ひなたぼっこ 第二章

二匹の愛猫(でぶ猫のナナ、黒猫のココ)と50歳から始めたモトクロスがメインです。
2015.02.14ハッピー登場。

本日の感想文;中央構造帯 「内田 康夫」

2006-02-03 00:58:44 | 感想文
久しぶりの感想文です。
電車通勤を再開したため
これからはちょくちょく書くかも。

それにしても内田康夫作品は半年以上ぶりかな?
作者後書きをみると本人的には「傑作」らしいのですが
私は正直そこまでいいとは思いません(^^;
バブルの時にむちゃをしすぎて日本長期信用銀行が破綻したことが
モチーフになっていて
長編推理小説なのだが見方によっては
経済小説にも恋愛小説にもとれる、と作者は言っているのですが
浅見光彦シリーズは間違っても恋愛小説にはならないと思います。
なぜなら
内田康夫の恋愛感覚はおかしいです。(ヒトの事は言えないけど(笑))

今回のヒロインも
まず話した事は無いけど「いいな~」と思っていた上司に
相談がある、とホテルのレストランでの食事に誘われ
食後お泊りしてして、その時にプロポーズされて
その気になってしまう。(おいおい・・・その展開は無理があるやろ?)
その上司が何者かに殺害されてしまうことが
今回の事件に浅見光彦が乗り出す発端になるわけだが。

そして殺された上司の後釜にそえられた男も
事件解決の相談の時に
ヒロインと浅見光彦をまじえて2回食事をしただけで
プロポーズしてしまう。。。。。( ̄△ ̄;)エッ・・・
こんなんのどこが「恋愛小説」なんですか?>内田さん

結局銀行の不正融資や貸しはがし、粉飾決算を隠す為の
銀行幹部の犯行だったのだが
昔の浅見光彦シリーズのような人の心の描写がなくなっている気がする。
本人がえらく気に入ってるようなところが逆に残念です。
コメント
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