先週に続いて再びこの山域を歩くことにします。
今日はのんびりと28年ぶりの越後駒ヶ岳をグシガハナ経由で目指してみます。
時間に余裕があれば檜廊下辺りまで行ってみることにします。
家を午前1時半過ぎに出て、下の道をひた走り森林公園駐車場に着いたのが5時半前。
5時40分ころに歩きだし、のんびりと十二平登山口を目指します。
2年ぶりの勝手知ったるこの林道も、昨年の豪雨の傷跡がそこかしこで確認できます。
ブナツルネ沢の出合い、遠くオカメノゾキが見えます。懐かしい場所です。
ここがこんな風に車道になる前から、ゼンマイ採りやウド堀りそれに写真撮りと慣れ親しんだところです。

ブナツルネ沢で水を胃袋と水筒に詰め込み、6:30登り始めます。
いきなりの急登でぐんぐんと高度を上げていきます。
睡眠不足で重い足も、ふた汗かけば調子も上がるべぇ~!とだましながら登っていきます。
ところどころで展望が利きます。八海山に朝日が当たりだしました。 本日は快晴なり

足元は美しい紅葉が目も眩むほどの傾斜で水無川へつづいています。 デトノアイソメに雪は無さそう。

ふた汗かき終わる頃に展望が利きだしました。
オ~!八海山にオカメノゾキ、で遠く雲に隠れる・・・あれは巻機だね!

グシガハナ山頂まではまだまだだね、調子が出てきたゾ~!

八海山が低く見えるようになりました。

9:05 1811mのグシガハナ到着です。 ここまで写真を撮りながら2時間30分とっ。
目指す駒ヶ岳が近くに見えてきましたよ。

登り始めが480m位だから、ここまで標高差は1300m位ですね。 山頂まで標高差であと200m位ですね。
お天気も良いし、こんなに素敵なところを走り抜けてしまうのはモッタイナイ!のんびり山頂を目指します。

オゥ~これは素晴らしい! 何でも写真に撮っておくことにします。今日という日はもう来ないからねっ!

振り返りグシガハナが遠くになりました。

9:40 中ノ岳への縦走路分岐点へ 山頂までもう少し。

9:50 駒ヶ岳山頂到着です。 やたらと人が多いな~ 28年分の感動は・・・何処へやら。

山頂ではのんびりとできないので、諏訪平付近へ向かうことにします。

諏訪平付近から山頂を振り返ると、駒の小屋が見えますね、登山者もたくさん登ってきます。

グシガハナと遠く八海山が。 美しい斜面ですね。

諏訪平を少し下ったところで、今日はじめて腰を下ろし休憩です。
遠くには天を突くように荒沢岳が、足元には滝ハナ沢の雪渓が見えます。
滝ハナ沢はちょうど日陰になるので、かなりの量の雪が残っていますね。

見るからに瘠せている尾根が中ノ岳へと続いています。

主稜線とグシガハナへの尾根に囲まれた北沢の源流には、美しい斜面が広がっています。

今日はこの辺りでのんびりと写真を撮る予定でした。が・・・美しい稜線に・・・我慢できず、檜廊下まで行ってみることにします。
10:30 エサを胃袋に詰め込み先へ進みます。
先の岩混じりの斜面を下ると、天狗平まではハイマツとササの斜面を歩くようになります。

諏訪平下の岩稜を振り返ります。 帰りはあそこを登らなければ家には帰れませぬ。

ハイマツの中に道は続いています。

天狗平へと美しい斜面が広がります。 気持ちの良いところだね。

ハイマツの天狗平を通過し、檜廊下へ向かいます。
東斜面は紅葉したミヤマナラの急斜面になっています。先のピーク辺りから檜廊下になります。

1866mのピークが見えてきました。
ここからあのピークまでが歩くのに苦労したのです。そう~28年前ですがね、さて今はどうかな?

ハイマツと檜が稜線にびっしりです。

こりゃ~すげ~ぜよ!

すげ~ぜよ!

28年前はジャングルジムのようだったと記憶していましたが、こんなに歩きやすかったかな?
良く手入れされていて、歩くのに全く苦労するところはありません。なんだか拍子抜けです。
おかげで心に余裕が出来てしまったので、中ノ岳をまで長い足をさらに(伸ばして)延ばしてみることにします。
左岐沢に雪渓が見えます。

同じく左岐沢への美しい紅葉の斜面と遠く荒沢岳が見えます。
が・・・なんだろう?画像が変です?前の写真も。 レンズに水滴が付いてしまったかな?

檜廊下を振り返ります。

中ノ岳が近づいてきました。 もうちょっと、ありゃ~また水滴が・・・。

1866mのピークを振り返ります。 帰りの体力も温存しておかなければなりません。

12:10 四合目へ はて?どこからの四合目やら?

四合目から荒沢岳を。 どこから見てもいい山だな~

12:25 四合目を振り返ります。 駒ヶ岳は遥か彼方になってしまいました。
諏訪平から2時間が過ぎています。そろそろ引き返す事も考えないといけない時間になりました。
明るいうちに下山する予定だったので、ヘッドランプを車に置いて来てしまったことが悔やまれます。
5時には暗くなってしまうことを考えると、グシガハナから登山口まで2時間かかるとして、
グシガハナへ遅くとも3時までには戻らなければなりません。

中ノ岳避難小屋が見えてきました。
ここまで来ればもう引き返してもいいじゃないか・・いやいや ここまで来たのだから頂上まで行かねば・・・。

考えながら歩いているうちに、とうとう小屋へ。 駒ケ岳まで6.2kmの表示が?そんなにあるのかな?

中ノ岳避難小屋、山頂はすぐそこ。 半袖で歩いていますが寒い~

12:45 中ノ岳山頂到着しました。

1週間ぶりの山頂です。未練も何にもないのですぐに元来た道を引き返します。
持っている水も心もとなくなってきたので、ざら目になった雪を水筒に詰め込みます。気休めですが

グシガハナ3時目標で速足で歩きます。
1866mのピークを越え檜廊下に差し掛かりますが、駒ケ岳はまだまだ遥か彼方に見えます。

檜廊下も無事通過、振り返れば中ノ岳はずっと遠くになりました。ヨシヨシッ

14:05 天狗平が近づいてきました。ここまで来ればもう僅かなはず・・・。

少し余裕も出てきたので、美しい紅葉の斜面を見ながらエサをついばみます。

天狗平まで来ました。あとはここから200mの標高差を登るだけです。

あのグシガハナまで・・・まだまだ遠くて高いな~

少しずつ高度を上げていきます。

だんだんと中ノ岳が高くなってきました。

滝ハナ沢が見えてきました。もう少しです。

もう少し、 もう少し

やっとグシガハナが八海山より低く見えるようになりました。

ここまでちょっとくどかったですね。
あの岩まで・・・もう少し

諏訪平到着、もうここまで登れば分岐までは僅かです。

分岐を記す柱が見えてきました。

15:00 分岐に到着です。
予定を30分くらい遅れてしまいましたが、あれこれ考えてもどうにもならないので先を急ぐことにします。

分岐から笹原の中に続く道を一気に駆け降りるのですが、コンクリで出来た丸太の階段が歩きづらいこと。

グシガハナと八海山

美しい景色に足も止まってしまいます。

15:25 グシガハナ到着。

駒ケ岳までの道を振り返ります。影がずいぶんと長くなりました。
2時間かけて降りたのでは途中で真っ暗になってしまいます。是が非でも5時までに十二平へ降りるようにします。

一気に下っていきますが、美しい景色についつい足が止まってしまいます。
ブナツルネ沢右岸壁が迫ってきます。

駒ケ岳山頂を入れて、

八海山を背に、ナナカマドは真っ赤です。

日もだいぶ傾いてきて光線状態がいいんです。 つい足が止まってしまいます。

ほらね!美しいでしょう。

植生がブナからミズナラへ変わってきました。もう太陽は八海山の山の端に隠れてしまいました。

やっと水無川が見えてきました。
薄暗くなってしまったので慎重に下ります。ここからが長いのです。

17:10 やっと十二平に到着しました。

ブナツルネ沢で渇ききった喉を潤し、暗い中林道を駐車場へ向けて歩きます。
深い谷ではラジオも聞くことが出来ません。森の熊さんに遭遇しないよう、歌を歌いながら歩くことにします。
曲はそう、明け方ラジオでかかっていた、加山雄三の「熊といつまでも」じゃなくて「君といつまでも」。
二人を夕闇が~ってね。
真っ暗で長い林道歩きも途中からは月明かりの下、狸に化かされることもなく楽しく歩くことが出来ました。
振り返ると、駒ケ岳の上に月は出ていました。(矢印はグシガハナ)

18:05 やっと駐車場到着です。
自宅にたどり着いたのは22時過ぎでした。今日も長かった。
長々とおつきあいありがとうございます。
縦走路で出会った人類は、諏訪平付近で行き会った中ノ岳から縦走された御仁と、
枝折峠から中ノ岳を日帰りでピストンすると言っていたオッチャンの二人だけでした。
中ノ岳山頂まではオッチャンのこと確認できたけれど、その後はどうなったのかな?
2012年10月27日
参考コースタイム:
駐車場(5:40)→十二平(6:30)→グシガハナ(9:05)→駒ケ岳山頂(9:50)→中ノ岳山頂(12:45)→グシガハナ(15:25)
→十二平(17:10)→駐車場(18:05)
写真を撮りながらなので、かなりゆっくりだと思います。
この日の撮影枚数は548枚でした。
今日はのんびりと28年ぶりの越後駒ヶ岳をグシガハナ経由で目指してみます。
時間に余裕があれば檜廊下辺りまで行ってみることにします。
家を午前1時半過ぎに出て、下の道をひた走り森林公園駐車場に着いたのが5時半前。
5時40分ころに歩きだし、のんびりと十二平登山口を目指します。
2年ぶりの勝手知ったるこの林道も、昨年の豪雨の傷跡がそこかしこで確認できます。
ブナツルネ沢の出合い、遠くオカメノゾキが見えます。懐かしい場所です。
ここがこんな風に車道になる前から、ゼンマイ採りやウド堀りそれに写真撮りと慣れ親しんだところです。

ブナツルネ沢で水を胃袋と水筒に詰め込み、6:30登り始めます。
いきなりの急登でぐんぐんと高度を上げていきます。
睡眠不足で重い足も、ふた汗かけば調子も上がるべぇ~!とだましながら登っていきます。
ところどころで展望が利きます。八海山に朝日が当たりだしました。 本日は快晴なり

足元は美しい紅葉が目も眩むほどの傾斜で水無川へつづいています。 デトノアイソメに雪は無さそう。

ふた汗かき終わる頃に展望が利きだしました。
オ~!八海山にオカメノゾキ、で遠く雲に隠れる・・・あれは巻機だね!

グシガハナ山頂まではまだまだだね、調子が出てきたゾ~!

八海山が低く見えるようになりました。

9:05 1811mのグシガハナ到着です。 ここまで写真を撮りながら2時間30分とっ。
目指す駒ヶ岳が近くに見えてきましたよ。

登り始めが480m位だから、ここまで標高差は1300m位ですね。 山頂まで標高差であと200m位ですね。
お天気も良いし、こんなに素敵なところを走り抜けてしまうのはモッタイナイ!のんびり山頂を目指します。

オゥ~これは素晴らしい! 何でも写真に撮っておくことにします。今日という日はもう来ないからねっ!

振り返りグシガハナが遠くになりました。

9:40 中ノ岳への縦走路分岐点へ 山頂までもう少し。

9:50 駒ヶ岳山頂到着です。 やたらと人が多いな~ 28年分の感動は・・・何処へやら。

山頂ではのんびりとできないので、諏訪平付近へ向かうことにします。

諏訪平付近から山頂を振り返ると、駒の小屋が見えますね、登山者もたくさん登ってきます。

グシガハナと遠く八海山が。 美しい斜面ですね。

諏訪平を少し下ったところで、今日はじめて腰を下ろし休憩です。
遠くには天を突くように荒沢岳が、足元には滝ハナ沢の雪渓が見えます。
滝ハナ沢はちょうど日陰になるので、かなりの量の雪が残っていますね。

見るからに瘠せている尾根が中ノ岳へと続いています。

主稜線とグシガハナへの尾根に囲まれた北沢の源流には、美しい斜面が広がっています。

今日はこの辺りでのんびりと写真を撮る予定でした。が・・・美しい稜線に・・・我慢できず、檜廊下まで行ってみることにします。
10:30 エサを胃袋に詰め込み先へ進みます。
先の岩混じりの斜面を下ると、天狗平まではハイマツとササの斜面を歩くようになります。

諏訪平下の岩稜を振り返ります。 帰りはあそこを登らなければ家には帰れませぬ。

ハイマツの中に道は続いています。

天狗平へと美しい斜面が広がります。 気持ちの良いところだね。

ハイマツの天狗平を通過し、檜廊下へ向かいます。
東斜面は紅葉したミヤマナラの急斜面になっています。先のピーク辺りから檜廊下になります。

1866mのピークが見えてきました。
ここからあのピークまでが歩くのに苦労したのです。そう~28年前ですがね、さて今はどうかな?

ハイマツと檜が稜線にびっしりです。

こりゃ~すげ~ぜよ!

すげ~ぜよ!

28年前はジャングルジムのようだったと記憶していましたが、こんなに歩きやすかったかな?
良く手入れされていて、歩くのに全く苦労するところはありません。なんだか拍子抜けです。
おかげで心に余裕が出来てしまったので、中ノ岳をまで長い足をさらに(伸ばして)延ばしてみることにします。
左岐沢に雪渓が見えます。

同じく左岐沢への美しい紅葉の斜面と遠く荒沢岳が見えます。
が・・・なんだろう?画像が変です?前の写真も。 レンズに水滴が付いてしまったかな?

檜廊下を振り返ります。

中ノ岳が近づいてきました。 もうちょっと、ありゃ~また水滴が・・・。

1866mのピークを振り返ります。 帰りの体力も温存しておかなければなりません。

12:10 四合目へ はて?どこからの四合目やら?

四合目から荒沢岳を。 どこから見てもいい山だな~

12:25 四合目を振り返ります。 駒ヶ岳は遥か彼方になってしまいました。
諏訪平から2時間が過ぎています。そろそろ引き返す事も考えないといけない時間になりました。
明るいうちに下山する予定だったので、ヘッドランプを車に置いて来てしまったことが悔やまれます。
5時には暗くなってしまうことを考えると、グシガハナから登山口まで2時間かかるとして、
グシガハナへ遅くとも3時までには戻らなければなりません。

中ノ岳避難小屋が見えてきました。
ここまで来ればもう引き返してもいいじゃないか・・いやいや ここまで来たのだから頂上まで行かねば・・・。

考えながら歩いているうちに、とうとう小屋へ。 駒ケ岳まで6.2kmの表示が?そんなにあるのかな?

中ノ岳避難小屋、山頂はすぐそこ。 半袖で歩いていますが寒い~

12:45 中ノ岳山頂到着しました。

1週間ぶりの山頂です。未練も何にもないのですぐに元来た道を引き返します。
持っている水も心もとなくなってきたので、ざら目になった雪を水筒に詰め込みます。気休めですが

グシガハナ3時目標で速足で歩きます。
1866mのピークを越え檜廊下に差し掛かりますが、駒ケ岳はまだまだ遥か彼方に見えます。


檜廊下も無事通過、振り返れば中ノ岳はずっと遠くになりました。ヨシヨシッ

14:05 天狗平が近づいてきました。ここまで来ればもう僅かなはず・・・。

少し余裕も出てきたので、美しい紅葉の斜面を見ながらエサをついばみます。

天狗平まで来ました。あとはここから200mの標高差を登るだけです。

あのグシガハナまで・・・まだまだ遠くて高いな~

少しずつ高度を上げていきます。

だんだんと中ノ岳が高くなってきました。

滝ハナ沢が見えてきました。もう少しです。

もう少し、 もう少し

やっとグシガハナが八海山より低く見えるようになりました。

ここまでちょっとくどかったですね。
あの岩まで・・・もう少し

諏訪平到着、もうここまで登れば分岐までは僅かです。

分岐を記す柱が見えてきました。

15:00 分岐に到着です。
予定を30分くらい遅れてしまいましたが、あれこれ考えてもどうにもならないので先を急ぐことにします。

分岐から笹原の中に続く道を一気に駆け降りるのですが、コンクリで出来た丸太の階段が歩きづらいこと。

グシガハナと八海山

美しい景色に足も止まってしまいます。

15:25 グシガハナ到着。

駒ケ岳までの道を振り返ります。影がずいぶんと長くなりました。
2時間かけて降りたのでは途中で真っ暗になってしまいます。是が非でも5時までに十二平へ降りるようにします。

一気に下っていきますが、美しい景色についつい足が止まってしまいます。
ブナツルネ沢右岸壁が迫ってきます。

駒ケ岳山頂を入れて、

八海山を背に、ナナカマドは真っ赤です。

日もだいぶ傾いてきて光線状態がいいんです。 つい足が止まってしまいます。

ほらね!美しいでしょう。

植生がブナからミズナラへ変わってきました。もう太陽は八海山の山の端に隠れてしまいました。

やっと水無川が見えてきました。
薄暗くなってしまったので慎重に下ります。ここからが長いのです。

17:10 やっと十二平に到着しました。

ブナツルネ沢で渇ききった喉を潤し、暗い中林道を駐車場へ向けて歩きます。
深い谷ではラジオも聞くことが出来ません。森の熊さんに遭遇しないよう、歌を歌いながら歩くことにします。
曲はそう、明け方ラジオでかかっていた、加山雄三の「熊といつまでも」じゃなくて「君といつまでも」。
二人を夕闇が~ってね。
真っ暗で長い林道歩きも途中からは月明かりの下、狸に化かされることもなく楽しく歩くことが出来ました。
振り返ると、駒ケ岳の上に月は出ていました。(矢印はグシガハナ)

18:05 やっと駐車場到着です。
自宅にたどり着いたのは22時過ぎでした。今日も長かった。
長々とおつきあいありがとうございます。
縦走路で出会った人類は、諏訪平付近で行き会った中ノ岳から縦走された御仁と、
枝折峠から中ノ岳を日帰りでピストンすると言っていたオッチャンの二人だけでした。
中ノ岳山頂まではオッチャンのこと確認できたけれど、その後はどうなったのかな?
2012年10月27日
参考コースタイム:
駐車場(5:40)→十二平(6:30)→グシガハナ(9:05)→駒ケ岳山頂(9:50)→中ノ岳山頂(12:45)→グシガハナ(15:25)
→十二平(17:10)→駐車場(18:05)
写真を撮りながらなので、かなりゆっくりだと思います。
この日の撮影枚数は548枚でした。