新春 第一弾 は、、
オーディオマニアのディープな
”しょーもない” ネタを掘ってみますかネェ・・
一般に『レコードをかける』と云えばレコードプレーヤーが必要なのですが、一口にプレーヤーと云っても キャビネット、モーター、ターンテーブル、トーンアーム、カートリッジ、加えて針先etcと幾つものパーツで構成されておりまして マニアともなれば その一つ一つに情熱とコダワリをもってアレコレの中から吟味し尽くし厳選して組み上げるわけなんです。
今回は そんなマニアの世界でも余り話題にされない、目立たない 極めてディープなパーツにスポットを当ててゆきます~
左の黒いシェルはマグネシウムも含まれているみたいです
◎ わずか10cmにも足らない電線です
コレは”シェルリード線”と云って、カートリッジ(いわゆるレコード針部分)とシェル(針先をトーンアームに固定する金具)を接続する配線となります。
普通は、こんな短い線なら 何を使っても変わりは無い と思われるでしょ~
とっ、ところが、ところが、、 コイツが音質に多大な影響を与えるわけなんですわ 今から十年も前にヤフオクにオリジナル製作のシェルリード線を多数出品されている専門家に出会ってしまい 現在は3種類ほどを所有しております。
コチラが一番最初に入手したモノ Cardsは米国のオーディオパーツメーカーで以前は一番のお気に入りでした
★ 華やかな高域と分解能の高いサウンドが特徴 それに加え、更なる分解能アップを目指しアース線をCelloのリード線(右側)に入れ替えるという強力なコダワリ!
次に入手したのが THERMAX でした
★ クセのないバランスの整った高音質 これと云った特徴の見当たらない優等生的な印象
実は以前使用していたアンプはレコードイコライザー部が それほど良くなかった為 シェルリード線の違いが今ほど明確には判りませんでした。しかし現状の真空管EQ(イコライザーの略)アンプでは わずかな違いもハッキリと表現してしまいます。
つい最近、カートリッジをortofon 2m red から blue にグレードアップしました。そしたらメリットも多かったのですが イマイチ低域不足というかパンチ力の不足を感じることになり、もう一度カートリッジを換えようか?と悩み始めておりました。
そんな折、フト シェルリード線の専門家を想い出し ヤフオクを探したところ相変わらずご健在で多数を出品されておりました~ これ幸いと20種類以上もの中から選んだのが、低音のよく出るシェルリード線という説明のあったモノ
早速コチラのシェルリード線に交換して試聴したところ、、、
いやはや コリャ すごいわ~ 低域がでるでる
思わず笑っちゃい位 豊かな低域です ウレシ~
なのですが 中域が若干引っ込んでしまう傾向もあり、このままでは満足できない感じ
この時点で気付いたのですが、どうやら交換する前は 二番目に入手した THERMAX を使っていたようでした。なので 大人しくパンチ力の感じられないサウンドに感じた というわけです。
それならば元々のお気に入りの Cardas + Cello の強力コンビにしたらどうだろ? で試してみたところ、華やかで分解能の高い”お好み”に近いサウンドになってきました!!
しかしながら、どうも低域が物足りない
そこで思い付いたのが、Cello アース線を今回入手した低域のよく出る SURRA に入れ替えたらどうなるだろう?
→ か な り 良 い で す !!
ほぼ自分好みのサウンドが実現しました
これこそマニアにしか理解できない(であろう?)、ディープなオーディオのお楽しみ
まさにドロ沼にズブズブを胸まで沈み込んでしまった感覚ですかネェ~
とうてい 抜 け 出 せ ま せ ん