●NECと富士通が実施した事業売却と人員削減

 

国内で約2万4000人を削減. 売上は20年で半減

●2000年3月期を基準にした10年3月期と19年3月期の業績
同じ

 2社はITバブルに沸いた2000年以降、国内の人員削減を繰り返してきた。18年にはNECが45歳以上を対象に早期退職を募り、同年末には2170人が会社を去った。富士通は18年秋から間接部門の社員の直接部門への配置転換を進めた結果、2850人が19年3月末までに早期退職した。00年以降の国内の人員削減数はNECが約1万人、富士通が約1万4000人に及ぶ。