『あざみの歌』は まだ歌えますか

泣いて、笑って、歌って介護!!そんな日常の過去の記録と
新たに今一度自らを見つめてぼちぼちと戯言なりを綴ります。

アドベント2週目に入りましたよ

2007年12月10日 18時27分07秒 | おもひでばなし
《何じゃこりゃぁ!でもそれが愛しい》

毎日のお仕事の手始めは、まず飲み水作り。
もちろん、ちゃんと水道の蛇口から水は出る
けれど、水圧がとても低いので、フラットの3階に住んでいた我が家では、
ポンプで屋上に有る貯水タンクに一旦水を引き上げてから使用していた。
 
問題は、浄水設備が整っていないので、水道から出る水はぁ・・・濁ってるっ♪
濁ってるというより、薄いミルクティ そこで!インド製のこれが大活躍!!


              “不純物除去装置”・・・いや、単にろ過器だけど
              
        時間をみて、せっせせっせと上のタンクに水を入ておくと
        綺麗になった水は、ぽたり、ぽたりと下のタンクに溜まる

上のタンク内に素焼きの棒(きりたんぽのでっかいのみたいな形♪)が中央に着いていて、
濁った水が、その素焼きの陶器のちいさな穴にじわりじわりと浸透して透明な水になる仕組み。

んで、その美しき透明な水を、3つあるやかんに入れて煮沸消毒。
それを冷ましてペットボトルに入れて・・・・・を繰り返す。
この水、飲み水だけじゃなく、歯磨き、野菜の仕上げ洗い、米のとぎ水
何より、怪我をした時の傷口を洗う時に必要不可欠な大切な水なので欠かせない。

改めて気付いた事。
水は大切だぞ~っ!! 日本製のペットボトルは丈夫だぞ~っ!!

え?お風呂?・・・ありますわよ~・・・天然泥入浴剤入り・・・
なのでもっぱら水圧の弱いシャワーで我慢。
え?衛生面で大丈夫なのかって?・・・そんな事は言ってられないんだもん。
医者に聞くと健康体では問題ないとの事だったので、必要なのは最初の勇気と諦めだけ。
それがですよ、これが何と!! Ⅱのアトピーがいつに間にか治っちゃった
いやぁ、何が幸いするか分かりません。


水作りから始まって、食事の準備も日本とは大違い。
とにかくですよ・・・日本では当たり前に売ってる物がある筈も無く・・・。
輸入品の並ぶスーパーは滞在中に新しく出来たけど、高価だし、
ある時に買っておかないと、次に買えるか買えないのかはわかんなぁい
何より治安上自由に外出が出来ないので、箱入り嫁はついに籠の鳥に・・・
しかも一日の大半を冷房機器のない台所で過ごす羽目に。

そんな私を慰めてくれた?のが、我が家のハウスガールと
お隣(隣家は二件分を改造してインド人のお金持ちさん一家が住んでいた)さん。
・・・じゃなくって、お隣のハウスガールさん達

私の名前はスワヒリ語で“数字のひとつ”なので、どこへ行っても名前を言うと大爆笑の大受け。
隣のガールさん達は、事有るごとに「mamaK!!」と大きな声で声をかけてくれた。
窓はルーパー式で機密性が低く、金属製の網戸がはめ込んであるけど声は筒抜け

「mamak!何してんの?」
「今、ご飯の準備だよぉ。」
「今日は暑いね。」
「暑いよぉ、でも友達が来るから忙しいんだよぉ。」と、台所の窓ごしにお喋り。

片言の単語だけ繋ぎ合わせたスワヒリ語。足りない言葉を補ってくれたのが
      
                
              我が家のヤンママハウスガールの スーさん
              鉄格子の向こうには隣のガールさん達も~♪

スーさんはとってもお洒落なので、普段は素敵な洋服を着ている。
この時は、私がカンガを買って来たので、着方を教えてもらうついでに記念撮影。

日本から飛行機を乗り継いで二日がかりでたどりついた常夏の国。
国が抱えている問題もたくさんあったし、マイナス面を上げるときりがないし
毎日が「なんじゃ、こりゃぁ!?」だったけど
いつも側に彼女達のはじけるような笑い声があった

だからね・・・
私はとても幸せで、かの国の“おもひで”は胸キュンな愛しさと共にあるのです






コメント (9)
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