『あざみの歌』は まだ歌えますか

泣いて、笑って、歌って介護!!そんな日常の過去の記録と
新たに今一度自らを見つめてぼちぼちと戯言なりを綴ります。

クリスマスまであと3日

2007年12月22日 03時50分06秒 | かぁちゃんにまつわる話
《今年を振り返っちゃうもん:その5》

                 
                  マサイのご夫婦。
                こんなに繊細な物があるんだ・・・。

荒削りな彫刻が多い中で、この細やかな彫り物を見つけた時には、ドキドキした。
一目惚れして、値切るのも忘れて買っちゃった物。背の高さは20センチを少し越すくらい。
マコンデは黒檀。質の良い木があまり取れなくなったとかで、
靴墨で磨いて黒い光沢を出している物が多い中で、ワックス抜きの物。
足首の細さや槍の先天を折らないようにしないと・・・。





かぁちゃんは“あざみの歌”を歌いきる事はもう出来なくなった。
私が歌うと歌い始める事はまだまだ出来るけれど、
夜中の異次元語でのおしゃべりが少なくなったのと同時に、
突然朗々と歌い出すなんて事は全くしなくなってしまった。

その代わり・・・?
私が覚えている限りの(もちろん、アニソン、特撮ソン以外の!!)歌を歌うと
大抵の場合、例え一小節でも、はっきりと声に出して歌うようになった
以前は“あざみの歌”以外、他のどんな歌にも興味を示さなかったのに。

かぁちゃんの頭の中で、いったい何が起きたのか知る術もないけれど、
特に童謡や唱歌は、声に出さないまでも私の唇をじっと見つめて、
頭でこくりこくりとリズムを取りながら、自分も唇を同じように動かして
やがて声にして歌いだす。
そして、時に私が歌詞を忘れてしまって途中で途切れると

なんとかぁちゃん!続きを自分で歌う
「うふっ」って笑い声も付け加えて

“七つの子”とか“朧月夜”とか“みかんの花咲く丘”なんかがそう。
先日の♪えんやとっと♪のリズムに目覚めてからというもの
(えんやとっと・・・と書くと、岡林信康氏のアルバムを聴きたくなるなぁ・・・)
どうも、かぁちゃんが食いつく歌に変化が・・・
“大利根月夜”もそうだけど、“祇園小唄”やら“アラビアの歌”等々、
かぁちゃんの青春時代より、随分前の歌達の方が嬉しそうなのは何故??
“トロイカ”とか“山のロザリア”とかには無反応。・・・自分が教えといてさ・・・。


むか~し、むかし、聞いた事がある。
かぁちゃんの叔父がハイカラさんで、村で初めて蓄音機を入手。
夜毎に青年団のメンバーが集まって騒いでたって・・・。
もしかしたら、かぁちゃん、その頃まで若返ってる??

数年前、「かぁちゃん何歳?」って聞いたら「19!」って言ってたけど・・・
もしかしたら・・・今はもっと若いのかなぁ?・・・いくつだよ?・・・



♪どてっのやなぎは、かっぜまっかせ~♪と歌いながらトイレへ連れて行きつつ、
来年年女の娘は思うのだ・・・
何でこんなに歌えるのに、喋れないんだぁ???・・・やっぱり不思議だ。


ところで、唐突ですが・・・
     
          
    我が家の廊下に                我が家の玄関は
    大根と白菜ができましたぁ!         みかん畑になりましたぁ!
     従兄ちゃん、ありがとう          義姉さん、ありがとう

            
コメント (2)
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