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精神腫瘍科、がんでも長生き、ほんとうに大切なこと、人生を楽しむ人

2019年03月14日 | 健康・病気

精神腫瘍科という診察科をご存知でしたか?

恐らくは あまり馴染みじゃない印象なのじゃないかと思われます。

これまで がん治療の現状に始まり、闘病記・回復症例へと読み進み、ようやく"心のケア"にたどり着きました。

精神腫瘍科とは、米国でのがん治療研究で生まれた科目のようで 10年ほど前に日本にも登場したとのことでした。病気の回復には身体の治療だけでなく、精神面のケアがとても重要だという事が数値的にも実証されております。特にがん治療においては、それが顕著であり、それに特化した医師が精神腫瘍医なのです。

 

コチラは、ほかの部位にも転移があり ステージ4と診断された女性(筆者)が、いくつかの病院を巡った末に 精神腫瘍医の第一人者と出会い、画期的な回復につながった実証例です。精神腫瘍医のことが発端より解説されております。

 

国立がんセンターの精神腫瘍医による実証例集です。

どん底だと感じている状況でも、適切なカウンセリングを受け 正しい判断と考え方を取り戻すことが出来れば、思いもよらなかった展開につながることが分かります。ここで紹介される患者さんたちの例は、もし同じ状況になったっら自分自身も同じような心境に陥るだろうと想像できるし、このようなカウンセリングを受ければ一気に救われるだろうと思われました。

 

コチラは上述の精神腫瘍医の第一人者(保坂 隆 先生)の著書だったので選んでみましたが、期待した内容とは異なり 心の老化対策の本でした。

 

このように、身体への治療だけでなく精神面へのケアこそが今後のがん治療には必要不可欠だと思われます。まだ日本では馴染みの薄い状況なので 早急に普及浸透し、多くの患者さんが救われることが望まれました。 果たして今後の我が国のがん治療は どのような方向に進んでゆくのでしょうか・・・