山歩きらしい山歩きもせずに、もう春になってしまいました。
で、多少焦りながらも、どこへ行こうかいろいろと思いを巡らせては見たものの、なかなか決まらないのあります。
低山へ春の草花を求めて歩くのも良し、でも少しは長めの山歩きもしたいし・・・ さてどうしませう。
で、今年の冬は昨年と違って大雪も降らなかったし、もうこの時期ならば足尾の山も夏の恰好で歩けるだろう。
で、思いついたのが赤倉山なわけですね。
前々から気にはなっていた尾根を登り、山頂から北に派生する尾根を進み深沢へ下りられればいいかなっと。
深沢沿いの山道へは踏み込んだことがないので、探索を兼ねて歩いてみることにします。
初めての赤倉山ということで多少の不安はありますが、歩く距離も短く今なら日も長いので気持ちは楽ちん。
2年程前に、たそがれオヤジさんが集中的に登ってらっしゃる。
当時拝見した記事で大まかなことは記憶に残っています。
が、詳細をこと細かく頭に詰めるより、初めての出会いに感動できるよう、復習はよしておきましょう。
ま~今回の全行程はたそがれさんの後追いになりますが~
で、7時ころに親水公園駐車場へ到着。だ~れもいない。
今回は珍しくこちらの駐車場へお世話になります。
予想では朝から快晴になるはずでしたが、朝の天気予報では午前中は雲が多いとな・・・
う~ん こんな感じ、本当に午後から晴れるのかな?
7時半過ぎに尾根末端に取付きます。
向こう側の尾根は社山南尾根です。
中倉山が顔を出した。どんどん高度を上げてゆきます。
登りだしてしばらくして、5m位先にサル発見! と思いきや、カモシカ君でした。
カメラを構えているうちに、あっちの方に行ってしまいました。
社山南尾根の向こうに大平山が見えてきました。
ちょうど今いる高さが南尾根のモヒカンピークと同じくらいですな。
この辺りは斜面に金網が張り巡らされてます。
直登もできなくはありませんが、金網でスリップしそうなのでシカさんの踏み跡を辿って行きます。
1201.4mの標高点付近からはミズナラの巨木がたくさんあります。
煙害と火災を免れたのかな?
皇海山の頭が見えてきました。
こんな岩尾根も。
あっちのピークまで行けば赤倉山はすぐそこのはず。
足元は丈の低い笹尾根になります。
振り返れば、ここから松木渓谷がまっすぐに見えるのですぞ。なんだかすごく新鮮な眺め。
と、程なくしてさっきのピークへ到着。
美しい尾根なのです。
あっちゃに見えるが赤倉山山頂かな?
山頂付近はやたらとだだっ広いですな。
新緑や紅葉の頃にはさぞかし美しいでしょうね。 2年前に東京から来ていたオジサンが言っていたが、ほんといいところだ。
で、半月山へはあっちに行けばいいんだな~。 前方、窪地が見えます。
ここが赤倉山山頂かと。
三角点を探しては見ましたが、どうしても見つかりません。ここが一番高そうだが、山頂ではないのかな?
赤倉山を後にして、半月山方面へ向かいます。
しばらくは雪の中、靴はすでにびしょびしょ。
こんな感じのところも
どなたかは存じませんが、こんな雪の上を素足のまま歩くなんて、すごいお方ですこと。
とりあえず、奇声を上げておきました。
カラマツ林の雪の斜面を下って登って、ひょいと出たのが林道。
地図では登山道のように見えたのが実は林道、なんだか興醒め。
右へ行けば深沢、左へ行けば半月峠。
時間も早いことだし、予定を変えて半月峠方面へ向かいます。
林道は眺めが良いので、写真を撮りながらぶらぶらします。
林道上の尾根に登ればこの通り、大展望が眼前に広がります。
程なく林道の終点へ。
半月山へ向かって山道を歩いてゆきます。
ここからの眺めも自分にとっては新鮮そのもの。
そろそろどこを下るか考えなくては。
さて、半月峠まで進んで南岸尾根を阿世潟峠まで進むか?それとも手前で何処かの尾根を下るか?
ぐっしょりと濡れた靴で雪の上を歩き続けるのは勘弁してもらいたいな。
で、あの尾根を降りてみることにします。
この尾根は対岸の社山南東尾根から見ると、きれいに曲がった何か動物の尻尾みたいに見える尾根です。
たしかたそがれさんもそのようなことを書かれていたかと思います。
たそがれさんの登られた、とにかく見た感じが美しいその尾根を下ることにします。
目の前のピークから左(西)に延びる尾根を下ります。
見納めとなる景色に、シャッターを切る回数が多くなります。 これでもかって感じで。
さて、ピークへ到着。
ここから一気に下ってゆきます。
見た感じでは全く問題なさそうです。
たしかたそがれさんの記事では、岩稜がちょいとだけ出てきたような事が書いてあったようですが・・・さて
半月峠へ行くには、あれに見える白い筋を歩くことになるわけですな。
雪の斜面のトラバースはちょいとかったるい、こっちを選んで正解でしょう。
と、ケルン発見。
上部が少しだけ崩れていたので、積み直してあたしも参加させていただきました。
順調に下って行きます。
と言いたいところですが、雪庇の残骸みたいなのが尾根筋に残り、大変歩きづらい。
おまけにぐちょぐちょでつるつるとよく滑る。
今回ばかりは景気よく尻餅を付いてしまいました。
藪もあり半そで姿ゆえ、両腕は引っかき傷だらけ。
社山、大平山と美しいですね。
やっとこの尾根の尻尾の所、尾根末端が見えてきました。
が、このあたりから岩稜になっていきます。
岩が脆く浮石も多いので、急な斜面は否が応でも慎重になりますね。
小さな支尾根(ひだ)が派生しているので、下りではルートが定めずらく何度か行き詰まることもありましたよ。
順調に高度を下げて行きます。
尾根は全般にわたって樹林に覆われてい優しそうに見えますが・・・
新緑と紅葉のころはさぞかし美しいだろうな。
実際に歩いてみると、殆どが瘠せた岩稜になっています。
小さなキレット状のところもあります。 木に覆われていなければ、ちょっと怖いかな。
長い長い下りもやっと終了。 降りたった所はここ、時に12時40分なり。
途中腰を下ろしてのランチタイムを含めても、1時間20分くらいで下れる尾根です。
ここから駐車場まで長い林道歩き。
なんてこったですよ、下山したら雲も取れてきて、予報どおり晴れ間が広がってきました。
青空の下、モヒカンピークもくっきり。
これほど美しいにもかかわらず、誰一人いません。
空気は乾ききっていて、風は爽やか。 最高に気持ちが良い。
駐車場へ帰還して、ちょくら赤倉山は終了です。 ときに13時40分。
なんだか今回は終始たそがれさんにお世話になりっぱなしでした。ありがとうございました。
森の豊かな赤倉山、今度は秋の紅葉の時期に再訪してみます。
Nikon D700 AF-S NIKKOR 16-35mm f/4G ED VR
で、多少焦りながらも、どこへ行こうかいろいろと思いを巡らせては見たものの、なかなか決まらないのあります。
低山へ春の草花を求めて歩くのも良し、でも少しは長めの山歩きもしたいし・・・ さてどうしませう。
で、今年の冬は昨年と違って大雪も降らなかったし、もうこの時期ならば足尾の山も夏の恰好で歩けるだろう。
で、思いついたのが赤倉山なわけですね。
前々から気にはなっていた尾根を登り、山頂から北に派生する尾根を進み深沢へ下りられればいいかなっと。
深沢沿いの山道へは踏み込んだことがないので、探索を兼ねて歩いてみることにします。
初めての赤倉山ということで多少の不安はありますが、歩く距離も短く今なら日も長いので気持ちは楽ちん。
2年程前に、たそがれオヤジさんが集中的に登ってらっしゃる。
当時拝見した記事で大まかなことは記憶に残っています。
が、詳細をこと細かく頭に詰めるより、初めての出会いに感動できるよう、復習はよしておきましょう。
ま~今回の全行程はたそがれさんの後追いになりますが~
で、7時ころに親水公園駐車場へ到着。だ~れもいない。
今回は珍しくこちらの駐車場へお世話になります。
予想では朝から快晴になるはずでしたが、朝の天気予報では午前中は雲が多いとな・・・
う~ん こんな感じ、本当に午後から晴れるのかな?
7時半過ぎに尾根末端に取付きます。
向こう側の尾根は社山南尾根です。
中倉山が顔を出した。どんどん高度を上げてゆきます。
登りだしてしばらくして、5m位先にサル発見! と思いきや、カモシカ君でした。
カメラを構えているうちに、あっちの方に行ってしまいました。
社山南尾根の向こうに大平山が見えてきました。
ちょうど今いる高さが南尾根のモヒカンピークと同じくらいですな。
この辺りは斜面に金網が張り巡らされてます。
直登もできなくはありませんが、金網でスリップしそうなのでシカさんの踏み跡を辿って行きます。
1201.4mの標高点付近からはミズナラの巨木がたくさんあります。
煙害と火災を免れたのかな?
皇海山の頭が見えてきました。
こんな岩尾根も。
あっちのピークまで行けば赤倉山はすぐそこのはず。
足元は丈の低い笹尾根になります。
振り返れば、ここから松木渓谷がまっすぐに見えるのですぞ。なんだかすごく新鮮な眺め。
と、程なくしてさっきのピークへ到着。
美しい尾根なのです。
あっちゃに見えるが赤倉山山頂かな?
山頂付近はやたらとだだっ広いですな。
新緑や紅葉の頃にはさぞかし美しいでしょうね。 2年前に東京から来ていたオジサンが言っていたが、ほんといいところだ。
で、半月山へはあっちに行けばいいんだな~。 前方、窪地が見えます。
ここが赤倉山山頂かと。
三角点を探しては見ましたが、どうしても見つかりません。ここが一番高そうだが、山頂ではないのかな?
赤倉山を後にして、半月山方面へ向かいます。
しばらくは雪の中、靴はすでにびしょびしょ。
こんな感じのところも
どなたかは存じませんが、こんな雪の上を素足のまま歩くなんて、すごいお方ですこと。
とりあえず、奇声を上げておきました。
カラマツ林の雪の斜面を下って登って、ひょいと出たのが林道。
地図では登山道のように見えたのが実は林道、なんだか興醒め。
右へ行けば深沢、左へ行けば半月峠。
時間も早いことだし、予定を変えて半月峠方面へ向かいます。
林道は眺めが良いので、写真を撮りながらぶらぶらします。
林道上の尾根に登ればこの通り、大展望が眼前に広がります。
程なく林道の終点へ。
半月山へ向かって山道を歩いてゆきます。
ここからの眺めも自分にとっては新鮮そのもの。
そろそろどこを下るか考えなくては。
さて、半月峠まで進んで南岸尾根を阿世潟峠まで進むか?それとも手前で何処かの尾根を下るか?
ぐっしょりと濡れた靴で雪の上を歩き続けるのは勘弁してもらいたいな。
で、あの尾根を降りてみることにします。
この尾根は対岸の社山南東尾根から見ると、きれいに曲がった何か動物の尻尾みたいに見える尾根です。
たしかたそがれさんもそのようなことを書かれていたかと思います。
たそがれさんの登られた、とにかく見た感じが美しいその尾根を下ることにします。
目の前のピークから左(西)に延びる尾根を下ります。
見納めとなる景色に、シャッターを切る回数が多くなります。 これでもかって感じで。
さて、ピークへ到着。
ここから一気に下ってゆきます。
見た感じでは全く問題なさそうです。
たしかたそがれさんの記事では、岩稜がちょいとだけ出てきたような事が書いてあったようですが・・・さて
半月峠へ行くには、あれに見える白い筋を歩くことになるわけですな。
雪の斜面のトラバースはちょいとかったるい、こっちを選んで正解でしょう。
と、ケルン発見。
上部が少しだけ崩れていたので、積み直してあたしも参加させていただきました。
順調に下って行きます。
と言いたいところですが、雪庇の残骸みたいなのが尾根筋に残り、大変歩きづらい。
おまけにぐちょぐちょでつるつるとよく滑る。
今回ばかりは景気よく尻餅を付いてしまいました。
藪もあり半そで姿ゆえ、両腕は引っかき傷だらけ。
社山、大平山と美しいですね。
やっとこの尾根の尻尾の所、尾根末端が見えてきました。
が、このあたりから岩稜になっていきます。
岩が脆く浮石も多いので、急な斜面は否が応でも慎重になりますね。
小さな支尾根(ひだ)が派生しているので、下りではルートが定めずらく何度か行き詰まることもありましたよ。
順調に高度を下げて行きます。
尾根は全般にわたって樹林に覆われてい優しそうに見えますが・・・
新緑と紅葉のころはさぞかし美しいだろうな。
実際に歩いてみると、殆どが瘠せた岩稜になっています。
小さなキレット状のところもあります。 木に覆われていなければ、ちょっと怖いかな。
長い長い下りもやっと終了。 降りたった所はここ、時に12時40分なり。
途中腰を下ろしてのランチタイムを含めても、1時間20分くらいで下れる尾根です。
ここから駐車場まで長い林道歩き。
なんてこったですよ、下山したら雲も取れてきて、予報どおり晴れ間が広がってきました。
青空の下、モヒカンピークもくっきり。
これほど美しいにもかかわらず、誰一人いません。
空気は乾ききっていて、風は爽やか。 最高に気持ちが良い。
駐車場へ帰還して、ちょくら赤倉山は終了です。 ときに13時40分。
なんだか今回は終始たそがれさんにお世話になりっぱなしでした。ありがとうございました。
森の豊かな赤倉山、今度は秋の紅葉の時期に再訪してみます。
Nikon D700 AF-S NIKKOR 16-35mm f/4G ED VR