当時、二十歳で身重だったわたし…
まだその頃はお姑さんのいうことを素直に聞いていた
内心はそうでもなかったけれどね
ある日、親戚のおじさんがやってきたので…
わざわざ身重のわたしに、
「お土産に持たせて上げるから、お店に行って
梅干しを買ってきてくれないかしら?」
その梅干し、というのが当時でもあったしそ巻き梅干しだった
確かそこでは袋入りかその辺りだったと思う
あまり市販のものは買った事がなかったので不安に思った
そうしてお昼に焼き魚を焼いた
なにかに漬けてあって、そのまま焼いて出した
ところが…
「これは取って焼くのよ!」
と言われて少しだけ恥をかいた
わたしは今でもそういった魚はつけて食べる
昔からもったいない精神が働いていたようだ
みそや酒粕につけたさかなをさっと洗うのだろうが
ちょっとだけこそげてそのまま焼いてしまうのだ
物心ついた時からしそ巻き梅干しはあった
あんずはどうかしらないがあんずもあったかもしれないね
今日改めてみたら、な、な、なんと中身が りんごまであった
うめもしそも中国産、あるいはトルコだったかな?
それでひとつだけ買ってみた
もちろん、ぶんご梅のものを…
なんでも勉強ですからね
でも家庭の味とは違うと思います
はちみつ入りのものですがなんとなく愛おしくなりました
それにしても嫁ぎ先の家はお店まで坂があるのです
当時、わたしはペーパードライバーだったし
村のお店は2千円なんてすぐに飛んでしまいます
それくらい高かったのです。
あまり思い出したくないのですが当時のことは
今でも鮮明に覚えています
自分としては新たな世界で若いなりに必死に頑張っていたのですが
味噌を漬ける樽がございますね?
あれを小さくしたものにしそ巻き梅干しが入っています
お値段は1、500~1、600円前後でしょうか
小さな樽はなんかに使えそうですが…
なんかに使った記憶がない、みたいね
けど、お土産ならこっちの方がいいわね
今なら私がもらいたいくらいだわ
ストレス解消にヘタなお絵かき。描くとなんだかスッキリするんです