野良暮らし ねこ暮らし

田舎暮らしを夢見て、こつこつとお金を貯めています。

117クーペ

2014-10-30 22:45:25 | その他
とある植物を求め探索に出かけてみた。がこの城砦のような岩山に入りこめや~しない。
山麓を東へ西へうろうろしてはみたが、どこから登ればいいんじゃ?

麓民家の庭先の大谷石の塀、不思議なことだがその塀の中に目的のものは群生していた。
いやいや、捜し求めているものは天然もの。
しかし、どこをどう行けば岩山へ入り込めるのだろう?
暑くて、いい加減いやになってきた。



結局この日の収穫は

秋の雲と



ナスのような花を咲かせている草花と



タデに黄色い花



道端で面白いおっさんを発見した。 117クーペのオーナーだ。
おっちゃん、話が止まらなくなったので、てきとうに巻いて退散した。

晩秋の至仏山を撮る

2014-10-29 20:27:38 | 山歩き・山の写真
日が傾いたころに再び小至仏へ登り返して、光に色がつくのを待った。


2:45ころ  朝よりも光の具合が良い  





至仏山の奥利根側の斜面は美しい。  もう少し色が欲しいところだ。






美しく霞む山なみを望遠で切り取ってみた。






午後3時を過ぎ、徐々に色付いてきた。 






おとなしい山容故、前景を変えいろいろ撮ってみた。






平凡な絵にしかならない、 腕の問題だろうが・・・





至仏山西斜面も、時間の経過とともに美しさを増してきた。




もうそろそろ4時になる。 残念だが撤収しなければならない。

もう少し色が欲しい。





回れ右して、下山は上州武尊を撮りながら











これにて小至仏山頂とお別れ



ここに日没までいられなかったことが残念でならない。
NikonD700  AF-S NIKKOR 16-35mm f/4G ED VR  AF-S NIKKOR 70-200mm f/4G ED VR

何を血迷ったか 至仏山

2014-10-28 20:28:50 | 山歩き・山の写真
尾瀬のマイカー規制が解けたとの話を先日耳にした。
ならばお連れさんご同伴で至仏山にでも登ってみようか、と安易に考えてみた。
冬、早春以外の尾瀬なんて、人類が滅亡してから行けばよいと思っていたのに、なぜか気が変わった。
出発前夜にお連れさんの体調不良、結局、自分一人で行くことになったのだが・・・
一人で行くとなると、どうにも気が進まない。平ヶ岳に変更するか? いや 足尾はどうだ・・・
気の乗らぬまま予定通り、至仏山へ行くことにした。
朝の6時前に鳩待峠に到着、やはり来るところを間違えたな・・・   駐車場では多くの人類がうろうろしている。
ここまで来て引き返すのも おバカさんだし、仕方ないがとりあえず登ってみることにする。

と言うことで、6時過ぎに歩き出した。
この時間の歩きだしでは、山頂へ着くころには大渋滞か? が、不思議とみなさん駐車場でのんびりしている。
何故 歩き出さないのかな? もう6時過ぎだよ・・・   ま~ その方が都合がいいが。
で、歩き出して1時間もしないでオヤマ沢田代へ着いた。
ここまで、出だしにオッサンを一人パスし、上部の水場で茶髪のあんちゃんをパス。

オヤマ沢田代へ立たのはこれが6度目だが、雪の無い時はこういう感じなのか・・・  感心することしきり。不思議なことだが、この先にはだ~れもいない。


さっきまで原に立ち込めていた霧が消えていく。



小至仏への登り、 さっきのあんちゃんが登ってくる。
自分は写真を撮りながらなので、このあとこのあんちゃんに先を譲ることになる。


小至仏山頂からの至仏山



振り返り小至仏山、 遠く笠ヶ岳に上州武尊山、ず~と遠く赤城山に浅間山、八ヶ岳に南アルプス、そんで北アルプスまで見える。
本日は快晴、ピーカンなり、  山登りには最高だが、これでは正直写真にならん。


至仏山頂まで写真を撮りながら進むが、写したものはコントラストが強すぎて、どれも上手く撮れていない。
先程のあんちゃんに遅れて山頂へ。時に7時45分。


山頂はさっきのあんちゃんとおいらだけ。
で、記念に山頂からの眺めを写真に撮る。 いや撮りまくる。


今回の一番の興味はもちろんこれ!  あっちの山の山腹に三角の白いの見えるね。これが見たかったのだ~。
先週歩いた越後沢山と越後沢に残る大雪渓がこれ。
小穂口の頭から本谷山、越後沢山それに丹後山がすぐそこに見える。 向こうのお山は八海山と右端が中ノ岳ね。


ついでに正面は平ヶ岳、左端のとんがりは越後駒ヶ岳。


尾瀬ヶ原・・・   あやや 画面の左が下がっている・・・  今回、ほとんどの写真の左が下がってしまっているのだ。


谷川岳に朝日岳、遠く苗場山、岩菅、妙高、さらに遠く北アルプスが見えるぞ。


お決まりの構図で。


山頂ではさっきのあんちゃんといろいろお話をしていくうちに、共通の知り合いがいることがわかり、昔の話に花を咲かせてしまった。
世間は狭いのだ!

感無量!  右端の平ヶ岳から左端の小沢岳までの国境稜線、その昔 真夏に歩いたのだよ~


一時間ほど山頂をうろつき、笠ヶ岳へ向かって移動開始じゃ~

山頂を振り返り


目指す笠ヶ岳までのハイマツの海が美しい。(ハイマツは小至仏迄だけどね)


ここは撮影にはいいポイントなのだ~


いくら撮っても、撮り飽きることはないのだ~


遠くの高い山は左から日光白根山、錫ヶ岳そんで皇海山だね。


遠く国境稜線は谷川岳から巻機山


日本庭園みたいだ


小至仏山から振り返り至仏山


小至仏山から至仏山を撮ろうとしていたら、前景にしようとしていた目の前の岩でオッチャンおばちゃんがブレックファスト始めてしまった。
しばらく待っていたが・・・  あかん。
ま~光線も光線なので、ここは夕方近くにでも来て、また撮影しようっと。


西側斜面もなだらかで美しいのだが、光線の状態が悪い。 ここも逆光になる夕方近くがいいかもしれないな。


小至仏山山頂から   登山者が多くなってきた。
登山者の途切れる瞬間を待っていたが無駄だった。  あきらめて笠ヶ岳へ向かう。


オヤマ沢田代


笠ヶ岳まではわずかだ


笠ヶ岳の山頂直下から上州武尊、遠くには南アルプスが見えている。 小さくてわからん


南側には大きな池塘が見える。片藤沼だね


山頂へ到着、もう12時になってしまった。


レンズを望遠に変えて、  分かるかな?南アルプス。


笠ヶ岳山頂からの本谷山と越後沢山  右俣大雪渓の上に奥壁がはっきりと見えるね。


山頂の西側が気持ちよい。




笠ヶ岳からの至仏山、遠く左奥は平ヶ岳。  今日のオイラはまるで ふなっしー・・・   いや、ダダだな。


上州武尊から武尊田代を越えて西山ピークを踏み、尾根伝いに坤六峠を経由しここ笠ヶ岳の山頂を踏んだのが27年前の2月初旬のことだ。
そのときは、アヤメ平、皿伏山、赤安山、黒岩山を越え鬼怒沼山から八丁の湯へ降りた。懐かしい思い出だ。





午後1時になるまで、時間つぶしに山頂で写真を撮っていた。
再びオヤマ沢田代へ戻った。 2時を少し回ったころだ。まだ早すぎる。
のんびり小至仏まで歩いて行くが、この時間はもう帰りの登山者ばかりだ。 

午後のフラットな光の中では、単なる記念写真にしかならない。


小至仏山頂へ戻ってきた。 まだ時間が早い、光線状態が良くなるまで待つことに。
登山者も徐々に少なくなってゆく、よしよし。

再び越後沢山、日が傾いたおかげで陰影ができ、山肌がはっきり分かるようになった。


ぼやき川柳に一人大笑いしながらの撮影。
思った通り、午前中よりも光線の状態がいい。欲を言えば、秋らしい雲が欲しい~
ぼやき川柳も終わり、4時の時報、 さて下山すっか。 
駐車場には5時過ぎに着くようにすればよし。
夕暮れまでここでの撮影を考えたのだが、超ショートコース故にヘッドランプを車においてきてしまったのだ。
残念だが目の利くうちに駐車場へ戻らねばならない。

再びのオヤマ沢田代、  光線の感じが写欲をそそりますな~


原は至仏山の影に入ってしまう。


グッドタイミング


日は山の端に沈んだが、遠く上州武尊と西山はまだ残照の中にある。


さらに歩みを遅くして時間調整をする。
こんな時間に森の中を一人歩くのは、とても気持ちがいいもんだ。
と、前方に鳩待峠の休憩所の明かりが見えてきた。まだまだ人がいっぱいいる。こういう経験も初めてのこと。
なんだか・・・  やはり来るところを間違えたかな?
なにをどう血迷ってしまったのかな・・・

もう、ここへ来ることもないだろう。

秋 色

2014-10-23 21:34:19 | その他
scarabさんのチカラシバとホトケノザの美しい絵を見て、その昔撮った写真を思い出しました。
もう10年以上も前にたまたまフィルムスキャナーでスキャンしていたらしく、それらの写真を保存していたものを見つけました。
で、それらのいくつかを紹介してみます。
古い機械でのスキャンなのでシャープネスは劣りますが、そこんところは目をつぶって見てくださいな。
いや、目をつぶったら見えないな・・・

チカラシバとエノコログサ
Nikon F3  Ai AF Micro NIKKOR 200mm f/4 絞り開放、ベルビア



エノコログサ
Nikon F3  Ai Nikkor 180mm f/2.8S ED 絞り開放、ベルビア


ここまではニコンのレンズ。

以下はツアイス・ワールド  
絞りを開ければどこまでも柔らかく優しいし、絞りを絞れば恐ろしいほどにシャープになります。

秋色
Contax ST Planar 50mm f/1.4 T* 絞り開放、ベルビア

油絵のような描写が好き。 ニコンでは無理、ツアイスのレンズでなければこのような表現はできません。


秋の撮影ではありませんが

ホトケノザ
Contax ST Macro Planar 60mm f/2.8 T* F4、ベルビア

このレンズを使いたくてContaxを使っていました。
言葉では言い表せないような美しい描写をします。 もちろんニコンでは無理。

フィルム時代、フィルムはキャンバス、レンズは筆であり絵の具でした。
カリカリのシャープネスばかりが気になってしまうデジタル。
はたして、今の自分はこれらのような撮り方をするだろうか・・・

今から15年以上前には、こんな感じの表現が好きで、こんなのばかり撮っていました。

中尾ツルネから本谷山、越後沢山、丹後山へ その弐

2014-10-21 22:17:24 | 山歩き・山の写真
さてさて、それではいよいよ越後沢山へ向けて笹薮を進みます。
記憶ではさほどひどい藪漕ぎはなかったはずだが・・・   見ての通り、まったく踏み跡らしきものは無し。
越後沢左俣、中俣そして右俣と、越後沢の源頭部を間近に見ながらのんびりと進みます。



なるべく東側の笹の薄いところを歩くようにはするが、ひどい藪だ。
ほとんどが腰から胸の高さくらいの笹が続く。


越後沢山との間にある最低鞍部への下り。ここを下れば楽園になる。
左(西)側に踏み跡らしきものがあるのだが、それを行くとやがて道形となるが、背丈をも超えるひどい藪になってしまう。
過去2回はそっちへ行ってしまった。ここはなるべく東側を、3回目と同じように下って行けばいい。


楽園に到着、 水場はないが、縦走路中の数少ない幕営地になる。
ここからの登りがひどい藪漕ぎだったと記憶している。
岩峰の右斜め下に踏み跡らしきものがある。 過去にはこの踏み跡を忠実に辿れたが、もっとはっきりとした踏み跡だったはずだが・・・
けっきょくここの登りは、草付の上部から踏み跡の残骸目指して笹に取付いてみたが、全く寄せ付けてもらえない。過去3回はどうにか辿っていけるくらいの踏み跡があったのにだ。
しょうがない、ここは東側の笹の丈の低そうなところから登ってみることにする。


と、ここで、楽園から下ってきた斜面を振り返る。
上部に道形のようなものが見えるが、それがトラップだ。



さて、岩峰基部までひどい藪漕ぎだったがどうにか登れた。 もっとすんなり登れると思ていたが甘かった。
ここを過ぎてしまえば越後沢山までは尾根も痩せ、ひどい藪漕ぎからは解放されるはず、と記憶しているが・・・


たいした藪ではないように見えるが、笹に混じって灌木も茂っているため、見た目ほど楽ではない。


枯れ草の中にひっそりとマツムシソウが一輪だけ咲いていた。  なぜか ほっとするね。


灌木が多くなってきた。 進むのにさらに難儀する。
東側の草付も歩けなくはないが、尾根は痩せ、スリップしたらば東京都民の飲み水になる恐れがある。
ここは稜線の藪を忠実に辿ったほうが安全だ。


こんなところも部分的にはあるので利用する。


この辺りから越後沢の右俣上部が見えだしてくる。
すごい迫力だ。 対岸の大きな山は平ヶ岳、 でその右奥が燧ケ岳。



本谷山を振り返る。  手前の小さな岸壁に見覚えがある。ここだここだ~



目指す山頂はすぐそこに見えるのに、藪がひどくすんなりとは山頂を踏ましてはくれない。
これで腰程度の丈の藪だ。


越後沢右俣の大雪渓が見えてきた。 手前のコブまで行けばもっと間近に見ることができるだろう。



これだ! これが見たかったのだ。 この下、雪渓上部が右俣の奥壁だね、たぶん。 
ここは8月に一度、6月に2度見ているが、この時期は初めてだ。
6月の時は谷全体が雪で埋まっていた。8月のそれは大きくS字を描き、まるで氷河のように見えた。


辿ってきた稜線と奥利根側を見る。
遠く日光白根、錫ヶ岳、至仏山、上州武尊、手前に来て大白沢山に赤倉山、水長沢山。


奥利根を囲む山々に越後沢の右俣と中俣、


山頂までもうちょっと


振り返り上越国境稜線、遠くは巻機山、その左奥は・・・  妙高?・・・か   それにしても藪が濃い。


越後沢の源頭部は美しいね。


やっと水平になった。 三角点はあっちのピークにある。 
もうここからの藪はひどくない。


ナナカマドも赤い実を僅かに残すのみとなった。


三角点に到着、  絶景を見ながらしばし休憩。 10時半、本谷からここまでおおよそ1時間半。
深い藪を漕いで再び来たルートを引き返すのか・・・   どうする。 
しばらく迷っていたが意を決して丹後山へ向かうことにし、 今しばらくこの景色を撮ることにする。


同じような絵が続きますが・・・   めった見られない貴重な絵ですぜ。





左下は裏越後沢になる。その昔に対岸の国境尾根からこの裏越後沢を見たことがある。
暖冬の影響で8月になったばかりなのに、大水上から越後沢山の稜線に全く残雪がなかった。
それでもこの裏越後沢には見事にたくさんの残雪がつまっていた。 


レンズを望遠に変え、先のコブまで行ってみる。


越後沢中俣尾根の紅葉が美しい。


足元から続く険しい尾根は越後沢右俣の左岸尾根だ。
広角レンズを三角点のところへ置いてきてしまった。 もう一度レンズを取りに戻る気にもならなかったので写真は無しだ。
なかなかこの条件で行けるところではないのに、もったいないことをした。 すごく後悔している。


11時まであと15分をきったぞ。

さてさてのんびりはしていられない。
目指すは遥か彼方の丹後山、越後沢山の山頂を後にして藪のなかへもぐっていきますぞ。



この辺りから潜水開始となる。 よってカメラはザックに仕舞い。
目指すは前方の鞍部。


笹の丈は自分よりもはるかに高く、どの方角に進んでいるのはわからなくなってくる。
下りなのに先へ進めないほどの根曲がり竹の密藪に嫌気が差してくる。
山頂からたかだか500mほどの鞍部までの下りに、1時間ほどかかっている。
鞍部の先にある小さなピークへ登り返すのだが、灌木混じりの密藪ににっちもさっちもいかなくなる。
もういい加減嫌になってきた。 このまま帰れなくなるのかな?おれ・・・
さて、どうにかこうにかピークに出てみたが、その先に広がる台地が確か最も藪が酷くなるところだったと記憶する。
ピークからいったん沢形のように横切る溝に下り、そこから台地へ登り返すのだが、こんなことやっていたのでは永遠に丹後山にはたどり着けそうもない。
ここは仕方がない、チョンボしよう!
溝を東側へ向かって尾根の東に広がる草地に出て、そこを歩くことにする。
で、半分ルンルン気分で中間地点まで来ると小さな楽園があった。 過去に3度通過しているが全く記憶にない。
その時は台地をまじめに藪漕ぎしていたからかもしれない。


前方に見えるあの丘を越えれば丹後山はすぐそこだ。
持参した水はまだ1Lくらい残っているが、もし可能であれば補充したいがどうだろう?


一見きれいそうに見えるが・・・  止めとこう。


最後の丘の中腹から辿ってきた尾根を振り返る。
すでに膝の皿から脛にかけてアザだらけになっている。藪を漕いでいるとめちゃくちゃ痛い。
おまけに、予定外の藪漕ぎにそれ用の長袖シャツの持参も無く、腕は引っかき傷だらけだ。


最後の丘からは尾根筋を進むしかなくなる。笹の丈は胸のあたりまである。
下りは良いが、最後の登りがなかなか前へ進めないし、無理やり進めばアザが痛い。あと50mくらいで丹後山の登山道に出るのにだ。
以前はまっすぐ進むことも出来たが、やはりここも踏み跡は完全なくなっている。
仕方ないが、ジグザグに最後の50mを進み、ほうほうの体で登山道に出た。時に2時少し前だ。
越後沢山からここまで3時間ちょいのアルバイトとなった。

丹後山の登山道から最後の丘を見る。丘の右奥が越後沢山、その右が本谷山。
見た感じでは美しい笹原だが、丈は胸を越えるくらいあり、見た目ほど簡単には歩かせてはくれない。



丹後の山頂へ向かおうかどうしようか・・・  せっかくだから、とりあえずは山頂を踏んでおくことにする。
山頂への分岐でしばし腰を下ろしての休憩の後、山頂へ向かう。この時間では誰もいない。
小屋を過ぎたあたりで、前方遠くに大水上方面から登山者が一人歩いてくるのが見える。
ちょうどその登山者とは丹後山山頂でかち合った。なんとその登山者は山友のでんさんではないか!
なんとなくここへ来ているような予感がしていたが、 こんな事もあるのだなぁ。
こんなところでそしてこのタイミングで会うなんて、なんだか嬉しくなっちまった。

で、平ヶ岳をバックに「疲労困憊の図」でちょいとおどけてみた。

朝方にはあれほど長かった足も、藪漕ぎの所為でほれこの通り こんなに短くなっちまった。

あとは二人でのんびりと下山。


まだまだ日も高いし、中腹の紅葉を楽しみながら。


2年前のこの時期に歩いた中ノ岳から兎岳への尾根、今日はでんさんがそこを歩いている。


途中のぶなの木に葉っぱはもう枯れ始めてしまっている。


まだまだ美しい



遠く国境稜線へ突き上げる西日差す中尾ツルネから本谷山そして越後沢山を見る。


午後4時過ぎに登山口に下りた。沢沿の空気は体の芯まで震わすほど冷たい。
歩いた距離と高低差はさほどでもないが、久々の藪漕に上半身が疲れ果ててしまった。
このあと二人で麓の温泉につかり、それぞれが家路についた。

30年ほどの昔、山歩きの始まりがこのあたりだったこともあり、自分にとってはとても懐かしい山々だ。
Nikon D700  AF-S NIKKOR 16-35mm f/4G ED VR   Ai Micro NIKKOR 105mm f/2.8S

中尾ツルネから本谷山、越後沢山、丹後山へ その壱

2014-10-19 21:28:41 | 山歩き・山の写真
この日は懸案だった中尾ツルネから越後沢山を目指してみた。
過去に一度、このルートは歩いているが、最近の情報では本谷山から越後沢山方面のトレースは完全に無くなっている様だ。
その確認もしておきたいが、それよりもやはりこの時期の越後沢山からの展望、特に越後沢の様子を知りたかった。
内膳落合に架かる橋はすでに復旧したようだし、となれば越後沢山へは今シーズンのラストチャンスかもしれない。

ということで、金曜の晩に颯爽と出陣。
十字峡へ1時半過ぎに到着し、4時過ぎまで仮眠をとった。
深夜に歩き出そうとも思ったのだが、現地に着いてみて前日までの降雨を確信したので遅い出発にした。
暗いうちからびしょびしょになるのは、さすがに気が引ける。
適当に準備を済ませ、歩き出したのが4時半前だったと思う。
1時間ほどで内膳落合に着いた。風景が一変していた。
3年前の大雨によって橋は落ち、谷は荒れ果てたことは知っていたが、自分の知っている内膳落合とはまるで違っていた。
5時半前に尾根に取り付いた。しばらく歩くとランプも要らないくらいの明るさになった。
急登に息も切れぎれとなるが、しっとり濡れる夜明けの森は清々しく気持ちが良い。
有機物の朽ちていく匂いだろうか、この時期のこの独特の香りがたまらなく好きだ。

登りだして30分、展望の利くところにでた。 こんなところがあったな。 
1296Pはまだまだだ。 目指すは遠く小穂口の頭、その左の小さな三角の本谷山そしてさらに左側、松の枝に隠れる越後沢山だ。
空はピーカン、これでは写真にはならないだろうな。


さらに1時間、1296pへ到着。 
もう7時近いこともあって、日はすかっり高くなっているようだ。ネコブ山に差す朝日はすかっり色を失っている。


        しばらくは日陰のまま。 これでは写真にならない。
        25年前と変わらぬ美しい道、ここには過剰な整備は要らない。
        遠くに見える稜線の中央のコルを挟んで、右が小穂口の頭、左の三角は本谷山。まだまだ遠い。
        

小穂口の頭も近づいてきた。 道は程よく刈り込まれている。
ここまでさらに1時間かかってしまった。 最近、どうも体が重い・・・   昨日の健康診断の結果はウェイトオーバーとな・・・  どおりで・・・だ。


振り返れば 遠く八海山から中ノ岳、あれに見えるは丹後山・・・、 ちょいと浮気がしたくなるのだが・・・  どうかな?


のんびりと写真を撮りながら、小穂口の頭を目指す。

懐かしい下津川山と左奥、小沢岳が美しい。  右奥遠くの山は巻機山だ。


辿ってきた小穂口の頭への美しい尾根とネコブ山から下津川山への稜線


霜が降りたようだ。


今日のオイラは足が長い。


8時20分、小穂口の頭へ到着。
27年前にここで一泊している。そのときは運良く、すぐ下の笹原の中の沢形で流水が汲めた。
遠く至仏山の左側の山は錫ヶ岳だね。

小穂口の頭から下津川山への稜線の踏み跡は完全に消えている。
尾根の広がるところは以前も踏み跡はなく通過には難儀したが、全般に尾根が瘠せているので藪漕ぎで苦労した記憶はない。

さてさて目指す本谷山方面だが、しっかりと踏み跡が残っている。これだけはっきりしているとありがたい。


南側に広がる美しい斜面、 


踏み跡はあるが、歩きにくいところもある。


やせ尾根が続く。 遠く荒沢岳が見えてきた。




この先にナイフリッジが出てくる。


      太陽を入れてみた。
      

ナイフのあたりだったかな?








本谷山への最後の登りとなるが、尾根が広がり笹が深くなり踏み跡の不明瞭なところも出てくる。
小沢岳の左奥に朝日岳が顔を出した。


無雪期の水場となる池塘ということだが、さて?  今朝は氷が張っている。





踏み跡はほとんど分からない。


ここはほんとうに美しい上越国境稜線、  朝日岳の右側に一ノ倉岳と茂倉岳だ見えてきた。


9時、本谷山到着。 笹の山頂
山頂から奥利根側を見る。 平ヶ岳に燧ケ岳、会津駒から日光白根まで見える。


さて、次なるピークは越後沢山だが、この先に人の踏み入っている感じが全くしない。
だが、記憶ではここからの藪はそれほど酷くはなかったような・・・  気がした。


まだ9時を少し過ぎたばかりだ。越後沢山まで往復しても余裕を持って下山できそうだ・・・

が、結果的にはその先にある丹後山まで、25年ぶりに歩くことになってしまったのじゃ。
つづく

親水公園から社山へ

2014-10-17 18:52:32 | 山歩き・山の写真
社山からの下りはこんな絵葉書ばかりの写真になっちゃった。
もう少し秋らしい雲とかがでていれば・・・   


と言うことで、いつものように楽ちんルートで南尾根に取付いて、のんびりシャッターを切りながら社山を目指します。
なんだか今年はススキが大きく育っているような気がするぞ。(あたりにはころころ有機肥料がたっぷりだもんな)
モヒカンピークはススキだらけで展望もままならなかったな。
国境稜線方面は青空になっているということは・・・   こっちもそのうち晴れるべ

あ~南岸尾根も青空が見えてきた~



いつものダケカンバ、 紅葉も思っていたほどの美しさではない。


足元の笹原にリンドウ



と間もなく社山手前の展望台へ


関東は雲海の下だね


あっちへ歩いて行きたくなるね


見事な雲海


毎度おなじみ大きな石ころ、よく倒れないな~


なんだか いいね~



雲海と nyagiさんご夫妻


後ろを振り返り振り返りシャッターを切ってい行きます。


ぽかぽかのどかな山頂は通過して阿世潟峠へ

中宮司と阿世潟峠には滝雲が


色付きがいまいち、紅葉にはまだすこし早かったみたい。


雲海と社山南東尾根、 もっときれいに色づいていると思っていたが・・・  ちょいと残念。


        同じく 
        

なるべく絵はがきにならぬよう


なるべく絵はがきにならぬよう


記念に半月山も撮っておきます。


これじゃ~絵はがきにもならない


なんだか不思議な感じ


振り返り社山


もうすぐ峠だね


阿世潟峠から社山


峠から足尾へ下っていきます。

なんの葉っぱかな? 真っ赤か


シロヨメナ


林道に出る手前がはっきりしない
紅葉の最盛期まであと1週間てところかな。


あとはのんびりと荒れた林道歩き





静かな秋の一日でしたとさ。
Nikon D700  AF-S NIKKOR 16-35mm f/4G ED VR  AF-S NIKKOR 70-200mm f/4G ED VR

紅葉の社山を撮る

2014-10-14 21:41:09 | 山歩き・山の写真
ここに到着した時は快晴だったが、しばらくして社山方面にガスがかかってきました。
ピーカンよりもそのほうが絵になる。
急いで西側の岩場へ移動し撮影開始。


単調にならないよう前景を変えながら、切れるだけのシャッターを切ってみましたが、さてどうかな?











もう少し色付いていればな・・・







           
            
            

なんだか みな同じような絵になっちゃったね  
光に変化が欲しかったな、  ま~この時間じゃ無理だけどね。

この場所で一時間くらい撮影の後に、山頂を目指しました。
と、ガレ場のコルで○○さんご夫妻が休憩されていました。



この後は山頂を経て、絵葉書を撮りながら阿世潟峠へ下っていきました。そっちはまた後で。

Nikon D700  AF-S NIKKOR 16-35mm f/4G ED VR  AF-S NIKKOR 70-200mm f/4G ED VR

社山へ紅葉狩りに

2014-10-12 23:05:05 | 山歩き・山の写真
山頂付近の紅葉はすでに終わっているようだ。
落葉松はようやく色付きだしたばかり。
登り始めは曇り空だったが、ここは雲海の上、中禅寺湖南岸尾根以北は快晴だ。



今日はのんびりと撮影がてら紅葉狩りに。
秋の優しい光と風が気持ちのよい一日でしたとさ。

Nikon D700  AF-S NIKKOR 16-35mm f/4G ED VR