若いが、燗酒で冴える「北島 純米辛口玉栄R3BY」若くても、まろやか!」バニラの様な香りがほのかに漂う。柔らかく、まろやかな旨味が特徴的。オレンジ系の酸がキレて爽快、最後に渋味。酸の角々しさはあるものの、この酸と旨味のバランスが良く、若いが落ち着いた酒質に感じる。燗につけると、若い香りを僅かに感じつつ、キリッと引き締まった辛口で、エエ感じの爽快さがある。 原材料: 米・米麹 酒米: 玉栄(近江産契 . . . 本文を読む
落ち着く燗酒「十旭日 五百万石純米」これが十旭日定番の純米酒。アタックで熟成し練れた旨味が心地よく口中に広がる。酸もしっかり立って強さがあり、充実感ある酒質だ。旨味・酸・熟成感・渋味のバランスが良く安心して呑める。燗につけると、一層充実し、滋味深い。思わず「ホッ!」と寛いでしまう。 原材料: 米・米麹 酒米: 五百万石(島根県産) 精米歩合: 70% アルコール度: 15度 日本酒度: +9 酸度 . . . 本文を読む
艶やかで上品な純米酒「十旭日きもと改良雄町純米R 2BY」旨味が艶やかで上品さがあり、柑橘系の酸もスッキリとキレて、非常に透明感がある酒質。余韻は渋味が強いのは若さからくるもの。蔵元としては、まだ出荷するには熟成が足りず不本意のようで、若さに応じた呑み方の提案をしてほしいとのことだが、現状で、冷やでも燗でも十分に愉しめる。もちろん虐めながら(放置プレイやデキャンタジュ、燗冷め燗など)強引に味を . . . 本文を読む
綺麗に熟成した古酒「十旭日きもと五百万石純米H 28BY」熟成香はさほど強くなく、黒糖に通じるような含み香がある。第一印象で、しっかり練れて優しく立体的な旨味に「ギョッ!」とする。その後、静に酸が立ちキリッと引き締まる。「なんだ?この透明感は??」これまでの十旭日の「きもと五百万石」は酸と旨味の輪郭がクッキリとした剛健なイメージだったが、綺麗でバランスが良く熟成古酒として気品高く昇華している。 . . . 本文を読む
柔と剛の酒質混在「天穏 純米酒(白ラベル)R3BY」まず口中で、優しく濃い旨味が広がる。天穏にしては太めの酸が後半に立ってくるのだが、ハネを演出するには丁度良い塩梅の酸の太さだ。ハネてから旨味が余韻で延びていくのが天穏らしい。酒米が山田錦だからなのか、今回の濃い旨味と酸のコラボはこれまでの小島杜氏醸造の酒質にない味の組成で面白い。若さが少し気になる部分はある。燗につけても、へこたれないし、爽快 . . . 本文を読む
燗で奥行きある旨味を堪能!「武蔵の里 山王 雄町純米」田中酒造の地元の氏神様が祀られる「山王山」にちなんで名づけられた岡山産雄町純米酒。まず、優しい旨味が口中を支配する。柔らかく口当たりの良い旨味だ。そのあとを追いかけて、大人しめに酸がたったかと思うと、口中で温度が上昇するとともに複雑な酸の舞いを踊り出す。燗につけると、旨味も酸もより主張してバランス良く、安心感がでて落ち着いた味わいとなる。原 . . . 本文を読む
純米古酒の魅力満載「竹泉どんとこい純米(鳶色とびいろ)H 27BY」但馬産食用米のどんとこい米で醸した純米酒。この米の特徴なのか、熟成感ある凝縮した旨味と甘味を包み込むように酸がたち、独特のキレ方をして、その風味を醸し出す。ミントの様な爽快な酸だ。のどごしすべらかで落ち着いた良い酒だ。燗につけても呑み飽きせず、杯がどんどんすすむ。熟成させれば旨味がどんどん濃くなる。食用米の「どんとこい米」が、 . . . 本文を読む
滋味深き燗酒「日置桜きもと玉栄純米R 1BY」きもと特有の乳酸系のシャープな香りを感じる。アタックで想像以上に、柔らかく上品な米の旨味に出逢え「ホッ!」とする。直後に一気に酸が立ち、同時に渋味に口中を支配される。旨味の伸びの余韻は短い。酸も少し角々しさがあり、若さを感じる。熱めの燗につけると、旨味や甘味が一気に爆裂する(笑) そこから燗冷めさせていくと徐々にバランスが良くなり落ち着いてくる。 . . . 本文を読む
熟成で深まる味わいの燗酒「武蔵の里 純米吟醸」冷やで呑むと、バナナを感じる含み香があり、きれいな酒質の良い酒だが、なんだか味がふくらまないし特徴が無いよなぁ、、と思える。だが、燗につけると一変する。一気に旨味が膨らみ酸もたち、キレがよくなる。燗につけてこそ真価を発揮する純米吟醸酒だ。また、日が経つほどに上品な熟成をして旨味が凝縮していく。2〜3年寝かせたいのが本音。(笑)原材料: 米・米麹酒米 . . . 本文を読む