先日のハイレゾ配信 第二弾での 西独レーベル MPSのJAZZサンプラーでは、もうひとつ期待したほどの圧倒的な高音質サウンドではなく、いささか物足りなさを感じておりました。
そこで気にはなっているものの、果たして上手に録音されているのか?がはなはだ疑問でダウンロードをためらっていたのがコチラです。
そうです、我が国の戦後ラテンブームの火付け役(?なのですかネ)と言われているビッグバンド= 見砂直照 率いる 東京キューバンボーイズ!!
一般的なマンボとかJAZZだけに飽き足らず、何故か積極的に日本の民謡とか童謡なんかをラテンテイスト満載のアレンジで演奏していたわけです。
ここでは筝曲の名人や尺八の名人を仲間に引き入れて、日本民謡とラテンを融合させた楽曲をかなり激しいテイストで演奏しております!! ディスコグラフィから類推すると多分1972年の録音だと思われます。
ハイレゾ配信は このアルバム全体で20曲近い楽曲がありで3000円なんですが、あくまでもお試しのつもりですから1曲だけを400円でダウンロードしてみました。選んだのは、お馴染みの『さくら さくら』です!!
なるほどネェ~ これは、かなりの高音質だと思います。
今から40年以上も前の録音なのに驚くほど新鮮なサウンドですよ!!
さらに欲を言いますと、いささか残念ながら 録音技術が少し?と感じるところがあります。どちらかと言えばステレオ2本だけの録音にも感じられ、全体の楽器配置とかソロ楽器の明瞭さなど あまりハッキリしておりません。
もし、これがマルチで左右広がりと前後の奥行とソロ楽器のフォーカスが決まっていたら相当スゴイ音源となったでしょう。
しかし、マスターテープからのWAV96/24でのハイレゾ音源というのは十分に聴き応えのあるサウンドだと言う事が明確にわかる良いサンプルでした!!