ひなたぼっこ 第二章

二匹の愛猫(でぶ猫のナナ、黒猫のココ)と50歳から始めたモトクロスがメインです。
2015.02.14ハッピー登場。

本日の感想文「インストール」綿矢りさ

2006-04-29 01:43:05 | 感想文
史上最年少の芥川賞受賞作家のデビュー作です。
17才の少女が書いたとはとても思えない。

自分が17才の頃ってどんなだったかと思い起こせば
う~ん。。。何も考えてませんでしたね(--;

こおゆう人が作家になれるのか~と思うと
私には憧れの印税生活は夢の叉夢ですね(苦笑)

ボキャブラリーの豊富さ、
表現方法の多彩さ。

主人公の少女が汚い自分の部屋を、
夕陽が照らす様を
「ホラー」の一言で片付けている。

少女が、1ヶ月間自分の為に冷蔵庫にコーラを用意してくれていた
小学生のおかあさんに何かお礼をしようと考え
鍋の中に残っているなめこ汁を食べてあげる事にした。

こうゆうとこだけでも自分とはかけ離れているけど、
共感できる感性に只 感心するのみです。

内容は、ふとした偶然から知り合った、
登校拒否の女子高生と、
1年前に父親が再婚したばかりの小学生の男の子が組んで、
小学生のメル友の、
風俗嬢の身変わりチャットのアルバイトをしながら
大人に近付いて行く様子を書いたものです。

これを読んで、
他人(みんな)はそんなにいろんな事を考えて、
日々過ごしているのかと、
驚きと同時に ちと焦ります。
考え過ぎですかね?

やはり大抵の人は私のように
ノホホンと暮らしているのでしょうか?(~ヘ~;)ウーン
そう思いたいものです。

(え?そう思っちゃまずいだろうって?)

そんな訳で、画像はなんの変哲も無いななちゃんです(笑)