計算気象予報士の「知のテーパ」

旧名の「こんなの解けるかーっ!?」から改名しました。

梅雨入り前の真夏日

2021年06月11日 | 気象情報の現場から
 今日(2021-06-11)昼の時点で、新潟県内の広い範囲で30℃前後の高温が観測されています。まだ「梅雨入り」の発表前なのですが、まるで真夏のような暑さとなっています。



 気圧配置を見ると、日本に東に中心を持つ高気圧に覆われています。上空では暖かい空気が広がる一方、この高気圧の東進に伴って「南西寄りの風」から「南東寄りの風」の場に推移しつつあるようです。



 このような「南東寄りの風」の場合、南からの暖かい風が山を乗り越えて流れ込む、いわゆる「フェーン現象」のため、新潟県内では気温上昇の傾向が顕著に現れます。


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