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アナログ礼賛 念願の一枚 MIRACLE ACCORDION、SPIKE JONES、PAVAROTTI、Gulda、日野皓正

2023年05月16日 | アナログ礼賛

引き続き 折々に中古レコードを漁っておりますが、、

つい先日に 前々から欲しいと思いつつも、廃番になってから久しいうえ多分プレス枚数も少ないだろう?から 入手は困難だろうと考えていたレコードをゲットすることが出来ました。

  その念願かなった1枚がコチラ MIRACLE ACCORDION=ミラクルアコーディオン

我が国が世界に誇るアコーディオン奏者=小林靖宏 = COBA の若き日のデビューアルバムです  10年近く前でしたかねぇ、たまたま?偶然にamazonかヤフオクかでコチラの CD盤 を見かけて迷わず入手しました。

以来 私の一番の愛聴盤としてヘビロテしておりました。実際には、24bit192kHzにアップバートしたWAVファイルをPIONEERのネットワークプレーヤ N-50改 にて繰り返し再生しておりました。

今回ゲットしたレコードには、ライナーノーツに加え 森繫久彌 氏(若い衆は知らないかも)の推薦文まで付属され、往時の小林氏(多分二十歳そこそこ)の初々しい写真まで掲載されておりましたヨ

恐る恐る慎重に針を降ろしてみると、

    盤もほぼ新品状態でプチノイズもほとんど無し  ウレシィ~

 そしてアコーディオンの音が聴こえてきてブッタマゲました!! 

ナンじゃ コリャ~ 

今まで聴き込んで慣れ親しんだサウンドとは まるで異なり、数段格上の拡がり感というか空気感(粒立ちと残響かな?)に満ち溢れております。これほどCDとレコードの違いを明確に感じたのは初めてでした  CDで聴く限り 協奏曲でのオケとアコのバランスが自分の好みとは異なり、少なからず不満に感じておりましたが、、 レコードで聴いてみると『へぇ~ 成る程、、コレくらいが丁度いい かも』と納得してしまった感じ  複雑な和音(コード)展開とイタリアのラテン系リズム感をタップリ含んだ 調子(ノリ)の良い楽曲がたまりませんわ  イヤ~ 素晴らしい

このアコーディオンの音色が、何故コレ程まで体内に響いてくる(琴線に触れる?)のか について とある知人いわく『奏者の体に密着する面積が大きいからなんじゃないの』という意見にガテンがゆきました~ 

  それならば、最も奏者に近い 肉声ならば どうなんだろう?という事でオペラ歌手

  2007年に惜しくも旅立たれたパヴァロッティ=PAVAROTTI です 

かつてヤフオクで数枚のクラッシクレコードを落札した際に、おまけでもらったオペラレコードがありましたが 当時の稚拙なカートリッジと装置では まともに再生できなかったのでした。 現行カートリッジのJICO社のJ50は力強さとパワー感を重視するタイプですから肉声の繊細な部分までをカバーするには少し無理があるかなぁ・・ という感じで、どうしても声に歪っぽさが加わってしまう印象です。 恐らくは手持ちのaudiotechnicaのAT-33ならばスッキリ聴けるのではないか と想像しますが、今はセッテイングするのが面倒臭いので またその内にでも 

しっかし 全盛期のパヴァロッティの歌声を ”生 ナマ” で聴いたとしたら、、 底知れぬパワー感と圧倒的なバイブレーションと奥深い響きに全身全霊が揺すぶられて  間違いなく ぶっ飛んだ でしょ~

 

  コチラも貴重盤?かも SPIKE JONES=スパイク ジョーンズ

恐らくはスパイクジョーンズと聞いて、ああっ アノ 冗談音楽の と連想される方は私より年配者が多いでしょう  私自身も聞きかじりの情報程度ながら、かつてのお笑いの大御所=クレージーキャッツ は このスパイクジョーンズがお手本だったとか  米国の音楽史に燦然と輝く『冗談音楽』という金字塔を打ち立てた張本人ですネェ・・ 

コレまで折々に見聞きしてきましたが、まさかレコードが入手できるとは思ってもみませんでした。子供の頃に白黒TVで見たクレージーキャッツの遠い記憶では、音を出すために叩かれたりして子供心に痛々しい感じを受けていたのですが、、今になってfacebookで本家本元を見ると ひたすら陽気で 軽快で 調子の良いリズムに乗せられる楽しいだけのエンターテインメントです、だから大ヒットしたのでしょう  !! 勝手な推測ですが、このスパイクジョーンズの大成功に続けとばかりに 軽快なテンポに南国風エキゾチック感を組合わせて発展させたのが マーティンデニーやレスバクスターなのじゃないでしょうか(あくまで邪推ながら)

  若かりし頃の 日野皓正 WHEEL STONE=車石

クレージーキャッツの一大ブームが落ち着いた頃でしたか(?)、、 JAZZ演奏者が しばしばTV画面に登場した時代がありました(記憶が曖昧なので間違っているかも)。渡辺貞夫氏や日野皓正氏はCMにも出演され一躍有名人となっておりました  その日野氏が日本での名声を捨て渡米するのですが、その渡米直前の北海道でのライブ録音盤

持ち前のワルッぽさと自信と実力がミックスされた バリバリの名演奏です!! こんなに ”キレの良い” 演奏は そうそう無いでしょ~ ゴキゲンですわ

ステージ バックに吊り下げられた 手描き風 の横断幕も時代を感じますネェ・・ 弟のドラマー=元彦氏は残念ながら50歳チョイ位で旅立たれましたねぇ 合掌    

※ 先頃ラジオ放送に出演され全国ツアーの宣伝をされておりましたが、、 ナント 御年80に成られたとか・・ 未だにキッレキレの超カッチョイイ演奏をされておられましたわ スゴッ

  独特のJAZZ感のあるモーツァルトを聴きたくて Gulda=グールダ

クラッシクのピアニストながらJAZZ演奏者とも共演したり、独特の世界をお持ちのグールダ氏です。前々から興味津々なので CDは持ってましたが、ようやくレコードもゲットできました~ 

コチラのレコードからは とにかくクリアーで 澄んだ ピアノ音が印象的 こんなに澄み切ったピアノ音は初めてかも? レコードだと その場の空気感までも伝わる気がするので、ピアノを聴き込んでいる熟練ファンの方々なら そのサウンドを聴くだけで、ピアノの種類(メーカーというのか)とか演奏者が判ってしまうのでしょうねぇ

  帯の名文句に釣られて チェック レコード 

帯を外した状態では、パリ 国際 音響 フェスティバル の記録盤かと思われるかも? ですが、、

  ※ この帯に書かれた名文章が気になって 思わず落札した次第  

これまでも何度か記述してきましたが、レコードにせよCDにせよ日本盤は 音質面(無理に無難なサウンドに変更) で余り好みが合わず 敬遠してしており、どうしても国内盤しか選択の余地が無い場合を除いては輸入盤を選んでおります。 しかしながら多くの海外レコードマニアからは日本盤の『品質の高さ』と『ノイズの少なさ』が好まれ珍重(渇望)されている様子です。 

と云うワケで、レコード盤自体は日本盤が優秀なわけですから 洋盤マスターをそのまま手を加えずプレスしてくれりゃあ それこそ一番良いのです!!その願望=高音質+低ノイズ を叶えてくれたのがコチラなのですわ~

 思った通りの、イヤ  期待以上の高音質と低ノイズに大満足です

 

いやはや 今回は、念願かなってゲットできた一枚 やら 期せずしてゲットした珍盤?、更には 期待以上の高音質盤と 実りの多い 大満足の格安レコード掘りが出来ました 

 次回も 更なる 深 掘 り を・・


アナログ礼賛 たま~に掘出し物アリ Bob James,Hubert Laws,BOULEZ,Michel Beroff,その他

2023年04月19日 | アナログ礼賛

昨年の夏頃から折々に中古格安レコードを漁り=レコード掘り を楽しんでいるわけですが、、

引き続いて収穫品(主にヤフオクでの落札品)を紹介したいと思います!

特に今回は  ”たま~にしか出会えないような掘出し物”  も有りますので乞うご期待

  マズは期待外れだった残念盤 その1 Bob James Heads

コチラは、正に千両役者(江戸時代の表現か?)が勢揃いしてNY(ニューヨーク)のスタジオ録音ですから 思いっ切り キレッ キレッ のNYサウンドが聴けるに違いないと物凄く期待して落札

なのですが、、 妙に浮足立ったような腰の座らない うわついた音造りにガックリ

プロデューサー(御本人かな?)やら製作側に 何かの狙いがあって この様なサウンドにした のかは不明

ながら大きく期待外れでしたわ~ (落札価格:やや競り上がりの572円)

 

   お次も 期待外れだった残念盤 その2 Hubert Laws  Morning Star

世の中に数多くいらっしゃるミュージシャンの中でも、 特に好きなアーティストの一人がコチラのヒューバート・ロウズです! Jazzにもフルート奏者は数多くいらっしゃるわけですが、何と云ってもヒューバートロウズは私にとって断トツであります  なんですが、、 どう云うわけか好みの録音が少ない(今の所ほとんど無い)のです。そんななかですがコチラは比較的良好な録音ではないか?なぁ~と期待半分での落札(落札価格:368円)  

でも、やっぱり 独特のCTIサウンドに加えて日本盤らしく高域が伸びきらないコモッタような音質  なので、せっかくの名演奏もボンヤリした印象  もしコレが クッキリ・ハッキリしたNY系サウンドだったら愛聴盤になること間違いナシ なのですが、、 実に残念な一枚でした

   有名ピアニストのプロモ盤なら間違いナシか? Michel Beroff

クラッシックのピアニストも有名な方が古今東西に沢山いらっしゃるわけですが、コチラのベロフさんも  その一人ですネ

ベロフさんがお洒落(?)なドッビュシー作品を演奏するプロモ盤となれば、どうしても期待せずにはおれない というわけで期待を込めて落札(落札価格:199円)

盤面の見た目は、漆黒の円盤にクッキリと音溝が彫り込まれている といった印象で 間違いなく高音質であろうと 益々期待が高まる感じ  いざ針を降ろしてみると クラッシックにしては残響音の少ないソリッドな音質 その影響もあってか空間の拡がりが感じられない ちょっと不思議なクラッシックらしからぬ音造り  鍵盤を強く弾いたときのアタックは実にクッキリしており、それがプロモ盤の特性かも知れません 

   コチラもプロモ盤 ファゴット協奏曲

日本人アーティストの国内録音の国内盤プロモ盤です 

コチラは『高品質薄型レコード』と銘打ってあり、製作サイドは特にオーディオマニア向け?に高音質盤を目指して作られた のかも知れませんネェ・・  かなりクッキリした硬質な音造りになってました。残響音を少なくして空間の拡がりは感じられない雰囲気でして、こういうサウンドがお好みの方にはバッチリの一枚になるかも

   素晴らしい  超・掘出し物  Pierre Boulez  Stravinsky

レコードに針を降ろして最初の一音が聴こえた瞬間に 『コレは ただもの では無いぞ』という位に 音(空間)の拡がり を感じさせるサウンド  

ストランヴィンスキーの複雑(奇妙奇天烈?)なオーケストラ演奏を左右前後の空間に再現してくれる驚きの音空間  ジャケットの左下を良く見ると、 ”クアドラフォニック” の解説があり このレコードが いわゆる4chレコードである事が判りました。 あ~ なるほどネェ~ 道理で音空間の拡がりが尋常ではないことが納得できました! これが今から50年近くも前に録音されたサウンドとは にわかに信じられない程に 鮮やかでフレッシュな音質  一つ一つの楽器がクッキリと定位し 低域から高域までスッキリ伸びきった とにかく気持ちの良いサウンド(落札価格:199円)

どうでしょうかネェ、20~30枚に1枚あるか、いや 50枚に1枚ですかネェ~ 

たま~に こんな素晴らしい一枚に出会えるからレコード掘りは当分やめられない 

うわっ!』とか、『おおっ!』とか 思わず唸ってしまうような掘出し物レコードを探し求めるドロ沼の日々が続きそうですわ~


アナログ礼賛 格安盤 Don Sebesky,PATTI AUSTIN,Sheila E,Stuff,LongPig,ジェリーマリガン、山口未央子

2023年04月12日 | アナログ礼賛

引き続き ボツボツと中古格安盤レコードを掘り進んでおりまして、、

今回は以前から欲しかったモノや極めて”ゲテモノ”をゲットしました~

 

  最初は贅沢なBOXモノです ドンセベスキーのジャイアントボックス

コチラは70年代後半?から始まったJazzフージョン旋風のなか米国有名レーベル=CTI レコードの大物スター全員を勢揃いさせたような一大企画モノですネ  随分と昔、図書館で見掛けたJazzレコード紹介本にて必聴アルバムとして掲載されていたような記憶があり 迷うことなくゲット(落札価格=377円)  確かに当時はCTIレーベルの絶頂期(?多分)でオールスターを一堂に会した大編成のJazzオーケストラにドンセベスキーの凝ったアレンジで奏でると云った大曲集なのですが、、 どうも私にはCTIサウンドが苦手(もしかするとRIAAカーブの調整が必要なのかも?)のようで イマ一つ感動は得られませんでした 残念!!

 

  お次も米国モノ 80年代 PATTI AUSTIN パティ オースティン

70年代後半から80年代にかけてはノリノリでゴキゲンなファンキーサウンドというかグルーブ感タップリの楽曲が多く 私のコレクションの中心なのです。そんななか自身の率いるビッグバンドで数々の名演奏を残したクインシー・ジョーンズが徐々にプロデュース業に専念してゆく頃のイチオシ女性シンガー=パティ オースティンのアルバム それ故に思いっ切り期待を膨らませてから聴いてみたら、、 殊の外それほどでも無かった という感じでしたわ~(落札価格=75円  )

 

  アルゼンチンタンゴ です。 期待のアルゼンチン盤は如何に?

少し前からですがアルゼンチンの音楽シーンに少なからず興味を持っておりまして、、 御存知の方は少ないでしょうがノラ サルモリアとか大好きなんです。そのノラ女史の楽曲を聴く限りでは録音状態も良好でスタジオ機器やエンジニアも優秀なんじゃないか?と期待し 初めてのアルゼンチン盤をゲットしてみました 上の写真(表ジャケット写真)ではひげ面のおっちゃんですが、内容は女性ボーカルのタンゴ曲です

このようにチャーミングな女性が唄っておられるのだと思われます(文字は全く解読できず) しかしレコード自体も相当古いようなので雑音も多く、期待した美声もそれ程には響き渡らない印象でしたわ~(落札価格=122円)

 

  NYラテン界のアイドル?スター Sheila E = シーラE カッチョ イー

ニューヨーク・ラテン(サルサ)界で、ティート・プエントに次ぐマエストロ = ピート・エスコベート の娘さんシーラ・イー  当時はしばしばステージで親子=父娘 共演がありましたが、よく似てるので笑っちゃいましたネェ・・  ド派手なコスチュームで尖ったブーツの先でシンバルを蹴り飛ばすパフォーマンスに度肝を抜かされたわ~ 超カッチョ良し  このアルバムは いささかラテン色が薄めか ポピュラー音楽でのヒット狙いだったのかも  

最後に どうしてもお伝えしとかなければならい事がありまして、、 もしチャンスがありましたらばコチラのレコードの裏ジャケットをご覧くださいませ!!(殿方の目線は釘付けやでぇ~)

 

   これぞ、まさしく NY(ニューヨーク)サウンド Stuff ライブ盤 必聴盤かも?

多分 数あるStuff=スタッフのアルバムの中で一番じゃないのか?と思われます(お好みにより異なりましょうが) ファンキーでグルーブ感も満タン! 併せて録音状態も良好 他のアルバムだと、ブルース色が濃かったり ニューヨークらしからぬ抜けの悪いサウンドだったりしますが コチラは超ノリノリに楽しめます オススメ(落札価格=チョイ競り上がりの429円)

 

  前からズーッと欲しかった 今回の目玉 山口未央子 NIRVANA

曖昧な記憶ですが、、今から40年ほど前 貸しレコード屋の『友&愛』(スタートが三鷹?)が出来て次第にアチコチに店舗が拡大していった頃だったかなぁ このレコードを聴いて、それ以来このアルバム内の楽曲が頭に刷り込まれたような気がします  ここ最近は この当時の日本の新しい音楽スタイル=シティポップス というのが世界的にヒットしているらしく(そろそろ終焉かも?)この手の中古レコードが高騰しちゃっております~ コチラはCDでも復刻版が新リリースされてもいますので どちらでも良かったのですが、今回は案外お安くゲットできたのでラッキーでした 改めて聴き直すと、やっぱりカッコイイですわ~ 参加ミュージシャンもゴキゲン凄腕メンバー揃いで云う事なし(落札価格=ようやく競り勝ちの1010円)

 

  プロモ盤 VERVE(ヴァーブ)  The Gerry Mulligan Quartett V-8466  ジェリーマリガン クァルテット

正式なVERVE盤ならば恐らくは格安での入手は不可能でしょうけど、たまたま国内プロモ盤でジャケットも無ければライナーノーツも無し 段ボールの台紙に入っているという訳アリ品なので格安でした(落札価格=188円)  訳アリ品ですから期待もせずに試聴したわけですが、、 コレが かなり音質良好でありまして 国内盤らしからぬ”抜けの良い気持ちの良いサウンド”が聴けました! 大満足 ひょっとするとオリジナルのVERVE盤よりもノイズが少なく聴きやすいかも? 更に不確か(何せジャケもライナも無いから)ではありますが このアルバムではジェリーマリガンが珍しくアルトSaxもご披露されております それが また一興で、アルトなのにバリトンっぽいですわ

 

  ゲテ物 ジャケ買い LongPig=どうやらバンド名らしい

ほぼ毎回?恒例のジャケ買いですが、、 今回は極めて”ゲテモノ”をゲットしちゃいました~ コチラの怪しげな呪術師?に魅かれてポチッしたわけです ※まさか誰も入札しないだろうと思っていたら意外にも複数の入札があり若干の値上がり(落札価格=82円)  

で、入手後に判ったのですが コノ LongPig という言葉が恐ろしい 検索するとスグに判るのですが いわゆるスラング=俗語 なんですネェ それも恐ろしい意味の そこで改めてジャケットを眺めると 呪術師の後ろに転がっている??の意味が判明するわけで、もうどうしようもない感じ  勇気を振り絞って盤面に針を降ろすと、、 おどろおどろしい黒魔術の儀式ではなくて 普通の若者のロック音楽でした~ 但し何を唄っているのかは不明  恐らくはスラングまるけの訳の分からぬ歌詞なんでしょ~

と云うワケで今回もまた支離滅裂 まるで統一性のない  てんでバラバラ のレコード羅列となってしまいました

実は80年代はじめ頃の シティポップス の女性アーティストに もう一人 どうしても外せない方がおりまして、虎視眈々とチャンスを狙っております。松原みき、山口未央子 ときて、その次は誰でしょ~ きっと早々に入手しますので乞うご期待


アナログ礼賛 中古格安盤 掘り出し物1円から

2023年03月22日 | アナログ礼賛

引き続き 格安盤の ”レコード掘り” を継続しているわけですが、、

以前から気にはなっていたものの、余りの安さに ちゅうちょ しておりました ヤフオクでの1円出品盤に手を出してみました。

  マズは初めて1円で落札した記念のレコード

日本海?の岩場に打ち付ける荒波 昔の日本映画のタイトルバックみたいですネェ・・

詩吟と云っても お稽古しているわけでもなく 特に興味を持っているわけでもなく、、  随分 昔に とある式典で、たまたま地唄?とか日本の伝統芸能の『人間国宝』が 御自身の芸の ほんの”さわり”だけを式典ステージで御披露くださったのですが、それを聴き 度肝を抜かされたわけです。そこは収容人数1000名を超える大きな公会堂で、次から次にお偉い方々が式辞を述べられ その後に地域の合唱団とか舞踊など芸能発表が続き そろそろ多少退屈を感じていた時です。 

その人間国宝が唄い始めた途端に 周囲の空気が一変!  あたかも深山幽谷に迷い込んだような、、夜明け前の 薄青い霧がたちこめる森にたたずみ、遠くから聞こえる 心地よい響きに 身を任せている様な感覚・・・ アレは 凄い体験でした~

そんな経験もあり、日本の伝統芸能には格別な尊敬の念を持っております。もしやコチラの”詩吟”にも アノ感動が味わえる のではないか?と期待を込めて落札!! 

ところがレコードから聴こえてきたのは、北関東なまりのご婦人の妙に力のこもったナレーション  うわー! 残念、コレは違いましたわ~ ガクッ

 

   初めてみた チック・コリア のソロ盤

コチラはこれまで チック・コリア のディスコグラフィや銘盤紹介本 その他の資料でも一度も見たことが無い珍しい盤です。

こういった知られていない盤は有名アーティストでも人気は薄く全く競ることなく1円にて落札でした。恐らくは正式デビュー前の若い(学生?)時代の音源なんでしょうかネェ・・ 独自のフレーズもラテン色も殆ど感じられない新鮮なサウンドでしたわ~ 

 

   ハレルヤか~

結局1円盤では、期待を大きく逸れて 大失敗した としても 損失が極小ですから 気兼ねなく 訳の分からん盤にも手を伸ばせるというメリットがあります。そんな気持ちで落札した一枚

英国の爆笑コメディ Mr. ビーン も教会の礼拝で このフレーズだけ ”ハレルーヤ” だけ大声で唄っていましたので、どんな感じかなぁ~ という感じで落札

B面は ”アヴェマリア” でしたが、、 美しいソプラノの歌声を聴いていると コレは『心よりの感謝』なんだろう と感じました(正しいかどうかは?)  生かされてる喜び、家族の幸せ、収穫への感謝 等々の神への感謝の歌なんだろうと思いました      1円じゃぁ 勿体ない

 

   フラメンコギターのマエストロ

フラメンコギターと云えば マズ第一に思い浮かべるのは パコ・デ・ルシア です。何故かと云えばJazz系ミュージシャンとの共演も多く馴染みもあるからなんですが、、

コチラは未知のギタリストなんですが 見るからに上手そうに見えますし、コレまで聴いたことのない スペイン盤 ということで落札 

コレは 凄く良い盤 でした!! 演奏も、録音も、盤質も、すべて優秀です  Jazz系だと やたらオンマイクで録音するので、小さい音で細かいフレーズを弾くと 運指ノイズやピッキングノイズやらの操作系ノイズばかり目立ってしまいます。コチラは あくまで”響き”重視のクラッシック録音で、細かいフレーズでも一音一音がキレイに聴こえてます。 また初めての スペイン盤 なので 果たして盤質はどうか? と不安でしたが、スクラッチノイズも少なく盤質も良好でしたわ~  1円でも大満足

 

 ◎  ヘンデル 水上の音楽

フルオーケストラの交響楽というのは、ウチのオーディオでは まだまだ能力不足でもあり 満足のゆく再生ができません  従って どちらかと云えば交響楽は敬遠がち ではあるのですが、今回はERATOレーベルのフランス盤ということもあり、もしかして良いかも? にて落札

コチラも かなり優秀盤だと思われますわ~ 演奏も、録音も、盤質もマズマズ 

華やかで、きらびやかな音質を楽しめるのですが、、もしかするとRIAAカーブが少し異なっているのかも知れません? この点については今後の課題として、各レーベルとかプレスによるRIAAカーブの違いに対応できるプリアンプをどうにかしたい と考えております。

 

  RCA銘録音 LIVING STEREO リビングステレオのサンプラー盤

ご興味の無い方には ナンノコッチャ ですが、、 1950年代後半から1960年代にRCA社にてステレオ録音された極めて高音質なレコードがリビングステレオ盤です。 ようやくステレオ録音の器材が出揃い整えられた頃に、演奏者・録音技師・プロデューサーが一体となり ”高音質盤” を目指して製作されたのがリビングステレオのシリーズです。

それらの音源は 今でも素晴らしい音質なので 当然ながら 人気盤でもあり高額にて取引きされております。 これまでも折々にはヤフオクで入札するものの当方の予算では太刀打ちできず競り負けするばかりでした~ で今回は、サンプラーでもあり 更には不人気な日本盤でもあるので格安で入手できました

イヤハヤ、コレは 誠に残念 でございました~ きらびやかな高域も、左右前後の隅々にまで響き渡る残響も、リビングステレオの良いところを全てカットしてしまった  いわば残骸みたいな日本特有なる音質でしたわ  ガックリ~

 

 ◎  期待満々のアンドレコストラネッツ

詳しくは存じ上げないのですが、何となくゴージャスなストリングスサウンドが聴こえるような気がする アンドレコストラネッツ   今回たまたま見つけまして ナント1円だったので迷うことなく落札

アッチャ~ コレも残念!! やはり日本盤(格安の理由)の特長を見事にまで象徴する音質=きらびやかな高域も、左右前後の隅々にまで響き渡る残響も、全てカットしてしまった  いわば残骸みたいな日本特有なる音質

ジャケットもチョット怖い雰囲気なんですが、、 恐らくは元々の米国盤ならば相当美しいゴージャスなストリングスが繰り広げられているだろうと思われるレコードです。

このように1円盤にも 納得の優秀盤もあり決して侮れない感じですネ~

まだまだこれからもレコード掘りを楽しんでゆこうと思います!!

 


アナログ礼賛 ヴィニジャン この深淵なるレコード世界

2023年03月05日 | アナログ礼賛

世の中には、様々な分野で ある事に徹底的にこだわり 情熱的に、一心に 打ち込んでおられる方々がいらっしゃいます。

ある事を 突き詰め さらに極めていかれた”本物” =ホンマモン の方ががいらっしゃいまして、そのような強者(ツワモノ)を称してジャンキーとも呼ばれているようです。

私自身も この本に巡り合うまでは、これほどまでに極められた方々がいらっしゃるとは知りませんでした~

一口にレコード盤と云っても、盤の材質(材料)、プレスの状態、産出国等によって 出てくる音に大きな差があるようです。

それを見極めるために 同一タイトルのレコードを何十枚も取り揃え 聴き比べる という  ある種 倒錯(?)した世界。入手困難と云われる盤を探し求め、出会った喜びから ようやく手に入れた貴重盤に針をおろすワクワク感と達成感 その後に訪れる満足感 あるいは 失望感 スリル満点でございます!!

またレコードへの異なったアプローチとしては、レコードプレーヤーそのものに深~いコダワリをもって製作・改造される方々 果てはカートリッジ(針の付いてる部分)を自作されてしまう方々まで  実に特別な世界が 繰り広げられております。

この本のタイトル 『 ヴィニジャン 』は筆者の田中氏が考案された造語のようでして、、

レコード・オーディオ マニア 間の 俗称 として、レコード盤のことを ” ヴィニール ” と呼んでいる(特に海外のマニア間で)みたいです。そのヴィニールと、前述したマニアのその先にある ” ジャンキー ” とを組み合わせた略称 すなわち ” ヴィニジャン ” となったようです

恐らくは、まだまだ世間一般には知れ渡っていない熱心なマニア さらに極められた ジャンキーがいらっしゃることでしょ~

マズは とっかかりとして、マアマア比較的 判り易い(?) レコード・オーディオのディープな世界を紹介するコチラを御一読(立ち読みか?)されるのはいかがでしょうか

筆者の田中伊佐資氏はYouTubeでも複数のチャンネルから発信されておりまして、、

なかでも 全国の中古レコードショップを巡り歩いて紹介する 『 パタパタ漫遊記 』が興味深いです。中古レコードショップにはオーナーそれぞれの哲学というかポリシーが如実に表れており 個性的なお店も多いですネェ・・ 

そんなレコードショップの中で 個人的にも ココは極め付けだ と感じたのが 仙台にあるパラダイス・レコードです!! ショップの規模も並大抵ではなく、まさに ”巨大倉庫” そのもの  さらには別棟には何十トン(?)ものレコードを保管する、ショップより更に巨大な保管倉庫もあり オーナー自らフォークリフトを操作して在庫の整理をされていらっしゃる  という桁外れなショップです。 出来る事ならば死ぬまでに一度は訪れてみたいと考えております。

深めると さらに 深みを増してくる 深淵なるレコード世界

いやはや 恐ろしい所に踏み入ってしまったようです~


アナログ礼賛 コール・ポーター ミッシェル・ルグラン ヒンディ美女 門あさ美

2023年02月18日 | アナログ礼賛

先頃 またまた 偉大な音楽家の訃報が伝わってきました

恐らくは世界中の老若男女問わず、ほとんどの人々が彼の作品楽曲を聴いたことがあると思います。それほど普遍的に周知され、CMや映画 また有名アーチストによるカバーも多く、タイトルや作曲者を知らなくても  その耳に残るメロディを聴いていらっしゃることでしょ~  その20世紀最高のメロディメーカーの一人が Burt Bacharach バート・バカラック

音楽のメロディというのは 極端に云ってしまえば、音の高・低と長・短 の羅列の組合せなんですが、、 不思議なことに 美しいメロディを聴くと 元気がでたり、 涙がでたり、 感情が揺すぶられます。こんな  また聴きたくなる楽曲が名曲であり、エバーグリーンとかスタンダードナンバーとも呼ばれるわけです。

そんなスタンダード曲を多数作曲された  もう一人の20世紀最高のメロディメーカーが バカラックより少し先に活躍されたコール・ポーターです。

どちらかと云えば Jazz ジャズ のスタンダードになっている曲が多いですが 多くの人が聴き覚えのあるメロディにもなってますヨ

そんな偉大なる作曲家 コール・ポーター の名曲を、これまた お洒落な楽曲と編曲のフランス人=ミッシェル・ルグラン が オーケストレーション・指揮 するという超 素敵なアルバム を発見

これ程のマエストロの競演となれば、コレが悪かろうはずがない!!  と確信して落札したのがコチラ

 ◎ 左側がコール・ポーターで、右側が若き日のミッシェル・ルグラン

こんなに若い時代のルグランを初めてみましたわ・・ 残念ながら彼もまた数年前に旅立たれましたネェ

ルグラン洒落っ気ある変幻自在のリズムと きらびやかでゴージャスなストリングスが、目の前で演奏されているか  の様に生々しく臨場感たっぷり に繰り広げられるだろう  と 思いっ切り期待してレコードに針を下してみたら、、

 なんじゃ コリャ~

   中央付近で小音量で、

    細々とコチャコチャと鳴っているだけ

コレはいかん! モノラルにしても録音(カッティングか?)が悪過ぎる しばらく聴いてみますと、かなり凝ったアレンジになっている様子もありますが  とにかく残念、残念 

 せっかくの 二大巨匠の競演 企画が台無し ガックリでしたわ・・

 

では気分を取り直して

恒例?の 毎度おなじみ 美人ジャケットのジャケ買い

  ◎ ハイキーなのでディテールが不明ながら 恐らくはヒンディー系美人なんでしょ

実は若い頃(30数年前ころ)に 瞑想のお修行 という名目で5、6回もニューデリーに出向いておりまして若干のインド通?でもありまして インド音楽にも興味があります。

はやる気持ちを抑えつつ レコード盤に針を下ろしますと、妙にスッキリした伸びやかなキレイな歌声が聴こえてきましたよ 1987年の英国録音とありますから 恐らくデジタル録音なんでしょネェ~ 伸びやかな美しい歌声は魅力なんですが、どうもデジタル録音のアナログ盤はイマイチ好きになれませんわ・・

 

 ◎ お次も ハイキーの女性ジャケ

70年代後半から80年にかけての日本のポピュラー音楽の変革期(GS・フォークからポップミュージックへ)に登場した女性アーチストの一人ですネ

その当時、続々と登場した女性アーチストには 松原みき、山口未央子、彩恵津子、小林泉美、中原めいこ 等々 がおり、それまでの歌謡曲とは異なり Jazzやフュージョン・AORも取り入れたようなグルーブの効いた気持ち良い楽曲に魅了されました そのなかの一人で 門あさ美 ですわ コチラは やや後期のアルバムで1988年の録音でして 残念ながらデジタル録音でした

昨今のレコードブームもあり、この時代の日本女性アーチストのアナログ盤は人気があり 希少盤・人気盤ともなると軽く5000円以上にもなっている状況ですわ~  

 だいたいコレ欲しいなぁ~ と思う盤ほど高値になっておりまする

 

 まだまだ続きそうな

    レコード掘りの日々です


アナログ礼賛 JICO J50 新カートリッジ ダイヤモンド無垢 丸針

2023年02月11日 | アナログ礼賛

再び レコード カートリッジ なのですが、、

およそ半年間程 じっ~くり 聴き込んだデンマーク産カートリッジ ortofon2mシリーズ red に少し”物足りなさ”を感じ始め さんざん迷った挙句に同シリーズの2m blue を入手したわけでした。

ところが人間の欲望には際限が無い?ものでして、、 確かに不満だった細かい部分の表現には明確な向上があったものの 全体としてのパンチ力が感じられない印象 

そこで再びカートリッジに関して情報収集してみるとイロイロ判ってきましたヨ~

細かな表現=繊細な再生 と、アナログらしいパンチ力 は対局にあり一挙両得はムツカシイとのこと  いわゆるHi-fi (ハイファイ)の高音質を求めるならば繊細な再生のできる高級カートリッジ、ドラムやベースのグルーブ感(パンチ力)を重視するならDJ系の廉価版製品が向いている という事です 更に調べると グルーブ重視ならば、丸針が相応しい事も判りました。

レコードカートリッジの針先形状には コレまた各種ありまして、丸針、楕円針、シバタ針、、

JICO様の資料

要するに複雑な形状の針ほど より精密にレコード溝をトレースできて細かな部分まで再現(繊細な再生)できる らしいです

ここまでくると容易には理解できませんが、、 

    恐らくはSAS針が一番スゴイわけでしょ~

以上までの情報より、ひとつのカートリッジで『繊細』と『パンチ』の両方を得るのはムツカシィことが判りましたので、今回は割り切って『パンチ』のみを目指した選択を目論みました。

ネット情報からすると、それを実現するには 丸針高出力 のカートリッジが最適であると判明

そして登場したのが、DJプレイの代表カートリッジ Shure(シュアー) M44

Shure社は米国の老舗スタジオ機材メーカーで、マイクロフォンのSM-57が有名で今でもスタジオやホールで現役多用されてます。またカートリッジも世界中に愛用者がおり、Shure V-15M44などは近年のレコードブームも手伝って中古品価格も上昇傾向です 特にM44は世界中のDJ御用達で需要が高いながら数年前に製造中止=廃番となり、元々1万円以下で販売されていたのが わずかに市場に残っているデッドストック品が3~4万円に高騰している状況です。

そのM44愛用者に救いの手を差し伸べたのが JICO社です。JICO社は世界中のカートリッジメーカー製品の交換針を提供する針の専業メーカーですが 目立たないながら自社にてカートリッジも作っておられました。世界的な人気カートリッジでありながら廃番となったShure M44 の互換後継品を数年もかけて自社開発したのが JICO J44 シリーズで2021年に発表されました。そして、そのJ44シリーズに さらに磨きをかけて本格リスニング用にした J50 が昨年末に発売されました。

◎ とうとう、また また 新たなカートリッジを入手しちゃいました~

◎ 写真では判りませんが 確かに ダイヤモンドの無垢丸針になっておりますわ

今回はカートリッジシェルにマグネシウム合金のaudiotechnica社製を、シェルリード線にはリード線専門出品者さんの20数種類の中から SharkWire社の極厚銀メッキ線を、さらに固定ネジはチタンビスを使いたかったのですが14mmでは足らず 仕方なく15mm黄銅ビスにて制振シートを挟んで固定しました

  ここまで コダワリに コダわって再々交換したカートリッジは、、

予定通りにグルーブ感バリバリのサウンドで大満足でございます

楽曲によりカートリッジを交換するのもレコード芸術のお楽しみでもありますネェ・・

しかし、この J50 は弦楽四重奏とか木管アンサンブルも太い音で鳴らしてくれるので、繊細系カートリッジとは また異なる趣きを感じられます

願わくば、このまま長期にわたり

 コノ満足感が続きますように~ と願うばかりです~


アナログ礼賛 珠玉の一枚 20人格 珍盤 名盤 坂田明

2023年01月28日 | アナログ礼賛

1980年代は実に楽しかった~

経済も政治も安定(明確なデータとかハッキリした記憶ではないので間違ってたらスミマセン)した時代で、人々にも”笑い”を楽しむ余裕があったのかも知れません。70年代後半に始まった漫才ブーム、突き抜けた笑いのモンスター達が次から次に出現し 伝統的話芸の漫才をスピード感あふれるアクション的エンターテイメントに変革。その立役者である 笑いのモンスター達が一堂に集まったTV番組が『オレたちひょうきん族』でした~  破天荒で滅茶苦茶、やりたい放題 ムッチャ クチャ

それらと同じようなタイミングで音楽業界では『スネークマンショー』なる新しいお笑いが出現

ラジオとかレコードなど視覚を伴わない 音声だけによる お笑い は実に新鮮でした。敏腕 脚本家により練り上げられた台詞と 実力派 声優による絶妙な語り口  爆笑でしたわ

◎ 日本の現代美術をよく御存知の方でしたらコチラの方をお判りですかネェ・・

赤瀬川源平先生と御一緒にトマソン(不要なモノ)研究の第一人者である 若かりし頃のイラストレーターの南伸坊さんと思われるかも知れませんが、、

◎ 実はサックス奏者+ミジンコ研究家の坂田明氏です!! 

 

ミュージシャンの一発芸というか飲み屋芸みたいな話芸を御披露されているのがコチラ

表向きはJAZZサックス奏者である坂田氏が、脱サラのラーメン屋超リッチなお百姓さん盛りを過ぎた野球選手、、 に成りきって快演される  中でも、ダンプトラックの運転手は秀逸!! ブッチギリです!!  勿論 演奏も高音質です

オークションにて格安にて出品されており、誰にも見向きもされていない様子だったので コリャ楽勝(競り合う事無く)で落札できるだろうと予想しておりました  ところが終了間際に いきなり複数入札が入り一気に価格が競り上がり驚かされましたが、なんとか無事に落札できましたわ~

届いた盤はキズ一つ無い ピッカピカ 新品同様  

そりゃ  そうでしょ~ 普通の人なら一回聴いたら満足してしまうでしょうから、リピートすることもなく 盤は痛まないでしょうね

と に か く

  満 足 の 1枚 で し た ~


アナログ礼賛 YMO、チャーリーパーカー、カザルス、コレア&ハンコック

2023年01月19日 | アナログ礼賛

今年初めての新着レコードですが、、

年末年始は多くの方々がオークションに参加され購買意欲も旺盛でしたので落札価格が高騰気味傾向が続いておりました。そのため格安での落札をむねとする当方は暫く入札を控えておりました~

1月も中旬になり、そろそろ通常状態に戻ってきましたので再び9枚を落札しました!!

誠に残念ながら、正統派 名門JAZZレーベルのVERVE盤のウェスモンゴメリーなど数枚を入札したのですが、、 矢張り有名アーチストのまともなレコードには勢いがあり当然ながら競り上がってしまい予算オーバーにて競り負け続出で1枚も落札出来ず

  てなわけで相変わらず人気薄?な盤ばかりなんですが、、

コチラの盤に目星を付けたのは  珍しくUS盤だったからなのです。

とにかく 当時 日本中に鳴り響いていた  言わずと知れた  YMO

(落札価格621円)

ところが、たまたまと云いますか 偶然なことに、オークション当日の午前中に ユキヒロ氏の訃報ニュースが飛び込んできて 案の定 落札価格が競り上がってしまいました。数年前から不調の様子は見聞しておりましたが、むしろ教授の方が危ないんじゃないか(失礼しました)と思ってました~

国内盤と聴き比べたわけじゃないですが、コチラはかなり気持ちの良いサウンドですヨ!! 国内盤だと、スッキリ伸びきらなくてクグモッタ感があったり  センターに団子状に縮こまっている(ステレオの上下左右の拡がり感を感じられない)みたいな録音が標準になってる気がするからです。 ユキヒロ氏のドラムもスッキリ・クッキリ気持ちよく鳴り響いております~

 

  コチラはまったく初めて見掛けた 盤です 

チャーリーパーカーのレコードは既に5、6枚は入手しておりますが、なかなか録音状態の良好な盤には巡り合えておりません。つい最近入手した  かねてよりの愛聴盤  Chalie Paker with strings はマァ良い方ではありますが、まだ少し残念な感じが拭えないところ   

(落札価格188円)

ならばコチラはどうでしょう?? ウィズ オーケストラ と云われると勝手にストリングスオケと思ってましたら普通のJAZZビッグバンドとの共演でした  

録音状態は矢張り余り良くないわけでしたが、他のどのレコードよりも気持ちよくのびのびとアドリブを楽しんでいる感じで、手持ちの中では一番の名演奏かも知れません(あくまでも個人的な好みですからネェ~) 

 

  コチラは ロシア盤 ですわ~ 

(落札価格199円)

チェロ奏者は世界各国に沢山いらっしゃるわけですが、カザルスと云えば平和活動家という面でも超有名です。随分と前に、かなりレア盤と云いますか ファゴット(バスーン)協奏曲という珍しいロシア盤を入手しました。たまたま?なのか  その盤がかなり良好なサウンドでしたので、ひょっとするとロシア盤は低音が魅力的かも知れない と落札したわけです。

 ★ 残念ながら 元々の録音状態が余りよろしくなかった~ ウ~ム

  ところが  前の所有者さんは研究熱心なのか、ロシア語にルビを付けてくれていましたヨ

 

コチラは間違いなく銘盤だと思います!! 

(落札価格188円)

チックコレアと盟友?ライバル?のハービーハンコックが二人だけで2台のピアノを並べて弾きまくっている2枚組アルバム   

まだ全曲を聴き終わっていませんが、、 ピアノだけ(リズム隊は一切無し)にもかかわらず  物凄いグルーブ感とドライブ感で 全身ノリノリ で楽しめます!! ス ゴ イ   

相手の発する一音か二音だけ(小節でなく)で、即座に反応しスグに次から次へと展開してしまう 超・気持ちの良い緊張感 イヤハヤ 楽しいですヨ~

  コレだけ素晴らしい2枚組アルバムが、   ナント、なんと、、 188円 

           ス ー パ ー の 特 売 か ~!!

 

  コチラの女性は誰でしょ??

 

 昨年の秋にナントカ勲章を受けられた  我が国の女性ポップスの第一人者

 

 私はファンでもないのですが、有名な「高速道路の歌」や「横浜の歌」は好きですネェ~

 

コチラのジャケット写真を見たとき、恐らく結婚前(荒井由実)だろうと予想したのですが どうやら結婚して松任谷由実になってからの作品だと判りました。 当初は若々しいユーミンのジャケットが珍しいから落札しようと思ったのですが、どうやらB面の『消灯飛行』という楽曲がマニアには貴重な音源である らしい事も判明し余計に欲しくなったわけです。 しかしレコード的にはEP盤を上手に再生するのは、コレまた難しいものでありまして、、

  

   以上  9枚の内の  5枚を紹介しましたが、、 

実は残りのなかにスゴイ1枚が含まれておりまして、、 

今後じっくりと試聴してから感想を報告したいと思っております。興味のない人には全く見向きもされない盤なんですがネェ~


アナログ礼賛 ortofon 2m red から blue へ カートリッジ オルトフォン

2023年01月10日 | アナログ礼賛

オーディオマニアにとってカートリッジの選択ほど悩ましいものはないです!!

何しろピンからキリまで、すなわち数千円から50万以上のモノも溢れており新旧あわせると数百種類も存在するんじゃないでしょうか・・  一般的に考えるなら価格の高いモノほど良い音と思われがちですが  必ずしもそうでもなく、自分の好みのサウンドかどうかが一番重要なファクターになっております。

昨年夏に球EQアンプ(雅琴MS-12B)の改造が完成した際もカートリッジの選択には迷いに迷って、複数のマニアからもご意見を賜り、ようやくデンマークの老舗メーカー ortofon オルトフォン 2mシリーズ の入門機種 red に落ち着いたわけです。

 ◎  コチラは世界中でベストセラーにもなった機種であり、価格の割に非常に優秀なカートリッジです。細かい接続調整なしで適当に取付けるだけで十分に満足できる高品位なサウンドが得られ、これまで使用してきたカートリッジよりも随分と使い易い印象です。

しかし人間の欲望というのは際限が無いわけで、しばらくするとコレでは物足りなくなってきました・・・ 

もう少し上級クラスへグレードアップしたい!!という願望がムクムク

 

再び、さんざん迷った挙句  同じくortofon 2mシリーズ の一段上級クラスの blue を入手

 ◎  さすがに価格差が2倍もありますので明確な音質のアップがありました~

以前の red では聴き取れなかったボーカル脇のコーラスが2声なのか3声なのか 更には エコーのかかり方までもクッキリと聴こえるようになりました ス ゴ イ わ ~  

コレは針先の違いによる性能差だろうと思われまして、red は接合針(針の先だけダイヤモンドが付けられている)なのに対して、blue はダイヤモンド無垢針(針の全体がダイヤモンド)という違いがあるわけです。

もっとも肉眼では区別できませんけれど、、、

こうして明らかな音質向上が感じられ、やっぱり 価格の高い方が 良い音じゃ~

          と 満 足 し た の も 束の間!!

 ア レ ー??

明確にサウンドが向上したのは間違いないけれど、、 レコード特有の”音圧が飛び出してくる”感じ  =すなわちパンチ力 が薄らいでしまったんじゃないの~

コレは、レコードを楽しむ には大問題ですわ~  

何しろデジタルとかハイレゾでは得られなかった『パンチ力』こそがレコードの魅力の一つなのですから

はてさて、またしても カートリッジ選択のお悩みが始まってしまいました~ 

あーでもない、こーでもない、と機種選定に悩む日々が一番の楽しみなのかも知れませんが、、

  ま だ ま だ 続 き そ う で す ~