広報邂逅記

広報宣伝に携わる私が、世の中の面白いこと、美味しいものや温泉鉄道旅を紹介します。(⌒∇⌒。)三(。⌒∇⌒)。

ブログ191103 加賀100万石と加賀屋の旅~百万石通~柳宗理デザイン研究所

2021-01-04 14:05:37 | 食べ物
14:50
茶寮 卯辰かなざわからタクシーで再び浅野川の主計茶屋街を過ぎた「橋場」交差点まで移動。


浅野川の側にこんな小川?もありました。


橋場交差点付近には、古い洋館が幾つかあり、金沢のモダンな違った一面が見られます


入口のデザインとか凝ってますよね。


14:50
柳宗理デザイン研究所に到着
1955年から金沢美術工芸大学の教授をしていた縁りなんですね。


今の時代でも通用するデザインですね。
いいものは、何年経ってもいいんですね。


こちらの、カップ&ソーサー、ポットなど、本当に普通に今でも使えます。


インダストリアルデザインっていいですよね。
機能美って言うんですかね。

使いやすいく美しい。


どれも欲しくなってしまうデザインです


確かに、無地のデザインは表面の出来の悪さを誤魔化せないですからね。
ボディラインや表面に精巧さが求められますよね。


バタフライスツールに三輪車、ステンレスケトルなど、素敵なデザインが満載である。

▼柳宗理 オート三輪「オリエント」
https://ehonkuruma.blog.fc2.com/blog-entry-355.html


驚きなのは、高速道路のトンネルの入口などもデザインしていたんですね。

昔、むかーしの鉄道のトンネルは、シンプルだけど凝っていたのですが、ある時からぶっきらぼうなデザインになってしまっていました。
再び、こういったものにもデザインを付加出きるようになったのは、日本も戦後豊かになった証なんですかね。


デザインの創造とは、表面上のアビアランスの変化ではない。
創意工夫をもって内部構造を改革することである。

本当の美は生まれるもので、つくり出すものではない。

デザインの構想は、デザインする行為によって触発される。

デザインは一人でするものではない。

企業者は何よりもプロダクトマンシップを持っている人でなければならない。


漢字の選択や平仮名にする部分も含め共感してしまう。


良く売れるものは良いデザインであるとは必ずしも言えない。
また、良いデザインは必ずしも良く売れるとは限らない。

良くデザインは優れたデザイナーのみでは生まれ得ない。

本当のデザインは流行と戦うところにある。

伝統は創造のためにある。伝統と創造を持たないデザインはあり得ない。

デザインは社会問題である。

うーん。伝統あるものを容赦なく壊して、何の変哲もないコピーしたような街を造る森ビルの社長に聞かせてやりたい台詞だ。


シンプルだけど、計算されたカーブのキッチン用品なんですよね。。

シンプルだから、デザインするのが難しい上に、機能性にも富んでいるのだから素晴らしい。



さりげなく置かれたバタフライスツール

もちろん、持ってますよ。天童木工のほんものを。


今では当たり前の物々ですが、これを生み出す発想力が凄い。


この洗面台も、物凄くシンプルですが、全体のバランスが美しい。


柳宗理デザインがの裏手に、泉鏡花記念館があります。

時間がなくて立ち寄れなくて残念

▼泉鏡花記念館
https://www.kanazawa-museum.jp/kyoka/index2.html


銅像は鏡花父子像だそうだ。

左手の建物は柳宗理デザイン研究所

窓ガラスの紋様が気になる。

柳宗理デザイン研究所が東京にあったら、おいてある書籍などをのんびり読めるのになぁ。残念。

当初の予定にはなかった立ち寄り場所でしたが、思いがけない見学に、とても嬉しかった。

名残惜しいが15:11、金沢駅に向かうため後にする。
コメント
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