院長の趣味 ≪オーディオや音楽≫ を中心に・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・佐野療術院 光線療法で スッキリ さわやかに

西荻窪でスッキリさわやかな毎日を目標に施術しております!首痛、腰痛、膝痛の緩解、生活習慣病、偏頭痛、便秘、慢性疲労の施術

アナログ礼賛 ペレスプラード、ウェザーリポート、クインシージョーンズ

2013年06月28日 | アナログ礼賛

またまた、アナログです。

 ヤフオクでUS盤を沢山出品している業者さんを発見。

 そのうえ 隣町にあるショップだったので、数枚まとてめて落札させてもらい 直接引き取りに行ってきました。

● 日本のラテンブーム(マンボですかね)の火付け役と云っても良いのかも知れません? ペレス・プラードです!  ウゥッ・・ アァ

B

いわゆる優秀録音との評判高い 『LIVING STEREO』 シリーズですから音質も期待できるものと判断いたしました。

B_2
裏面のステレオ機器広告も時代を感じさせるモノです。

期待したような 火を吹くような激しいラテンサウンドではなく いささか落着いたサウンドでしたが、なかなか意気の良い元気サウンドです。多分ハモンドオルガン?が多用されており、当時の最先端だったのではないかと思われます。フェンダーのローズが出現する前は、ハモンドオルガンが主流だったのでしょうかね、、、

● 知る人ぞ 知る ? トランペットのメイナード・ファーガソンのかなり初期のアルバムです。

C_2
意外にも、主流派ジャズっぽいサウンドでした。どうやら初期にはトロンボーンまで吹いていらっしゃったようです。やはり金管楽器の突き抜けるサウンドは、デジタルでは再現できないアナログならではの魅力があるわけです。

● 初期のウェザー・リポートです。

D
タイトルが日産の社長さんみたいですが関係ないでしょ~

個人的には、やはりジャコパストリアスが参加していた時代が一番好きですねぇ。サウンドも まだ試行錯誤の真っ最中という感じがしています。 とは云え、さすがにUS盤だけあってメリハリの利いたサウンドが聴けました!

● 今回の一番!! 

   クインシー・ジョーンズ

ジャケットも状態が良く、レコード盤面も非常に良好な状態だったので聴く前から期待が高まりました。

A

思った通り、実に新鮮なサウンドです!!

とても1961年の録音(なんと50年以上も昔です)とは思えませんヨ

かなりノイズも少なく、ダイナミックレンジも広~く感じます! レコード盤自体も分厚くて重たいので、安心感もあります。

一般的な評価としては、ほぼ同時期の録音で「Birth of a Band」の方が高くなっているようですが、個人的にはコチラの「QUINTESSENCE」がより楽しめるような気がしました。

以上4枚がすべて300円でしたので、随分と ・ 得 ・ し ・ た ・ 気分です!

まだまだ掘り出し物を発掘するチャンスがころがっていそうな様子なので、アナログ探求・レコード物色は今後とも楽しめそうですヨ~!!!


アナログ礼賛 チック・コリア 笠井紀美子

2013年06月01日 | アナログ礼賛

久し振りに、吉祥寺の中古レコード店をチェックしてきました。

幸いなことに、「500円以下のレコードは半額」という 非常にうれしいセール開催中でした!!

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チック・コリアの  マッド ハッター US盤 なっ、なんと150円也
それほど高く評価されたレコードではないですが、かつてCDは入手が難しいとされた時期があり長いことかかった後ようやく入手した記憶があります。今回はUS盤でもあり、多少は期待できるかな?程度の気持ちで選んでみました。

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勿論CDとの聴き比べも重要な 楽しみ のひとつです。但しCDは残念ながら日本盤ですが、、、

  イ ヤ ~    これは素晴らしいサウンドです!!

  日本盤CDとは、まるで別次元と感じられるようですヨ~

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チック・コリア フレンズ US盤 こちらも150円也
こちらは既にUS盤の同タイトルレコードを保有しているわけなんですが、ひょっとしたら盤面がより良好な状態かも知れないという 淡い期待をもっての選択。  

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上写真が、前から何度も聴いてきたレコード

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今回入手した新しいレコード

      ド ッ 、 ヒ ェ ~

  同じタイトルでアルバム番号も同じなのに、こんなにサウンドが違うのですか?

   新しい方が、まるで高域の伸びが良いのですわ

ラベルを見比べてみると、先に保有していた方は、左側の記号が PD-1-6160-A 、新たに入手しサウンドが素晴らしい方が PD-1-6160 となっております。 恐らく、多分ですが、『-A』 がついている方がプレスが次期なのでしょう きっと。それゆえ初期プレスの方が新鮮なサウンドが聴けるというわけなのだと思います。

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チック・コリア  スリーカルテット  日本盤  同じく150円也
     これは大失敗でした~

ジャケットの裏面にも英語表記のみなので、てっきりUS盤と勘違いしましたが、じつは日本盤でした~   ガ ッ ク リ ~

前出の2枚が素晴らしかっただけに、この日本盤のサウンドが余計に物足りなく聴こえます! 非常に残念ですネ~

あまりの落胆で、まだ全体を聴いておりません

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 笠井紀美子 TOKYO SPECIAL 純国産 250円也

いささか方向性が異なるとでもいいましょうか、、、

なぜか以前から好きなアルバムで、CDは以前から持っておりました。 もしかしたら、レコードならば素晴らしいサウンドが聴けるのではないかと、大きな期待を持って選択!!

   いや~ 困りましたネ~

   レコードなのにCDとの違いが余り感じられませんでした。

        ガ ッ ク リ でした! 

しっかし、このプレスによるサウンドの違いは驚くべきものですね。 

今回は、初期プレスが重宝される意味がよく分りましたし、US盤と国産盤との違いもより一層痛感させられました。

    や っ ぱ り  

           レ コ ー ド は 

                  楽 し い で す ヨ


アナログ礼賛 VIVALDI ビバルディ 

2013年04月13日 | アナログ礼賛

かなり久々に、吉祥寺の中古レコードショップを訪ねてみました。 レコードショップといっても、CDその他の光学ディスクの方が多いわけですが、、、

2階がJAZZフロアになっており、こちらはレコードとCD系が半々くらいになっていますか ・ ・ ・  イヤ、やはりレコードは少ないかも。

3階はCLASSICフロアです。

つい先日(といっても数ヶ月前なのかも)まではレコードは無かったのですが、、、、

  ナ ン ト !   な ん と !

  若干数ではありますが、 レ コ ー ド が在庫され始めているではないですか!!

隅っこの方に 『 ひ っ そ り 』 と段ボールに  無造作に詰込まれ、手書きの案内板が添えられておりました。

 さっそく 2枚ばかりを入手して参りました。

マズ目に付いたのが

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残念ながら国内盤ですが、PHILIPS フィリップスですネェ~

さらに、I MUSICI イ・ムジチ となれば 音質+演奏ともにマズ間違いは無いだろうと思います。そのうえ何故か妙に分厚いので恐らく2枚組じゃないだろうか?とも推測できました。

 ☆ ☆ ま さ に 期 待 十 分 で ~ す

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しかし、この時点では、曲はビバルディながら、曲目はまったく判らないままだったのです。

そして、もう1枚は、

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同じくビバルディ 

英語表記なので『四季』だと判りました。演奏者も一流どころだし、日本語表記が見当たらないことから外国盤だろうから、こちらも期待できるだろうと 選んでみました。

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ストリングスのみ というのも十分に魅力的な感じです。

さっそく試聴してみましたら、、、

PHILIPS盤を開いてみますと

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   な ん じ ゃ   こ り ゃ ~   

 小学校の音楽の教科書を思い出させるような  見 た く な ~ い  ブックレット が付属されてました。

そのうえ、ナント こちらも『四季』では あ~りませんか!!

 ガ ッ ク リ で し た わ     そういえば、ジャケットのデザインも四季を表す4枚の絵だったわけですし、文字で LE QUATTRO ~ と書かれており、 ”4” を予想させるヒントだったわけでした。 

しかし 流石にフィリップス盤ですので盤も分厚く、音溝も深く、いかにも 良い音 が聴こえてきそうです。

         が、

      ひどい反りがあり、まともにトレースできない劣悪な盤状態でした!!

ひとしきりガッカリした後に、もう1枚を開けてみました。

☆ 間違いなく輸入盤だと思い込んでいたら、 アッチャ~ 

こちらも国内盤だったのでした!!

      思 い っ き り ガ  ッ  ク  リ 

盤も薄っぺらいし、音溝も浅~い感じ  まったく期待は出来ません。

どうせダメだろうと針をおろすと、「え~~ 結構 良い」

    こ れ に は 驚 き で し  た ! !

輸入盤における高域のザラツキみたいのが、調度良い頃合いに納められてる感じで安心して聴けるサウンドになっております。 演 奏 も 上 々 で す ヨ

 ■ アナログは、見た目じゃ 判断できないですネー

PHILIPSでも国内盤は要注意だと云う事も認識できました。

   また、近い内にレコードを物色しに行かなければ!!


アナログ礼賛 Carpenters,高橋真梨子、Gaucho

2013年03月26日 | アナログ礼賛

すこし前にコイルの断線修理にて復活した拙院の MICRO DQ-7 は、電源ケーブルの交換とトーンアーム関係のネジ増し締めで、以前よりも調子が良くなったように感じております。

そうなると、本当に良くなったのか? 確かめたくなるのが人情ってもんでしょう ・ ・ ・ 

というわけで、アナログならではの < 高 域 の 伸 び > を実感できるレコードが欲しくなりました!!

ならば女性ボーカルでこそ本領発揮なんじゃないかと考え、ヤフオクなどでさんざん迷った挙句に選んだのが

 ◆ コ チ ラ 

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数あるカーペンターズのアルバムから、気に入りの曲が多く含まれているうえ  評判も上々という理由からの選択であります。 同じタイトルでもヤフオク上には、日本盤、英国盤、ブラジル盤、、などが出品されており非常に悩ましいところでしたが、一番の目的である『高域の伸び』という目論みから、結局は米国盤を選んだわけであります。

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いざ試聴してみますと、、、

   ウ~ム  

    確かにボーカル(声)は、クリアーに録音されておりますネ!

   し  ・  か  ・  し 

 期待していたような<高域の伸び>に関しては、感動することなく いささか期待ハズレな感じでした。 その原因は、恐らくはカートリッジによる影響も大きいのでしょうけれど ・ ・ ・   (いかんせんDENON DL-103の再生品((針折れをロッド継ぎにて再生))なのですから  ト ホ ホ )

 

 ◆ 同時に併せて入手したのが、

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女性ボーカルの高域の伸びという観点からは録音状況も含めて考えると、、、 何人もの候補を考えたのですが、入手し易さから 高 橋 真 梨 子 様を選択してみました。

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どうやら、このアルバムでは オフマイク気味で柔らかさを狙った音作り(日本盤らしいサウンド)だったのでしょうか、チョイと私の目論見とは異なっておりました~

 ◆ そして もう 一枚

ずいぶん前から欲しくてチャンスを狙っておりましたが、この度やっと入手できました。

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  steely dan
                         Gacho   で あ り ま  す  !

 もちろん米国盤の mastardisk刻印あり ですヨ~

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が、しかし、、、

 米国盤のくせに、” 大 人 し く ま と ま っ て ” しまっております。

 Gachoはリズムのキレよりも、ハーモニー(音の重ねあわせ)の ” 妙 ” を表現したかったのでしょうかネェ?

  ビシバシと激しいサウンドを期待したのに 妙にキレイにまとまってしまっているのです 不思議です。 これはレコードの盤によるものなのか?カートリッジの問題なのか?

 

 どうも今回は期待ハズレが多く残念な結果でした。

どうやらカートリッジの交換が急務である事を、一層明確に浮き彫りにしてくれました ・ ・ ・   ウ~ム  悩ましい 


アナログ礼賛 さらなる独盤 10” TELEFUNKENなど

2013年01月19日 | アナログ礼賛

またしても輸入盤です!

今回はさらにマニア度の高い(?ですかね~) 10inch盤も入手いたしました。

◆ 独 grammophon 10”盤 のハイドン です

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録音年など詳しいことは一切わかりません。

モノラルでした。 ひょっとすると1960年代?なのかも知れません ・ ・ ・  コチラは非常にめずらしい盤であることに気付きました。

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一般のレコードは外周部が膨らんでいるのですが、このグラモフォン盤は外周の膨らみがありません。それが、どんな意味があるのか判りませんが、はじめて見る形状です。

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このように普通のレコード盤では外周が膨らんでいます。(この写真じゃ判りづらいでしょうけれど、、、)

◆ 独 TELEFUNKEN 10”盤 

テレフンケンという社名は聞いたことはあるけれど、、、なんとなく記憶があることと、ジャケットからチェンバロ曲だろうと予想して落札してみました。

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こちらもモノラルでした。おそらく古いモノだろうと想像しますが、録音年代は60年代でしょうかねぇ ・ ・ ・

しかし、盤面をみると  じつに美しい 激しく高音質を期待しちゃいます!!

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が、しかし、、、

実際に聴いてみると、多分高級なモノラルカートリッジと高級システムならば魅力的なサウンドなんだろうなぁ~ と想像できました。残念ながらウチの現状システムじゃあ期待するほどの高音質ではありませんでした。

◆ 独 ETERNA 12”盤 

こちらは通常のLPレコードです!

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ヴァイオリンのマエストロ = ユーディ・メニューインの若き頃の録音のようです。

とはいっても、メニューインについての知識はほぼ皆無ですので何も解説はできないですが、、、

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こちらもモノラルでした。

きっとコチラも、モノラルカートリッジ+真空管アンプ+ヨーロッパ系SPでまとめたら相当魅力的なサウンドを聴かせてくれるのだろうと想像いたしました。 1967年の録音のようです。

今回はかなりディープな独盤3枚でしたネ~

ここまでくると完全にシステムの方向性といいますか、こちらに特化したシステム構成をしなければならない感じです。恐らくケーブルなどもビンテージ系の線材を使わなければならないのでしょう ・ ・ ・ 

ま た  ま た  ア ナ ロ グ の 

   深~い 深~い 淵を覗き込んでしまった ようです。


アナログ礼賛  独盤 EMI、グラモフォン、ETERNA など

2013年01月06日 | アナログ礼賛

  再びクラシック輸入盤を数枚入手しました。

今回はドイツ盤を3枚とオランダ盤を1枚をヤフオク落札したわけです。(今回も格安でした~ ラッキー )

〇 独盤その1

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我々はこの蓄音機とワンちゃんのロゴをみると、ビクターと連想してしまいますが、どうやら元々(というか本来は)はEMI社が本家本元ということらしいです。

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恐らく独盤は全般的に、分厚くて信頼感のもてる重量感があります。 こちらもズッシリして盤面もツヤツヤ美しいです!

コチラは、てっきり器楽曲と想像して購入したのですが声楽曲でした。 クセの無い素直な音で、硬派でなく柔らかい音色という印象でした~ 

〇 独盤 その2

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前回かなり感動的だったので再び入手した、ドイツ・グラモフォン盤です。 何故か、チリチリノイズが大きいです!!

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マーチ集だからなのか?、緻密さよりもダイナミックさがあるサウンドです。左右の拡がりより奥行き感が感じられるのですが、ややセンターに集中し過ぎてる印象もありました。

〇 独盤 その3

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コレは、またまた ・お・ま・け・ で無償にて頂戴してしまったレコードです!

すべて独語で書かれているので一切わかりません。オペラなのでしょう、、、けれど ” 音 ” はなかなか良いですヨ!!美しい音で、左右の拡がりに加え奥行きもあります。緻密さとダイナミックを兼ね備えていますが、欲を云えば これにクリアーさがあったら相当スゴイことになるだろうと思われました。

〇 PHILIPS オランダ盤

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 このレコードには、 ぶ っ た ま げ ました!!

・ ・ ・ 完璧な音の粒立ちと響きに圧倒された ・ ・ ・

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恐らくレコードならではの超高域の伸びが無ければ成し得ないサウンドではないかと思われます。 ノイズも少ないです!

これまで数十枚(多分50枚前後)のレコードを入手してきましたが、これが 『ダントツの一番』 です!!

今回はドイツプレス盤を3枚聴き比べてみて、期せずしてPHILIPSのオランダ盤の魅力を再確認してしまいました。

 

  益々 ア ナ ロ グ が おもしろく なってきました~~


アナログ礼賛 レイカ バランスウォシャ

2012年12月29日 | アナログ礼賛

レコードプレーヤ(MICRO DQ-7)が復活しましたので再びレコードを楽しみはじめました。

肝心のレコードは、おもに廉価盤を入手しておりますので、盤面のメンテナンスは慎重に丁寧に行っております。特に輸入盤を好んでおりますので盤面の清掃は一層手間ひまかけてやってます。

そこで重要なのがレコードクリーナー液です。

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アナログファンならば御存知だと思いますが、レイカのバランスウォッシャーというクリーナー液の定番商品です。(もっとも他に もっと優れた商品があるのかも知れませんが、、、)

成分の大部分は蒸留水?だろうと思われますが、とにかく水分で盤面を洗い流してしまうわけなんで結構汚れが取り除かれる気がいたします。

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こちらはビスコと称する専用のクリーニングクロスです。 工業用の不織布クロスは数多くつくられているのですが、とくにレコード清掃にはコレが最適だということです。

盤によっては このクロスが茶色に変色したりするので、ウッヘ~ 汚ね~ てな感じになりますよ。

わずか数百円(たった百円のレコードも沢山所有しております!)で入手したレコードもバランスウォッシャーで丁寧に清掃して、その後何度もトレースすると徐々にチリチリ音が少なくなってゆくという明確な効果が現れてくるのです。

そうすると、段々とそのレコードに本来の魅力が戻ってきて、まさにレコード芸術がよみがえってくる という(ちょっと大げさ過ぎるかも・・・)感覚がしてきます。

こまごまと細かい手入れで、すこしづつサウンドに変化が現われるアナログの世界。というか細かな作業・工夫を加えることが、ダイレクトにさらなるサウンドブラッシュアップにつながるのが アナログ の醍醐味のひとつなのでしょうねぇ ・ ・ ・  

  ま す ま す 楽 し く な っ て き ま し た ヨ ~ ~


アナログ礼賛 MICRO DQ-7 回転トラブル

2012年12月27日 | アナログ礼賛

 さきごろレコード再生に関して、さらなる音質アップを目指してカートリッジの微妙な取り付け ”位置” だとか ”角度” を調整してみました。 その結果これらの微調整によりサウンドは確実に向上することを改めて確認できました。

  やっぱりアナログはスゴイ! おもしろい!

と、そこまでは順調だったのですが ・ ・ ・

ふと気付くとターンテーブルの回転がおかしくなっていることがわかりました!!   

 しかし、いかんせん MICRO社のDQ-7は数十年前の電気製品ですからネェ いつ壊れても、まったく不思議はなく、 むしろ 壊れても完全に寿命だったとスンナリ諦めるべき製品なのです。

なんですが、勿体無くて そう簡単には捨てられません!!

回路図も修理情報もないまま、マズはオシロなんぞ準備して分解してみることにしましたヨ~

Dq7_pcb2up

ここまでは、これまで何度も開いているので なんてことないのですが回路図が無いことには、何ともとっかかりが掴めません。

そこで、回転制御基板とモーター軸受けが組っ付いている部分を取外してみました。

Dq7_motor1

な~んと なんと、、、

コレがモーターそのものでした!!! 実にきゃしゃなモーターでした。(( 結構ガッカリさせられました~ 巨大なずっしり重いモーターを期待しておりましたから・・・))

 ☆ ☆  ついでに 大 発 見  ☆ ☆

そのモーターに関連すると思われる部分に断線箇所を見つけてしまいました。

Dq7_motor_damage

恐らく、この断線が今回のトラブルの原因だろうと推定しハンダ付け手直しにて修理完了。

ついでに電源ケーブルも交換しちゃいました。

オリジナルが余りにも細くて頼り無いので、すこし前にCDPにて好結果をもたらした aet社のprimary400(本来はSPケーブルなんですが、、、)に交換してしまいます。

Dq7_power2up

芯線も太くてかたいので加工は手間取りますけど、効果は期待できます。

Dq7_power1

昔の製品はおおらかに造られているので、それほど細い部分もなく硬いケーブルでも簡単に通せました。

そして、再び組み上げて電源を ONしますと、スーッと正常回転になり、見事クォーツロックがかかり ストロボでも安定した回転に復活いたしました。

Dq7_strobo2

これで、また安心してレコードが楽しめます!

良かった 良かった~

電源ケーブル+ACプラグを交換した効果は、カートリッジの微調整の影に埋もれてしまったかも?ですが、相乗効果と思われますが、さらにレコード再生の分解能が向上いたしました。

当初は、恐らく基板上の素子の故障だと予想していたので、思いのほか簡単な原因だったので助かりました。

しかし断線していた配線はモーターの下面に位置するコイルなのですが、4つのコイルが固定もされずに適当にそこにあるだけなのです。 これらコイルの働きが判らないのでそのままにしてありますが、元々そうだったのか あるいは元々は正しい位置に固定されていたのか、全く不明のままです。


アナログ礼賛 PHILIPS盤 独grammophon盤 ソ連盤

2012年11月21日 | アナログ礼賛

ヤフオクにて、クラシック・レコードの外国盤を専門に出品されている方がいらっしゃいます。

今回いっきに数十枚もまとめて出品されたので、そのうちから数枚を落札することができました。

ここ1,2年は室内楽曲を中心に小編成の弦楽や木管アンサンブルを好んでBGMにしておりますが、今回は必ずしもその路線には合致していないかも知れないレコードもひろってみました。

それには理由がありまして、、、

どうやらレコード会社にはそれぞれ独自のサウンド志向があり、さらにはプレスした国によるサウンドの変化もあることが明確に判ってまいりました。そこで、楽曲よりもレコード会社とプレスした国によるサウンドの違いを聞き分けられたら面白いだろうと何枚かを選んでみたわけです。

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〇 こちらは、PHILIPSのオランダプレス盤です。ですが残念ながら盤面の状態が悪いですネ ・ ・ ・(なにしろ落札価格は160円ですから・・・)

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コチラは後日、バランスウォッシャーで丹念に手入れしてから試聴するとにします。

〇 次も、PHILIPSです。

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こちらも定評あるオランダプレスです。

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なるほど、、、かなり上質なサウンドです。

(とても落札価格100円とは信じ難いです!)

〇 まったく内容が判りませんが、なんとなく気になったのがコチラです。バスーンと弦楽のようです。

Photo_5
これこそは、  ナント  ナント  《 MADE IN USSR 》 ソ連製のレコードですヨ    おどろきですネェ~

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なんといいましょうか、妙な力強さがあるとでも云いましょうか、微妙な重量バランス? 何かチョ~ット 違います。

(こちらも落札価格100円でした)

〇 こちらは、 ● お ● ま ● け ●  で 無料で同封してくださいました。 ラ ッ キ ー 

Photo_7
恐らく独語なのでしょう、まったく解読できません。

  グラモフォンのドイツ盤ということだろうと思います。

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  こ れ が 一 番 ス ゴ イ ! 美しいサウンドです。

オペラのオムニバスですかね?

   これは繰り返し何度も聴きたくなりますよ~

録音そのものの優劣はハッキリしていますが、レーベルとプレスによるサウンドの違いってのも相当明確にありますネ。

いや、しかし、グラモフォンのドイツ盤ってのは かなり注目しなければならないかも!!!

CDの場合はグラモフォンはそれほど好みでもないかも?と感じておりましたが、レコード=アナログとなると また話しが異なるって事かも知れませんね。

い や は や 、 益 々 ア ナ ロ グ ワ ー ル ド が お も し ろ く な っ て き ま し た ヨ !


アナログ礼賛 オーディオテクニカ AT33E

2012年11月08日 | アナログ礼賛

ついに、念願だった MCカートリッジを入手いたしました!

我が国が世界に誇る、いまなおアナログ製品をつくり続けている audio-technica社の ロングセラー MCカートリッジ AT33E をヤフオクにて落札いたしました。

At33_hole1

かなり年代モノながら未だに高評価されておりまして、そこそこの落札価格でした。 明確に『動作OK』という記載もあり、相当な期待をもって到着を心待ちにしていたわけです。

At33_hole2

さすがに針の消耗もあるようながら外観はキレイな状態なので、まずは一安心いたしました。

はやる気持ちを落着かせつつ、慎重にMICROのDQ-7にセッティングし いざ試聴です!!

  さ て 、   え ~

       最初は何を聴こうか?

 な~んて 思いっきり期待してレコードに針を降ろしました。

      あれっ?

           あれっ?

          右chがまったく音がしないぞ!

そ ・ れ ・ か ・ ら ・ が ・ 

         大 ・ ・ 変 ・ ・ な ・ ・ 騒 ・ ・ ぎ

At33_stylus2

配線をチェックしたり、シェルリードを替えたり、シェルを交換したり、針圧を重くしたり、元のカートリッジに戻したり、MMカートリッジに付け替えたり、、、、

ない知恵を絞り、考えられることを全て試したのですが、、、

やはり右chからは まったく音が聞こえてきません。

出品者は確かに音だし確認OKだったと云われるし、まったくお手上げ状態になってしまいました。

At33_innner

仕方が無いので、試しに内部を覗いてみました~

     意外に単純な構造でしたネ

 

しかし、断線とか配線はずれなどは発見できませんでしたので、、、  完全にお手上げになってしまいました。

いやはや、海外通販やeBayでもこれまでは一度もトラブルは無かった(破損は有りましたが納得の対応をしていただきました)のに、ヤフオクでのトラブル(事故対応していただけない)は初めてのことで、大々ショックであります。