野良暮らし ねこ暮らし

田舎暮らしを夢見て、こつこつとお金を貯めています。

塔の峰から中倉山へ、井戸沢右岸尾根を下る

2014-05-30 19:54:23 | 山歩き・山の写真
つづきです。
塔の峰山頂の少し下、遠目にきれいなアカヤシオがある。
が、近づいてみると、かなり傷んでいるようだ。それに時期ももう遅いのかもしれない。
ま~それはそれ、うまく撮れば見栄えもするだろう・・・


目指すは4月に来た時と同じ、皇海山手前に見える庚申~オロの中間尾根のコルだ。
山頂付近に高山植物などあるわけでもなし、ただの笹の斜面が広がっているだけなのに本当に美しい山だと思う。


ここは山上の楽園だ。
そこかしこにアカヤシオが咲いている。 右側、庚申山   遠く袈裟丸連山も良く見える。


塔の峰と庚申山の最低鞍部付近、 ここもまた楽園になっている。
4月には尾根伝いに歩いたが、今回はアカヤシオの沢山咲いている北側の斜面をずっとトラバースした。


そのままトラバースを続けて庚申~オロの中間尾根鞍部へ到着。
ここにも少ないが、アカヤシオが咲いている。


いつもの撮影ポジションにて
4月のときもそうだったが、皇海山手前の松木沢から庚申山北側へ突き上げる尾根をつぶさに観察する。
特に、1650Pの北側斜面が気になる。いつかは歩いてみたい尾根だ。


このポジションから北側を見る。
谷底の緑がだんだんと茶色に変わって国境稜線へ。これまた緑一色よりも美しい。


12時15分、オロ山頂到着
珍しいこともあるもんだ、2人連れの登山者がいた。このあとさらに4人パーティーも到着。
自分入れて計7人、こんなマイナー山に7人も・・・   こんなこともあるんだなぁ~  変に感心してしまった。


 
30分くらいだろうか、山頂で暇をつぶしたのち沢入山へは直接行かずに、せっかくだから次なる楽園、北の大地へ。

オロの北側からだと、気になる尾根の様子も良くわかる。


さて、楽園に着いた。


先端まで行っておく。


沢入山、ウメコバ沢右岸壁がすごい


大平山も入れて、 この位置なら丹平治沢右岸尾根もはっきりと分かる。


足元にはシカさんの丸薬といっしょに小さなリンドウも、  


小足沢左岸尾根から南岸尾根を経て大平山南西尾根へと、トライアングルルートだな。



ここからの国境平方面はこんな感じ。


1時半を過ぎた。 さて戻ろう。 
沢入山西側の1682Pの台地を目指してトラバースをして行く。


程なくして1682Pへ


このあたりのアカヤシオはまだまだ美しい。


2時半  光も徐々にではあるが良くなってきた。


まるで牛の放牧地のようだ。 と言うよりも、すでにシカさんの放牧地になってるよ。


放牧地と塔の峰


沢入山への登り、振り返りアカヤシオに北の大地。


ちょいとカメラを北に向けて、正面に小足沢左岸尾根遠く日光白根まで




沢入山山頂手前からアカヤシオと塔の峰


同じくアカヤシオに庚申山と袈裟丸連山を入れて。


いまは3時15分、 あと一時間くらい経てばもっと光が良くなるのだが・・・  


中倉山が見えてきた。


遠くに、朝登った岩壁が見えてきた。


拡大して、  ピンクの線が登ったルート


お決まりの場所に到着、 とりあえず記念撮影だけして さようなら。


持参した水は1.5L、 残りは200CC程度だ。 もう喉からから
となれば下山路は井戸沢右岸尾根で決まりだ。下りきってしまえば、すぐにのどを潤すことができる。 


ルンルンとは行かぬが、この尾根ならばぐんぐんと下れる。


滑落に注意しながらどんどん標高を下げてゆく。あっという間に末端尾根が上になった。


山頂から1時間ほどで井戸沢出会いに到着だ。
腹を冷たい水でいっぱいに満たし、のんびりと導水橋を目指す。

沢を伝う風は程よくひんやりとどこまでも爽やかで心地が良い。
見上げる赤倉山の山肌にはズミの花が咲いている。


あ~気持ちい  天然のクーラーだ。(ダムは天然ではないけど)


5時半、無料駐車場へ無事帰還。
今回は足のすくむことも多々あったが、お天気にも恵まれ充実した歩きが出来たな。
2週間後の塔の峰のシロヤシオが楽しみだ。 撮影枚数は1300枚を越えた。
参考にならない参考タイム:
無料駐車場6:10→枯れ沢7:20→最初の岩峰7:50→(シロヤシオを撮りながら)塔の峰10:20→オロ山12:40→中倉山16:00→無料駐車場17:30

Nikon D700  AF-S NIKKOR 16-35mm f/4G ED VR  AF-S NIKKOR 70-200mm f/4G ED VR

仁田元沢派生尾根から塔の峰へ

2014-05-27 21:44:26 | 山歩き・山の写真
中倉山登り口を見送り、仁田元沢を渡ってひとつ目の橋を渡りきったところから、南西へ弧を描くように派生する尾根がある。
等高線の美しく並んだその尾根を今回は登ってみることにした。
地図を見れば顕著な尾根の形が見て取れる。しかしここは足尾、このように等高線が並んだ尾根には必ず岩稜があるはずだ。
がしかし、等高線を追う限り登れなくもなさそうだ。 それに以前、どなたかのHP記事に仁田元沢から派生する尾根で塔の峰へ行かれたことが書かれていた。
もしかしたらこの尾根のことだろうか?たしかスリットダムがどうのこうのと・・・
登れないはずがない。

というわけで、無料駐車場を6時10分ころに出発。
家を出るときにはどんより曇り空だったが、ここ足尾は快晴だ。 清々しく気持ちが良い。
左奥に見えるのがこの日歩く予定の尾根、塔の峰から東へ派生している尾根だ。




中倉山への登り口を見送り、先へと進むと間もなく仁田元沢を渡る橋へさしかかる。
真正面に見える岩尾根が目指す尾根だろうか? なんだかやばそうだ。その右側の尾根も・・・  やばそうだな。


ヘアピンを越して最初の橋を渡る。この沢が向山(こういう名前の山だったんだぁ)方面へ続く尾根と塔の峰方面へと続く尾根とを分けている。
目指す尾根は林道によって切り開かれ、コンクリ吹き付けの法面になっている。法面の端っこ、橋のたもとから登れそうだが、その先まで偵察に行ってみる。
あれ? スリットダムはあるにはあるが、ずっと先の方だ。記事はこの尾根のことではなかったのかな? ま~いい。
出来れば尾根末端でなくても、簡単に尾根に登れそうな斜面がよい。 先に見える岩崩れのところまで行ってみた。
ここから登れないかしばし思案していると、落石の音が上のほうから聞こえてきた。
大きくは無いが、このガレ沢の上部からかなりの数の石ころが勢いよく落ちてきた。
急いでその場を去り、落石の直撃は免れた。と斜面を見上げればこれまた枯れ沢になっている。
尾根の末端からは50m以上上流側へ離れているが、ここなら登れそうだ。途中の斜面を左へ登ればどこかで目的の尾根へ出られるはず・・・   だ。


で、登りだしたのがこんな感じの枯れ沢。これならば楽に尾根に出られるかもしれない・・・   
今回は地図無し、尾根取り付きの場所しか頭に入っていない。
もちろんこの沢の上部がどんな地形になっているかなんて、まったく分からない。
前日、地図を見ていた限りでは、上部に岩などの記号は無いし問題はないだろう。
ただ、林道から見た目指す尾根は明らかに岩稜のところが見えた。  
多少不安はあったが、末端の法面のところまで戻ることはせず、このまま沢を詰めてみることにした。


しばらく行くと二股となった。右へ行けば主尾根(舟石峠と塔の峰とをつなぐ尾根)のかなり上まで登ることが出来るだろう。
だが、それでは目的を果たすことにはならない。あくまでも当初の予定通りの尾根へ出たいのだ。
ゆえに左へ進むことにした。が、程なくして水の滴る、苔むした岩壁に行き当たってしまった。
登ろうと試みたが滑って登れない。 ならばここから右岸尾根へ出てみることにすする。
右岸側は乾いた垂壁になっているが、基部ならトラバースできそうだ。岩壁の向こう側へ回りこんでみれば、目指す尾根は近いかもしれない・・・

甘かった。 回りこんだ先もやはり岩壁になっている。
仕方ない、二股まで戻って右側を詰めることにするか・・・
だが、目の前の岩壁も潅木も生えているし、垂直の壁ではない。  行けそうだ・・・  だが行き詰ってしまったらヤバイ、どうするおれ。
とりあえず登っちまえ~ どうにかなるべ~
で、登り始めて最初の棚に着いたが、やはり今週も足がすくんでしまった。 カメラはぶら下げたまま、邪魔だがそのまま登って行くことにする。


右手側は先ほどの沢側へ切れているし、左手側は岩壁になっていてとてもトラバースして目指す尾根側へエスケープなど出来ない。
上部がどうなっているのは見当も付かないが、このまま上を目指すしかない。レンズフードは岩にぶつかり、がちがちになってしまている。
上に行くにつれ、潅木も心細くなってくる。細く貧弱なツツジ類の枝が頼りとなるが、過信は禁物。
ここでも下を見ないようにする。完全にロッククライミングになっている。
傾斜のゆるくなったところでは記念撮影もする。確保はされていないので、気をつけてファインダーに目を当てる。
一瞬でも平衡感覚を失ってでもしたなら命取りになってしまう。

右前方に奥壁が見えてきた。 沢をそのまま詰めたとしても、行き着いた先はあの奥壁だったわけだ。
さて、この位置からもうひと登り、見上げるフェースはホールドもスタンスも十分に取れそうだ。


すくむ足でどんどんと高度を上げてゆく。 おっかね~ 心の中で叫びっぱなしだぁ~
と、ひょいと出たのが、真ん中辺の尖った岩の辺り。


林道脇から登りだしてここまで30分ちょい、やっと先が見えてきた。
目指すはあの奥壁の上、さらに右上の岩峰のてっぺんだ。
左側のピークまでこのまま稜線に沿って登ればよい。


すぐ左手、向山が間近に見える。


目の前の岩峰を左へ回り込めば、たぶん樹林の中に巻道も取れそうだが、このまま稜線伝いに登ろう。
これが最後の岩登りであってほしい。



岩峰の取り付きで後ろを振り返り記念撮影。 なかなか美しいところだ。中倉の一本ぶなも良く見えている。


はいつくばって登りきったところでも記念撮影を、ここにケルンは無し。よしよし今回はオリジナルのケルンを作ってみたのだ~ ほれっ


立ち上がってみるが、やはり足がすくむ。 もう危険個所は無いはず、ここからは写真を撮りながらのんびりと登ることにする。
が気を抜くことはできない、右側はさっきの奥壁側にスパッと切れ落ちているのだ。


登った岩場はこんなところ。奥壁はピンクの線の向こう側。岩壁基部からてっぺんまで標高差で50mくらい、いやもうちょっとあるかな?
二股を右へ進めば、中央の岩峰のずっと右へ出られたのにね。



岩稜は奥壁の真上を歩くようになる。


よじ登ってきた岩稜(岩壁)を振り返り見る。 こっちから見ると緩やかに見える が・・・


樹林の中には、なんとなく踏み跡のようなものもある。


沢を離れてから、ず~っと展望が良い。


やはりケルンがある。登っている方はやはりいらっしゃるのだ。もしかして彼のRR氏作によるものかな?
失礼ながら、上に4つばかり参加させてもらった。



気持ちの良い岩稜はまだまだ続く。 向山とほぼ同じ高さになった。


樹林の中には踏み跡らしきものも認められるが、せっかくだ岩稜を歩いて行く。
風はどこまでも爽やか、最高に気持ちがいい!


よじ登った岩稜がず~っと下になった。


気持ちの良い岩稜ももうすぐ終わり。



最後の岩稜で改めて記念撮影。新緑も青空も何もかもが美しい。 
遠くの景色もここで見納め、ここから樹林の中を登るようになる。


ここまで、オレンジ色のヤマツツジがたくさん咲いていた。
樹林の中に入って、トウゴクミツバツツジそれとシロヤシオを見かけるようになる。
やがて向山からの主尾根に合流する。 
この辺りはツツジ山公園になっている。標高でいえば1300から1400m辺りになるだろうか。

シロヤシオとトウゴクミツバツツジ


この辺りから全く前へ進めなくなる。1時間以上もあっちこっちふらふらと、シロヤシオを撮影しながら歩く。

1490m付近だろうか、 踏み跡もしっかりついているし、小さいケルンも積まれている。


塔の峰がようやく見えてきた。 ・・・遠い  たどり着けるだろうか
1500mを越した辺りからそれまでのツツジに代わってアカヤシオが見られるようになる。
もう終わってしまったと思っていたアカヤシオ、この先が期待できそうだ。

やがて日ヶ窪峠からの尾根に合流する。
4月に歩いた尾根だ。今はその時とはちがい雪はすかっりなくなり、丈の低いササ尾根になっている。


もうひと登り


塔の峰山頂到着だ。10時25分  ずいぶんと寄り道っしてしまった。


山名板も新しくなっている。作者のセンスの良さが現れた秀作、この山への思い入れがうかがえる。
ただし巻きつけてある針金が少しきつい、2、3年後には世の奥様方のお腹のように・・・  てしまうかもしれない。
それに引き替え、この先お目にかかることになるオロ山と沢入山の真新しい山名板は・・・・  自己主張が強すぎる。言葉を変えれば「下品」だ。

ちょいと言い過ぎたかな。まさか同じ方の作じゃ~ないよね。


それから 塔ノ峰ではなく塔の峰なんだ~   記事を訂正しておかねば・・・
それから 同じルートを登っちゃだめ、危険すぎますよ。
どうしても登りたい方はロッククライミングの装備を使って登ってね。

Nikon D700  AF-S NIKKOR 16-35mm f/4G ED VR

つづく

三俣山陵から大平山へ下りは大ナギ沢右岸尾根を

2014-05-22 23:28:20 | 山歩き・山の写真
前回からの続き

南岸尾根に出て、さて下山だ。シゲト山から黒檜経由で大平山まで行かなければならない。
ここからはどこをどう下りようが、親水公園までは気の遠くなるほど遠い。
さて、進もう。

1928Pの西側から振り返り
小足沢左岸尾根を登りきったところが左側のコブ、三俣山稜の東端の尾根。


登ってきた尾根を見る。 


1928Pを越えるとシゲト山と大平山が見えてくる。やはり大平山までは遠い。


1928Pの東側から日の当たった小足沢左岸尾根を見る。


手前1928Pにその奥、三俣山稜。 石の祠、信仰とはすごい、こんな山奥までその昔、誰かが担ぎ上げたのだろうに。


12時30分
この先、シゲト山から大平山山頂直前までほぼ展望も無くたいくつ。よってワープすることにした。
・・・・・残念ながら、宇宙戦艦のように瞬間移動はできなかった。

2時24分  うぉ~ よ~見える。見えすぎちゃってこま・・・  バカみたいだからやめておこぅ。
大平山山頂手前のコブ、山頂よりもこっちの方が露出した岩があり気持ちが良い。



遠く大小山まで良く見える。(でんさんのブログで確認できたのだ)備前楯山の上をちょい右
それこそ筑波山の麓の集落まで確認できるくらいの透明度だ。 こんなの初めて。
ここででんさんにばったりなんて思い描いていたのだが、もう2時半、遅かった~。
そういや~ 黒檜分岐からこっちに向かっている複数の足跡あったもんな~。


あとは対岸の岩壁を見ながら、座禅岩めざしのんびりと下る。


朝からこうであってほしかったな。 こっちの楽園もあっちの楽園も、そこかしこの楽園が良く見える。


こんなにはっきり見えるのは初めて。


ここは何かと写真になりやすい。


この尾根は最高に気持ちが良い。  芝滑りができそうだ。でも止まらなかったら丹平治沢経由、1000m下の松木沢一直線だからね。


2時45分  下るにはまだ早すぎるな~、もっと光に色が欲しい。
ここでのんびりと3時近くまで休憩。 この日2度目、靴下の水を絞る。


3時過ぎ、ちょいと早いが座禅石を去る。


もう少し雲が取れてくると光も良くなってくるのだが・・・


近景から遠景へと、何もかもが美しいのだ~


大ナギ沢右岸尾根を下る。 毎度おなじみの構図、いつ来ても絵になってくれるのだ~


南西尾根の楽園がずいぶんと上の方になった。


いつもの場所でしばらく待機していたが、日の長いこの時期のこと、光に色が付いてくるのはまだまだ先。
おまけに山の色も単調、ここでの撮影は別の季節にとっておこう。

ぐんぐんと下って行く。 新緑が美しくなってきた。
もうオロ山も尖っているし、北の大地も上の方になってしまった。


あとはのんびりと対岸を撮影しながら下って行く




ここは秋がいい




想像力を膨らませれば、ここはまるでヨーロッパのU字峡谷だ。 


ジャンダルムを正面に見て



さらに想像力を膨らませれば、ここはカナディアンロッキーに見えてくるのだ~


4時半、大ナギ沢出合い到着
今回は初めてネットに沿い、末端まで下りてきた。

あとはのんびりと爽やかな初夏の風を感じながら、自分の影を道連れに駐車場まで戻るだけ。


大平山が大きく美しい。


空にはいつの間にか秋のような雲が出てきていた。


光が優しく、新緑がすごくきれいだ。


5時半過ぎ、 無料駐車場に帰還できた。


さて、公園の駐車場には朝すでに駐車していたバモスがまだある。
帰るついで、隼くん号でバモスの脇まで行ってみた。
やはりでんさんだった。  大平山の山頂付近、雪の上で見た足跡はやはりでんさんたちのだった。
長々とお付き合い有りがとね。

Nikon D700  AF-S NIKKOR 16-35mm f/4G ED VR

小足沢左岸尾根を末端から登ってみた

2014-05-19 22:44:01 | 山歩き・山の写真
5月17日(土)に小足沢左岸尾根を末端から登って見ることにした。
この呼び名が適当かどうかわからないが、小足沢と三沢の中間尾根で三俣山稜東端の1950m付近に突き上げている尾根だ。
2年前の秋、中禅寺湖南岸尾根1928P付近からこの長大な尾根を見たとき、いつかは歩いてみたいと思っていた。
大平山南西尾根1200m付近から、この小足沢左岸尾根の末端付近を見てみたが、1199Pまではどう見ても急峻な岩稜に見える。
が、樹木も生えてはいるようなので、それらを使えばどうにか登れるように思えるのだが・・・
この尾根を末端(6号堰堤付近)から登るとすると、いったいどこから取付けるだろうか?
何はともあれ6号堰堤の先、三沢の出合いに突き出している小さな岬状の尾根から取り付くことは出来そうだ。
対岸尾根から撮影した写真での確認なので細部までは分からないが、取付けるのはここしかないように思える。
小足沢側も三沢側も、ここより他に取り付くことの出来そうなところは見当たらない。
さて今回、進退窮まった時のために、懸垂下降の道具を持って行こうかどうするかだ。
この尾根の終点が三俣山陵の東端のピーク付近であることを考えれば、長い下山のことも考えて軽量に越したことはない。
道具持参は止め、登攀に行き詰まったらそこで引き返し、決して深入りはしないことにする。
1199Pはどう見ても岩の鎧を纏っているようにしか見えない。
だが、この頂には確かにケルンが積んであるところを見れば、登っている方はいる。
少々無謀のようにも思えるのだが、登れないこともないだろう・・・   と思う。  正直自信ナシ

午前4時半頃に家を出る。 相変わらず西風は強い。
前日から続く強い冬型の気圧配置のため、足尾以北の山々は雪(雨)雲の中だ。 
目指す三俣方面ももちろん雲の中、気が滅入るが昼頃になれば青空ものぞくだろう。

無料駐車場を6時過ぎに出発、少々遅い時刻だがお天気のことを考えれば、遅くても構わない。
4号堰堤まで来た。前方に見える国境稜線は暗く霞んで見える。その前方松木沢の上に鮮やかな虹が架かっている。
背中側からは朝日が差し込んではいるが、明らかに目指す6号堰堤付近は雨だ。
ウメコバ沢出合いを過ぎた辺りで対岸に渡渉をするのだが、飛び石伝いに渡れそうなところがある。
が、しかし石ころは雨で濡れて滑りそうだ。いちかばちか飛び移ってみる。 右足を着地させた石ころは浮石だった。
着地失敗、あわてて左足を次の石に乗せるも、濡れているその石ころは見事に滑った。
足4本のうち3本までもが沢底を探っている有様だ。仕方ない、どうせ濡れたササの葉でびっしょりになるのだから・・・
6号堰堤も一段目の浅いところをジャブジャブと対岸へ渡った。

さて、8時少し前に三沢出合いに到着
靴下の水を絞ってこの先に備える。最初の取り付きは問題なさそうだ。
先端の左側は緩やかな土の斜面、右側三沢側は岩になっている。ウォームアップついでで右側に取り付いてみる。
なんら問題はない・・・  


樹林の中の岩を登っていくと間もなく平となった。その先はコルになっているのが樹林越しに分かる。
先まで行くとそこは3mくらいの垂壁、壁の脇に木があるのでその木を使ってコルへ降りる。
そこから1199Pへ向けてほぼ岩登りが続くようになる。
登れそうな岩を見つけては上を目指す。潅木帯の中なのでそれほどの恐怖は感じないが、少しは足がすくむ。
岩は順層なのでホールドは問題ないが、脆かったり浮いていたりと神経は使う。
途中、潅木を手がかりに登った岩もいくつもある。 決して無理をした訳ではないが、退却は出来ない所まできてしまったみたいだ。
息を切らしながらも、20分ちょいで展望の利くところまで来た。
ここまでカメラを出して撮影する余裕などない。

小足沢の大滝が目の前に見える。尾根は細く、両側は途中からスパッと切れているように見える。 足がすくむ。


大平山南西尾根を見る。  先日は一番右のピークまで下りてきた。


大平山南西尾根は取付きから1200mくらいまで、ほぼ岩登り状態だろう。とてもじゃないが、登れそうにない。


遠く皇海山は上部がすっぽりと雲の中だ。ここも弱いが雨が落ちている。


眼下には6号堰堤、 見上げれば尖ったオロ山北の大地


まだまだ緊張は続く。
いよいよ次は1199P、まだまだ岩が続く。高度感も増してきている。
依然、岩場では先ほど同様の登高が続く。恐怖感が湧かないよう、あまり周りを見ないようにする。
ここで恐怖感が出てしまったら、それこそ進退窮まってしまう。 もう後戻りは出来ない。
もちろんカメラを出す余裕など全くない。ホールドをしっかり確かめながら、浮石等に注意しながら慎重に進む。
ここまで悪場を越したかと思ったらまた悪場、の連続だ。どこまで行けば不安から開放されるのか・・・

やっと1199Pへ来た。ここまでほぼ50分かかった。 
これが対岸の尾根から見えていたケルンだ。少しばかり崩れていたので、修復して自分もいくつか石を載せてきた。


三沢を挟んで右 大平山南西尾根、左はシゲト山へ突き上げるこれまた南西尾根?

1199Pから先、もう悪場はないだろう。なだらかなコルへ下りてしまえば、その先はこの辺り特有の尾根になるに違いない・・・
カメラを首にかけ、安心しきって歩き出した。もう悪場は無いはずだ と。
コルに下り立つとにわかには信じがたい光景が広がっている。
地図では全く読めない地形が出現したのだ。
広く平だと思っていた尾根が実はナイフリッジ、10mか、いや20m位続いているのか。
とてもそこを渡っていけるような代物ではない。おまけに両側は地図から読み取れるような緩斜面でもない。
三沢側にリッジから5m程度下側にシカさんの踏み跡が僅かにある。他に巻ける所は見当たらない。
カメラをザックにしまい、スリップしないよう慎重にザレたしかし硬い急斜面をトラバースしてゆく。スリップしたら三沢の沢底まで一直線だ。
足はすくんでばかりいる。カメラに収める余裕など全くない、写真を撮っていないことに気付いたのは家へ戻ってからだ。
トラバースを終え、再び尾根に復帰する。尾根は適度に広がり、やっと先が見えてきた。
ここまで来れば、小足側の傾斜は緩やかになり、沢筋も近くなってくる。 正直、 やっと隠れていた恐怖感から開放された。

小足沢左岸尾根の核心部は取付きからここまでであろう。
クライミングなどの経験の無い方は絶対に踏み入らないほうが無難だと思う。
この尾根を目指すのなら、三沢をコルの下まで詰めそこからコル周辺に入るか、
遠回りだが小足沢右岸の1269Pあたりから小足沢へ降りこのコルへ登るかが良いと思う。

さて、先へ進もう
コルからの登りは多少岩場も出てくるが、もう全く問題ない。
相変わらずぽつりぽつりと雨が落ちているので、カメラはザックに入れたまま先へ進む。

紫色のツツジが現れた。 大展望も広がってきた。
ここでしばらく撮影をすることにする。
中央左の台地が1199P、右の台地が1269P
こうしてみるとコルから小足側への斜面は緩やかだが、トラバースするにあたり確かに三沢側のほうが歩きやすそうに見えた。


三沢の沢筋がよく見える。 ここからは大平山南西尾根も長大に見える。


青空でないのは残念だが、対岸のオロ北尾根(どうしてもレッドキングに見える)に、時折スポットライトが当る。


尖って見えるシゲト山は立派に見えるのだが・・・  山頂ではなく南西側直下にある岩峰だろうか?


ごくごく普通の尾根(大平山南西尾根みたいな)が続く


松木沢(渡良瀬川)最深部が見える。  晴れていないのが少し残念だ。


シゲト山の山頂が見えてきた。  この山の南西尾根はあまり面白くはなさそうだ。


荒々しいシゲト山西側斜面  よ~く見るとその斜面所々にアカヤシオが咲いている。


1500m位か、 このあたりはやっと芽吹きだ。


石楠花の花も現れた。


平凡な尾根は続く。


2つの南西尾根は平行に走っている。


尾根上に初めて現れた巨木、ブナだろうか? これも孤高のブナ ダメかな?


目指すピーク(ここからはそう見える)が正面に見えてきた。
尾根には石楠花が多くなってきている。が、石楠花は厄介だ。
途中一箇所だが数十メートル猛烈な石楠花の密藪帯を通過した。 


アカヤシオが咲いている。 
手前の尾根は小足沢右岸の尾根、その向こうには釜の沢源頭のピークが見える。


目指すピークはまだまだ先だ。
先の黒木のピークは1584か?   レンズに雨滴が、雨は一向に止もうとしない。


ピーク手前に見事なアカヤシオが咲いている。 痛んでもいない。


全く期待などしていなかったところにこのアカヤシオだ。


時折薄日も差す。が、依然雨降り。 カメラを出したり仕舞ったりと忙しい。


1584のピークかと思っていたのは尾根の一角だ。振り返るとアカヤシオが咲いている。
しばしこの辺りで、アカヤシオと石楠花の撮影をする。 時間はもうすぐ10時半になる。





右、シゲト山から左へ1928Pへ


あれに見えるが1584Pだろう。ちょうどアカヤシオも咲いている。


荒々しい斜面にアカヤシオが咲いているのが分かる。





ピークのアカヤシオ、 かなり大きい木だ。












先へ進む。 が ここは絵になる。


すぐ西側を走る尾根、ダケカンバが美しい。 向こうにもアカヤシオの咲く一画が見える。





この辺りからダケカンバの美しい林の中を歩くようになる。
笹の丈はせいぜいくるぶし程度と低い。


これが見納めのアカヤシオ  痛みもなく美しい。


小雨模様が幸いした。 晴れていてはこうはいかない。


美しい楽園だ。


シカ道が続く。  楽園はさらに美しくなる。


なおも進むと徐々に傾斜は増し、コメツガの樹林帯に入る。が、下草も全くなく歩きやすい。
稜線が近づいてくると残雪を見るようになった。動いている分には寒くはないが、気温はかなり低そうだ。
11時33分、稜線に飛び出した。コメツガの鬱蒼と茂る暗い稜線だ。

稜線から登ってきた斜面を見る。 最後が膝丈ほどの笹になった。
辺りを見ると残雪ではない雪がある。昨日降った雪だろうか?


さて、これからどうする。
当初の予定では三俣山まで行き、そこから小足沢右岸尾根を下るつもりでいたのだが、渡渉のことを考えるとパス。
もう水に濡れるのはゴメンだ。

とりあえずは三俣山まで行ってくることにする。 やはり新雪が降ったのだ。
三俣山頂までどれくらいで行けるだろうか、30分かそれ以上かかるだろうか?
腹も減ってきている。セブンのジャムマーガリンは大きさが2/3程度になってしまった。
この分ではどこかでガス欠を起こす可能性を否定できない。
退屈な尾根歩きは割愛することにし、10分ほど進んだところで引き返すことにした。


先程の地点まで戻って、南岸尾根を1928Pへ向けて下って行くことにする。
ここからはほんの一部分を除いて、ほぼ樹林帯になる。大平山まで長くつまらない尾根歩きが待っている。

雨かと思っていたが、ここではみぞれになっている。
どうりで寒いわけだ。

取り付きからここまで3時間半もかかってしまった。少しゆっくり歩きすぎたかな。
天候のはっきりしない中、撮影枚数はすでに500枚を超えている。
つづく

Nikon D700 AF-S NIKKOR 16-35mm f/4G ED VR  Ai Micro NIKKOR 105mm f/2.8S

ルイーズ・オーディエ

2014-05-18 11:33:58 | バラ
先週の始め頃、雨上がりの朝に家の中から撮ったルイーズさん。
曇り空ゆえ、全体に柔らかく光が行き渡り美しい絵が作れる。
いつものように、絞りは思いっきり開けて、露出はハイキーに。
背景のボケも美しく、ルイーズさんをより美しく引き立たせてますね。





う~ん  我ながら、 これは美しいねぇ~


これは数日前のもの、今はほぼ満開状態。
ここのところの強い日差しを受け、この土日で一斉に咲き出したって感じ。






今日のような(クリアーな快晴)天気では、日差しが強すぎて写真に撮るのが難しい。
曇ってくれれば、日がな一日シャッター切れるのにね。

久々に太ももの筋肉痛、座っての草取りが   しんどいのだ~。

スベーニルド・ラ・マルメゾンを美しく

2014-05-15 22:18:36 | バラ
その昔、ホームセンターで買ったスベニールド・ラ・マルメゾン。
あまりにも元気が無く、なかなか綺麗に開いてはくれないのだ。
少しでも雨なんぞに当たろうものなら、たちまちボール化してしまうわがままお嬢たまなのだ。
で、今年は何の気まぐれか、美しく咲いてくれたのだ。
ここまで雨も少なく、いくぶん乾燥した晴天が続いたのが良かったのかもしれないな。
で、このお嬢たまを美しく撮ってあげたいのだが、これがなかなか難しい。
曇っていたり、雨が降っていたりすればそれなりの姿には撮れるとは思うが、それではカタログ写真になりかねない。
それに美しく開いてくれたのは快晴のお天気、日差しはどこまでも強くとても直射を受けたお嬢たまを撮る気にはなれない。
で、日が傾く午後4時頃の優しくなった光の中で撮ってあげることにしたのだ。
多少花びらの縁が傷んではいるが、いつものようにハイキーにしてソフトフォーカス気味の演出をしてみた。
そうすることによって、痛んだところも分かりにくくなるのだ。
鉢植えなので、背景との色とボケのバランスを考え鉢の位置をいろいろと変え、最適になるようにした。
背景のボケが美しくなるよう、絞りを開け気味にして露出を多めにかけてみた。

で、それがこれ。
このお嬢たまの持つ美しくもピンクと白の間の微妙な色合い、それに花びらの質感も見た感じにかなり忠実に再現できている、と思う。
我ながらこのラ・マルメゾンを美しく撮れたなって、感心しているのだ~




ほら、チビたんもその美しさに見とれてしまっているよっ。




で、同じように晴天の空の下では美味く撮れない白い花を撮ってみた。

アルバ・マキシマ

ほぼ逆光にして、おしべがちゃんと見えるくらいに露出を多めにする。
単調にならないよう、透けて美しく見える葉っぱも入れて変化を加えてみるのだ~。

なかなかうまくいったぞ。

で、同じように、 白いアルバ・セミ・プレナーも撮ってみた。


白い花びらゆえ、花びらの質感とかはこの条件で表現するのは無理があるが、こんな撮り方でも美しく見える。  と思う。


こんな無機質な絵も撮れる。  あまり好きな撮り方ではないのだが・・・


チビたんも好きではないと言っている。



で、ついでだから おまけのカザンリク
晴天の空の下ではこんな撮り方しか出来ないのだ。  絶対に順光での撮影はダメ!
逆光プラス ハイキー これ鉄則。


頭はく~らくら   ブルガリアン・ローズエッセンスと同じいい香りが漂っているのだ~  なんて幸せなんだ~


ハイキーで見た目よりも美しく表現する。 


で、すでに家の影の中に入ってしまったマダム・アントワヌ・マリー
これまた昨年同様、今年も美しく咲いてくれたのだ~  残念ながらムッシュは・・ 行方知れずになっちゃったけど・・・



で、おまけのおまけは こんな絵    背景が雑然としている我がバラ庭なので、引いた写真は撮らないのだ。
腕もあろうが、こんなとり方がやっとの我がバラ庭のマダム・ピエール・オジェとピンクはローズ・ド・レッシュ。


こんな風に写真を撮りながら、一日中ず~っとバラと向き合うことが出来ればな~
それは無理だな   さて今週末も山だ、 山へ行くんだ~。
Nikon D700  AF-S NIKKOR 70-200mm f/4G ED VR  Ai Micro NIKKOR 105mm f2.8S

鳴神山で花を

2014-05-13 21:49:11 | 自然・風景
去年よりも季節が早い。
山頂付近の緑も色濃くなっている。

今はオレンジ色と紫色のヤマツツジが花盛りだ。



ヒメイワカガミ














赤芝へ下りるあたりで フモトスミレ。  今年は数が少ないように思うのだが・・・  



カッコソウ  

木漏れ日の中での撮影は難しい。



基本は逆光なのだが、撮影位置に制約があるのでこれがやっと。











カッコソウ カッコソウとあまり騒がないことにする。


赤芝を下る




緑の中にオレンジ色のツツジが映える。



フォトジェニックないつもの木 





ヤマブキソウ

駒形からの登り途中でたくさん見かけた。赤芝側に大いに期待していたのだが、結局この一輪しか見つけられなかった。



卯の花 

ウツギの花だ。  正確には なんとかウツギというのだろ。



ウラシマソウ  やたらと多い



ラショウモンカズラ



赤芝林道はすっかり緑のトンネルに


駒形口から赤芝へ  花を撮りながらのんびり歩いて5時間
Nikon D700  AF-S NIKKOR 16-35mm f/4G ED VR  AF-S NIKKOR 70-200mm f/4G ED VR


鳴神山へ

2014-05-12 19:06:18 | 山歩き・山の写真
爽やかな初夏には爽やかな曲が聞きたい。
新緑に青い空、それに爽やかな薫風、これにぴったりの曲がいい。
ジョージ・ベンソン 1976年の名アルバム、Breezin' がよく似合う。
鳴神山からの帰還途中、車中はこのアルバムがいい。この中の4曲目Affirmationが最高だ。

鳴神から帰還しての爽やかな午後
さて何聞こうかな? そうだ 全然爽やかではないがTwo Suns In The Sunsetが聞きて~
前日の夜もこの曲を5回くらい聞いた。
で、今日もこれを5回くらい聞いていたら、The Final Cutアルバム全曲が聞きたくなっちまった。
夕べと同じだ。

またまた最後にTwo・・ を聞いちまった。ぜんぜん爽やかでない  これはまずい・・・   別世界へ入り込んじまう。
やばい・・  Pink Floydはヤバイぜ!

なにか 健全な曲は無いのか・・・


そうだジョン・デンバーだ  健全の権化みたいな歌を歌う
これこれ これだよ! ジョン・デンバーに夢中になった12歳のころの感性がよみがえるようだ。
そうだよな~ おれ、中1の頃まではまともだったのにな~
どこでどう横道のそれちまったのかな?

曲聴いていると、ねじ曲がった小枝だらけの40年間を今にもリセットできるような気分になっちまう。
なんて健全で健康的な歌なんだ!
アスペンはどこだ? スイートロッキーマウンテンが間近に見えてきたぜ!
ブルーリッジマウンテンは全然方角が違うぜ! 密造酒だって? バーボンか? 美味そうだ~ 
バーボンなら俄然ワイルド・ターキーがいい!50.5馬力の強烈なやつだ
これをラッパ飲みするんだ!たまんねーぜ!    おっと 横道に逸れちまったぜ!
思い返せば、こんな感じの40年だったなぁ~ 

あれ? おれ今日 鳴神山へ行ってきたんだよな?

そうだ、そう 今日も鳴神山一番乗りだったんだ

で、朝の7時ちょい過ぎに山頂に立ったのだ。
アカヤシオに代わって、今ではこのオレンジ色のヤマツツジが主役になった。


どこまでもクリアーだ。
若葉の山なみが美しすぎる。  


足尾山塊から男体山まですっきりと見える。 
そういや~ 昔、見えすぎちゃって困るのってコマーシャルがあったな~


遠く大小山もよく見えている。


北方の透明度は高いが、南西はそれほどでもない。
八ヶ岳が辛うじて見える程度、 目を凝らせば幽かに真白な北岳の頭が・・・  見える。  写真には写っていませんよ。


新緑に青空、それに爽やかな風
そうだ、帰りの車中ではジョージ・ベンソンを聞こう!  Affirmationが最高だぜ!


あれ? さっきもそんなこと書いていたぜっ