あまりにもタイムリーな本。
今年の本屋大賞受賞のこの作品、高校陸上部の三年間に取材をした作品なんです。
実は賞を取られるまで知らなかったので、
あわてて本屋に走り全3巻一気読みしました。
中学までサッカーに明け暮れた少年が、入学した高校で陸上部に入部。
このあたりのくだりもサッカーと野球のちがいこそあれリンクする部分も多く、
陸上部ならではの時間の過ぎ方は、まさにこの2年間息子と私が経験したそのもの。
これ読んだら、このあとのインターハイ路線(うちはそこまでのぞめませんが)の
モチベーションがむちゃくちゃ上がると思うんだけど・・・。
薦めると わざと読まないぞ きっと。
最初のころ、かけっこやる人って失礼な言い方だけど
球技などと違ってゲーム性もないので どこに魅力を感じるんだろうって
思っていたのですが、
この作品をよんだらきっと 子供の運動会のリレーでも
感動しちゃうしれませんよ。
陸上知識ゼロの私が、競技場で観戦するうちに息子のやってる400mなんかが
なんて面白いんだろうと 思えるようになったのも、
この作品を読んでいると自分のことながら納得してしまうし、
団体種目出身の彼が リレーに夢中になる気持も、痛いほどわかっちゃう。
今月の20日からの総体予選、5月の県大会で、彼の陸上生活もほぼ終わり。
それまでに彼がこの本を読んでくれるかどうかは?ですが
私は最後の大会の前に この本を読めたことに本当に感謝しています。
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