先端技術とその周辺

ITなどの先端技術サーベイとそれを支える諸問題について思う事をつづっています。

フローレンスも台風22号も強大!

2018年09月12日 18時46分39秒 | 日記
中国にもアメリカにも、超大型台風(ハリケーン)が上陸しようとしている。ともに大きな災害が危惧されているが、世界最大の2国が災害に会おうとしているのは何か象徴しているのかと思ってしまう。
 
ハリケーンFlorenceはアメリカ東部上陸へ 動き遅く被害拡大も
 
 

提供:ウェザーニュース

 ハリケーンFlorenceは日本時間12日(水)朝の段階で中心付近の最大風速が60m/s以上、強い方から2番目となるカテゴリー4の勢力を維持しています。

 今後も北西に進みながらさらに発達が予想され、ピーク時の最大風速は65m/s以上に達する見込みです。日本時間の15日(土)未明(現地時間の14日(金)午後)にノースカロライナ州に上陸する可能性が高くなっています。
 

 ノースカロライナ州沿岸では500mmを超える雨が降り、場所によっては総雨量が1000mm前後に達するような大雨の恐れがあります。雨だけではなく、暴風や高潮、高波による被害拡大も懸念されます。


 今後も北西に進みながらさらに発達が予想され、ピーク時の最大風速は65m/s以上に達する見込みです。日本時間の15日(土)未明(現地時間の14日(金)午後)にノースカロライナ州に上陸する可能性が高くなっています。

 
一方、猛烈な台風22号は905hPa 最盛期に。どういうわけか、昨年まで中国に行かなかった台風が、台湾、中国の福健省あたりに上陸する見込みという。しかもフローレンスに劣らず超強大。中国は台風に慣れていないから、甚大な被害が想定される。奇しくも超2大大国に超台風が上陸するとは!
 
猛烈な台風22号は905hPa 最盛期に
猛烈な台風22号は12日午後3時現在、中心気圧は905hPaと、今年最も低くなっています。日本では三連休にかけて沖縄の先島諸島を中心に波の影響を受けそうです。
 


遂に自動車部品は、3Dプリンターで製造へ VW!

2018年09月12日 18時39分11秒 | 日記

 

遂に、量産車部品を3Dプリンターで製造へ 独フォルクスワーゲン!

 

フォルクスワーゲンはシフトレバーのノブなどに3Dプリンターの技術を使う

ロンドン(CNNMoney) ドイツ自動車大手のフォルクスワーゲンは11日、量産車の部品製造に3Dプリンターを使う計画を発表した。



米HPの金属印刷技術を使い、シフトレバーのノブや車両後部の文字など一部の部品を製造する。また、2~3年以内には同技術で構造部分のパーツの大量生産にも踏み切りたいとの考えも示す。

これまで3Dプリンターの技術は自動車産業でも使われていたが、試作品作りなどにとどまっていた。

同社の技術計画開発部門のトップは、車両全体を3Dプリンターで作る時代はすぐには到来しないとしながらも、同技術を使った部品の数と大きさは急拡大すると指摘。「大きな利点は、最初に製造用のツールを作らなくても、多くのパーツの製造が可能となる点だ」と強調する。

フォルクスワーゲンは現在90台の3Dプリンターを所有し、希少な部品の製造に利用している。だが、将来的にはピストンのような高い圧力のかかるパーツも3Dプリント技術で製造可能になると目論む。

HPのディオン・ワイズラー最高経営責任者(CEO)は「自動車やその他の工業、医療の分野だけで毎年数十億の金属部品が製造されている」と述べ、新しい金属印刷のサービスの影響が自動車部品にとどまらないとの展望を示している。


量子コンピュータ、着実に進化していた!

2018年09月12日 18時11分35秒 | 日記

 

このところ量子コンピュータのニュースがないので、どうなったか調べた。着実に進化しているようだ! 先陣を切ったIBMの状況を見ても現実につかづきつつある。

米IBMが2016年に公開した「量子ゲート方式」の試作機。特定の問題に限らず、計算能力を飛躍的に高められる

 「これから先は人間の想像を超えた世界だ。ITの常識が一変する」。量子コンピューターに詳しい東北大学の大関真之准教授は、興奮を隠さない。米IBMが11月、世界で初めて「50量子ビット」を搭載した量子コンピューターの試作機を発表したからだ。

 IBMが開発したのは、1983年から提唱されていた「量子ゲート方式」の量子コンピューターだ。大規模計算が可能になるため“本命”視されていたが、装置開発が難しく、2010年ごろまでは机上の空論と考える専門家がほとんどだった。ところがIBMの発表により、空論が現実に変わったのだ。

 カギは「50」という数字にある。

1125兆通りを“一瞬”で計算

 量子コンピューターとは、ミクロの世界の物理法則である「量子力学」を使って計算する機械のこと。「0」と「1」の両方が同時に存在する「量子ビット」を活用し、50量子ビットなら約1125兆(2の50乗)通りの計算が一瞬で完了する。量子ビットを増やすことで、計算能力は指数関数的に増強できる。

量子の超越性が社会を一変させる
●量子コンピューターで実現の可能性があること
[画像のクリックで拡大表示]

 従来のコンピューターはデータを「0」と「1」に置き換えて、1通りずつ処理する。そのため速度を高めるには限界がある。専門家の間では諸説あるが、従来方式のスーパーコンピューターがどれだけ進化しても、約50量子ビットに相当する速度が限界だとされてきた。IBMの試作機は、スパコンの理論上の限界を上回った可能性がある。

 量子コンピューターがスパコンでは実現できない計算性能を持つことを「量子の超越性」と呼び、当初は50年代まで実現しないとみられていた。そのスケジュールが、一気に30年以上も前倒しされた格好だ。

カナダのDウエーブ・システムズが開発した、量子アニーリング方式のコンピューター

 量子コンピューターに注目が集まったきっかけは11年、カナダのベンチャー企業Dウエーブ・システムズが商用化したことだ。東京工業大学の西森秀稔教授らが提唱した「量子アニーリング方式」を用い、1台10億円程度で装置を販売。米航空宇宙局(NASA)やデンソーなどが相次いで導入した。

 独フォルクスワーゲンは北京のタクシーの巡回ルートを最適化し、交通渋滞を緩和する取り組みにDウエーブの量子コンピューターを活用している。巡回先が1カ所増えるごとにルートの組み合わせは指数関数的に増え、17カ所を訪問して元に戻る場合の候補は10兆を超える。米グーグルは、こうした「組み合わせ最適化」問題については従来型のコンピューターの1億倍高速に計算できると発表している。

 ところがDウエーブの量子アニーリング方式には限界がある。高速に解けるのは組み合わせ最適化問題に限られ、計算能力を高めると間違った答えを出しやすくなる。「特化型」量子コンピューターと呼ばれるのはそのためだ。NTTなどが11月20日に発表した「レーザーネットワーク方式」も、同様の特徴を持つ特化型だ。

 特化型に対してIBMが開発する量子ゲート方式は「汎用型」と呼ばれている。対応するプログラムさえ開発できれば、どんな問題も瞬時に解く潜在力を持っているからだ。

 汎用型はこれまで、搭載する量子ビットを増やすのに難航し、特化型の先行を許した。1999年に世界で初めて量子ビットを作った東京大学の中村泰信教授は、50の壁をクリアできれば「理論上はどこまでも量子ビットを増やせるようになる」と説明する。汎用型の能力は近い将来、確実に特化型を追い抜く。IBMが取り組む量子ゲート方式が本命視されている理由はここにある


レクサス、バックミラーをなくす!

2018年09月12日 17時40分06秒 | 日記

 

トヨタの新型レクサスの一部車種、ミラーレスを祭ようとのこと。

バックミラー党なくし、ミラーレスとする制度は、2016年に、国土交通省が、道路運送車両の保安基準を一部改正しバックミラーに代わる電子ミラーを認可するため「カメラモニタリングシステム」の基準を定めている。

バックミラーの機能は下記写真でわかる。

カメラモニタリングシステムの参考画像
 
 
 
レクサスの新型『ES』(Lexus ES)の場合、デジタルアウターミラーは、車両のドアミラー位置に取り付けられたデジタルカメラ内蔵の小型ユニットにて撮影した車両左右後方の映像を、フロントピラー部に設置された5インチのディスプレイに表示させるもの。
 


通常のドアミラーと比べ、目線移動量が減少することで、ドライバーの負担を軽くしながら歪みのない視界をモニターに映し出す。またカメラ内蔵ユニットの小型化により、斜め前方の死角も減少させている。

さらに夜間などの暗い場所でも自動で明るさを調整し、周囲の明るさに応じた映像で視界を確保。雨天時も雨の影響を受けにくい形状と、カメラにヒーターを内蔵し霧などで水分が付着した際も除去する。また室内搭載ディスプレイにより、サイドウィンドウが濡れた状態でも視界を確保することができるほか、ドアミラーよりも小型なユニットであることから、風切り音の低減というメリットも有している。

モニターに映し出される左右後方視界は、ウインカー作動時や後退時には表示エリアが自動的に拡大し死角を減少させるほか、ドライバー操作で任意に表示エリアを広げることも可能だ。