野良暮らし ねこ暮らし

田舎暮らしを夢見て、こつこつとお金を貯めています。

石裂山 その二

2011-02-27 21:52:10 | 山歩き・山の写真
さて、昨日の続きです。
ポータブルラジオを胸ポケットに入れ、どよう楽市を聞きながら出発。


杉の植林地に続く踏み跡を尾根伝いに小川沢峠へ降りていきます。


踏み跡ははっきりしていて迷うこともありません。
こんな感じでしばらく続きます。
814mの標高点の先で踏み跡が2つに分かれています。
見通しの利かない杉木立の尾根で、コンパス無しでは方向を決めかねてしまいます。
とりあえず左へ向かう踏み跡をたどってみます。
しばらく下ると左側に尾根が迫り間違いだと分かり引き返しです。
方向感は違うようにも感じたのですが、ここは素直に右へ向かってみます。


すると程なくして小川沢峠に到着です。
左横根山、右石裂山の朽ちた標識を発見です。
峠と言っても、南側入粟野からの踏み跡は確認できません。


峠から一登りで伐採地に飛び出します。
久々の太陽、鬱蒼として単調な杉林からはひとまずは開放です。


これから向かう先が前方彼方まで続いています。
ここは稜線付近には唐松が植林され、そこから下は杉の植林になっています。
採算が取れず、さらに花粉症の原因となる杉を植林してなんの得があるのかな?
唐松のがいいよ、絶対に。


なんて考えながら、切り株を入れての記念撮影。
なかなかきれいに撮れてるな、なんてね。


植林地と伐採地の際をさらに上へと進みます。
振り返れば右奥の三角ピークの月山、随分と遠くへ来たもんだ。
もうちょっとで今回の目的地である林道上久我~横根線へ出るはずです。
ここまで来ればルンルンとのんびり先を急ぎます。



しばらくして峠のレストランを見つけました。
この陽だまりのレストランで初めての大休止です。
右下には雪に埋もれた林道が見えます。
先を急ぐこともありません。

あとはこのまま尾根を進み林道の峠に出るのみです。

10時40分ころ林道の峠に到着です。


これから長い長い林道歩きが始まります。
峠の奥に見えるのは横根山です。


日陰にはまだ雪が残っています。
ラジオはNHKの文芸選評の時間になっています。


振り向けば先ほど辿った尾根と、この長い林道が山肌に白い線になって見えます。


長~い長~い林道歩きも残りわずか、うんざりとするころやっと入り口の加蘇山神社へ到着。


登山口の加蘇神社手前で古い橋を見つけました。
参道の名残でしょうか?


やっとブルーインプ君が見えてきました。
ちょうど13時ぴったんこに到着しました。

全工程16kmくらいあるでしょうか。
最後長い林道歩きで腰痛が出てしまいましたが、トレーニングにはちょうど良い運動量です。

今度はさらに足を伸ばし峠で林道には出ず、
そのまま尾根伝いに大滝山から白髭山を馬蹄形に歩くのも良いかもしれません。

今夜は長い道のり、お付き合いありがとございました。
お疲れ様






石裂山 その一

2011-02-26 23:55:26 | 山歩き・山の写真
山のトレーニングの舞台は鹿沼市の奥石裂山です。

登山口となる加蘇神社を7時過ぎに出発です。


参道のような登山道を上っていきます。


歩き出してまもなく薄暗い杉林に陽が当たりだしました。

この後最初に現れた東屋の近くで植林地の防護ネットに雌鹿が絡まっていました。
助けられないか近寄って見ましたが手の打ちようが在りませんでした。
ネットが首を締め付け、ゼーゼーと息を荒立てていました。
可哀そうですがどうにもなりません。
しばらくして、そこを立ち去る決意をしました。

気を取り直して先に進むと、サクラダファミリアが現れました。


さらに進むとはしごが現れました。
登山道を示す案内板は左を指しています。
下調べを殆ど行っていないのでとりあえずはしごを登ってみました。


すると岩の裂け目に鳥居がありました。
これが石裂岩で本宮が祭ってあるとの事です。
へ~っ。


とりあえず下まで戻って、案内板の通り左へ行きます。
岩稜あり、はしごあり、蟻の戸渡りのような瘠せた岩尾根ありのおもしろい道です。
やがて広い斜面をトラバースして主稜線へ飛び出します。


瘠せた尾根を山頂目指して進みます。
今日初めての緊張の場所、東剣ガ峰下りのはしごです。
はしごのステップをグリップするには太すぎ、久々に息子がおびえてしまいました。
一ノ倉衝立岩中央稜をはしごで降りて行くようなモンです。

写真では分かりにくいのですが、決して大げさではありません。
でもこういうの好きです。
血が騒ぎ出しそうです。

登り返して展望台という所へ、石裂山の姿が見えます。


再びはしごでコルに降り登り返してやっと山頂へ。

展望はあまり利きません。
三等三角点です。

三角点を記念撮影し、早々に月山へ向け歩き出します。

9時前に月山山頂に到着。

2時間近くも掛かってしまいました。
今日はトレーニングなので反省です。

日光方面の展望をしばし楽しんで、このまま降りずに小川沢峠に向けて進みます。
誰もいないのでNHKどよう楽市9時台をを聞きながらの出発です。

つづきはまた明日、では

サザンカ

2011-02-25 22:44:41 | 草花・花
今日、日中は春を通り越してしまったような陽気でした。
昼の散歩コースにサザンカが咲いています。
秋から咲いているので、かれこれ5ヶ月くらい咲き続けているでしょうか。
そろそろシーズンも終わりかと思いますが、まだまだたくさんの花を付けています。


そばによるとほのかに花の香りが漂ってきます。



昨日も書いたことですが
一昨日よりも昨日、昨日よりも今日とオオイヌノフグリの花数が明らかに増えています。
場所によっては足の踏み場も無いくらい(大げさですが)咲いています。




オオイヌノフグリ、ホトケノザそしてタネツケバナとまさに我が世の春を謳歌しています。



午後3時過ぎ強い西風に変わり気温も下がり始めました。
今夜は冬に逆戻りです。

明日は一人冬枯れの山へトレーニングに行ってきます。

ではまた

ナズナとタネツケバナ

2011-02-24 23:33:57 | 草花・花
今日も春の草花を探してみました。

まだまだ寒い日もあるためか、背丈の低いナズナがありました。



子供のころにぺんぺん鳴らして遊んだものです。


オオイヌノフグリと同じところに咲いている白い花がありました。
今まであまり気にも留めることの無かった花です。


よく見るともうすでに細長い種をつけています。
家の庭でも良く見かけるタネツケバナにも似ていますが、違うようにも思えます。

なんという花か調べてみると、ミチタネツケバナという花に似ています。
さてどうなのでしょうか?


昨日と同じところを歩いていますが、明らかに今日のほうが花の数が増えているように見えます。
オオイヌノフグリも昨日よりも増えています。
うす曇の優しい光の中、今日の花の方がきれいに見えます。


こちらもあまりにもきれいだったので同じく記念撮影。






オオイヌノフグリとホトケノザ

2011-02-23 23:50:22 | 草花・花
昨日に引き続き今日もぽかぽか陽気でした。
昼休みに河川敷をカメラ片手にウォーキング。
やって来た春を探してみました。

真っ先に咲き始めた紅梅です。
2月の初旬にはちらほら咲き出していました。
青空を背景に程よいピンクが映えます。

近づいてみると、痛んだ花がたくさんあるのが見えます。
せっかくの花も霜で痛んでしまっています。
それでも良い香りが遠くからもわかります。


足元の目を向ければ、沢山の小さなパラボラアンテナが早春の陽射しをいっぱいに捕らえています。
オオイヌノフグリというほほえましい名前に、先人の感性深さに感心させられます。


オオイヌノフグリと同じく早春のころから枯野の主役になるのがホトケノザです。
この可憐な花のピンク色が透明感を持って見えるように写してみました。

こうして見てみると結構複雑な花の形をしているもんですね。
つくづくきれいな花だなって感心してしまいます。

枯野のあちこちでオオイヌノフグリとホトケノザが群生しているのを見ることが出来ます。

あちらこちらで春の扉が開きだし始めました。
明日も河川敷にこの春の扉を一つまた一つと捜し歩くことにしましょう。

ではまた。



春近し

2011-02-22 23:55:35 | バラ
朝の6時半、昇ったばかりの太陽の光がやっと東の窓の射すようになりました。
昨年の10月中旬以来4ヶ月ぶりのことです。
春が近くまで来ていることをこんなところでも感じさせてくれます。
シルエットの枝はルイーズ・オーディエル
我が家のバラの中で一番最初に開花してくれます。



今週に入って暖かな日が続きます。
バラの芽も動き出してしまいます。
先週の土曜日にやっとのことで手入れの終わったマダム・イサク・ペリエールです。
斜面いっぱいに花の咲くイメージで誘引しています。
剪定と誘引に半日以上掛かりました。


あと一週間程度で、仮剪定のバラは本剪定を行い、
全てのバラに石灰硫黄合剤で消毒して冬季の管理の終了です。
後は春を待つのみです。


おまけ
植物よりも一足先に春の訪れたまめつん。

陽だまりで太陽エネルギーを補充し夜に備えています。

今日のそばはますかった。

2011-02-20 23:22:33 | ぶらぶら
今日は朝から曇り空
北の方がお天気が良さそうなので県北へ向かいました。
これと言って目的地はありませんが、道中気の向くままに北上です。

今日の足はスタッドレスを履いているので雪のある所も大丈夫。
さて会津へ行くには遅すぎるな~なんて考えながら那須方面へ向かいました。
うす曇ながら遠くの山が良く見えます。

矢板から那須方面に向かっていくと、前方には那須連山の左側に真白な山並みが見えます。
塩原への分岐の先、蛇尾川に掛かる橋の手前のパーキングでしばし山を追ってみます。

遠く白い山並みの右側が那須連銭へ続く尾根、左側が百村からの尾根でしょうか?


中央の白い山並みは右(東)側コル大峠より高度を上げ流石山、大倉山そして最高点の三倉山まで続きます。

あまりこちら方面の山には詳しくありませんが、
見た感じ山容は飯豊連邦や上越国境の山々を連想させます。
無雪期に一度歩いてみたい尾根です。


蛇尾川上流を見ると、
百村から延びる尾根と手前から突き上げる尾根とが黒滝山へ続いています。
中央右側奥の白い山頂が黒滝山?だと思われます。

黒滝山の向こうには大左飛山がありさらに男鹿岳へ続き、流石山からの県境尾根に合流します。
あまり人の訪れることの無いこの方面の山々は、知れば知るほどに興味をそそられます。

この後、那須を降りて国道4号線を挟んで反対側の伊王野へ。
前から気になっていた東山道伊王野道の駅へそばを食べに行きました。
情報誌などで紹介されていましたがさて結果は?

期待はしてはいませんでしたが、やはり期待通り期待はずれでした。
そばは腰が強く大変美味いのですが、つゆが最悪。
砂糖水で食べているようでした。
おかげでせっかくのそばも味が分からなくなるくらい、
砂糖の味しかしませんでした。
大げさでなく。
がっかりです。
もう二度と食べたくありません。
思い出しただけで気持ちが悪くなります。
そばの出来が良いだけに大変残念です。
そのためか写真撮るのも忘れてしまいました。


おまけ

蛇尾川沿いのパーキングにて
本日の足、CR~Z号

本日の燃費 23km/Lと出ました。
よしよし。

今日一日を思い出してみると
やはり今日のそばはまずかった。


Dr Demento- Bulbous Bouffant

2011-02-19 23:47:19 | その他
You tubeでDr Demento関係を探していました。
Funny5でよくNo.1になっていたコメディーがあるか探してみました。

カナダのコメディアンの作品で
題名はバゥバォス・バゥファンと聞き取れました。
中身はバス停でバスを待ちながらの3人のお馬鹿な会話だと思います。
後半3人で
ガージィボー バゥバォス・バゥファン ブラッパー マカデミア
と念仏を唱えるがごとく繰り返し、バスが到着してこのコメディーは終わります。

さて結果は、
在りました、在りました。

Dr Demento,アメリカ文化の懐の深さをつくづく感じさせられます。

Dr Demento- Bulbous Bouffant


いくつかの映像があるので興味のある方は見てください。
素人(?)が舞台でこのBulbous Bouffantを演じていたりしています。

日本では絶対にこういうの生まれません。
残念ですが。

My Girls Pussy

2011-02-17 23:55:53 | ねこ
先日Dr.Dementoのことを書いていたら懐かしくなったのでいろいろ探してみました。
ラジオ番組の最後に流れるエンディングの曲、"My Girls Pussy" 
猫の鳴き声で始まる古めかしくもユーモラスなラグタイム。
番組の中でもフルコーラスで流れることもありました。
この曲名を検索すると変なサイトがヒットしてしまいますが、Gooで検索するとこのYou Tubeがヒットします。

オリジナルはHarry Royという人の1931年の曲との事です。
このDrのバージョンは誰の何時のバージョンかは分かりませんでした。

演奏で使われているスライドギターとリズムギター、いい音を出しています。
2拍子を刻むギターはギブソンのSJだったりして。
何故かって言うと、SJと同じ音に聞こえるんです。
それもオールドギブソンのSJ。
SJって何ですか?
何言っているか分かりませんよね。
後で教えます。

とにかくスタートオンしてみてください。

この映像は"My Girls Pussy"をBGMに可愛いねこのスライドショウになっています。

My Girls Pussy


懐かしく思い出してしまいますDr.Demento Show。

日本には絶対無い本当におもしろいラジオ番組でした。

ヒトリシズカ

2011-02-16 21:00:10 | 草花・花
今日は春を思わせるようなぽかぽか陽気でした。
しかし、遠望する足尾山塊から日光連山そしてそれらの前衛の山々は
先日の大雪で真白です。
春までにはもう少しと言ったところでしょうか。

写真は2年前の5月の連休、村で見つけたヒトリシズカです。
村では連休のころが春の盛りなのです。
散策中に笹原の中にひっそり咲いているのを見つけました。
昨年は春に大雪に見舞われ、連休中にその姿を見ることはありませんでした。



ヒトリシズカ:センリョウ科チャラン族とあります。

初めてこの名前に出会ったのは、今からちょうど24年前の2月初旬。
上州武尊から尾瀬を抜けて奥鬼怒まで雪の森を一人彷徨っていたとき、
夜、ツェルトの中で聞いていたNHKラジオから同じ名前の曲が流れていました。
NHK新ラジオ歌謡 一人静 だったと思います。
吹雪で心細い夜もありましたが、こんな歌謡曲に勇気付けられたことが今となっては良い思い出です。



それはさておき
ちょうどこのヒトリシズカの咲くころ村では山桜の季節でもあります。
2,3日も逗留してみると、冬枯れだった森が白や薄桜色に変わってゆくのが分かります。


森の中では

春の雪で折れてしまった桜の木に花が咲いていました。


崩れた斜面にはスミレも咲きます。


一人静に咲く様を名づけられたヒトリシズカですが、
意外にも周りは早春の草花で賑わっているのです。