お目当てのビーフシチューに出会えた後は がっくりするほどノープラン。
いつものように 歩いて行って気の向いた方へ進むパターン。
(我が家は『サイコロの旅』が向いているかと思う)
去来庵の近くには浄智寺というお寺があり、そこから鎌倉方面へ抜けて行くハイキングコースがある。
くじけなければ長谷の大仏さまか 鎌倉駅方面に出られるはず。
途中 銭洗い弁天なんかもあるので 一度行ってみたくなる。
今回はおおよそこのコースで。
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浄智寺の階段を上ると すぐにそこが分岐点で
拝観コースと山越えコース(銭洗い弁天はこちら)の選択をする(拝観してから山越えしてもいいのだけれど)
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迷わず 山越えコースを選択し歩きはじめると
これが結構な健脚コース。
行きかう人もほとんどない 冬の日の源氏山ハイキングコース。
時々すれ違う熟年層のハイカーさんたちは しっかり山装備で歩かれている。
わたくしは相変わらず ワンデジを片手に両手をひらひらさせて歩く。
(バランスを取りながら歩かないと すぐ転ぶひとなので)
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うっそうとした山道、時々山里の風景が垣間見られたりします。
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源氏山公園では 冬桜が咲いていました。
さて 行程の途中から「銭洗い弁天」に意欲的になって来た夫。
鎌倉へはなんどか来ているもののここへは来たことのないわたくし。
というか テレビなどで一万円札をざばざば洗っているのを見て
(へ~ん あさましいなぁ 増えるわけじゃないし
お金を濡らしたら溶けちゃうじゃん)などと
訳のわからないことを呟いておりました。
ちなみに この時点で夫の所持金はほとんどなしということが判明。
(前日 モデムをキャッシュで買ってしまったらしい)
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にもかかわらず 積極的に銭洗い弁天本堂へのトンネルを突き進む人、約一名。
お金を洗うためのざるをお借りするのに お線香とローソクを100円で頂く。
この時点で わたくし、お札を洗う気などまったくなく
小銭を沢山洗うために 1000円札をくずそうとする。
横から夫が制止して「10000円貸して」
は?
10000円札洗って溶けちゃったらどうするの?
「後でカードで下して払うから」
……
よく見ると 「洗ったお札は線香の火で乾かさず タオルなどにはさんで乾かしてください」という張り紙。
ならば 我が家の今年の金運をかけて 大枚(と言っても諭吉一枚)をざるに入れて洗う。
「ちょっとだけにしてよ 水かけるの 形だけでいいから」
という傍から 主導権は夫に移って ざぶざぶと洗われる。
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あわててハンドタオルを出して 諭吉さんを挟み込みぽんぽん叩く。
そして バッグのポケットに入れて 最近のお決まり「指さし声だし確認」
「ここに入れたからね ここに。覚えておいてよ」
「そこじゃ 間違って鼻かんだりしたままなくすから 俺が持ってる」
「だめ」
さて 銭洗い弁天が終わると、次は長谷を直接目指すコースか
佐助稲荷を経由して行くコースの選択となる。
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お気に入りの漫画「海街Diary」にも出てくる佐助稲荷を選択。
源頼朝が幼ないころ「佐殿」と呼ばれており その佐殿を助けるという意味で
佐助稲荷と申すそうな。
いたるところに狐の置物や石像が鎮座した、ちょっと山深いお稲荷様です。
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ちょうどおつうくらいの男の子が一人、お参りに来ていて
それはそれは丁寧にお辞儀をし 手を合わせて行きました。
普段着だったけれど 鞄はなぜか就活アイテムの黒かばん。
もしかしたら 就職祈願だったのかしらん?
あちこちで見かける絵馬も 親御さんと思われる字で
「○○が△○銀行入社できますように…」なんてのが 沢山ありました。
しまったー アニとおつうの就職祈願していないや…
と言いつつも 道を急ぐ親(笑)
佐助稲荷を下ったあたりから なんと雪がちらつき始めました。
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こちらは 鎌倉駅に向かう道沿いに見つけた cococara というカフェ&パン屋さん。
可愛らしい店構えなので 天然酵母のパンを少し購入。
ザクザクしたちょっと酸っぱいパンでした。
こちらの キーマカレーパンはとっても辛くて美味しかったです。
いつも背中を見せているあの方
いつも同じジャケット着ていません?
いえ 気のせいですよ。
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