先端技術とその周辺

ITなどの先端技術サーベイとそれを支える諸問題について思う事をつづっています。

食事時間を12時間内に収めるだけで痩せて健康になる!?!

2018年09月22日 07時09分26秒 | 日記
 
ニューズウィークに表題の記事が出ていた(サッチン・パンダ(米ソーク生物学研究所教授、米カリフォルニア大学サンディエゴ校准教授)
 

ダイエットと健康のためには、何をどれだけ食べるかだけでなく、「いつ食べるか」も重要だ Tatomm-iStock.

<我々の体内時計は、1日の間の食事の始まりと絶食開始の時間を察知して、栄養吸収と代謝・修復のサイクルを切り替えているらしい。その規則さえ守っていれば、糖質と脂質の多い不健康な食事をしていても健康を保てる?>

食事の時間を見直すだけで、遺伝子の異常や不健康な食生活が引き起こす病気を予防できるのをご存知だろうか。人は24時間周期の体内時計を持ち、10種類近くある遺伝子の働きで毎日リズムを刻んでいる。体内時計はすべての臓器や体組織、細胞の中に存在し、寝る時間、食べる時間、身体を動かす時間を教えてくれることで、病気に負けない身体を作る。この体内時計が正常で、それに従う限り、我々は健康でいられるのだ。

では、体内時計が壊れたり誤作動を始めたら、何が起きるのか。 

「時計遺伝子」を持たないマウスの場合がわかりやすい。マウスは、一日の中でいつ何をすべきなのか見当もつかない。だから昼夜を問わずだらだらと食べ続け、肥満、糖尿病などの代謝疾患、慢性炎症、その他の病気を発症してしまう。

マウスに限ったことではない。人の場合でも、時計遺伝子の変異で体内時計が狂えば肥満から癌まで様々な病気にかかりやすくなることは、多くの遺伝子研究が既に指摘している。時計遺伝子の異常と不健康な食生活が組み合わさって、病状が一気に悪化することもある。

筆者の研究室は、飛行機で異なるタイムゾーンへと移動する、あるいは勤務時間を日中と夜間にシフトする際に、体内時計がどのように機能し、いかに順応するかを研究している。その日最初に摂る食事は、体内時計に日課の始まりを知らせる機能があることは分かっている。そこで新たな研究では、食事の時間による健康効果の違いについてより深く知りたいと考えた。

時間制限ダイエット──薬を上回る効果?

数年前、私たちの研究室は驚くべき発見をした。摂取カロリーを減らさずに、食事をとる時間を8~12時間以内に制限しただけで、マウスが健康になり、病気にもかからなかったのだ。砂糖や脂肪たっぷりの不健康な食事を与えた場合でも、結果は同じだった。

その効果は、現代のどんな薬をも上回る。「時間制限ダイエット」として人気のその食事法は、太り過ぎや肥満の減量に役立ち、多くの慢性疾患のリスクも軽減する。

健康のためにはもちろん、何をどれだけ食べるかが重要だ。それは、数十年間の研究でわかっている。だが「いつ食べるか」も重要だとする新たな発見には、多くの疑問が寄せられた。

食事をとる時間を制限するだけで、なぜ健康になれるのか。食べるということは、身体の外から体内時計への合図のようなものだ。そのおかげで、体内時計は「吸収」と「再生」のバランスが保てる。マウスの実験では、食べているときには身体は吸収に専念する。消化管や肝臓は食べ物の栄養分をより吸収しやすくなり、残った栄養の一部は燃焼に使い、余った分は体内に蓄えた。

逆に絶食すると吸収が再生に切り替わった。余計な化学物質が分解され、蓄積された脂肪は燃焼され、傷ついた細胞も修復された。それが翌日、最初の一口を食べると、代謝のサイクルが再び吸収に切り替わる。それが毎日続くのだ。体内時計は、食べる時間帯と食べない時間帯のスイッチを察知して、吸収と再生のサイクルを毎日切り替えているのだと思われる。ただし、時間制限ダイエットの効果を得るのには正常な体内時計が必要なのか、あるいは時間制限を実践するだけで代謝のリズムを切り替えられるのかはまだわからなかった。

もし体内時計が壊れていたら?

新しい研究では、遺伝子組み換えによって、正常な体内時計を持たないマウスを実験に使用した。

体内時計が狂ったマウス3匹は、いつ、どれほどの時間間隔を空けて食べればよいのか分からない。だからいつも食べられるときに食べて、病気を併発してしまう。もし不健康な食事を与えられれば、病状は悪化する。

では、体内時計が損傷、あるいは狂っていても、時間制限ダイエットを強制したらどうなるのか。それを確かめるため、われわれは次の実験をした。体内時計が狂ったマウスを2つのグループに分けた。好きな時に食べられるグループと制限時間内にしか食べられないグループだ。両方とも摂取カロリーは全く同じだが、後者のグループは全ての食事を9~10時間の間に終わらせた。

すると驚いたことに、食事時間を制限しただけで、時計遺伝子の不具合による悪影響は吹き飛んだ。体内時計が狂い、あとは病気になる運命、と思ったマウスが、決められた時間内に食事をとったことで、正常なマウスと同じくらい健康になったのだ。

これらの結果は、人の健康に多くのヒントを与えるものだ。

人間にも朗報

まず、大きな疑問が浮上する。体に組み込まれた体内時計の時間帯と、実際に食事をとる時間帯の間には、どんな結び付きがあるのだろうか。さらに、それら2つの異なる時間帯は、飛行機の機長と副操縦士の間の関係のように、一方が無力化した場合に他方がバックアップするような協力関係にあるのだろうか。

実験に使ったマウスを詳しく分析した結果、時間制限ダイエットは、全身の回復力を高めるメカニズムを体内で多数生み出すことが分かった。バランスの悪い食事や精神的なストレスによる体調不良を克服できるのも、そのおかげだ。体内で回復力を一気に高めることが、驚きの健康効果を得る重要なカギを握るのかもしれない。

最新の著書『The Circadian Code』でも述べた通り、人々の健康に向けたメッセージはシンプルだ。たとえあなたが、プラダー・ウィリー症候群やスミス・マゲニス症候群などの先天的な病気に多い体内時計の疾患を持っていようと、10種類近くある時計遺伝子が壊れていようと、節度ある食事を心がけ、食事時間を制限する限り、遺伝子の異常が引き起こす悪影響に打ち勝つことは可能だ。

同様に、年齢を重ねるごとに体内時計の働きが弱まる、と他の研究者たちも指摘している。就寝や起床のサイクルがバラバラになるのは、時計遺伝子が正常に機能しないせいだ。それはまるで、壊れた目覚まし時計を使うようなもの。だからこそ、糖尿病や心臓病、高コレステロール血症、脂肪肝、癌などの慢性疾患になるリスクが高くなる高齢者にとっては、ライフスタイルが一層重要になってくる。

8~12時間以内に食べるだけ

人々の健康増進への活用を目指して、われわれは世界中の誰もが学術研究に参加できるウェブサイトを開設した。登録した利用者は「MyCircadianClock」というアプリを無料でダウンロードし、食事や睡眠の時間を自己管理できるようになる。

このアプリは、健康を増進し慢性疾患を防ぐ、あるいはそれと上手に付き合うために、時間制限ダイエットをどのように取り入れれば良いかについて、ヒントや手順を提供している。病気を発症する恐れがあるリスクを抱える人々からデータを集めることで、どうすれば時間制限ダイエットを健康寿命の増進に役立てられるか、研究を掘り下げることも可能になる。

自宅や職場におけるライフスタイルは人それぞれで、決して1つの枠に収まりきらないことは理解している。だからこそ、利用者にアプリやそこから得るヒントを活用してもらい、パーソナライズした体内時計のリズムを作り上げてほしい、と願っている。自分のライフスタイルにピッタリ当てはまる8~12時間の食事時間を設定し、それを実践すれば、多大な健康効果を得られるかもしれない。


「寛容な移民政策」スペインに試練 イタリア入港拒否で不法入国急増

2018年09月22日 06時54分47秒 | 日記
アフリカからヨーロッパに逃れる難民が絶えないが、イタリアが難民拒否したため、スパイんに流入し、従来受け入れは寛容であったが、スパインも困り果てている。それで、トランプ大統領がサハラ砂漠全体に壁を作ったらと提案したという。これがきっかけになって真面目な議論となった。
 
 

 【パリ=三井美奈】スペインへ地中海経由でアフリカ北部から不法入国する移民が今年になって急増し、イタリアをしのいで欧州最多となった。スペインでは、寛容な移民政策が「移民を誘発した」という批判が出始め、サンチェス首相は試練に直面している。

 今月22日、アフリカ北部にあるスペインの飛び地領セウタに100人以上が国境を強行突破して入国し、そのテレビ映像が国民に衝撃を与えた。移民たちは鉄条網を破り、石灰や酸性物質、汚物入りのペットボトルを投げつけて国境警察を撃退。スペインや欧州連合(EU)の旗を掲げ、Vサインをして喜んだ。

 セウタはモロッコと地続きで、先月も約600人が鉄条網を越えて不法入国した。サンチェス首相は22日、負傷した警察官をねぎらい、「移民出身国と協力し、人道的で効率ある移民対策をとる」と訴えた。

 国際移住機関(IOM)の今年1月から8月15日までの集計によると、地中海経由でスペインに上陸した不法移民は2万6350人で、前年同期のほぼ3倍。イタリアで6月にコンテ政権が発足し、非政府組織(NGO)の移民救助船受け入れを拒否したのと並行して、急増した。イタリアは昨年まで全体の8割以上を占めていたが、今年は2万人以下でスペインを下回った。


中国依然としてロシアから兵器購入!?

2018年09月22日 00時53分52秒 | 日記

 

 ロシアが世界の兵器輸出j国に輸出国になっていて、主な顧客派アジアでしかも大得意は中国。ロシアは信用できない。

Russian Sukhoi Su-35 and Su-30M2 fighter jetsImage copyright Getty Images

米国政府は20日、ロシアから軍用機と地対空ミサイルを購入したとして、中国の人民解放軍に制裁を科すと発表した。

 

中国は先に、スホーイ製の戦闘機「SU-35」と、「S-400」型ミサイルを購入。米国はこれが、ウクライナ問題や米国への内政干渉をめぐる対露制裁の禁止事項に抵触しているとしている。

米国や西洋諸国が2014年に科したこの制裁に、中国は参加していない。

 

中国軍は9月初め、ロシア軍と大規模な軍事訓練を行っていた。

2014年にロシアがクリミアを併合した後、ロシアと米国の関係は急激に悪化した。

ロシアが2016年の米大統領選やシリア内戦に介入した疑惑が、両国間の緊張をさらに高めた。

制裁の影響を受けるのは?

中国軍の中央軍事委員会装備発展部(EDD)とトップを務める李尚福中将は、ロシアの兵器輸出会社ロソボロネクスポルトを通じて「大規模な取引」を行ったことで制裁の対象となった。

EDDと李氏はブラックリストに掲載され、米国内の資産が凍結されるほか、米国民はリスト掲載企業・人物との取引が「一般的には禁止」される。

さらにEDDは輸出許諾を取り消され、米国の金融システムからも除外される。

米政府はこのほか、ロシア軍および情報機関と関わりのある人物と企業あわせて33件をブラックリストに追加した。

中国制裁の根拠は?

米議会は2017年、米国の敵対者に対する制裁措置法(CAATSA)を可決し、トランプ政権はこれを根拠としてロシアやイラン、北朝鮮に経済的・政治的制裁を科している。

ドナルド・トランプ米大統領は20日、大統領令を発令して制裁発動を許可した。

政府高官は記者団に対し、「これらの制裁の究極的な標的はロシアだ」と説明した。

「CAATSAによる制裁は特定の国の軍事力を削ぐことではなく、ロシアの悪行に対して代価を払わせることだ」

米政府は、他の国に対しても同じような措置を取る考えだ。

ロシアの反応は?

Russian S-400 anti-aircraft weapon system in CrimeaImage copyright Getty Images Image caption ロシアの地対空ミサイル「S-400」。 写真はクリミアで撮影されたもの

モスクワの政治家は、米国による制裁はロシアの戦闘機およびミサイルの販売には全く影響を及ぼさないだろうと話している。

インターファクス通信はロシアのフランツ・クリンツェビッチ議員が「(兵器の)売買契約は予定通りに履行されるだろうと確信している」と話したと伝えた。

「中国にとって、これらの軍事設備を持つことはとても重要だ」

ロシアの兵器メーカーにとってアジアは最も重要な海外市場で、2000年以降の武器輸出の7割を担っていると報じられている。

英チャタムハウスの報告書によると、アジアでの主な顧客はインド、中国、ベトナムだという。