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田舎暮らしを夢見て、こつこつとお金を貯めています。

十二平~越後駒ヶ岳~中ノ岳 往復

2012-10-30 20:18:26 | 山歩き・山の写真
先週に続いて再びこの山域を歩くことにします。
今日はのんびりと28年ぶりの越後駒ヶ岳をグシガハナ経由で目指してみます。
時間に余裕があれば檜廊下辺りまで行ってみることにします。

家を午前1時半過ぎに出て、下の道をひた走り森林公園駐車場に着いたのが5時半前。
5時40分ころに歩きだし、のんびりと十二平登山口を目指します。
2年ぶりの勝手知ったるこの林道も、昨年の豪雨の傷跡がそこかしこで確認できます。

ブナツルネ沢の出合い、遠くオカメノゾキが見えます。懐かしい場所です。
ここがこんな風に車道になる前から、ゼンマイ採りやウド堀りそれに写真撮りと慣れ親しんだところです。 


ブナツルネ沢で水を胃袋と水筒に詰め込み、6:30登り始めます。

いきなりの急登でぐんぐんと高度を上げていきます。
睡眠不足で重い足も、ふた汗かけば調子も上がるべぇ~!とだましながら登っていきます。
ところどころで展望が利きます。八海山に朝日が当たりだしました。 本日は快晴なり


足元は美しい紅葉が目も眩むほどの傾斜で水無川へつづいています。 デトノアイソメに雪は無さそう。


ふた汗かき終わる頃に展望が利きだしました。
オ~!八海山にオカメノゾキ、で遠く雲に隠れる・・・あれは巻機だね!


グシガハナ山頂まではまだまだだね、調子が出てきたゾ~!


八海山が低く見えるようになりました。


9:05 1811mのグシガハナ到着です。 ここまで写真を撮りながら2時間30分とっ。
目指す駒ヶ岳が近くに見えてきましたよ。

登り始めが480m位だから、ここまで標高差は1300m位ですね。 山頂まで標高差であと200m位ですね。

お天気も良いし、こんなに素敵なところを走り抜けてしまうのはモッタイナイ!のんびり山頂を目指します。


オゥ~これは素晴らしい! 何でも写真に撮っておくことにします。今日という日はもう来ないからねっ!


振り返りグシガハナが遠くになりました。


9:40 中ノ岳への縦走路分岐点へ 山頂までもう少し。


9:50 駒ヶ岳山頂到着です。 やたらと人が多いな~ 28年分の感動は・・・何処へやら。


山頂ではのんびりとできないので、諏訪平付近へ向かうことにします。


諏訪平付近から山頂を振り返ると、駒の小屋が見えますね、登山者もたくさん登ってきます。


グシガハナと遠く八海山が。  美しい斜面ですね。


諏訪平を少し下ったところで、今日はじめて腰を下ろし休憩です。
遠くには天を突くように荒沢岳が、足元には滝ハナ沢の雪渓が見えます。
滝ハナ沢はちょうど日陰になるので、かなりの量の雪が残っていますね。


見るからに瘠せている尾根が中ノ岳へと続いています。


主稜線とグシガハナへの尾根に囲まれた北沢の源流には、美しい斜面が広がっています。

今日はこの辺りでのんびりと写真を撮る予定でした。が・・・美しい稜線に・・・我慢できず、檜廊下まで行ってみることにします。

10:30 エサを胃袋に詰め込み先へ進みます。

先の岩混じりの斜面を下ると、天狗平まではハイマツとササの斜面を歩くようになります。


諏訪平下の岩稜を振り返ります。 帰りはあそこを登らなければ家には帰れませぬ。


ハイマツの中に道は続いています。


天狗平へと美しい斜面が広がります。 気持ちの良いところだね。


ハイマツの天狗平を通過し、檜廊下へ向かいます。
東斜面は紅葉したミヤマナラの急斜面になっています。先のピーク辺りから檜廊下になります。


1866mのピークが見えてきました。
ここからあのピークまでが歩くのに苦労したのです。そう~28年前ですがね、さて今はどうかな?


ハイマツと檜が稜線にびっしりです。


こりゃ~すげ~ぜよ!


すげ~ぜよ!


28年前はジャングルジムのようだったと記憶していましたが、こんなに歩きやすかったかな?
良く手入れされていて、歩くのに全く苦労するところはありません。なんだか拍子抜けです。
おかげで心に余裕が出来てしまったので、中ノ岳をまで長い足をさらに(伸ばして)延ばしてみることにします。

左岐沢に雪渓が見えます。


同じく左岐沢への美しい紅葉の斜面と遠く荒沢岳が見えます。
が・・・なんだろう?画像が変です?前の写真も。 レンズに水滴が付いてしまったかな?


檜廊下を振り返ります。


中ノ岳が近づいてきました。 もうちょっと、ありゃ~また水滴が・・・。


 
1866mのピークを振り返ります。 帰りの体力も温存しておかなければなりません。


12:10 四合目へ  はて?どこからの四合目やら?


四合目から荒沢岳を。  どこから見てもいい山だな~


12:25 四合目を振り返ります。 駒ヶ岳は遥か彼方になってしまいました。
諏訪平から2時間が過ぎています。そろそろ引き返す事も考えないといけない時間になりました。
明るいうちに下山する予定だったので、ヘッドランプを車に置いて来てしまったことが悔やまれます。
5時には暗くなってしまうことを考えると、グシガハナから登山口まで2時間かかるとして、
グシガハナへ遅くとも3時までには戻らなければなりません。


中ノ岳避難小屋が見えてきました。 
ここまで来ればもう引き返してもいいじゃないか・・いやいや ここまで来たのだから頂上まで行かねば・・・。


考えながら歩いているうちに、とうとう小屋へ。 駒ケ岳まで6.2kmの表示が?そんなにあるのかな?


中ノ岳避難小屋、山頂はすぐそこ。 半袖で歩いていますが寒い~


12:45 中ノ岳山頂到着しました。


1週間ぶりの山頂です。未練も何にもないのですぐに元来た道を引き返します。
持っている水も心もとなくなってきたので、ざら目になった雪を水筒に詰め込みます。気休めですが


グシガハナ3時目標で速足で歩きます。
1866mのピークを越え檜廊下に差し掛かりますが、駒ケ岳はまだまだ遥か彼方に見えます。


檜廊下も無事通過、振り返れば中ノ岳はずっと遠くになりました。ヨシヨシッ


14:05 天狗平が近づいてきました。ここまで来ればもう僅かなはず・・・。


少し余裕も出てきたので、美しい紅葉の斜面を見ながらエサをついばみます。


天狗平まで来ました。あとはここから200mの標高差を登るだけです。


あのグシガハナまで・・・まだまだ遠くて高いな~


少しずつ高度を上げていきます。


だんだんと中ノ岳が高くなってきました。


滝ハナ沢が見えてきました。もう少しです。


もう少し、 もう少し


やっとグシガハナが八海山より低く見えるようになりました。

ここまでちょっとくどかったですね。

あの岩まで・・・もう少し


諏訪平到着、もうここまで登れば分岐までは僅かです。


分岐を記す柱が見えてきました。


15:00 分岐に到着です。
予定を30分くらい遅れてしまいましたが、あれこれ考えてもどうにもならないので先を急ぐことにします。


分岐から笹原の中に続く道を一気に駆け降りるのですが、コンクリで出来た丸太の階段が歩きづらいこと。


グシガハナと八海山


美しい景色に足も止まってしまいます。


15:25 グシガハナ到着。


駒ケ岳までの道を振り返ります。影がずいぶんと長くなりました。
2時間かけて降りたのでは途中で真っ暗になってしまいます。是が非でも5時までに十二平へ降りるようにします。


一気に下っていきますが、美しい景色についつい足が止まってしまいます。
ブナツルネ沢右岸壁が迫ってきます。


駒ケ岳山頂を入れて、


八海山を背に、ナナカマドは真っ赤です。


日もだいぶ傾いてきて光線状態がいいんです。 つい足が止まってしまいます。


ほらね!美しいでしょう。


植生がブナからミズナラへ変わってきました。もう太陽は八海山の山の端に隠れてしまいました。


やっと水無川が見えてきました。
薄暗くなってしまったので慎重に下ります。ここからが長いのです。


17:10 やっと十二平に到着しました。

ブナツルネ沢で渇ききった喉を潤し、暗い中林道を駐車場へ向けて歩きます。
深い谷ではラジオも聞くことが出来ません。森の熊さんに遭遇しないよう、歌を歌いながら歩くことにします。
曲はそう、明け方ラジオでかかっていた、加山雄三の「熊といつまでも」じゃなくて「君といつまでも」。
二人を夕闇が~ってね。

 
真っ暗で長い林道歩きも途中からは月明かりの下、狸に化かされることもなく楽しく歩くことが出来ました。
振り返ると、駒ケ岳の上に月は出ていました。(矢印はグシガハナ)


18:05 やっと駐車場到着です。
自宅にたどり着いたのは22時過ぎでした。今日も長かった。
長々とおつきあいありがとうございます。

縦走路で出会った人類は、諏訪平付近で行き会った中ノ岳から縦走された御仁と、
枝折峠から中ノ岳を日帰りでピストンすると言っていたオッチャンの二人だけでした。
中ノ岳山頂まではオッチャンのこと確認できたけれど、その後はどうなったのかな?

2012年10月27日
参考コースタイム:
駐車場(5:40)→十二平(6:30)→グシガハナ(9:05)→駒ケ岳山頂(9:50)→中ノ岳山頂(12:45)→グシガハナ(15:25)
→十二平(17:10)→駐車場(18:05)
写真を撮りながらなので、かなりゆっくりだと思います。
この日の撮影枚数は548枚でした。

越後駒ケ岳から

2012-10-28 23:42:24 | 山歩き・山の写真
晩秋の越後駒ケ岳と中ノ岳の写真です。(駒ケ岳は写っていませんが

天狗平付近からの越後駒ケ岳から中ノ岳へ続く稜線、右(西)斜面は水無川源流の北沢です。



同じく天狗平から
北沢を挟んで西側にはグシガハナの草付きとスラブの美しい斜面が見えます。



諏訪平付近からの午後の稜線です。中ノ岳山頂付近には、もう雪があります。



北沢源頭付近からの中ノ岳です。 



グシガハナへの尾根からの北沢源流部、美しい草原が広がっています。


同じような写真が続いてしまいましたね。
もうじき雪に覆われてしまいます。草紅葉の越後三山もそろそろ見納めですかね。

以上
2012年10月27日撮影
NikonD700 AiAF NIKKOR24-50mm, Ai NIKKOR 20mm f2.8S


三角雪田

2012-10-26 22:10:14 | 山歩き・山の写真
先日歩いた大水上山、この時期には稜線の雪はとっくに消え、深い谷に僅かに雪渓を残すのみです。


ずっと以前、8月も最後の日曜日、雪を求めて三角雪田へと足を運んだことがあります。
大水上山山頂稜線の東側にその雪田はあります。
雪田の周りはまだ春、ハクサンコザクラが咲いていました。


峰を渡る風は夏の終わりを告げていました。
秋を感じさせる空の下、遠くに荒沢岳が見えました。
もう20年も昔のことになります。

今日はイングリッシュで

2012-10-25 21:50:58 | バラ
急に冷えてきましたね、朝、布団からの脱出が困難になってきました。
でも、日中は人もバラも心地よい季節になりましたね。
さてと、今日はまたまたイングリッシュローズですよ。

エブリン


エブリン


ウィリアム・モリス


イングリッシュガーデン


シャリファ・アスマ

美しいバラですね、朝日を受けてさらに美しさも際立ちます。
別格ですよ! シャリファさんは。

今日はチャイナ・ローズで

2012-10-24 23:12:30 | バラ
我バラ庭の秋バラはアカン。
剪定が遅すぎたのと同時期にズボラをこいたので、いまだに花数(蕾も)が少ない。
と言うことで、数少ない花の中で今日はチャイナ・ローズを。

粉粧楼


粉粧楼


粉粧楼


イレーネ・ワッツ


イレーネ・ワッツ


ルイ・フィリップス


閑散としているバラ庭にあって、チャイナは比較的良く咲いています。
夏以降、山にのめりこんでしまった付けですね。

今日はバラで

2012-10-23 23:45:15 | バラ
目覚めたら、雨の朝でしたね。

美しく開いたペルル・ドールは大きくうなだれてしまいました。


まだ開いたばかりのペルル・ドール


ウィリアム・モリスもうなだれています。


開きかけのエブリン、
美しく開いてくれるのを楽しみにしていましたが、雨に打たれて痛んでしまうのでしょうか?


今夜は冷えますよ。 明日の朝、布団から出られるかな?


十字峡~中ノ岳~丹後山~十字峡

2012-10-22 22:15:51 | 山歩き・山の写真
10月20日の土曜日はのんびりとハイキングに行きました。
一日秋晴れが続くようなので、中ノ岳と丹後山を歩くことにします。
歩く距離もそれほど長くなく、登山道もしっかりしています。
何よりも、過去に何度も歩いたことがあるので時間も簡単に読める為、心配することが何もない気楽さもあります。

当初の目論見では、中尾ツルネから本谷山~越後沢山~丹後山を22数年ぶりに歩こうと思いましたが、
直前になって内善落合に架かる橋が落ちていることが分かったので計画を変えました。
ちょいと心残りはありますが、楽しみは後に取っておくことにします。

ということで、自宅を午前1:30に出て下の道をし(ひ)た走り、十字峡に着いたのが5:00です。
いつものようにエサを胃袋に詰め込み、中ノ岳登山口を5:17に登り始めます。
寝不足のためかピッチが上がりません。
丹後山の分岐まで4時間くらいで行ければと思いますが、アカン 先が思いやられます。
これまでの経験から、ひと汗、ふた汗とかけば体調も良くなってくるはず、ここは我慢です。

6:05 遠くの山に日が当たってきました。 巻機山は牛が岳ですね。
この尾根はところどころ眺望が利くので飽きることがありません、が急登の連続です。 


7:00 ふた汗かき終わる頃に四合目到着です。
辺りは紅葉のトンネルです。


7:35 ようやく日向山・五合目に到着です。長かったな~


やっと中ノ岳が見えてきました。が遠くて高いな~ 気まで遠くなりそうです。
ここまで登山口から標高差で1000mちょい、あそこまでさらに600mくらいあります。


気を取り直して、先を急ぎます。
まもなく大きな池塘が現れてきます。この一帯は高層湿原、生姜畑と呼ばれているところです。


気持ちの良い草モミジの湿原の遥か彼方の中ノ岳


美しい風景になかなか先に進めません。


生姜畑からいったん下って、先のピーク目指して登っていきます。
中ノ岳がだんだんと近づいてきますが、ますます高く大きく見えてきます。


途中、後ろを振り返ると、今日これから歩くことになる兎岳から丹後山までの稜線が見えます。
さらに遠くには越後沢山から本谷山も見えています。


やっと日向山が遠くに見えるまでになりました。
遠く谷を隔てて、中尾ツルネ、桑の木山からネコブ山、下津川と小沢岳そして巻機山が、その間にはさらに遠く谷川岳が見えてきました。



8:15 七合目 やっと手前のピークに到着です。山頂がだいぶ近づいてきました。


西には黄色く染まった御月山が、さらにその奥には八海山がみえます。


振り返り、先ほど通過したピークが遠くなりました。


山頂までもうちょっと。


ずいぶんと高くなってきました。遠く谷川岳もはっきりと見えるようになりました。


9:05 九合目池ノ段到着です。 六、八合目?は気づきませんでした。


池ノ段から反対側を見ると、荒沢岳がみえます。


山頂までもう少し。ここからは写真を撮りながらゆっくりと歩きます。


高度を上げていくと、北ノ又川上流の雪渓が見えてきました。


足元にはマツムシソウも  歩いた稜線上で唯一ここに一輪だけ咲いていました。


小屋と山頂が見えてきました。 


9:25 中ノ岳山頂到着です。麓からの登山者で一番乗りです。


小屋まで進みそ様子を確認します。
すでに冬支度は済ませてあり、二階の窓から梯子で入るようになっています。
あわよくば水の補給をと考えていましたが、タンクは片づけられていました。

小屋の北側に広がる草原から八海山を見ます。


同じく越後駒ヶ岳を。


日陰は霜で真っ白、枯れ草に氷がくっ付いています。 ここも冬支度です。


再び山頂に戻ると、登山者がすでに一人立っていました。
挨拶を交わし、いろいろ山の話に花を咲かせます。

ずいぶん長い時間花を咲かせましたが、10:30すでに重くなってしまった腰を上げて兎岳に向けて歩き出します。
山頂から続く稜線の先に兎岳が見えます。 さらに大水上山、丹後山、越後沢山、本谷山と続いていきます。
遠く尾瀬の燧ケ岳から平が岳、至仏山、上州武尊山も見えます。


池ノ段を通過して後ろを振り返り山頂を見ます。 先ほどの登山者の降りてくる姿が見えたので手を振りあってお別れの挨拶です。
さ~先を急ぎましょう。


気持ちの良い尾根道をどんどん下っていきます。


中ノ岳東側に広がる斜面の草モミジが真っ盛り。北ノ又滝沢の雪渓が見えてきました。


兎岳もだいぶ近くになりました。


滝沢の先には遠く荒沢岳が
どうですこの紅葉!


振り返り中ノ岳は 大きく聳え立っています。 美しい!


同じような写真ですが、 どうですこの紅葉!


くどいようですが、どうですこの紅葉! 滝沢の雪渓とのコントラストが素晴らしいでしょ!

美しい景色になかなか前へ進めません。 こんなに素晴らしい天気だし、まぁ良しとしましょう!

兎岳ももうすぐそこです。
手前山頂に針葉樹を抱える小兎岳を越えなければなりません。気もちの良い笹尾根をのんびりと歩きます。
この稜線をのんびり歩く理由の一つには、日が高くならないと笹に付いた露で下半身がびっしょりになってしまうのです。
なので、久々の尾根を写真を撮りながら、ゆっくり歩きます。


さて、小兎岳への登りです。
笹はやや深く、まだ露も乾ききってはいません。ズボンはすでにびっしょりになっています。
振り返ると中ノ岳はずいぶんと遠くになっています。


小兎岳山頂付近です。 今縦走路中で唯一のシラビソの疎林です。


兎岳までもう少し。 
コルに下って笹の道を登り返せば山頂です。 もう一息! その昔、春に兎岳山頂からこの斜面を滑りました。


兎岳山頂手前から後ろを振り返ると、小さな小兎の後ろには大きく中ノ岳が、そしてその左に八海山、右に越後駒ヶ岳が見えてきます。


灰ノ又、荒沢岳への分岐まで来ました。
以前は薄い踏み跡程度だったと記憶していましたが、しっかり刈りはらわれた道になっていますね。
ちなみに以前とは30年近く前ですがねっ。




12:25 兎岳山頂到着です。 
中ノ岳からほぼ2時間、ずいぶんとゆっくり歩いたことになります。


山頂から巻倉沢への笹の斜面の向こうには、大水上山から平ヶ岳へ続く国境稜線が見えます。


兎岳山頂からの中ノ岳、山頂西側のブッシュに阻まれて絵にはなりません。 とりあえず記念に。


大水上山へ向けて兎岳を後にします。
大水上を起点に南西(右)へ丹後、越後沢、本谷と東(左)へ平ヶ岳へと上越国境稜線は続きます。
ちょうど鶴の羽の先端あたりになります。(地図を広げてください、群馬県の形は鶴の飛ぶ姿にみえます。)


振り返ると兎岳山頂付近は笹と草付の緩やかな斜面です。 この斜面もその昔、山頂から巻倉沢まで滑りました。


さっ、大水上はすぐそこです。 と、道を譲りあった方と長話が始まってしまいました。
話すうちに隣町の方であることがわかり、ここでも晩秋なのに花を咲かせてしまいました。


コルまで下りてきました。あとはこの大水上を山頂目指して登るだけ。


大水上山頂手前で兎岳を振り返ります。この姿で見えるのはここまで、見納めです。
写真では分かりにくいのですが、先ほどの方が下ってくるのが見えます。


山頂までわずか、ここまで辿った尾根を振り返ります。



13:25 大水上山山頂到着です。


ここは大河 利根川の源頭です。 ここからの一滴のしずくが利根川になるのです・・・。感慨もひとしお・・・。
余計なことは考えずに、そう思いましょう。
1985年8月、平ヶ岳からこの県境尾根を歩くこと14時間、夜の7時にこの山頂に一人たどり着いたのは・・・、感慨もひとしおです。


越後三山を入れて、中ノ岳から兎岳へと続く尾根を振り返ります。


細長い山頂尾根を南に向かって「水源の碑?」の位置から
有名な三角雪田の跡が分かりますね。 影も長くなってきました。光もいい色に変わってきています。


もうきつい登りはありません。丹後山までは笹の中の小道を歩きます。


大水上山を振り返ります。 優しい山です。


尾根を中ノ岳まで追ってみます。



14:10 丹後山山頂到着です。 時間的に下山するには早すぎますね。


懐かしい丹後山避難小屋、下山してしまうのがモッタイナイ!


丹後山九合目です。右に進めば下山路になります。
まっすぐ進めば・・・おや?道筋が分からない? 遠く越後沢山になります。
なんとなく部分的に筋が分かりますね、以前はもっとはっきりした筋でした。 
ここからはものすごくひどい藪になってしまいます。昔、6月に初旬と中旬にそれぞれ1回と8月に1回、ここを歩いています。
8月のときは、巻機を6時に出て小穂ノ口の頭で一泊、翌日にそこから4時間かけてここまで来ました。
6月中旬のときは、巻機を朝の6時に出て夕方6時丹後山避難小屋へ1日で走破しました。
途中雪の上を歩いたりしたので、8月よりも歩きやすかったと思いますが、越後沢山からここまでの猛烈な藪は避けようがありませんでした。
6月初旬のときは、今回当初予定をしていたコース、中尾ツルネから本谷山、越後沢山そして丹後山と。
この時は雪も大いに利用できたので、写真を撮りながらのんびり藪漕ぎをしました。
なんてことを考えながらこの藪尾根に思いをはせています。 いつか再び・・・なんてね。


さ~のんびり下山しましょう。 下り始めはのどかな笹原です。


振り返ってみるとこんな感じ、 のどかです。 夏ならば山頂付近の斜面はニッコウキスゲのお花畑が見えます


越後沢山、本谷山へと続く尾根が見えます・・・ね。良い尾根なんだよな~、 男心の未練でしょう


さらに気持ちの良い道が続きます。


14:30 ジャコ峰到着 
小屋に泊まるというおじさんとここでも長話です。


ここからはこんな気持ちの良い尾根道です。ここから登山口まで一気に1200mを下ります。


四合目付近は紅葉真っ盛りです。ひざに違和感が出てきたのでゆっくりと降りていきます。


三合目付近では紅葉はまだ先です。 


16:20 ようやく登山口に到着です。 そのまま沢へ直行して渇ききった喉を潤します。

ここからは2.5kmくらいの林道歩きです。途中行き会った工事屋のオッちゃんに落合橋の復旧時期について聞いたところ、
ほかに復旧するところが多すぎて、何時になるか分からないということでした。
歩くこと30分、17:05にやっと駐車場まで戻ってきました。
下の道を走って、家に着いたのは夜の9時過ぎでした。
今日は歩いた距離はそんなに長くはないと思いますが、標高差が大きくここのところ登っていた山とは明らかに使った筋肉が異なりました。

久しぶりの懐かしい山で、素晴らしい秋晴れの一日を過ごすことができました。
本日の撮影枚数は611枚でした。

参考コースタイム:
2012年10月20日
十字峡登山口(5:17)→日向山・五合目(7:35)→池ノ段(9:05)→中ノ岳山頂(9:25-10:30)→兎岳(12:25)
→大水上山(13:25)→丹後山(14:10)丹後山登山口(16:20)→十字峡(17:05)

登山道

2012-10-21 23:37:37 | 山歩き・山の写真
山の中腹は紅葉盛りです。


ブナの森に続く登山道は紅葉(モミジ)のトンネルです。


雪で大きく曲がったブナの木の間を縫うように登山道は続きます。


今日はここが一年で最も美しい日です。

雪国の秋はいいな。
葉っぱが落ちるころには初雪がきます。

ここは魚沼です。

おらは まめつん

2012-10-19 20:56:45 | ねこ
おらは間抜けな まめつん


朝はここが気持ちがいいにゃ。


明日は遠方にハイキング。
爪のお手入れやって、明日に備えるにゃ。  ぺろぺろ


明日は早いのでもう寝るにゃ。

ハイキングの報告はあさってにでもするにゃ。