散歩写真をBGP(Back ground Photo)に
日々の徒然、主にたべもの。
わたしの居場所~M's Lunch Boxes



料理本かなり持っています。
図書館のちょっとしたスペースができるくらい。

もともと本は借りるより買うひとなので
どんどん増えて困りますが、特にお料理の本はサイズもまちまちなので
収納にも苦戦します。

そんな中でちょっと我が家の本の整理も兼ねて、
古めの料理本をご紹介してみたいと思います。

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献立が10倍になるたれの本

文化出版局



栗原はるみさん、本当にメジャーになりました。
実はすでに私は栗原さんの本からは卒業していまして
ここ4.5年新しいものはまったく読んでいないんです。
「素敵レシピ」も幻の創刊号まで持っているのですが、
3年目くらいから(もういいかな)と言う感じになって
少し前に休刊するとのことだったので最終号だけ買いましたが、
以前のような感動はなかったなぁ(現役ファンの方ごめんなさいね)。

この「たれの本」は栗原さんの出世作でもあり、
私くらいの世代の主婦はきっとこのシリーズ、かなりお世話になったのでは?

当時電機メーカーの電子レンジを買うと購読できる小冊子があって
新米主婦の私は愛読していました。
そこで栗原さんが レンジを使った料理の連載をされていて
(当時の連載の切り抜き、今でも持っているのだ)
「今度こういう本がでまーす」の告知があり手にしたのがこの本。

キッチンに「たれ」を常備しておくことで
料理の幅が広がるというコンセプトで、
斬新なアイデアもありながら、基本的にはお母様の知恵もしっかり生かされている
(これは20年以上たつ今でも 栗原さんが守られている柱のようなもの)
だれでも手の届く料理指南書のような気がします。

この本のたれはほとんど作りました。
我が家では生き残らなかったものもありますが、
形を変えて(簡略化されて・笑)我が家の定番になっているものもあります。

いま思えば、なんのことのないレシピですが、
当時は「これはこれは!」と次々トライしたのが懐かしい。

このシリーズの「献立が10倍になるソースの本」も
続けて読みましたが、こちらはちょっと2番煎じ的なところもありました(すみません)

その代わり「栗原さんちのおやつの本」は表紙が相当よれるまで使いました。
たぶん、シフォンケーキをここで初めて作りました という方も多いのでは?

栗原さんちのおやつの本

文化出版局



当時、お友達のところでシフォンケーキをご馳走になると
「もしかして????」と聞くとこの本が愛読書なのだ という人いましたもの。
ちょうど子供たちも小さかったし、上野真梨子さんなどのお菓子の本も
持ってはいましたけれど、ちょっと敷居が高くて、
この本のレシピは「あるもので」「手軽に」「おいしく」できるお菓子本でした。

「たれ」と同じ発想で、クッキー地とかアーモンドクリームなど
「素」の部分をまとめて作ることで、
デイリーなおやつが手作りできるのがうれしかったもんです。

4作目の「栗原さんちの朝20分のお弁当」も密かに私の中で残っている貴重な一冊。

最初に「卒業」なんて書きましたけど、
私にとっては料理の基礎課程をここで学んだような大切な時間だったのだと思います。
最近なんとなく遠ざかっているのはテレビなどのメディアに登場する増えたからかも。
できるだけ見ないようにしているのは、
私の中で勝手に栗原さんのイメージが長年にわたって出来上がっていて、
実際のテレビの中の彼女のイメージとちょっと違うからかもしれませんね(笑)。






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