野良暮らし ねこ暮らし

田舎暮らしを夢見て、こつこつとお金を貯めています。

UNDERCURRENT

2012-12-07 23:35:36 | 音楽
ジャズのことはよく知りません。
でも耳触りはいいしBGMには最適かと。

ジャズはあまり知らなくてもビル・エバンスという名前は聞いたことがあるな~、
なんていう方、結構いるかと思いますが・・・、 自分もその一人です。

5,6年前のこと、どんなアルバムを買ったらいいのか?
全然分からないままジャケット買いをしたアルバムがこれ。
水中を漂うお姉さんに惹かれての衝動買い。


ちょうど50年前に作られたアルバム。
なによりもジャケットの写真が素敵です。
ジム・ホールのギターもいい。
My Funny Valentineなんて有名な曲も入ってはいるけれど、なんたってDarn That Dreamが秀逸!



夜、照明をすこしだけ落とし、ウィスキー片手に今日一日を振り返る・・・・・もちろんBGMはUndercuurent・・・


ウィスキーはVallantaineの12年です。 10年くらい前に買った18年がもったいなくて飲めずに熟成中です。

Armistice Day

2011-11-12 23:45:44 | 音楽
日本の日付で11月12日、アメリカでは11月11日。

これは高校生になって、お小遣いをためてやっと買ったLPレコードです。

11月11日にポール・サイモンのアルバムPAUL SIMON
これが分かる人はポール・サイモンに相当かぶれています。
重症と思われます。一度お医者さんへ受診されてみては?

アメリカではこの日はVeteran's Dayつまり退役軍人の日ということになっています。
一方ではArmistice Dayとも言い、1918年の第一次世界大戦の終戦記念の日でもあります。
さらに1926年には休戦記念日となりました。
Veteran's Dayは1954年に第二次世界大戦、朝鮮戦争で奉仕した全ての軍人を感謝する日ということになったそうです。

ポール・サイモンはこのアルバムでArmistice Dayという曲を歌っています。
どのような意味でこの曲名になったかは分かりませんが、
1970年頃に民主党の大統領候補だったマクガバンの支援活動などを行っていたことを考えれば、
当時のアメリカの政治的な背景を、彼特有のアイロニーたっぷりに歌い上げただろうということは想像に難くありません。
結局、マクガバン候補は共和党のニクソンに敗北してしまうのですが・・・。

Oh I'm weary from waiting
In Washington D.C
I'm coming to see my Congressman
But he's avoiding me
Weary from waitig down in Washinton D.C

Oh Congresswoman
Won't you tell that Congressman
I've waiting such a long time
I've about waited all I can
Oh Congresswoman
Won't you tell that Congressman

曲の後半、ポールはこの詩を力強くシャウトして歌い上げています。

中学2年生のとき、深夜FMラジオから流れてきた全くの新世界。
オープンのDチューニングによるブルース、
13歳だった自分はDチューニングも分からず、開放弦の音からその変則チューニングを見つけこの曲をコピーしました。
あれから三十数年が経ち、いくぶん症状も和らぎあの頃のようなのめりこみは無くなったものの、
やはりアルバムを聞き返せば、青かった当時の自分の感性が呼び戻されます。
40年も前に作られたアルバムで、多少の古さを感じさせることは否定のしようもありません。
しかし、全曲を通じて最もポール・サイモンらしいこのアルバムは、自分にとって現在でも燦然と輝く珠玉の一枚なのであります。





D-28 サドルをTUSQへ交換

2011-10-07 14:24:25 | 音楽
マーチンD-28のサドルを人工象牙のTUSQへ交換しました。
上のサドルが今までD-28に収まっていた牛骨製のサドルです。
長方形のブランクを厚み、長さ、弦高及び弦長を自分で加工、微調整してあります。
下のサドルが一応マーチンのサイズにプレ加工された今回購入したTUSQ製サドルになります。
そのままではブリッジには収まりませんので、長さと厚みをサンドペーパーで調整して収まるようにします。
ご覧のとおりプレ加工品では高さが全然合わないので、自分で加工することになります。
今まで使っていたサドルにおおよその高さを合せ、ヤスリで弦長調整を行いながら弦高も合せていきます。




格闘すること2時間余り、ほぼ思い通りの加工ができました。
上が未加工のTUSQ製サドルで、下が自分で加工調整したTUSQ製サドルです。
右側から1弦、2弦・・・になります。
2弦と6弦はサドルの厚みいっぱいを使って弦長が最大限長くなるように加工しています。



未加工のTUSQ製サドルからD-28にもともと付いていたオリジナルのサドルを並べてみました。
下から未加工TUSQ製サドル、次いで今回加工したサドル、次が牛骨製サドルそして最後がオリジナルのサドルです。
どうです?美しく加工できていますね!

後は、実際にブリッジに収めて弦高と弦長の微調整を行っていきます。
弦長に関しては12フレットのハーモニックスと押えての音程により微調整していきます。
このため弦高はほんの僅か高めに調整しておくようにします。


実際にブリッジに差し込んでみると、長さ厚みともドンピシャ。
いい感じに収まっています。


弦を張ってみて実際に弦高、弦長の調整を行います。
1,2弦がビビらない程度に弦高を下げていきます。
同時に各弦の音程調整(弦長調整)を行います。


この時代(1982年製)のD-28はサドルの幅が2mmちょっとしか無いので、2弦と6弦の厳密な音程調整はできません。
実際の使用ではほとんど問題にならないのですが、ハイポジションの時には何となく違和感を感じることもあります。
しかし、オリジナルのものに比べれば音程のずれも僅か、ストレスを感じることはありません。
さて音質ですがどうでしょう?
まず一番に感じるのがオリジナルや牛骨のものに比べて、音の伸びが格段に違います。
そして当然のことに十分にボディーを震わせるのでクリアーそのもの。
29歳、乾いた秋風のような音がします。
満足、まんぞくです。

何れはブリッジピンも交換してみようと思います。

ATOM HEART・・・

2011-09-15 22:29:03 | 音楽
福島の避難区域の牛ではありません。

夏草もくたくたになるこの季節、何故か頭の中に沸いてくる曲があります。
それがこの牛さんのアルバム。
レコードで言うA面のクラッシクのような組曲。
心の奥深くまで突き刺さるかのような重々しい旋律。

B面はというと
1曲目の胸が締め付けられるような叙情詩、美しくも悲しいようなバラード。
2曲目の上品な秀逸のロック(?)
そして3曲目に出てくる夏草香るなんとも牧歌的な曲。
フランス辺りの何処か田舎の風景が浮かんできます。
最後の4曲目はただただシュールな、でもその中に流れる官能的な旋律が印象的な曲。

多少の古さを感じさせはしますが、これは40年以上も前に作られたアルバム。
現代でもちっとも色褪せしていない優れた音楽だと思います。
そ~だモ~


ところで、

放射能うつしてやるオフレコ発言で早くも大臣辞任ですか。
当の本人、オフレコで何言ったかはっきり覚えていないとか。
それに各紙鉢呂君の言ったことが大筋では意味が同じですが、書かれている発言内容が微妙に違っている。
なんで?
それと一昨日の記者会見、やくざみたいに問い詰める記者いましたね!

鉢呂君、経産省設置法に基づく「総合資源エネルギー調査会」の委員を、現在原発賛成12名を賛成派反対派を半々にする計画を持っていたのだとか。
この原子力政策に係る「何々調査会」の委員選定が、鉢呂君によって経産省に都合の悪い委員が選定される予定だったと言うのですよ。

もしかして鉢呂君、経産省官僚と大手マスコミによって上手いこと嵌められたの???

ちなみに福島の子供たちの年間被曝限度量、嵩上げされてしまった20mmを1mmに戻すよう提言したのは鉢呂君ですよ。
いいおじさんなのです。

また農協出身で旧社会党の血統書の付いている彼が、TPPを推進したい経産省大臣でいいの?
ドジョウの野田さん、表向きはTPP賛成推進を謳っていますが、本音はどうなんでしょうね?
適材適所と言っていますが、この経産大臣人事は疑問でしたよね!他大臣人事もですが。

やはり、嵌められたの???

それにしてもこのおっさんお人よしと言うか、政治家として脇が甘すぎ


それにしても残暑がひどい

D-28ブリッジピン交換

2011-09-03 12:09:27 | 音楽
もう何年も前に、くたくたのブリッジピンを新品に交換しました。
見た目が良かったので、エボニー(黒檀)のものへ。

交換しながら、しっくり来ないなと言う感触を抱きながら交換終了。
期待に胸を膨らませいざ弾いてみると、どうも音までもしっくり来ない。




低音に締りが無くなり、全体に弦鳴りがしているようです。
全域にわたり音がこもるような感じで、一音いちおんがはっきりしない。
とにかくこれまでの音質と違い、どうも弦の振動がボディーにちゃんと伝わっていないような?

まっそのうち違うのに交換しようと数年間は弾いていました。
が、最近どうも我慢が出来ない。
これが62歳のオールドマーチンの音色なのか?と。

このD-28はブリッジもナットも象牙(アイボリー)が使われています。
この特性を最も引き出してくれるブリッジピンは無いものか?
いろいろ調べてみると、TUSQという人工象牙のものが評判も良いらしい、
と言うことで早速アマゾンに発注、待つこと3日で到着です。
TUSQのブリッジピン1セットとTUSQのサドル2枚とマーチンの弦3セット。
サドルは29歳のD-28のサドルと交換のために入手しておきました。


早速交換、
差し込むときの感触からしてエボニーとは全く違います。
しっくりとしていて、ブリッジに弦がしっかりと抑え付けられていることが分かります。



さてさて音色は?
しっかりとボディーを震わせ、深みのある音に変わりました。
何より一音いちおんがはっきりし、低音もこもるような事がなくなりました。

D-28のブリッジピンは白にブラックドットが似合います。



昔のようにどんどん弾き込んであげれば、さらに音は良くなっていきます。
29歳D-28はローズウッド、
62歳D-28はジャカランダ、
それぞれに良さはありますが、断然ジャカランダの音色のほうがいい。
聞かせてあげられなくて残念です。





栄光のブリティッシュ・フォーク・ギター

2011-01-21 18:56:09 | 音楽
今日はマニアックなお話を。

ここ10年くらい田舎暮しだ、やれバラだなどとおっさん臭い話題ばっかりの小生。
(おっさんの方、バラを愛する方ごめんなさい
今では頭の中の大半は加齢臭、じつはガキの頃からの嗜みがありまして、そんなこと気にも留めていませんでしたけど。

そうそうあれは1980年代わが青春時代、頭の中はアコースティックギターのことばかり。
コロンビアよりブリティッシュ・フォークの限定盤発売。
チャンスを逃してはならぬと、有金全部はたいて買える限りのレコードを手に入れたのです。
とは言っても、まだ蒙古斑も消えぬガキのこと、たかが知れていますが。

そしてやっと手に入れたレコードで最もショックを受けた物の1つが↓。

針を落としてみると、今まで聴いたことの無いようなギター演奏そして音色。
それも全曲インストルメンタル。

それはそれは度肝を抜かれてしまいました。
それまでに聞いたことのあるインストルメンタルの曲と言ったら、ポール・サイモンのアンジーくらい。

ポール・サイモンにかぶれていた小生、バート・ヤンシュとかジョン・レンボーンといった名前は知っていました。
そしてこのレコードの中には、彼らの演奏が何曲か入っていたのです。
「どうやって弾いているんだろう?」
青年は荒野を目指さず、その中を彷徨い続けました。


これってオープンチューニング?これってスリーフィンガー? ?  ?

オプニングのラルフ・マクテル、これはすぐに弾くことが出来た。
さらにジョン・ピアース、心地の良いラグタイム、これも弾くことが出来た。

しかしです。
ゴードン・ギルトラップ、いったいどうやって弾いているの?
ハーモニクスからオープンのGであることは分かるけど。???


さらにジョン・レンボーンの2曲
不思議な音色のギター、いったいどんなギターなんだろう???
そしてどうしたらあんなに速く指を動かせるのだろう???

さらにジョン・フェイヒィ(米人)のスライドギターは???
この不思議な音楽は何??
ブルーズ?カントリー?

後で知ったことですがこのフェイヒィさん、かの有名なギタリスト レオ・コッケィを発掘したタコマレコードの社長さんでした。
それはさておいて、
スライドギターなんてアルバム ポールサイモンに入っているステファン・グロスマンの演奏しか知らない。


すべてが不思議な世界、ポールサイモンで免疫はある程度出来ていたかと思っていましたが、大きなショックを受けました。
だがしかし、同時に大変魅力的でもありました。

そして、マーチンやギブソンといったギターの音色の違いも知ることが出来、
同時に自分の当時持っていたヤマハのギター(L5)の限界を思い知らされたのでした。


あっという間にブリティッシュ・フォークの虜になり、その後の人生ますますギター無しでは居られなくなってしまったのです。

ちなみに
バートのスキャット曲、
バートとジョンのデュオのリードのパート、
それとペンタングルのグッバイ ポーク パイハット
以外は全てコピーしました。
テープレコダーも数台駄目にしてしまいましたが
何の事だかさっぱり分かりませんよね

本日は、マニアックなお話は大変退屈であると言うことを証明して見ました。

いかがでしたでしょうか?

p.s
こんな話好きな人いたらコメントください、えへへ