緊急事態宣言にてステイホーム期間ですので数年ぶりにオーデイオ工作を開始しました。
我が国でも、かつてオーディオブームの時期があり1990年前後には多数のメーカーが次々に新製品を発表して競合しておりました。その当時に発売されたアンプの中には現在も結構な高値で売買されている機種もあり、当機もなかなかの人気商品だったようです。
個人的にはオーディオ機器の一番重要なファクターとして、とにかく重量が重い方が良いと考えております。そういった意味でも当機は25kg程もあり十分に期待できる重量となっております。
実のところ数年前に入手した重量級アンプの代表機種? NECのA-10がほぼ手付かずのまま放置してあるので、そちらから着手しなければならないのですが、、、 なんだかスタート出来ずのままなので仕方なくSONYから始めることにします。
天板を開けると大きなトランスが2台もどっしり据え付けられており ”へぇ~ モノツイン構成か!!” と感心させられたのですが、再度周辺のパーツを眺めると、、、
これはモノツインではない ことが判りました。なんで、せっかく大型トランスを2個並べているのにモノツインにしなかったのか理解に苦しむところですが、コストとの絡みもあり技術陣も苦労したのでしょうね・・・
内部を観察すると、とにかく とにかく 基板上に多接点のスライドスイッチが多数設置されていますので それらの接点掃除から始めることにしました。
取り外したスライドスイッチ類とリレーです!!
ここでチョット本題から脱線して、SONY TA-F555 と NEC A-10 の重量比較をしてみました。アンプ類でも重量級の機種になると、操作ツマミもズッシリと重いモノがついておりまして、これらの2機種でも重いツマミになってました。
コチラがSONY TA-F555のツマミです。合計10個で271g
コチラはNEC A-10III で合計9個で449g
こうなると圧倒的にNECの方がズッシリしているイメージですわ
マア、それはソレとして、、 清掃作業を進めますと
スライドスイッチを分解し、接点を磨いてゆきますが、、、 とにかくスライダなど細かいパーツもありますから老眼では厳しい作業となりました
どうやら当機は動作時間が比較的短いようで接点の様子が案外キレイです。リレーもこんな感じでした。
ついでにヘッドフォン用のリレーも取外してチェックしました。
こちらは接点も小さくて、ルーペを使っての作業 接点掃除には楊枝を削ってのにわか工具で対応。
てなわけで、またまた いつ終わるかも判らない整備が始まりました。