク上げておきます。右翼どもはこれらのリンク先をすべて見て真実を学べ 。
阿呆右翼はこれらの資料を全部読むことを義務付ける法律でも作ればいいのに。》
◆南京事件に関する、日本側の記録
http://www31.ocn.ne.jp/~hinode_kogei/DATA.html#nanking2
◆アジア各国教科書の記述
http://www31.ocn.ne.jp/~hinode_kogei/DATA.html#asian_point
◆世界の歴史教科書における太平洋戦争の記述
http://www.geocities.jp/social792/siryou/kyoukasyo.html

◆日本の戦争責任資料センター 
http://space.geocities.jp/japanwarres/
◆アジア歴史資料センター
http://www.jacar.go.jp/
◆防衛省防衛研究所
http://www.nids.go.jp/
◆防衛省防内の戦史史料の紹介
http://www.nids.go.jp/military_history/military_archives/index.html
◆財団法人アジア・太平洋人権情報センター
http://www.hurights.or.jp/index_j.html
◆慰安婦問題とアジア女性基金-デジタル記念館
http://www.awf.or.jp/
◆アンチ「ゴー宣」
http://www31.ocn.ne.jp/~hinode_kogei/antigo.html

ー日本の現代史と戦争責任についてのホームページー
◆林 博史 研究室へようこそ
http://www32.ocn.ne.jp/~modernh/index.html
◆林 博史 研究室内の戦争史料の見方、扱い方
http://www32.ocn.ne.jp/~modernh/paper33.htm
◆林 博史 研究室内の元日本兵の証言に見る日本軍慰安婦(未発表)
http://www32.ocn.ne.jp/~modernh/paper02.htm

◆週刊かけはし
http://www.jrcl.net/index.html
◆週刊かけはし内、「戦死者」の六割以上が餓死だった
http://www.jrcl.net/web/framek897.html
◆俵のホームページ
http://www.linkclub.or.jp/~teppei-y/tawara%20HP/index.html
◆永井和のホームページ
http://www.bun.kyoto-u.ac.jp/~knagai/
◆永井和のホームページ内陸軍慰安所の設置と慰安婦募集に関する警察史料
http://www.bun.kyoto-u.ac.jp/~knagai/2semi/nagai.html
◆永井和のホームページ内、従軍慰安婦問題に関する自由主義史観からの批判を検証する
http://www.bun.kyoto-u.ac.jp/~knagai/2semi/shiraisi.html
◆慰安婦問題FAQ
http://www006.upp.so-net.ne.jp/nez/ian/
◆南京事件(南京大虐殺)の真実
http://www.nextftp.com/tarari/index.htm
◆東中野氏のむなしい「証拠写真」検証を論駁する      
http://www.nextftp.com/tarari/Matsuo/murasehanron.htm
◆南京事件-日中戦争 小さな資料集
http://www.geocities.jp/yu77799/
◆南京事件資料集
http://members.at.infoseek.co.jp/NankingMassacre/
◆市民団体が慰安婦の軍の関与を示す資料を公表
http://www.videonews.com/press-club/0704/001048.php
◆南京事件資料館
http://nagoya.cool.ne.jp/whitecray/index.html
◆画像資料検証専用板
http://t-t-japan.com/bbs2/c-board.cgi?id=imgbord
◆南京事件資料館
http://nagoya.cool.ne.jp/whitecray/index.html
◆民間人殺害命令
http://www.geocities.jp/yu77799/minkanjin.html
◆証言による『南京戦史』
http://www.history.gr.jp/~nanking/books_shougen_kaikosha.html
◆戦争を語り継ぐ
http://www5a.biglobe.ne.jp/~t-senoo/Sensou/sensou._index/sensou_index.htm#_HPB_ROLLOVER4
◆一兵士の従軍記録
http://www5a.biglobe.ne.jp/~t-senoo/Sensou/juugun/sub_jugun.html

◆映画「侵略」上映委員会
http://www1.ocn.ne.jp/~sinryaku/index.html
◆映画「侵略」上映委員会内、証言 南京大虐殺
http://www1.ocn.ne.jp/~sinryaku/nankin2.htm
◆平和のための戦争展実行委員会事務局
http://www.jca.apc.org/~sensoten/menu.htm
◆平和のための戦争展実行委員会事務局内の証言
http://www.jca.apc.org/~sensoten/shougen.htm
◆ノーモア南京の会・東京
http://www.jca.apc.org/nmnankin/index-j.html
◆ノーモア南京の会・東京内の南京戦に参加した父
http://www.jca.apc.org/nmnankin/nanba1.html

◆(反核医師の会)
http://www.ask.ne.jp/~hankaku/index.html#0000
◆戦争を語り継ごう ―リンク集―
http://www.rose.sannet.ne.jp/nishiha/senso/
◆田口裕史のウェブサイト
http://homepage3.nifty.com/htaguchi/
◆「脱ゴー宣」裁判を楽しむ会
http://www.jca.apc.org/datu-gomanism/main.html
◆阿媽とともに・台湾の元「慰安婦」裁判を支援する会
http://www.jca.apc.org/taiwan-ianfu-support/index.html

◆社会問題リンク集
http://www.geocities.jp/social792/main.html
◆七三一部隊元隊員証言記録
http://tenjin.coara.or.jp/~makoty/library/memory731.htm
◆731(石井)部隊関連記事&写真
http://www.iom1960.com/china-photo/731-butai/731-butai.html
◆731部隊
http://www.cc.matsuyama-u.ac.jp/~tamura/731butai.htm
◆731部隊・細菌戦とは?
http://www1.ocn.ne.jp/~sinryaku/sub5.htm

ー本ー
◆世界の教科書にみる日本
http://homepage2.nifty.com/tanimurasakaei/new_page_79.htm
ここでは中国編][フィリピン編][アメリカ編][ベトナム]編の日本語対訳付きがあります。
◆インドネシア歴史教科書「日本軍占領時代」
http://www.geocities.jp/indo_ka/buku_pelajaran/index.html

ーウヨクのサイトで資料ー
これはウヨクのサイトで見つけたものですが、ウヨクはマレーシアの歴史教科書では日本軍の侵略の事は書かれていないと言っていましたが、笑 Japanese Invasion of Malayaの13番にちゃんと書かれています。 笑
◆マレーシアの歴史教科書
http://www5f.biglobe.ne.jp/~thai/page048.html
Japanese Invasion of Malaya
13. The Japanese army attacked and occupied Malaya in 7 weeks only.
日本語に訳すと、日本軍は7週間だけマレーシアを攻撃した。この資料は4月に削除されている。都合の悪い部分はもみ消す所はさすがウヨク 

◆戦争犯罪の構造 日本軍はなぜ民間人を殺したのか
http://books.yahoo.co.jp/book_detail/31847691
◆松岡環編著 『南京戦 閉ざされた記憶を訪ねて』(社会評論社)
http://furuido.blog.so-net.ne.jp/2007-03-11
◆ナチス・ドイツの強制労働と戦後処理
http://www.shahyo.com/book/1322.html

教科書で読んで以来、魯迅の「阿Q正伝」「故郷」が好きだ

2010年08月01日 | 歴史
僕が唯一リンク集でリンクしてる政治家は、社民党の保坂展人さんだけ。

僕も十代の頃教科書に載っていた魯迅の「故郷」を読んで以来魯迅は大好きな作家だ。中国の宮沢賢治ではと思う。(「子供たちを救え!」という悲鳴が聞こえてくる)

最近の保坂氏のブログからー
「真夏の夜だから魯迅の言葉と向き合う」
身辺コラム / 2010年07月25日

昨夜は寝苦しかった。参議院選挙の疲れも、後片付けの見通しがつくと思い出したかのように噴き上げてくる。本当は疲れても、「疲れた」とは言わないのが普段だったが、激しい選挙戦をふりかえってあれこれ考えてみた。そこで、10代の頃に親しんだ魯迅の言葉が込み上げてきて、ツイッター140文字でいくつか発信してみた。この140字という制約が魯迅の言葉の緊張感や深みを表すのにいいのかもしれない。つぶやきを再録する。

「沈黙すると私は充実を覚える。発言すると同時に空虚を感じてしまう」(魯迅『野草』の序)。この言葉に17歳の私は衝撃を受けた。思考を言語にする時に、こんなに率直に、かつ無防備に語り、そして鋭く語っていく魯迅の文体に大きな影響を受けた。時々、国会でも閣僚の失言に魯迅の言葉を引用した。

「急場の失言の根拠とは、考える時間がなかったことにあるのではなく、考える時間がある時に考えなかったことにあるのである」(魯迅)別の言い方をすれば、普段考えていたことがふと「急場の失言」となって飛び出すのである。政治家として、とりつくろった言い方より、本音だということにもなる。

魯迅はバルコニーに出て「暗澹たる中国の未来」を思案している。そこに、ブーンと一匹の蚊が飛んでくる。この蚊を手で払っているうちに「中国の未来」よりも、「蚊の行方」の方が重大な関心事になってくる…と書いていた。この魯迅のリアルな語り口は、身体と思想とを同居させている人間を感じさせる。

文庫本がボロボロになるほど魯迅の雑感文を読んだ。自分の身体から表出してくる「言葉」を探したいとの欲求が強かったからだ。誰もが模倣で言葉を覚える。もっともらしく理屈も、あるいはイデオロギー的文章も、さも自分のものであるようにして、自分の言葉でない言葉を弄ぶ。17歳の時、気がついた。

魯迅は「進化論者」だった。中国の頑迷な年寄りが死んでいき、若い世代が社会をになっていけば、よりよくなると素朴に信じていた。しかし、若者同士が衝突し死者を出す事件に遭遇して「青年を殺戮するのは、やはり青年です」と書いた。私は、この魯迅の言葉にヒントを得て「青生舎」を事務所名にした。

衝動的に「魯迅」の話を書いた。「絶望」を知らない「希望」は薄っぺらい。「絶望」の果てに一筋の光を見るような「希望」を語りたい。どんなにメディアが発達し、伝達手段が進化しても、結局のところ「言葉」がすべてだ。短時間のうちに、たくさんの人がリツイートしてくれて嬉しい。

昨日、紹介した魯迅の言葉は雑感文(エッセイ・評論)として数々のペンネームで書かれたもの。一般的には『阿Q正伝』や、『藤野先生』などの小説が知られているが、私が強い影響をうけたのはこの雑感文だ。私が読んだ版は絶版になってしまったが、『魯迅評論集』(竹内好訳・岩波文庫)で読めると思う。

と、ここまでがツイッター再録。魯迅の言葉に含蓄が深いのは、表層に見えてくる看板やスローガン、大言壮語と無責任なアジテーションを魯迅が、バッサバッサと切っているからである。

これから政治は荒れ模様となる。数をめぐる合従連衡も進み、また「昨日の敵は今日の友」的な状況が訪れるかもしれない。そして、心ある人々の失望、絶望は深く沈潜し、「政治」を語る言葉も1行目がなかなか出てこない状況になるような気がする。

だから、魯迅を思い起こしたのか。1カ月前、高揚感の只中にいた政権が不人気の荒野へと失墜したのは、やはり「言葉」によってだった。もちろん、人気を持続しながら社会を解体していった小泉劇場の武器も、唯一「言葉」だった。言葉は怖い。そして、その怖さを知った言葉が強い。強さとは、自ら畏れるものを知る者が身につけくことの出来るやさしさなのだ。