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アナログ礼賛 ハイフェッツ リヒテル レオン・グーセンス

2022年10月13日 | アナログ礼賛

猛暑から一気に秋の深まりへ と目まぐるしい季節の変化と ともに、、

拙宅のオーディオは  大改造と球転がしの成果?なのか レコード再生に格段の進化を遂げた ように感じております。

特に録音状態の”善し・悪し”が、一瞬(一聴)にして明らかになってしまうのには 本当に驚かされております。

  盤面に針を降ろして  わずか数秒で大方が判明する感じ  です!!  

以前ならば 少なくとも10~15秒位は試聴して、fレンジがどうの、S/Nがどうの、ステージが狭い広い等々を判別していたのが 今となっては一瞬にして『コレは良い』または『大した事ない』が聴き取れてしまいます。(アナログ専門の超マニアの方からは レコードに針が下りた瞬間の『ボツッ』音だけで判断できる!とお伺いした事があります)

更に驚かされるのが、”良い”と感じた盤から聴こえるサウンドの新鮮さ&生々しさです!!

  デジタル+半導体の機器からは聴いた経験のないサウンドです。

この臨場感というか  その場の空気感までが伝わってくるような感覚は、まさにコレをもって”レコード芸術”と称しているのか?  という感じですネ~

精密な測定機器による計測値では圧倒的に優秀なデジタルサウンドに比べ、歪率がヒト桁%にも及ぶ球アンプのアナログサウンドが、信じられない程の生々しさと臨場感に溢れて聴こえる  というのは何とも矛盾するようにも感じるのですが  私のはそう聴こえてしまうので仕方がありません。

こうなると、どんどん新しいレコードを試したくなるわけで、、 このところは次から次にヤフオク落札等にて格安盤をメインに入手しております。既に20枚以上は新着しているなかで お気に入りの数枚を紹介いたします。

マズはヴァイオリンのマエストロ = ハイフェッツ (落札価格385円)

クラッシクのヴァイオリン名手と云えば必ず最上位にランクされる超名手でありまして、過去にCDで聴いた際には サウンドの粗探しに終始するばかりで全く音楽には集中できずでした。

ところが、ところが、、 このレコードときたら、まるで  つい最近録音されたんじゃないの?と感じる程に新鮮でフレッシュなサウンドが響き渡り 一気に、完全に音楽に引き込まれました。マエストロの演奏って こうなんだよネェ~  という感じでグイグイ引き込まれます とにかく気持ち良いサウンドです。(基本的にはロシア作曲家が好きなので余計に引き込まれるのかも)

 

次はピアノのマエストロ  =  リヒテルですわ (落札価格188円)

  

コチラもクラッシクの名ピアニストランキングでは最上位に鎮座する超名手であります。

◎  コチラは独特なサウンドです!!

深い霧の中で聴いているような感じ  絵画的な表現に例えるなら日本画の横山大観先生がお得意とされた『朦朧体』絵画を眺めているかの様にボンヤリした感覚。ただボンヤリしているだけなら わざわざ紹介することもないのですが、決して解像度が悪いわけでもなく、録音会場の外から聞こえる鐘の音とか、会場内の靴音とかもハッキリと聞こえます。では何故ボンヤリしているのか?を考えると 当時の録音機材の特性(ナローレンジ&低S/N)なのか或いはRIAAカーブがウチのEQアンプとは異なるのか?は判りませんが、、

しかしながら この盤の魅力は、そのボンヤリしたなかにピアノの超名手=リヒテルが奏でるドビュッシーの美しい旋律が際立っていること  全体がハッキリしているなかで聴くよりも、ボンヤリした中に美しいモノが秘められている からこそ  一層その美しさが引き立てられる感じ  奥深い愉しみです~

 

  ◎ 最後に  もう一枚

   ◎  オーボエ協奏曲なんですが、、 (落札価格269円)

コチラも超生々しい臨場感のある良盤です!! ただし明らかにRIAAカーブが異なってます。とにかくミッドハイから上が強調されてます。

が、しかし、そんな事よりもジャケット写真が格別ですわ~ facebookとかでチョクチョク目にする  他人の写真に好き勝手な”吹き出しセリフ”を付け加えて 笑いを誘う  その題材にモッテコイじゃないかと思われます。 指揮者が切迫感をもってソロイストに詰め寄る 果たして本当は何を話し合ったのでしょうか~

 

いやはや、その昔、TVの映画劇場の番組で映画評論家の先生が毎回『映画って 本当に面白いですね~』と締めくくっておられましたが、このところレコードを聴くたびに『レコードって本当に面白いですネ~』てな感想が沸き起こってきます。

どうやら秋の夜長にはレコードが欠かせません かも、、


アナログ礼賛 レコード芸術 とは

2022年10月04日 | アナログ礼賛

今から50年近く前  私の中学生時代は、第一次オーディオブームの真っ只中で 数多くの国産メーカーが乱立し 次々に新製品を発売しておりました。所詮中学生の財力ではオーディオ機器を買えるわけがなく、豪華なカタログを眺めては どんな音なのだろうか?と想像して楽しんだものでした。

そのオーディオの最新情報を得るのは本屋での立ち読みであり、それらステレオ雑誌の近くに『レコード芸術』誌があり多少気になる存在ではありましたが、、 一度くらいチラ見したかも?程度でクラッシクに特化した内容であり、小・中学校での偏った音楽教育によりクラッシクに全く興味を持てない中学生にとっては無縁の本となっておりました。また、そもそも『レコード芸術』とは何故そんな大袈裟なタイトルなんだろう? だってレコードってプレーヤーでかけるだけでしょ なんでそれが芸術なの?てな気持ちでおりました。

ところが、レコード+球アンプのドロ沼にドップリ身を沈めてしまった今、その意味が少し判ったような気がしております。 レコードに記録されている音を上手く再生できると、50年も60年も前にマエストロによって演奏された様子が、そのまま目の前に繰り広げられているかの様な錯覚に陥る感じがしてきます。この臨場感というのは、当初は全く予想もしておらず 新鮮であり、不思議でもあり、、 成るほど  コレをもって『レコード芸術』と称しているのだろう  と、ようやく少しだけ理解できた感じです。

これがデジタルになると、同じ音源を聴いても当時の録音機材のfレンジの狭さとかテープヒスノイズ等々、現状デジタルサウンドとの比較ばかりに気がいってしまい音楽に浸るどころではありません。もっともデジタルサウンドにしても6桁(百万)以上の機器でシステムを構築するならばレコード+球アンプに匹敵するか それ以上のアナログサウンドが楽しめるのかも知れませんが残念ながら判りません。

さて、肝心の『レコード芸術』誌ですが、、

試しにバックナンバーを数冊入手してみました。

創刊から70周年を迎えた超ロングセラー月刊誌なわけで、毎号これだけの記事をまとめるのは並大抵ではないでしょうねぇ~

ただ残念ながらアナログ(レコード)に関する記事は ほぼ見られず、CDその他のデジタルメディアの新譜紹介が中心になっております。願わくは、RIAAカーブの云々とかマトリクス番号等々のレコードに関する貴重情報を掲載して欲しいところですが、恐らくは既に散々特集されてきたのでしょーネー

多少はこのようなオーディオマニア向けの情報もありました。新譜CD等を評価する先生方が、どのようなオーディオ機器で試聴されているのかを紹介してます。

 

コチラは超高級ヘッドフォンの紹介です。そりゃ、勿論 これ程の高級器材ならば素晴らしいサウンドに違いないでしょう。何せヘッドフォンだけで約50万、更にこのままでは音が出せず専用のアンプが必要になり そのアンプが60万を超える価格ですわ~ 正に天文学的な価格です。

いやはや、一旦 垣間見てしまった『レコード芸術』の世界 

      もう後戻りは許されません!!

この ドロ沼に、更に、更に、深~く 

   沈み込んでゆくことでしょ~

    恐  ろ  し  ~


アナログ礼賛 ortofon 2M red オルトフォン MMカートリッジ

2022年04月27日 | アナログ礼賛

長年 愛用しておりますプリアンプ McIntosh C34V の PHONO入力部に超高級抵抗を導入しまして、その真価を問うべく 新たな MMカートリッジを入手しました。

アナログプレーヤに取付けるカートリッジ(いわゆるレコード針の部品です)というのは、とにかく種類が多いのです!!  明確には判りませんが、そこら辺で簡単に手に入るモノだけでも50種類以上でしょうか・・・ 更には価格にしても、ピンは数千円程度から キリでは百万円を超えるものまであり ビックリしますヨ

その中から、今回の狙いとしては1~2万円程のMMカートリッジとしました。近くには直接試聴できるショップもありませんからネット上の評価とかyoutubeの比較動画を参考にして、候補を5機種に絞り込みました。

ortofon 2M red もしくは blue

nagaoka MP-110 もしくは MP-150

Goldring E3

 

この5機種に絞り込み、アナログにも精通されているオーディオ先輩とアナログ専門のショップ店長(たまたま見積依頼したら親切に相談にのってもらえた)からのアドバイスを参考にして、更にさんざん迷った挙句に ようやく ortofon 2M red に決定

新品ながら他ショップよりも安い通販サイトを見つけ 多少の不安も感じながら  そこに注文

届いたモノを見て 納得!! 外箱に当たりキズ(上写真の右上端)のある B品 だったわけですネェ~  だから安かったわけ

保証書も入っているから、万一に不調があってもメーカー保証があるから大丈夫でしょ  きっと・・

早速、手持ちのヘッドシェル(以前はshure M97でした)にマズは適当に仮付

以前はチタン製のネジにこだわったりしましたが今回は付属のネジをそのまま使用 

リード線もカートリッジに示されてる色別に差し込むだけ という気軽なセッテイング

赤いカバーは日本製品とは異なり、あまりカッチリしてない感じ

     全てに  適当に  手早く  取付けが完成

 

トーンアームに新しいカートリッジを取付けるなんて何年振りでしょうか? 新鮮な感覚

多分、常用しているAT33PTGよりも軽いのでしょう、簡単に水平バランスがとれました。

いくらか安っぽい印象はあるものの、見た目のデザインも良い感じですわ

これまで使ってきたカートリッジでは、まともなサウンドに仕上がるまでに何度も繰り返し 微妙な取付位置や角度の調整をしなければならない  という経験があるので、コチラも最初は『なんじゃ コリャ~』というサウンドだろうなぁ~ と予想

 

 で、初めてかけるレコードは何にしよう とさんざん試案の挙句、選んだ1枚がコチラ

 

これまで数種類のカートリッジを試してきましたが、カレン・カーペンター の伸びやかな透き通った声を気持ちよく鳴らせるモノはありませんでした。なので、このムツカシイ? レコードを上手く再生してくれるかも  という期待を込めて針をおろしたのです。

    いや~ 

       こりゃあ 

              驚きですネェ~

  カレンの美声が伸び伸びと響き渡ります!!

 

ましてや、セッテイングも適当に仮止め程度に取り付けただけで、これほど美しいサウンドを鳴らしてくれるなんて  まさに驚きです

 

  ◎ ならばコチラは?

と選んだのは、恐らくヤフオクで複数落札でおまけに付けてくれたレコードだったと思うのですが正直なところ何なのか良く判りません。コチラも声楽中心なので、これまで数秒しか聴いたことがなく放置(聴くに堪えないサウンドだった)しておりました。果たしてクラシックの声楽もうまく再生してくれるのかを 確かめるべく針をおろしてみると

    い や ~ 良 い で す ネ ェ ~ 

  人の声が気持ちよく聴けるカートリッジは初めてです

 

 ◎ じゃあ お次はどうか? と選んだのが

日本のフュージョンの幕開け 今から40年前の1979年に録音された Casiopea のセカンドアルバムです

     ウ・・・ム  コチラは少し残念な感じですかねぇ・・・ 

こういったリズム重視、アタック感重視のサウンドには、いささか向かない感じですかねぇ・・

 

しかし、このortofon 2M red はお手頃価格ながら、相当な実力がある優秀なカートリッジだと思われました。  特にボーカルや声楽の再生はピカイチだと感じました!!  恐らくはストリングスなんかも美しく鳴らしてくれるんじゃないかと考えてます  

 他の気難しいカートリッジとは裏腹に、全く細かい調整が不要なのも魅力です!!

矢張りアナログは、いったん踏み入れると、、 

   徐々に深みに引きずり込まれてゆく

        恐 ろ し い 世 界 であることを

          再認識し始めております・・・

 


アナログ礼賛 ortofon MCAー76 再稼働 コンデンサーは、、

2022年04月11日 | アナログ礼賛

しばらくご無沙汰しておりましたアナログですが、、、

このところのオーディオ熱(ドロ沼?)の復活にて 再び始めようとしております。

と云うのは McIntosh C34V のヘッドホン回路部の改造にともない、入力部付近の抵抗やコンデンサーも高音質品に換装しており、その効果を確かめたくなったわけです。

現状では MCカートリッジ のみ所有ですので、MCアンプが必須となります。

アナログ機器では超老舗であるオルトフォン社のMCA-76です。以前はMCカートリッジ用に昇圧トランスも所有してましたが、残念ながら当時の好みに合わず手放してしまいましたので今はコレだけ

レコード再生というのは 他のメディアに比べて、非常に手間のかかるモノでありまして、、 熱中している最中は その面倒も気にならないのですが、一旦熱が下がると その面倒さが先立つようになり疎遠になりがちです。 

そんなわけで数年ぶり?のアナログ再生なので、機器が正常に動作するかが気掛かりです。

久し振りにMCA-76を分解したところ

ありゃ~ 随分とパーツが換装されておりました(自分で交換しておきながら、すっかり忘れてました) 

記憶をたどりますと、かつては オーディオ機器の内部パーツを交換する際 とにかく古いパーツで交換できるモノは何でもかんでも換えてしまおう  という無茶苦茶しておりました。その後いろいろ経験を重ねると、何でもかんでも換えるのは間違いである! 事に気が付きましたが 当時はガムシャラでしたネェ~ 

上が数年前にパーツ換装した現状です

で、下の写真が元々の様子(上下反対で比較しづらい)なんですが、金色の円筒(電解コンデンサーです)が9個並んでいるのが判るでしょうか

恐らくはこのパーツは換えるべきじゃないだろうと思われます 多分オリジナルパーツの音色がこのアンプのサウンドの肝だろうと推察いたします。

しかしながら現状でも動作しておりますし、

 これらパーツを元に戻す作業も面倒だなぁ・・・

というわけで、しばし現状のまま様子見として、今後サウンドに不満が出てきたら再びアクションをする事にしておきますわ~

こうなるとMCカートリッジではなく、McIntosh  C34V  に直接入力できる MMカートリッジが欲しくなって参りました~  

MMカートリッジは出力が大きいので、この様なアンプを通さずともプリアンプにダイレクトに接続できるので簡単なのです。

というわけで、またまた新たな物欲に襲われております!!


アナログ礼賛 稀少盤 ? 10inch LP DECCA

2014年02月02日 | アナログ礼賛

   久し振りの  ア ナ ロ グ 礼 賛 ですが、、、

先日、10inch すなわち直径25cmのLPレコードを入手しました。

 現状で、一般に知られているLPレコードは 12inch=30cm が普通なのですが、これらの古~い(多分?)レコードの一部はには このような10inch盤がちょくちょく見かけますネ

じつのところ、いつ頃発売されていた?とか、なにゆえ このサイズになっているのか?など 詳細については知らないのですが、なにかしら貴重な盤なのだろうという推測もありまして 以前にも2枚ほど入手しておりました。

Photo

これだけ条件(フィリップス・オランダプレス)が揃ってりゃ 相当素晴らしいサウンドなんじゃないかと思われましたが、、、

Photo_2

なんだか回転ピッチがズレている?んじゃないでしょうか???   ウチの MICRO  DQ-7 のピッチコントロールではコントロール不可な程ピッチが高いのです。

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ベルディのオペラ アイーダなんですが、、、 
歌声が子供たちが唄っているような甲高い声になってしまっいるのですわ いくら回転数をおとしても、なお甲高い感じです!!

     お か し い で す ね ~ ~ ? ?

そして もう一枚が コ チ ラ

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このジャケットはカッコいいですネ!

DECCAですからネェ・・・  いかにも素晴らしいサウンドを期待してしまいます!!

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盤も分厚く、いかにも ド イ ツ で作られた頑強?なイメージが伝わってきますヨ

  音溝も じつに クッキリ はっきり と見てとれます。

 

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       が、しかし、、、

    こ れ ら は 手 強 い で す ! !

まず 少なくとも、カートリッジをMONO専用にしなければならないでしょう。ウチで現用のaudiotechnica AT-33 PTGでは、とても太刀打ちできませんわ~

そしてphono イコライザーを充実させなきゃならないでしょうね 恐らくは。

さらにはシステム全体を中音域重視の組立てにしなければならないのでしょうね~  き っ と   

現状の広帯域、分解能、重視のシステムでは、この10inchレコードを再生するのには無理があります。

  い や は や   アナログワールドは  ま だ ま だ 

      奥   が   深   い   で   す   !


アナログ礼賛 45回転の魅力 EP盤

2013年11月21日 | アナログ礼賛

まずは下記の写真をご覧いただきましょう。

A

妙な 白いターンテーブルのうえに小さく鎮座いたしますレコード盤は、言わずと知れた ドーナツ盤 すなわちEPレコードであります。 一般的なターンテーブルシートは黒とか暗い色が主流でしょうが、愛用しておりますaudiotechnica社のセラミックシートは鮮やかな白色でしてEP盤をのっけると、どうも落ち着きの無い風情になってしまいます。

何故 今更 EP盤が登場したかと言いますと、、、、

オーディオのお師匠さんが ことあるごとに45回転の魅力をアレコレ語られるわけなんです。 同じ歌手の同じ楽曲でもLP盤で聴くよりもEP盤で聴くほうが全然よく聴けると力説されるのです。 とくに高域の伸びやかさは魅力的だと言われます!

そこで、その魅力を確かめるべく 初めてEP盤を入手いたしました。しかし安く手に入るEP盤には、サウンドに期待できるようなモノは簡単には見つけられず どうだろうかと疑問を持ちつつ5枚ほど購入してみました。

B

5枚で640円でしたから全部ダメでもスンナリ諦めの付く金額でした。本来なら もっと古い時代のモノを選択すべきだったかも知れませんが初挑戦ですから、なんとなく元音源を想像できる範囲にとどめておきました。

C

  ウーン EP盤は取扱いが微妙に難しいですネ!

LP盤とまったく勝手が違う感じで、持つ場所が判りません。

で、肝心なサウンドは?

確かに高域の伸びは良好な感じがします。

LP盤と微妙にRIAA曲線が異なるのでしょうかねぇ? なんとなくサウンドの様子が異なって聴こえます。 

それと当時(70年代から80年代初期)のサウンドつくりが、全体的にぼんやりした表現というか、ヴォーカルをシャープなイメージで表現するのとは随分と離れた印象があり 女性ヴォーカルの高域の伸びやかさを感じることが出来ませんでした。ラジカセ用のサウンド?というわけなのかも知れませんね?

どうやらEP盤というのは、

  な  か  な  か  手  強  い  ぞ  !

    というのが今回の結論になりました。 

ただ、当時ヒットしていた阿川泰子氏の楽曲はJAZZを意識した本格的録音になっており、これまたEP盤から広がり感のあるステレオサウンドが聴こえて来る ってのも またまた奇異に感じてしまったしだいであります。

相変わらず ますます奥深い アナログワールドを味わってしまったわけですネ~


アナログ礼賛 101ストリングス、ウディ ハーマン、クルセイダース

2013年09月16日 | アナログ礼賛

  台風18号 すごかったです!!

このところ自然災害といいましょうか、雨&風による甚大な被害が各地で発生しておりますね、、、、 恐ろしい限りでございます。

 そんな折に、レコードを紹介してる場合でもないのですが、、

秋の夜長に向けて、最近仕入れたアナログを披露いたします。

今回も またまたヤフオクで落札して、吉祥寺のとあるショップで直接受け取りにいってきたわけです。

Photo
どちらかというと 、メインが Rock のショップなのですが、たまにこういったクラシックがあるわけなんです。 モーツアルトの木管アンサンブルカルテットで、さらにフィリップス盤となれば 何をおいても購入しなければ!という気になります。

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で、購入してから判ったのですが、、  ナント、なんと、高音質を誇る ”オランダプレス” だったのです。 ア リ ガ タ ~ イ

試聴してみると、断然なっとくのサウンドですヨ!

Photo_3

クルセイダースです。勿論 米盤!!!

じ つ に 好 み の サ ウ ン ド で す !

本当はクルセイダースならば、まずは ”ストリートライフ” を入手したいところなんですが、いかんせん 安価での購入ですので選択肢が限られてくるわけなんです。 しかし、コチラも なかなか楽しめるアルバムですヨ!!  ゴ キ ゲ ン で す

Photo_4

たまたま ウディ ハーマン の ”米盤” が見つかりましたので、即 購入しました。 サード ハードなのか、スリー ハードなのか、不勉強なので区別が分りませんが、、、

CDで ”サンダー ハード” というアルバムと聴き比べますと、サウンド的には明かにアナログレコードに軍配があがりますネ~  モノラルながら、サックスのアンサンブル、きらびやかな金管、ベース、ドラムも圧倒的なサウンドで迫ってきます!!

☆ 最後に、 今 回 の 目 玉  

101
 

    〇 ど~ぅだ!!

  こ の  い か し た ジャケット

珠玉のイージーリスニング  『101 ストリングス』 です。

購入後 判明したのは、 な ん と 180g重量盤 で す ヨ

   この分厚いストリングサウンド

      デジタルには真似のできない 太く力強いサウンド

101_2
確かに、ノイズは十分過ぎる程あるわけなんですが、それにも増して 染み入るようなサウンドです。

この重厚なストリングが始まると 眼の前には 古めかしい大スペクトル?映像が浮かんでくるようです。

これだけ楽しめて、今回も実にお得な(@300×4枚)購入ができました。

ネットワークプレーヤにも少し気持ちを揺すられますが、音源が まだまだ少ないのが難点ですね~ 

やはり、レコード芸術といいましょうか、  アナログにこそ 深~い世界が広がっておりますね ・ ・ ・


アナログ礼賛 ネットワークプレーヤ

2013年09月13日 | アナログ礼賛

先日、とあるオーディオショップにて 『ネットワークプレーヤ』なるものを体験試聴させていただきました。

こういった 最新?のデジタル関連機器には余り興味がなく、これまで試聴する機会があったものの、 ヘェ~ 音は鳴っているネ 程度にしか聴いておりませんでした。

そもそも我々が耳から聴いているのはアナログ波形であり、デジタルはあくまで簡易的にアナログ波形を再現しようとするものでしかない というのが私の理屈だったからです。

  と っ 、  と こ ろ が 、 、 、

 今回は 不覚にも少し気持ちが揺らいでしまいました !!

といいますのは、ネットワークプレーヤそのものではなく、リッピング+リ・サンプリングという操作をすると、手持ちのCDが明確に一、二段階上のサウンドに変身を遂げるという 驚きの体験をしてしまったからなのです。

通常のCDプレーヤで聴く場合には、さまざまな物理的要因から 記録されているビットの読み落としが発生しているらしいですネ。そして、その欠けた信号が音質の劣化を招いているとのこと!

リッピングという操作では、PCを使ってCDを複数回繰り返し読み返して記録されているビットを全て残らずデータにしてしまう。それゆえ、通常のCDプレーヤで再生するよりビット落ちのない完全データとして、より優れた音質で再生ができる という理屈でした。

さらに リ・サンプリングという操作は、ある専用ソフトを利用することで擬似的?ながらサンプリング周波数を上げることができるそうです。

それらの 効用=音質改善は、ハッキリと明確で、元のCDからすると 解像度とDレンジ、音場の拡がり、ともに拡大するわけなのでした。

こうなると、CDプレーヤの改造をするよりも デジタル信号の処理を改善するほうが手っ取り早いなぁ~ と痛切に感じたわけなのです。

但し音源のクオリティがアップすると、アンプとスピーカーの粗(アラ)が 一層あからさまになりますから、そちらのアップもしたくなるという 恐ろしい事態に引きずり込まれそうですヨ~

 

またまた 新たな お楽しみが現れてしまい、戸惑いは益々深まる一方であります ・ ・ ・   

これからの秋の夜ながに向けて、アナログVSデジタルのせめぎ合いも 楽 し ん で ま い り ま し ょ ~ !!


アナログ礼賛 audio-technica AT33 PTG II MCカートリッジ

2013年08月23日 | アナログ礼賛

At33a

 ☆ ☆  ようやく入手できました!

    audio-technica オーディオテクニカの

    AT-33 PTG II プレステッジ MCカートリッジです。

これまではヤフオクで落札した SHURE Me97he と DENON DL-103の2機種を使用してきました。 それぞれに長所・短所もあり、それなりにアナログサウンドを楽しんで参りましたが、しだいに問題(不満)箇所が明確に判別できるようになってきたわけです。

カートリッジは、それこそピンからキリまで驚くほどのヴァリエーションがあり選択するのは並大抵のことではありません!   日本製にするか外国製にするか?  MMにするかMCにするか? etc

しかしながら、マズは新品で基準(突飛な特徴がない)となるようなモノが良いかな・・ というポイントと普通に購入可能な価格帯の製品ということで選んでゆくと、やはりAT-33かなぁ ・ ・ ・ 

さらには、AT-33にも数種の選択肢があり さんざん迷った挙句に、プレステッジIIに決定いたしました。

At33b

 ● なんにしても新品は良いですネェ~!

 

久し振りに ヘッドシェルへ取り付けなので指先が緊張するやら手間取るやらで、随分と時間がかかりました。毎回この作業する際には4本のシェルリードの色分けで迷うのが常です!!

  このような作業は真夏の夜には非常に不向きだとハッキリ確認できました !

At33ptg

  イ  ヤ  ~ 

 コ リ ャ ぁ     す っ ご い

       あ る 意 味 で   す  ご  過  ぎ  る !

これまでのカートリッジとの比較というか、そんなことが無意味だと感じるほどのサウンドですネ

レコードの音溝をトレースするだけで、 よ く ぞ これだけの 広 が り と、 微細なまでの 音 の 再 現 ができるものだ という「驚き」というか「感心してしまう」という感覚です。

新品ですから、恐らく今後使い込んでいく内にどんどんと音質変化してくゆくのでしょう。 というわけで、まだまだ楽しみが始まったばかりという非常にうれしい アナログ礼賛 がスタートしました。


アナログ礼賛 フィル ウッズ、ティート プエント、チック コリア、チェンバース

2013年08月12日 | アナログ礼賛

再びレコードの話題です。

都内某所の中古レコード店で 前回に引き続いて 『500円以下は半額』 という非常にウレシイ特売セールがありまして、またまた5枚ほど購入してきました。

個人的には輸入盤にこそ魅力を感じているので出来る限りは国内盤をさけたいのですが、予算の関係から仕方なく国内盤も選んでしまいます。

 まずは、アルトの名手 = フィル ウッズ です。

(ジャケット表裏ともに英語表記のみですけれど恐らく国内盤の気配が漂っています)

A

   開封してみますと、、、

         案の定 国内盤でした~ ガッカリ~

サウンド的には納まり過ぎて面白味はないのですが、演奏はノビノビと気持ちよく快適です。将来的には米国プレス盤を入手したいと思います!

〇〇 さて今回の 目 玉 商 品 

   なかなかJAZZコーナーでは巡り会えない ”ラテンの大御所” ティート プエント です。

A_2

結構ラテン系も好きなのでアルバムを見ているのですが、コレは初めて見ました。

B_2

コチラはどこから見ても間違いなく輸入盤ですネ  大ラッキーですヨ!!! 

 かなり激しいやつも入っていて、そうとうゴキゲンであります  

   ☆ これからもラテン系を積極的に入手してゆきましょ~

〇〇〇 お次の1枚は相当迷いましたネ

チック コレアならばガッドと組んだ絶妙なリズム感と緊張感をもった楽曲を狙うところなので、ECM系のいささか難解さを含んだ楽曲はどうだろう?と甚だ疑問を感じるところでありました。が、いかんせん半額セールだし ほぼ輸入盤に違いないということで購入を決定。

A_3

大正解です!!

じっくり聴き込むアルバム作品だと感じました。

B_3

個人的な偏見かも知れませんが、日本のクラシック演奏家にはこういったリズム感を要求されるJAZZの楽曲を演奏される(できる)方が少ないでしょうネ・・・

〇〇〇〇 ご存知ベースの名手 ポール チェンバース 

本来ならば 『Bass on top』 を選択したいところですが、そこはそれ 半額セールですから好みのアルバムがホイホイと出てくるわけではありません。

A_4

しかしジャケット裏表ともに日本語表記は一切認められませんので、恐らく輸入盤に間違いないでしょう! ラッキー

B_4

と、思いきや、、、

  開封してみたら日本語ライナーが表れて一気に落胆でした

やはり”思い切りが悪い”とでもいいましょうか、せっかくキレのいい演奏が台無しというサウンドが聴こえてきました。まったく残念です。

〇〇〇〇〇 最後はフルートの  デイブ ヴァレンタイン

ジャズのフルートといえば、なんといってもヒューバート ローズが一番なのですが、、、  ラテン系ではコチラがナンバーワンです!!

A_5

ジャケット写真が かなり若いので、初期の作品でしょう。

生粋のNY録音のうえ、マスタリングが テッド ジャンセン ですから、聴こえてくるサウンドは十二分に期待に応えてくれます!  この キ レ を求めているわけですネ!! (パッキン、パッキンとでも云いましょうか)

今回もヒット率は五分五分?でしたが、目玉商品もゲットできたうえに格安(全部で1000円程度)でしたから またしても大満足なアナログ探求ができました。

  ま だ ま だ 奥 深 く

       ア ナ ロ グ 探 求 の 道 の り が

                         続 き そ う で す